第 3 章 モデリングフェーズの操作 3.5.2 形状・断面プロパティ 3.5.2 (8) 杭基礎 画面名:断面・形状プロパティ タブ名:形状共通 メニュー :編集-部材プロパティ-形状・断面(杭基礎選択時) 画面イメージ 説明 フェーズ:モデリング 分 類:プロパティシート ボ タ ン: HP736 ・基礎の平面形状は杭配置パターンにより決まる。杭配置パターンはAからDまであ る。非対称な配置パターンは代表象限での配置パターンを指定し、そのパターンを 回転させて実現する。 ・寄り寸法と基準となるポイントを設定する。寄り基準から基礎のオフセットポイン トまでの距離を入力する。距離の値が正の場合はローカル座標のB・G方向にオフ セットポイントが移動する。オフセットポイントは断面寸法変化時の不動点となる。 杭の配置パターンにより指定可能なオフセットポイントは制限される。 ・基礎の回転はオフセットポイントを中心として回転し、左回りが正である。 ・オフセットの指定と回転の指定は操作順序に関係なく、オフセットポイントを中心 に回転したあとで、 「回転後の座標系で移動する」という処理結果になる。 90 90 90+回転 回転 次頁あり C-3.5.2(8)-1 第 3 章 モデリングフェーズの操作 ・基礎の平面寸法は杭仕様から設定される。高さ関係のみ指定する。 ・杭の縁空きは建物共通->部材共通->建物共通で指定できる。 Link 理論編:2.3.3 部材の形式と断面形状 *杭の配置パターンとオフセット点 A B C D 1 杭基礎オフセット基準 2 3 4 5 ・フーチングの大きさは杭配置パターンと 杭本数により決定する。 ・基礎オフセット基準の位置は変わらない。 ・杭の位置は、最後に決まる。 6 7 8 杭の配置例と回転 D(270 度) B(180 度) D(180 度) C(270 度) A(45 度) C(90 度) B(270 度) A(0 度) B(90 度) D(0 度) C(0 度) D(90 度) C-3.5.2(8)-2 第 3 章 モデリングフェーズの操作 3.5.2 形状・断面プロパティ 3.5.2 (8) 杭基礎 画面名:断面・形状プロパティ タブ名:鉄筋&コンクリート メニュー :編集-部材プロパティ-形状・断面(杭基礎選択時) 画面イメージ フェーズ:モデリング 分 類:プロパティシート ボ タ ン: HP744 説明 Link ・基礎の断面計算はしない。 ここでの諸元は積算結果に算入される。 ・杭基礎のコンクリート種別・強度を入力する。 ・杭基礎の z・y 方向の上端筋・下端筋の鉄筋強度・径、及び鉄筋間隔を入力する。 理論編:2.3.3 部材の形式と断面形状 C-3.5.2(8)-3 第 3 章 モデリングフェーズの操作 3.5.2 形状・断面プロパティ 3.5.2 (8) 杭基礎 画面名:断面・形状プロパティ タブ名:場所打ち杭 メニュー :編集-部材プロパティ-形状・断面(杭基礎選択時) 画面イメージ フェーズ:モデリング 分 類:プロパティシート ボ タ ン: HP733 説明 Link ・場所打ち杭のコンクリート種別・強度、及び主筋強度・径を入力する。 ここでの指定を初期値として検定又は算定計算が実行される。算定計算では配筋と 杭径が算定される。杭本数は変わらない。 ・GL 基準とした杭先端レベルを入力する。 ・杭径は軸部径を入力し、指定により拡頭径・拡底径に異なる値を入力できる。 拡底径は施工径である。設計径は-100mm となる。拡底杭として軸径と拡底径を同 寸法としないよう注意すること。 ・場所打ち杭の主筋本数、帯筋強度・径、帯筋間隔、杭長さは上部下部を指定する。 指定により拡頭部にそれらの値を入力できる。 ・杭上部長さは軸部径の 5 倍を標準とするが建物共通->部材共通->建物共通で指 定できる。別に、拡頭部の長さを入力する事ができる。拡頭部長さは杭上部長さよ り長くともよい。 ・拡底径は施工径を入力するものとする。 ・指定により、頭部鋼板巻による鋼材種別・強度及び鋼板厚を入力する。 ・場所打ち杭のかぶり厚さを指定する。 理論編:2.3.3 部材の形式と断面形状 C-3.5.2(8)-4 第 3 章 モデリングフェーズの操作 3.5.2 形状・断面プロパティ 3.5.2 (8) 杭基礎 画面名:断面・形状プロパティ タブ名:既成杭 メニュー :編集-部材プロパティ-形状・断面(杭基礎選択時) 画面イメージ フェーズ:モデリング 分 類:プロパティシート ボ タ ン: HP734 説明 Link ・既成杭の杭径・杭全長・継手箇所数を入力する。 ここでの指定を初期値として検定又は算定計算が実行される。算定計算では杭の種 別と本数が算定される。杭径は変わらない。 ・継手箇所数が「0 個」の時は上杭に入力する。 ・継手箇所数が「1 個」の時は上杭・下杭に入力する。 ・継手箇所数が「2 個」の時は上杭・中杭・下杭に入力する。 理論編:2.3.3 部材の形式と断面形状 C-3.5.2(8)-5 第 3 章 モデリングフェーズの操作 3.5.2 形状・断面プロパティ 3.5.2 (8) 杭基礎 画面名:断面・形状プロパティ タブ名:万能杭 メニュー :編集-部材プロパティ-形状・断面(杭基礎選択時) 画面イメージ フェーズ:モデリング 分 類:プロパティシート ボ タ ン: HP735 説明 Link ・杭名称と断面性能(杭径・断面2次モーメント I・ヤング係数E)を入力する。 ここでの指定を初期値として鉛直支持力の検定、算定(本数算定)が実行される。 水平力に対する杭頭モーメントが計算され、基礎梁架構の反力荷重になるが、杭体 の検定、算定はしない。 ・断面形状は円形として計算される。 ・万能杭は、 「名称」 「杭全長」 「杭径」 「断面2次モーメント I」 「ヤング係数 E」 「備考」は常に変更が可能である。 理論編:2.3.3 部材の形式と断面形状 C-3.5.2(8)-6
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