新年のご挨拶 一般財団法人製品安全協会 理事長 稲見 雅寿 あけまして

新年のご挨拶
一般財団法人製品安全協会
理事長
稲見
雅寿
あけましておめでとうございます。
2016年の年頭にあたり、ここに謹んで皆様のご健康とご多幸を祈念いたしますと
ともに、旧年中当協会に寄せられましたご支援、ご協力とご厚情に対しまして厚く御礼
申し上げます。
当協会は、1973年の設立以来、一貫してSGマーク制度の運営等を通じ、消費生
活用製品の安全性を示す重要な目安となるSGマークの普及に努め着実に発展してま
いりました。
SGマーク制度は、消費生活用製品の安全性を確保するとともに、万一製品の欠陥に
より人身事故が生じた場合には、迅速・公平に被害者の救済を図ろうとするものですが、
他の多くの安全規制のように強制を伴うものではなく、関係者各位の自主的な活動とし
て推進される制度でございます。SGマーク制度が着実に発展しておりますことは、関
係者の皆様の製品の安全性確保に対するご熱意とご協力の賜と深く感謝申し上げる次
第でございます。
さて、最近の我が国の経済は、各種政策の効果もあって緩やかな回復基調が続いてい
るものと思われます。しかしながら、海外景気の下振れなどのリスク要因もあり、先行
きは決して楽観できる状況にはありません。
こうした状況の下で、製品の品質、特にその安全性に対する消費者の意識は一層高ま
りを見せており、事故未然防止の観点はもとより、消費需要の喚起という観点からも、
安全面における消費者の要求に真摯に応えていくことが求められています。
当協会におきましては、昨年は抱っこひも、スポーツ用具等の要望の強かった品目に
ついて基準の改定を行うとともに、家庭用アイロン台について新しい基準を作成するな
ど、新たなSG基準の作成、既存の基準や認証制度の一層の拡充・見直しを実施いたし
ました。
今年も、役職員一丸となって、消費者の安全・安心を常に念頭に置き、SG基準の制
定・改正や、製品認証、PL相談業務等を通じ、消費生活用製品の安全性の確保と事故
防止をより一層推進し、SGマークを社会的信頼性の高いものとすべく業務に邁進して
まいります。引き続き関係者の皆様のより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い
申し上げます。