数学の基礎、期末試験問題 (担当 西澤) • 試験時間は 80 分、持ち込みは全て不可です。 • 求める過程の概略を書いてください。部分点を考慮する場合があります。また、解答だけでは点数を与えません。講義 で用いた記法は断りなしで用いて構いませんが、それ以外の記号、記法を用いるときは、その定義を明確にしてくださ い。 問題 1. 次の問いに答えよ(20 点)。 (1) A を正則な n × n 行列とするとき、|t A| = |A| となることを証明せよ。ただし、「n × n 行列 T1 、· · · 、Tr に対し t (T1 · · · Tr ) = t Tr · · · t T1 であること」「T を基本行列とするとき |t T | = |T | であること」は、証明なしで用いてよい。 (2) A、B を正則な n × n 行列とするとき、|AB| = |A||B| となることを証明せよ。 2. 次の行列式を計算せよ(40 点)。 (1) 5 4 4 2 3 7 3 1 , 7 3. 次の行列式の恒等式を示せ(10 点)。 0 x y z x 0 z y y z 0 x z y x 0 (2) 4 2 3 2 −3 2 −4 3 −4 2 , −4 −4 6 −2 −3 4 (3) 4 7 3 −2 −3 2 3 3 8 9 9 5 4 8 3 2 = (x + y + z)(x + y − z)(x − y + z)(x − y − z) 4. 次の行列 Ai (i = 1, 2)について、Ui−1 Ai Ui が対角行列になる変換行列 Ui と、対角化された行列を求めよ。 (30 点)。 [ [ ] ] −17 −8 21 −12 (1) A1 := , (2) A2 := 40 19 24 −13
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