私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題になっております発議第２号生活保護費の引き下げをやめるよう求める意見書に反対の立場で討論いたします。まず初めに、しっかりと勉強をして、発議提出をお願いしたいと申し上げます。さっきのも答えになってませんから。この発議の案文中に生活扶助費、住宅扶助費、冬季加算について、言及されておりましたので、一つ一つについて詳細に説明したいところですけれども、住宅扶助費の引き下げと冬季加算の削減を盛り込んだ予算案、これは必死に暮らす生活保護受給世帯に、追い打ちをかける深刻な問題とありましたので、平成 27年度の生活保護費基準等の見直しにおける住宅扶助費並びに冬季加算の見直しについて説明をし、認識の違いをわかっていただきたいと思います。まず初めに、住宅扶助費の見直しについてですけれども、何点かあって具体的にいきますね。単身世帯の住宅扶助上限額の適正化として、近年の家賃物価の動向等を踏まえて、各地域の家賃実態も反映しているっていうことです。あと２人以上世帯の住宅扶助上限額の適正化として、世帯人数区分を細分化してます。一人二人三人とかっていう２人以上のやつ、今のは２人以上だから２人以上ですよね。細分化して具体的にやってます。実態に即した設定となっている。地域区分も一等級地、二等級地、三等級地ってあるけども、あの辺も細分化して、より地域の実態を反映した基準にしようとしている。あと床面積、ここ以外と大事かなと思うんだけど、床面積別の住宅扶助上限額の設定をして、支給額を住宅の質に見合ったものとなるよう適正化するとともに、いわゆる貧困ビジネスの是正を図るようにしている。あとここも大事かなと思うんです。個別の事情による配慮措置や、居住の安定に配慮した経過措置などを行う等としてあります。もう一つは、冬季加算ね。冬季加算の見直しについても、地区別の実態、あと近年の光熱費物価の動向等を踏まえて適正化している。あと二つ目として、世帯人数別と級地別の較差の是正。級地別だからここ野田市は二等級の 1号地ですけど、一等級の東京のど真ん中と３級とかってそれも、ちゃんと較差をしててプラスになってるとこもあります、予算として。あと、除雪費用の新設や、保護開始時の暖房器具購入に対する一時扶助費の増額もあったり。あとここが大事かなと思ったんですけど、傷病・障がい者等より、常時在宅しているといった特別の事情がある場合に、見直し後の冬季加算額では賄えない暖房費用については、必要最小限度の額を支給することを可能とするといった、特別な事情による配慮措置を行うこと等もしてあります。今、申し上げたのは本当に一部分です。時間の都合もありますので。このように、国においても、生活保護に関する実態調査の結果に基づき、迅速な保護の実施、不正受給防止、保護費の適正支給、そして生活保護からの脱却の促進を現在、進めているところであり、この意見書に対しては、偏つた認識によって作成、提出されているものであると、申し上げ、私の公明党を代表しての反対討論としています。