平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「ガウンテクニック・点滴・採血」実習要項 (担当:皮膚科学/眼科学) ■到達目標 下記の手技を適切に行うことができる。学習・評価項目をすべて網羅すること(*のついていない 項目は必須)。 1)末梢静脈からの採血 2)翼状針を用いた末梢静脈からの点滴 3)手術用手洗い 4)滅菌手袋および手術用ガウン着用 5)採血・点滴終了後の適切な廃棄 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *教育支援センターHP の「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からもアクセス可能。 *「外科」の「手術時手洗&ガウンテクニック」と「静脈採血」を必ず視聴しておくこと(事前に視 聴していないと実習にならない)。 ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに滅菌手袋と滅菌ガウンを取りに来る。 5)スキルスラボは学生の代表が HBS 医療教育開発センター事務に申し出て開錠してもらう。 6)滅菌手袋、滅菌ガウンは捨てずに学生各自が保管し、自己練習用に再利用する。 7)疑似血液は本物の血液として取り扱う。 8)採血シミュレータを使用した場合は、穿刺した数を準備している用紙に記入する。 9)スキルスラボは学生の代表が HBS 医療教育開発センター事務に申し出て開錠してもらう。 10)実習終了後はテンキーの無いドアを内側から施錠し、テンキーのドアから退室して施錠す る。 ■実習内容およびタイムテーブル 13 時~ 採血・点滴実習 (スキルスラボ 1) 1.採血実習:シュミレーターで最低 1 回は取れるようにする。 注)スキルスラボにある採血針、シリンジはシミュレーター用のため滅菌期限切れのものが多く含 まれています。スキルスラボでは実際の採血は行わないでください。 採血シミュレータの中枢側に患者役が座り、下記1)2)3)に答えながら行うとよい。 1)患者さんの姓名を確認する(姓名を名乗ってもらう)。 *リストバンドを付けている場合は、それも確認する。 2)採血の同意を得る。 3)アルコール過敏を尋ねる。 4)以前に採血等で機敏が悪くなったことがないか尋ねる。 5)患者さんの姓名と採血管ラベルの姓名を声を出して照合する。 6)手袋を左右の手に装着する。 7)シリンジと採血針をセットする。 8)駆血帯を巻く。*シュミレーターには駆血帯は必要ないが手技練習のため使用する 9)アルコールで拭く。 10)アルコールが乾いてから左手で皮膚を手前にひっぱって針を刺す。 ・「診察と手技がみえる」(メディックメディア)を読み、でどの血管を穿刺してよいか、どの血管 は穿刺を避けるべきかを理解しておく(採血による神経損傷を避けるため)。 ・シリンジ内の空気は抜いておく。針の先は触らない。針先は上に向ける。 11)逆血を確認し、目的量を採取。 ・逆血が無い場合に、皮膚を穿刺した状態で注射針の向きや角度を変えて血管を探らない (神経損傷をきたす恐れがある) 12)駆血帯をはずし、アルコール綿で圧迫し止血。 13)適切に採血管に注入する。 ・EDTA やクエン酸等の抗凝固剤が入っている場合は、すみやかに混和する。 14)針はリキャップせず、シャープスコンテナに捨てる。 ・シリンジは感染性廃棄物として黄色の袋、キャップは燃えないごみとしてピンクの袋に廃棄。 *臨床実習においてルート採血を行った際に、シリンジ内に血液が入っている状態で注射器に 針を装着し、その針からキャップを外した時に針刺し事故を起こした事例が報告されています。手 技に慣れるため、針付きシリンジは使用せずに、「自分で注射器に装着した針からキャップを外 す」操作の練習を行ってください。 2. 点滴実習 1)点滴セットをだす。 2)翼状針を接合部が不潔にならないようにとりだし、点滴セットに接続(ストッパーは止めておく) 3)点滴ビンのゴムをアルコール綿で消毒 4)点滴セットの針をゴムの中央にさし、1/3~半分程度、液をためる *キャップをはずす時に、針で刺さないよう注意 5)空気が点滴ラインに残らないように流す 6)穿刺・固定 ・翼状針の持ち方、刺し方、逆流の確認を行う ・翼状針の空気溜が上に向くように固定するのが良い ・点滴台の高さにより、点滴スピードが変わることを確認する 7)終了後廃棄 *注射針の廃棄方法については医療教育開発センターが掲示する方法に従う ・輸液ラインは、血液汚染の有無にかかわらず、プラスティック針がついたまま全てシャープス コンテナに廃棄する。針先部分をハサミで切断して廃棄しない。 ・使用後の留置針は、収納タイプであっても、万が一を考えてシャープスコンテナに捨てる。 ・輸液ボトルは、マジックで氏名を消し、ボトル内に残っている薬液はハサミで切って流しに捨 て、空のボトルはピンク色のビニール袋に捨てる。 ・外装がプラスティックと紙でできているものは、プラスティックと紙に分け、プラスティックは燃 えないごみとしてピンク色の袋、紙は燃えるゴミとして緑色の袋に捨てる。あるいは、緑色の 燃えるゴミ用袋に全て捨てる。 *廃棄方法が間違っている場合は、翌日に実習学生が正しい方法でやり直しを行う。 13 時 45 分~ 手術用手洗い、手術用ガウン、滅菌手袋着用の実習(スキルスラボ 1) 3.手術用手洗い実習 *共用試験の学習評価項目に従い、「手もみ洗い」の方法を習得する。 「ブラシによる手洗い」は省略。 ●「手もみ洗い」 1)手指、前腕を流水で洗う。 2)手洗い用消毒液により、指間、指先に注意を払いながら、手指から肘まで手もみ洗いする。 3)流水で消毒液が中枢側へ流れるように手指から肘までを洗い流す。 4)同様の手もみ洗いをもう一度行う。 5)滅菌タオルで指先から中枢側へ肘部まで拭く。 ・2枚のペーパータオルをとり、両手の手首までふく ・1枚は左手で丸めて持ち、一枚を半分に折り左手にかけて上腕まで拭く。 ・外側に引っ張ってはずす。右手も同様に行う。 6)速乾性消毒薬を手指・爪に擦り込む。 *足踏み式の速乾性消毒薬が無い場合は、指導教員等が、プッシュして速乾性消毒薬を出す。 7)手洗い後の清潔状態を保つ。 ・手を肘より上に保つこと(体から少し離す)。 ・汚染を自覚したら、再び手洗いを行う。 ●参考「ブラシによる手洗い」(実習では省略) 1)流水による手もみ洗い(前腕まで:肘関節より近位5cmまで)。 2)ブラシ洗いと流水での洗い流しを2回行う。 ・1 回目は肘関節より遠位5cm まで。 ・2 回目は前腕まで(肘関節より近位5cmまで)。 ・手指⇒前腕⇒肘にかけて流水で消毒液を洗い流す。 3)滅菌タオルで指先から中枢側へ肘部まで拭く。 ・2枚のペーパータオルをとり、両手の手首までふく ・1枚は左手で丸めて持ち、一枚を半分に折り左手にかけて上腕まで拭く。 ・外側に引っ張ってはずす。右手も同様に行う。 4)速乾性消毒薬を手指・爪に擦り込む。 *足踏み式の速乾性消毒薬が無い場合は、指導教員等が、プッシュして速乾性消毒薬を出す。 5)手洗い後の清潔状態を保つ。 ・手を肘より上に保つこと(体から少し離す)。 ・汚染を自覚したら、再び手洗いを行う。 4.手術用ガウン着用実習 1)帽子、マスクを着用 2)滅菌ガウン(マスク付)を取り出す 3)ガウンを広げ手を通す 4)ホルダーで紐を介助者にもってもらい、体を反転させる 5.滅菌手袋着用実習 *装着時に清潔を保つことに特に注意する 1)清潔で袋を受け取り、清潔台の上で包装紙を広げる(手袋の表面に触れてはいけない) 2)右手で左手袋をもちあげ、左から装着する(折り返しはそのまま) 3)左手で右手袋の折り返し部分を持って右手を装着し、折返しをのばす 4)左の折り返しを伸ばす 5)手袋装着後に処置が終わったという設定で滅菌手袋、包装紙を適切に廃棄する練習を行う。 ・教員が「処置が終わりました。手袋を廃棄してください」と指示する。 ・実習学生は手袋を感染性として廃棄する。 ・包装紙は非感染性ごみとして廃棄する。 ・もし、処置で使用した手袋で包装紙を触った場合は、感染性として廃棄する。 6.手術部学生実習に関する注意事項を理解する。特に清潔と不潔の区別を理解する。 ・手術用手洗いを行っていない手は不潔扱いであること。 ・清潔なものであっても、一旦不潔なものと接すると清潔から不潔に変わること。 例)手術手洗い後に、清潔となった手で、帽子やマスクなどの不潔領域をさわると 手が不潔になる。 ・清潔エリアに不潔な手で触ったり、不潔の物を置くとそのエリアが不潔に変わってしまうこと。 *「手術部学生実習における清潔手袋の着用について」、「手術部学生用マニュアル」を参照 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「バイタルサイン診察」実習要項 (担当:腎臓内科学/小児医学) ■到達目標 CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられているバイタルサインの 測定(四肢動脈の診察などを含む)の手技を適切に行うことができる。 学習・評価項目をすべて網羅すること(*のついていない項目は必須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) *CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。 *「バイタルサイン」を必ず視聴しておくこと(事前に視聴していないと実習にならない) ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) ・聴診器 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来る(終了後返却)。 また、併せて部屋の開錠番号を確認する。 5)実習終了後はチュートリアル室を施錠して退室する。 ■実習内容 1) 動画によるバイタルサイン診察手技の確認 ・共用試験実施機構の教育用DVD「バイタルサイン」を視聴 2)バイタルサイン測定(四肢動脈の診察などを含む)の実技指導 ・教員による実技指導 ・学生相互による診察練習(3人ペア。例えば医師役、患者役、観察者役にわかれて) ・学習評価項目を用いて学生相互がフィードバックを行う 3)学習評価項目 (1)診察時の配慮 (2)医療安全 *血圧測定時のマンシェットの加圧で患者さんに苦痛・傷害を与えない *体温計は使用の前後でアルコール綿で拭く (3)意識レベル (4)体温 (5)呼吸の観察 (6)上肢の脈拍・血圧測定 *血圧測定は触診法と聴診法の両方を行う。 *橈骨動脈の触診や血圧測定時の上腕動脈の触診(位置の同定)が不十分になりやすいの で特に注意する。 *血圧計は原則として水銀を使用していない電子血圧計を使用します。 (7)下肢の脈拍・血圧測定 *血圧計は原則として水銀を使用していない電子血圧計を使用します。 (8)下腿浮腫の診察 *圧痕性浮腫の有無の観察は、その部位が不正確になりやすいので、両足の足背部ないし は脛骨前面で浮腫を見ることに特に注意する。 *圧痕性浮腫の程度については浮腫モデルも活用して学習する。 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「医療面接実習」実習要項 (担当:産科婦人科学、精神医学) ■到達目標 1)CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられている医療面接手技を適切 に行うことができる(*のついていない項目は必須)。 2)医療面接手技について自己および他者評価と適切なフィードバックを行うことができる。 3)医療面接で得た情報を基に臨床推論を行うことができる。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」(CATO*編「臨床試 験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP の「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からもアクセス可能。 *「医療面接」を必ず視聴しておくこと ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 最初の集合場所は第4会議室(スキルスラボ6)(開錠されていない場合はHBS医療教育開発センター事務に申 し出ること)。実習終了後はHBS医療教育開発センター事務に申し出て、第3第4会議室(スキルスラボ5・6)を 施錠する。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来ること(終了後返却)。 ・医療面接のビデオ教材 *CATOの教育用DVDとは異なります ・振り返りシート(学生教員用):学生数×(教員数2+学生数) ・学生カルテ/臨床推論用紙:学生数×2枚 ・医療面接用メモ用紙(A4用紙そのままで可):学生数×1枚 ・決裁板&鉛筆(合計6セット:教員&SP用) ・ストップウオッチ 2個 5)模擬患者さん(SP)に対して医学生としてふさわしい態度で接すること。 *SPはHBS医療教育開発センターによる一定のトレーニングを受けた方のボランティア協力である *一般市民への公開実習と同様であることを認識して実習に臨むこと。 ■実習内容およびタイムテーブル <SPセッションの進め方> ★必ず教員立ち会いのもので行う(学生と SP のみでの実習は禁止) ★HBS 医療教育開発センターが中心となり、事前に SP と打ち合わせを行っているので、必ず下記の 流れに沿って行うこと。 ★1セッション 15 分(時間厳守) 1)役割決定:医師役、評価者役、時間係の順番を決定 *評価者役の直後には医師役にならない *時計係は15分以内に次のセッションが開始できるように厳格に時間管理する 2)医療面接(10分):医師役はSPと医療面接を行なう(途中であっても10分で打ち切り終了) 1 回目:メモを見ながらでも可。途中で詰まれば「タイム」をかけ助言を得て再開も可。 2 回目:メモを見ないで最後までできるように挑戦する。 3)フィードバック(5分): 記入した振り返りシートを参考にしながら、教員がファシリテーターとなって進める (1)全員が振り返りシートに記入(1分以内):ワンポイントのみ記入 (2)医師役の自己評価(1分以内):うまくできた点とできなかった点を具体的に述べる (3)学生評価者役から(1分以内):本人が述べなかった点を中心に、まず良かった点、次に 改善するべき点を具体的に述べる。 (4)SP から(1分以内):患者の立場から感じたこと(患者の気持ち)を述べてもらう。 *医療面接技法については SP からではなく、教員からフィードバックをうけること。 (5)教員から(1分):指摘されなかった点を中心に、まず良い点、次に改善点を述べる。 (6)教員、学生がセッション中にチェック、記入した振り返りシートは、フィードバック終了後、全員が 医師役学生に渡す。 ★フィードバックのコツ★ 学生評価者役、教員 最初にどこかよい点を見つけ具体的に褒める。「私は○○の点がよかったと感じました」 次に改善が必要な点を具体的に述べる。「私は○○すると更によくなると感じました」 *I message(アイメッセージ)で述べる。 「私は・・・・・・と感じました」 模擬患者 患者としての気持ちを述べる。 ○「私が演じた A さんは、医師役の学生さんが●●したので(事実)、★★(気持ち)と感じました」 どうすればよかったかを述べるのは教員の担当であり、模擬患者はコメントしない。 ×「●●してほしかった」 ×「●●した方がよい」 4)締めくくり:教員が「○○君お疲れ様」と声をかけ、全員で拍手。次のセッションへ。 <全体の流れ> 13 時までに準備完了:医学臨床 A 棟1階の第4会議室(スキルスラボ6)に集合、部屋の準備 1.学生の代表が教育支援センターで準備物を受け取る 2.第3、第4会議室(スキルスラボ5,6)は学生の代表が解錠する 3.第3、第4会議室(スキルスラボ5,6)に暖房を入れる 4.第4会議室(スキルスラボ6)ドア側にSPさんが座るための椅子(4人分)を設置 ドア側に医療面接を行うための椅子と机をセッティング(各部屋2セット) *早めに来たSPさんは、第3会議室(スキルスラボ5)で待つ 13 時~:第4会議室(スキルスラボ6)で DVD(25 分)を観る(教員が補足解説) ・教員が来ない時は学生だけでビデオ視聴を始めて教育支援センターへ電話(2180) 13時30分~:全体セッション(学生、教員、SP全員が第4会議室・スキルスラボ6に集合) 1.第4会議室(スキルスラボ6)にSPさんを誘導(見学者が一緒に入る場合もあります.) 2.挨拶、全員の自己紹介(10分) ・振り返りシート(学生教員用):学生各「学生人数2枚、教員各「学生数」枚 3.資料配布 ・学生カルテ用紙:学生各2枚 ・医療面接用メモ用紙(A4用紙を両面使用):学生各1枚 4.教員が適宜アドバイスしながら、SPセッションを全体で行う(15分) ・医師役、評価者役、時間係の学生を決める(9人の班では5人のグループから選ぶ) ・医師役の学生は全員の前でSPに対して医療面接を実施(10分) ・次にフィードバックを実施(5分) 2つのグループ(1グループあたり教員1名、SP2名、学生4~5名)に分かれ、 一方のグループが第3会議室(スキルスラボ5)に移動 14 時~16 時:SP セッションを二巡行う 1.1 回目はメモを見ながら途中で「タイム」を取り仕切り直しても良い。10 分以内! 2.2 回目はできるだけメモを見ないで最後までできるように努力する。10 分以内! 15 時頃 一巡した時点で SP2名が交代(多様なシナリオを学生が体験するため) 16 時~:各部屋ごと二巡終了後に全体のまとめ 1.学生が1人ずつ感想を述べる 2.SP も一言ずつ感想を述べる 3.最後に教員がまとめ・総括的なフィードバックを述べる *これからどう学ぶか 臨床推論/鑑別診断を行いながら面接する練習を助言. 4.学生・教員全員でボランティア協力していただいた SP さんへ感謝の意をこめて御礼の拍手。 SP 退席。 5.後片付け:学生は机椅子を現状復帰し、準備物を医学部教育支援センターに返却。 HBS 医療教育開発センター事務室へ施錠を依頼する。 6.提出物: 学生は終了後に2回目に医療面接を行った症例のカルテを記載して、代表がとりまとめ 教育支援センターへ提出。 ★すべて時間厳守。終了時間は 16 時 30 分を超えないこと ★ 学生 教員 ・教育支援センターで準備物を受け取る SP ・待機は第3会議室 ・部屋準備(解錠、暖房など) 13:00 第4会議室・スキルスラボ6にてビデオ視聴(約 25 分) 13:30 全体セッション(学生、教員、SP 全員集合) ①挨拶、自己紹介 ②資料配付 <学生:受け取る資料> 振り返りシート学生数枚 <教員:受け取る資料> 振り返りシート学生教枚 カルテ用紙各 2 枚 メモ用紙(A4)1 枚 医療面接セッションを全体で行う (医師役学生、評価者役学生、時間係、ファシリテータ(教員)、SP) ・面接 10 分 ・フィードバック 5 分(医師役学生⇒評価者学生⇒SP⇒教員) 14:00 2 グループに分かれ(学生 4~5 名、教員 1 名、SP2 名)、それぞれでセッションを 2 巡行う 医療面接セッション① 医療面接セッション② 15:00 15 分 15 分 SP1 SP2 医療面接セッション③ 15 分 SP1 医療面接セッション④ 15 分 SP2 SP 交代(2 巡目のセッション:できるだけメモは見ない) 医療面接セッション①” 15 分 SP3 医療面接セッション②” 15 分 SP4 医療面接セッション③” 15 分 SP3 医療面接セッション④” 15 分 SP4 16:00 全員集合 全体のまとめ ・学生の感想 ・SP の感想 ・教員の総括的フィードバック ・SP へお礼、挨拶 ・提出物 2 回目医療面接時のカルテ記載 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「胸部X線」実習要項 (担当:放射線科学) ■到達目標 胸部 X 線検査の基本的読影を行うことができる。 ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。実習開始時間には開始できる状態になっていること。 *実習時間は火曜日・水曜日の15時~17時 *火曜日の班は、実習当日に読影フィルムを渡します。 (注:1月21日水曜日の班は、上記) *水曜日(担当教官:西谷)の班は、実習当日までに読影用フィルムを見て、当日発表できるように予習 しておいてください。 ・課題画像は臨床研究 B 棟2階の放射線科学分野秘書室にあります。 ・予習は臨床研 究 B 棟2階の研究用スペース202で行い、課題画像はその場所から持ち出さず、予習が終われば秘書室 に必ず戻すこと。 ・対応可能な時間は平日 10 時~17 時 30 分(学生の都合のよい時に行うことで可ですが、 17 時 30 分までに必ず画像返却を終えること)。 (注:1月20日火曜日の班は、上記) 2)名札(顔写真入り) *白衣は不要 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)実習開始前に教育支援センターに実習用物品を取りに来る必要はない。 5)希望者には参考図書としてチュートリアル室図書「胸部 X 線写真の読み方」を貸し出すので 医学部教育支援センターに申し出ること。 ■実習内容 課題画像および教育的症例集により胸部単純 X 線画像の基本的読影を行う 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「胸部診察」実習要項 (担当:胸部内分泌腫瘍外科学/心臓血管外科学) ■到達目標 CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられている胸部診察の手技 を適切に行うことができる。学習・評価項目をすべて網羅する(*のついていない項目は必須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。 *「胸部診察」を必ず視聴しておくこと ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) ・聴診器 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来る(終了後返却)。 *腹部診察との間に空間的仕切りを入れ、学生がまじりあって雑然とならないようにする 5)スキルスラボは学生の代表が HBS 医療教育開発センター事務に申し出て開錠してもらう。 6)実習終了後はテンキーの無いドアを内側から施錠し、テンキーのドアから退室して施錠する。 ■実習内容 1)共用試験実施機構の教育用DVD「胸部診察」を視聴 2)胸部診察の実技指導 ・教員による実技指導 ・学生相互による診察練習(例えば医師役、患者役、観察者役にわかれて) ・学習評価項目を用いて学生相互がフィードバックを行う *胸郭の性状・輪郭、呼吸の異常、呼吸時の胸郭運動の左右差の確認や外頸静脈の観察が 不十分になりやすいので特に注意する。 *イチロー・ラングについては内科診断学実習で使用するため、この実習では取り扱わない 3)シミュレーターを用いた乳房の視・触診 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「心肺蘇生実習」実習要項 (担当:救急集中治療医学/麻酔疼痛治療医学) ■到達目標 CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられている救急・心肺蘇生の 手技を適切に行うことができる。 学習・評価項目をすべて網羅すること(*のついていない項目は必須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *教育支援センターHP の「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からもアクセス可能。 *「救急」を必ず視聴しておくこと(事前に視聴してこないと実習にならない) ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 *女子学生は、スカートを避け、心肺蘇生手技の際に動きやすい服装(ズボン等)とすること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来る(終了後返却)。 ■実習内容 ・教員による実技指導 ・シミュレーターを用いた練習 ・学習評価項目を用いて学生相互がフィードバックを行う *「胸郭の動きを見ながら1回に1秒かけて、胸が上がる程度の量を2回吹き込む」が特に 不十分になりやすいので注意する。 注)フェイスシールドとバッグバルブマスクの両方での人工呼吸を練習する。 注)小児への心肺蘇生法も学習する。 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「神経診察」実習要項 (担当:臨床神経科学/脳神経外科学) ■到達目標 CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられている神経診察の手技 を適切に行うことができる。学習・評価項目をすべて網羅する(*のついていない項目は必須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。 *「神経診察」を必ず視聴しておくこと ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 *女子学生は、スカートを避け、相互診察が可能な服装(ズボン等)とすること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来る(終了後返却)。 また、チュートリアル室で実習を行う班は、併せて部屋の開錠番号を確認する。 5)チュートリアル室で実習を行う班は終了後にチュートリアル室を施錠して退室する。 ■実習内容 1)動画による胸部診察手技の確認 ・共用試験実施機構の教育用DVD「神経診察」を視聴 2)神経診察の実技指導 ・教員による実技指導 ・学生相互による診察練習(3人ペア。例えば医師役、患者役、観察者役にわかれて) ・学習評価項目を用いて学生相互がフィードバックを行う *Hoffmann 反射、Babinski 徴候などの反射の診察が不十分になりやすいので注意する。 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「整形診察」実習要項 (担当:運動機能外科学) ■到達目標 整形診察の手技を適切に行うことができる。学習・評価項目をすべて網羅する(*のついていない項目は 必須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」(CATO* 編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。 *「神経診察」の関連項目を必ず視聴しておくこと(事前視聴していないと実習にならない)。 ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること(テンキーのドアの隣のドアを開錠済み) 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 *女子学生は、スカートを避け、相互診察が可能な服装(ズボン等)とすること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来ること(終了後返却)。 5)実習終了後は入室したドアを中から施錠し、テンキーのドアから退室して必ず施錠すること。 ■実習内容 1)診察の実技指導 *ベッド4台(うち折りたたみ式3台)を使用 ・教員による実技指導 ・学生相互による診察練習(2人ペア。医師役と患者役にわかれて) ・学習評価項目を用いて学生相互がフィードバックを行う 2)実習項目 *資料「整形外科徒手テスト」(オリエンテーションで配布)を参考に下記を行う。 *反射の診察は不十分になりやすいので特に注意すること。 1.徒手筋力テスト Ⅰ 上肢:三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、腕橈骨筋、小指外転筋 Ⅱ 下肢:大腿四頭筋、腸腰筋、大腿屈筋群、前脛骨筋、下腿三頭筋 2.反射 下顎反射、上腕二頭筋腱反射、腕橈骨筋反射、上腕三頭筋腱反射、膝蓋腱反射、 アキレス腱反射、Hoffmann 反射、Trömner 反射、Babinski 反射、Chaddock 反射 3.徒手テスト インピンジメント徴候、Thomsen 試験、FDP/FDS テスト、Jackson テスト、Spurling テスト、 下肢伸展拳上テスト、大腿神経伸展テスト、Thomas テスト、McMurray テスト、 Thompson テスト 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「頭頸部診察」実習要項 (担当:耳鼻咽喉科学 / 眼科学) ■到達目標 CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられている頭頚部診察手技 を適切に行うことができる。学習・評価項目をすべて網羅する(*のついていない項目は必須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。 *「頭頸部診察」を必ず視聴しておくこと ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) ・聴診器 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来る(終了後返却)。 また、併せてチュートリアル室の開錠番号を確認する。 5)実習終了後はチュートリアル室を施錠して退室する。 ■実習の内容およびタイムテーブル 概要: ①頭頸部診察の方法、注意点を学ぶ。 ②2人ずつペアになり交互に一通り頭頸部診察を行う。 ③2名くらいで模擬診察を行い、みんなで評価しあう。 *Feedback は、ペアになっての診察時、代表者の診察時、全体終了時に行う。 実習の進行: 13 時前に集合:医学部基礎 B 棟 4 階のチュートリアル室 No.11 に集合。 1.鍵は学生の代表者が解錠する。 2.診察セット、携帯型耳鏡は学生が医学部教育支援センターから貸り出し 注)DVD は CATO 作成の「OSCE 学習教育用 DVD:頭頸部」 3.PC のモニタが見えるようにセットしておく。 13 時~ CATO 作成「OSCE 学習教育用 DVD:頭頸部」を見る。 *MLS にアクセスあるいは DVD にて「OSCE 学習者用」の動画を視聴する 1.教員が来ない場合は学生だけで動画視聴を始めて、医学部教育支援センターへ連絡。 2.教員は DVD 視聴および PC 操作ができる位置に座る。 3.頭頸部の動画は 10 項目あり、全部続けた場合で約 23 分かかる。 4.各動画を見せ、ポイントを説明し、再度見せる。 5.Welch 耳鏡デジタルマイクロビューをモニタでみて解説。 6.耳の診察シミュレーターで練習する。 14 時~ 頭頸部診察を行う 1.二人ずつペアになり、一通りの診察を行う。 2.教員は、適宜診察の指導を行う。一通り終えた時点で feedback を行う。 3.一通り行っても不十分な診察手技は、繰り返し行う。 4.2名くらいの模擬診察を行い、みんなで評価しあう。 *口蓋の観察、頭頸部リンパ節の触診、甲状腺の診察が不十分になりやすいので、特に 注意すること。 15 時 45 分~ 頭頸部診察実習のまとめ 1.学生一人ずつの感想など 2.教員が総括的な feedback 診察手技をどう生かすか、臨床推論/鑑別診断を行いながら診察するなど 後片づけ: 1.学生は机・椅子などを現状復帰して、ゴミ袋(一般ゴミと感染性廃棄物)を持ち帰る。 教育支援センターで廃棄。 2.CCD カメラ接続の耳鏡は高価なため、実習終了後、必ず医学部教育支援センターへ返 却する。 3.チュートリアル室の施錠 平成 26 年度 徳島大学医学部医学科 4 年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「病棟手洗・導尿」実習要項 担当:HBS 医療教育開発センター ■到達目標 CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられている手指消毒・衛生的 手洗いおよび導尿の手技を適切に行うことができる。学習・評価項目をすべて網羅すること(*の ついていない項目は必須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *教育支援センターHP の「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からもアクセス可能。 *「外科 速乾性アルコール」を必ず視聴しておくこと(事前視聴していないと実習にならない)。 ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること(5分前に集合)。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来ること(終了後返却)。 5)スキルスラボは学生の代表が HBS 医療教育開発センター事務に申し出て開錠してもらう。 6)実習終了後はテンキーの無いドアを内側から施錠し、テンキーのドアから退室して施錠する。 ■実習内容およびタイムテーブル 13:00 5 分前までにスキルスラボ2に集合。実習進行の説明。 13:05 DVD「研修医の為の基本技能 導尿・尿道留置カテーテル」視聴 13:25 物品説明 持続的導尿デモンストレーション(指導教員による) 13:35 二人ペアになって、練習。 *必ず男性、女性両方の導尿手技を経験する。 15:00 CATO 編「外科:病棟手洗い」の DVD を視聴。 15:10 物品説明。病棟手洗い練習。グリッターバグによる確認。 15:30 帽子・マスク装着の練習。 16:30 後片付け終了後、施錠を確認して、解散。 *衛生的手洗いでは、「手掌と手背と指間を丁寧に洗う」、「ペーパータオルを使用して十分に水 分を拭き取る(手を振って水気を払わない)」、「ペーパータオルは非感染性ゴミ箱に捨てる」の実 施が不十分になりやすいので特に注意する。 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「腹部診察」実習要項 (担当:胸部内分泌腫瘍外科学/消化器移植外科学) ■到達目標 CATO 編「臨床試験開始前の共用試験」の学習評価項目として挙げられている腹部診察の手技 を適切に行うことができる。学習・評価項目をすべて網羅すること(*のついていない項目は必 須)。 ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。 *「腹部診察」を必ず視聴しておくこと ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。13時には実習が開始できる状態になっていること。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) ・聴診器 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来る(終了後返却)。 5)スキルスラボは学生の代表が HBS 医療教育開発センター事務に申し出て開錠してもらう。 6)実習終了後はテンキーの無いドアを内側から施錠し、テンキーのドアから退室して施錠する。 *直腸診察トレーナーはスキルスラボに事前設置されている。 *胸部診察との間に空間的仕切りを入れ、学生がまじりあって雑然とならないようにする。 ■実習内容 *指導教員は「腹部診察指導のポイント」(別資料)を参照 1)動画による胸部診察手技の確認 ・共用試験実施機構の教育用DVDを視聴 2)腹部診察の実技指導 ・教員による実技指導(腹診シミュレータを利用) ・学生相互による診察練習(例えば医師役、患者役、観察者役にわかれて) ・学習評価項目を用いて学生相互がフィードバックを行う *下記が不十分になりやすいので特に注意する。 ・腹部の十分な露出 ・バスタオルを用いて羞恥心に配慮する ・打診あるいは触診しながら口頭や顔の表情などで痛みを確認する ・深い触診 3)直腸診トレーナーを用いた診察 ・教員による実技指導 ・学生相互による診察練習(例えば医師役、患者役、観察者役にわかれて) ・学習評価項目を用いて学生相互がフィードバックを行う 平成26年度 徳島大学医学部医学科4年次 臨床実習入門 基本的診療技能実習 「縫合・結紮実習」実習要項 (担当:泌尿器科学/形成外科学) ■到達目標 学習・評価項目をすべて網羅すること(*のついていない項目は必須)。 1)創部を正しく消毒できる 2)持針器で、正しく針を把持し、皮膚縫合ができる 3)正しい方法で器械結びができる 4)最低 3 種類、可能なら 5 種類の手結びができる 5)適切な方法で抜糸ができる ■事前学習 学習・評価項目を確認(下記3つを参照) 1)「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目」 (CATO*編「臨床試験開始前の共用試験」) * CATO (Common Achievement Tests Organization/医療系大学間共用試験実施機構) 2)指定教科書「診察と手技がみえる」(メディックメディア) 3)OSCE 学習用 e-learning: https://study.clin.med.tokushima-u.ac.jp/mls *教育用 DVD 視聴と上記1)の閲覧・ダウンロードができます。 *医学部教育支援センターHP「共用試験 OSCE」→「OSCE 学習者用資料」からアクセス可能。 *「外科」の「縫合」を必ず視聴しておくこと(事前視聴していないと実習にならない)。 ■実習開始前の準備および注意点 1)時間厳守。開始時間には実習が開始できる状態になっていること(テンキーのドアの隣のドア を開錠済み)。 2)各自持参物 ・白衣(クリーニング済みのもの) ・名札(顔写真入り) ・テキスト(「臨床試験開始前の共用試験」、「診察と手技がみえる」) 3)身だしなみ・服装は臨床実習に相応しいものであること。 4)学生は実習開始前に医学部教育支援センターに実習用物品を取りに来る(終了後返却)。 5)8-9人が座れるように机をコの字に配置し、その中に指導教員が座る椅子をセッティ ングすること(指導しやすいように教員と学生が向かい合わせになるようにする)。 6)針の数をチェックしているため、縫合針が折れたり曲がった場合も廃棄せずに、すべて元の 収納ケースに戻すこと(危険なため、絶対にゴミ箱などに捨てないこと) 7)実習終了後は入室したドアを中から施錠し、テンキーのドアから退室して必ず施錠すること。 ■実習内容 ①~⑦まで説明し、縫合・結紮の練習を行う。 ① 針、糸の種類の説明 ② 持針器、鑷子、剪刀の持ち方、使い方 ③ 消毒の方法(創の観察、患者への説明を含む) ④ ⑤ ⑥ ⑦ 局所麻酔の方法 縫合(単結節、マットレス、真皮縫合(時間があれば)) 結紮(手結び、器械結び) 抜糸 練習が終わったら、一人ずつ①~⑦まで通して行い、実施できているかチェックする。
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