2014/12/24 15:33:56 平成 26 年度内科診断学実習要項 アウトカム

平成 26 年度内科診断学実習要項
アウトカム:基本的診療技能実習で学ぶ個別の手技を統合し、かつ、臨床推論と一体化する
(1)医療面接および身体診察の基本的診療技能を個別ではなく,全体を通して行うことができる.
(2)心音および呼吸音について,聴診による鑑別診断を行うことができる.
(3)医療面接および身体診察から得た情報を基に POS に基づく臨床推論,プレゼンテーションなら
びに診療録記載を行うことができる.
担当:内科①生体情報内科学,内科②消化器内科学,内科③呼吸器膠原病内科学,内科④循環器内科学
注)班分け表参照
日時:別紙(内科診断学実習・担当教員・時間・場所)を参照
場所:別紙(内科診断学実習場所)を参照。医学部教育支援センターがまとめて予約済み。
(1)チュートリアル室(全室 50 インチモニター、PC、DVD 再生機あり.イスは10個以上あり)
(問合せ先および鍵管理:医学部教育支援センター
古住、井上)
(2)スキルスラボ(問合せ先:HBS 医療教育開発センター)
大型モニター(DVD 再生、PC 接続可能)は下記の通り
スキルスラボ1、2、6(医学部第4会議室)に各1台
スキルスラボ4に2台
スキルスラボ7に1台
スキルスラボ8に2台(ポリコムシステムの一部1台、電子黒板1台)
プロジェクター(常設)は下記の通り
スキルスラボ6(医学部第4会議室)に1台(天井設置)
スキルスラボ7に1台(可動式)
スキルスラボ8に1台(ポリコムシステムの一部として天井に設置)
(3)電子カルテ操作講習専用室(歯学部3階医療情報室)(問い合わせ先:医療情報係・境)
共通学習項目:基本的診療技能を最優先とし、各科での専門的検査の実習はクリクラで行う.
①problem-based conference:症候をテーマとした PBL 形式の臨床カンファレンス
テーマはコアカリキュラムの 36 症候から選ぶ(毎回1つ程度).診療プロセスに沿って,医療面接で
聞くべき項目,身体診察でチェックすべき項目を述べさせ,シナリオに従ってその情報を順次学生に与
えていき,最終的に何を考え,何をするべきか(行うべき基本的検査はなにか)を step by step で考え
させる.症例シナリオとしてはその症候を示す代表的な疾患をひとつ設定し,内科診断学を参考に,症
状(部位,性状,程度,経過,状況,増悪寛解因子,随伴症状)と身体所見の特徴(全身・バイタル,
頭頚部,胸部,腹部,四肢,神経にわけて)を教員が事前に簡単に決めておく.事前に自己学習させて
おき,討論の後で学生の一人を指名し,その症候についてミニレクチャーさせてもよい.
注:教員は呼吸器膠原病内科学作成の症例シナリオ、診断学「臨床推論のために」参照.
OSCE 時に臨床推論筆記試験を行う予定.
②医療面接:内科疾患をテーマとしたロールプレイなど
注)共通講義での講義および基本的診療技能実習で模擬患者との実習予定あり
③身体診察:簡便な全身診察法「15 分程度で全身を診る」を利用し,お互いに模擬診察.
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④心音:イチローと CD を使用.配布資料「イチローを用いた心音聴診実習」を参照.
注)共通講義での講義と共用試験 OSCE と並施したイチローによる心音試験あり.
⑤呼吸音:Mr. ラングと CD を使用.配布資料「Mr ラングを用いた心音聴診実習」を参照.
注)共通講義での講義と共用試験 OSCE と並施した Mr ラングによる呼吸音試験あり.
⑥POS/POMR 演習:
“簡単な”initial data base(医療面接ビデオ,paper patient,入院患者カルテなど)を与え,problem
list 作成や initial plan を立てさせる.
注)共通講義での講義予定あり.
⑦プレゼンテーション練習:
POS/POMR でまとめたものを使って模擬カンファレンスを行う.注)共通講義での講義予定あり.
⑨電子カルテ操作実習(別紙
電子カルテ操作実習実施要領を参照)
指定教材(教科書,ビデオなど)
:この教材をもとに実習を行う.1と2は指定教科書(学生購入予定).
(1)基本臨床技能シリーズ(メジカルビュー社)(担当分野配布済)
・医療面接技法とコミュニケーションのとり方
・診療録の記載の仕方とプレゼンテーションのコツ
(2)診察と手技がみえる(メディックメディア)(担当分野配布済)
(3)共用試験 OSCE 用共通配布資料および教育用 DVD
1) e-learning で配信しているもの
e-learning の URL: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls
教育支援センターセンターHP の「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。
(a) OSCE 教員学生共通配布資料
・共用試験医学系 OSCE サンプル課題(通称:サンプル課題シート)
・診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目
(通称:学習評価項目)
・共用試験 OSCE 学習・受験ガイド
(b) 共用試験 OSCE 教育・学習用 DVD
2) 冊子体で配布
「臨床試験開始前の共用試験」
注)学生全員と各分野に配布.教員学生共通配布資料の内容が含まれている。
(4)CD による聴診トレーニング(心音編,呼吸音編)南江堂(担当分野配布済)
指導教員に貸与できる診察器具・教材(1週間前までに連絡)
・医学部教育支援センターより貸与
(1)舌圧子
(2)ライト、打鍵器、音叉、筆(触覚診察用)
(3)血圧計(下記の部屋に常設)
内科①:スキルスラボ 8(3 台)、内科②:スキルスラボ 4(3 台)
内科③:チュートリアル室 6・7・8(各1台)、内科④:チュートリアル室 10・11・12(各1台)
(4)CDプレイヤー
(5)診察ベッド
内科①:スキルスラボ 8(4 台)、内科②:スキルスラボ 4(7 台)
内科③:チュートリアル室 3~8(各1台)、内科④:チュートリアル室 2、9~12(各 1 台)
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・HBS 研究部医療教育開発センターより貸与
(1)簡便な全身診察法「15 分程度で全身を診る」DVD 版
4つ
評価
(1)実習担当教員により毎回評価を行い、実習終了後に学生が教育支援センターに提出する
注)内科診断学実習評価表を参照
(2)5分の4以上の出席と合格評価は臨床実習履修の必須事項である。
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