2015年1月 社長年頭所感(272KB)

2015 年 1 月 5 日
第一生命保険株式会社
社長
渡邉 光一郎
2015年1月 社長年頭所感
明けましておめでとうございます。
中期経営計画の2年目となる昨年は、DSR経営※1の実践による真の価値創造と大きな成長を目指し、
「成長戦略実践の矢」を放つべく、新たな決意をもって変革を進めてきました。その結果、第一生命グルー
プは2014年度上半期決算において、上半期決算の開示以来最高となる業績をあげることができました。
私たちはこうした業績に満足することなく、お客さま目線で真の価値を創造し続け、持続的な成長を実現す
るために、グループ総力を挙げて挑戦を続けなければなりません。
そこで、年頭に以下の所感をお伝えしたいと思います。
新創業(株式会社化・上場)※2から5周年となる節目の年を
「鴻志」(高く大きな志)を抱いて変革に挑み続けよう
この「鴻志」という言葉は、
「史記」の「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」に由来し、
「高く大きな志」と
いう意味です。第一生命グループが「グローバル保険グループ」を目指すステージにおいては、何事にも、
高く大きな志をもって取り組むことが肝要になります。
中核となる国内生命保険事業において、ご高齢、シニア層のお客さまに対するサービス強化として
「セカンドライフ生涯設計応援宣言」を本格展開するなど、成長戦略「一生涯のパートナー With You プロ
ジェクト」を進化させていきます。オール第一生命として、高く大きな志をもって、あらゆる世代のお客さ
まに「確かな安心」と「充実した健康サポート」をお届けしていきましょう。
また、国内では金融機関窓販による貯蓄ビジネスを担う第一フロンティア生命に加え、新たな市場開拓を
担うネオファースト生命※3が秋より営業を開始します。海外事業ではアメリカのプロテクティブ生命が仲間
に加わることにより、第一生命グループとして、日本、アジア・パシフィック、アメリカからなる「成長ト
ライアングル」を構築し、新たな態勢を整えます。グループミッション「一生涯のパートナー By your side,
for life」を実践し、第一生命グループとして、高く大きな志をもって、すべての地域と国において、最もお
客さまのお役に立てる保険会社になることを目指します。
私たちは、2015年4月に新創業5周年の大きな節目を迎え、新しい時代を切り拓いていくことになり
ます。一段高い次のステージに向け、第一生命グループが歩んできた変革の歴史を引き継ぎ、広い視野で革
新的にチャレンジしていく決意を込め、
「鴻志」を抱いて更なる成長を遂げていきましょう。
以上
※1 DSR(Dai-ichi’s Social Responsibility)経営とは、全社でPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを回して経営品質向上に努め、ステークホルダ
ー(利害関係者)の皆さまへ価値を提供する、第一生命独自の価値創造経営です。
※2 弊社は日本最初の相互会社として1902年に発足し、時代に合わせて経営理念の「お客さま第一主義」の実現を目指してきました。2010年4月
の株式会社化・東証1部上場を「新創業」と位置づけ、持続可能で成長し続ける会社を目指し、経営理念の具現化に努めています。
※3 2014年に完全子会社化した「損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命」から社名を変更しました。