JA北海道厚生連 ≪地域医療連携≫ 遠軽厚生病院 紹介率 <項目解説> 医療機関を受診した患者さまのうち、他の医療機関からの紹介で受診した患者の割合を示す 指標です。地域医療における効率的な医療提供を実現するため、当該医療機関が他の医療機関 と連携し、患者さまにもっとも適した医療を提供することが推進されており、紹介率は「どれ くらい他施設と連携できているか」の目安となります。 <当院の実績> 【平成23年度】 33.5% 【平成24年度】 33.6% 【平成25年度】 31.8% <当院の自己点検評価> 平成 25 年度の紹介患者総数は 3,328 件と上昇しておりますが、初診患者数の増加もあり、紹 介率は前年度より低下しております。主な紹介元地域としては紋別市(西紋地域を含め) ・旭川 市・遠軽町・北見市となっております。旭川市・北見市は、当院から紹介させていただいた患 者様が治療を終え、戻ってくる場合が多く、紋別市・遠軽町・その他西紋地域については、急 性期及び専門的治療目的に紹介されてくることが多い状況です。 これからも当院の役割・機能を充分に発揮することは当然の事として、さらに地域の医療機 関との連携を強化し、遠紋地域全体の医療を守り育ててゆきたいと思います。 <定義> 紹介率(医療機関を受診した患者のうち、他の医療機関からの紹介で受診した患者の割合) <算式> 分子:初診紹介患者数+緊急入院の初診救急患者数 分母:初診患者数-(初診救急患者数-緊急入院の初診救急患者数) JA北海道厚生連 ≪地域医療連携≫ 遠軽厚生病院 逆紹介率 <項目解説> 紹介率とは逆に、他の医療機関へ紹介した患者さまの割合を示す指標となります。症状が軽 い患者さまや症状が落ち着いてきた患者さまには「地域のかかりつけ医」を受診して頂くこと で、大きな病院への集中の回避や利便性や快適性を向上させる目的を果たすことができます。 <当院の実績> 【平成23年度】 16.6% 【平成24年度】 18.3% 【平成25年度】 20.5% <当院の自己点検評価> 平成 22 年度から北海道厚生連統一の算式に従って逆紹介率を算出しており、平成 25 年度の 総数は 2,222 件となっております。主な逆紹介先地域としては紋別市(西紋地域を含む) ・旭川 市・北見市・遠軽町という結果でした。旭川市へは、当院の診療機能では対応できない患者様 を紹介させていただいております。紋別市(西紋地域を含む) ・遠軽町へは、当院での治療が終 わった患者様を紹介していただいた先へ戻し、地元で見ていただいております。平成 26 年度よ り、泌尿器科・整形外科の医師体制がそれぞれ 1 名体制の予定となり、それに伴い、下半期よ り逆紹介が増加した事が影響し、前年度より逆紹介率が上昇しております。 解説の中にありますように「医療提供の住み分け」というところでは、今後も他医療機関と の連携を良くし、患者様に不利益を与えないような医療提供を心がけてゆきたいと思います。 <定義> 逆紹介率(他の医療機関へ紹介した患者の割合) <算式> 分子:逆紹介患者数 分母:初診患者数-(初診救急患者数-緊急入院の初診救急患者数) JA北海道厚生連 ≪地域医療連携≫ 遠軽厚生病院 退院支援件数 <項目解説> 退院支援件数は、入院中の患者さまが退院される際に、何らかの退院支援をさせていただい た件数です。患者さまの退院の妨げとなる問題に高齢、ADL 低下、経済的なこと、継続的な医療 処置の必要等があげられます。それらの問題の軽減や解決を図り、住み慣れた地域で安心して 生活できるよう支援しております。 退院支援件数は、入院患者さまの抱える様々な問題に対応できていることの指標となります。 <当院の実績> 【平成24年度】 総数 (転帰別) 【平成25年度】 209件 355件 在宅 143件 216件 転院 10件 34件 施設入所 32件 54件 死亡 24件 51件 <当院の自己点検評価> 遠紋地域における高齢化率は、道内平均を上回り 32%以上となっています。そのため、入院 時から先を見据えた退院支援が大変重要となります。当院では、平成 24 年 5 月より退院調整看 護師を配置し、積極的に近隣市町村や関係施設のケアマネージャーとの連携を図りながら、患 者さまが住み慣れた場所で療養生活を送れるように支援しています。また、自宅への退院だけ でなく転院や施設入所の支援も行っています。 今後も地域との連携を強化し、様々な問題にも対応できるように取り組んでいきたいと思い ます。 <定義> 医療総合相談室の退院調整看護師や MSW が退院支援を行った件数 <算式> 実数
© Copyright 2024 ExpyDoc