研究概要 - TRI|臨床研究情報センター

UHA PED 03-02(PhaseⅡ)
横紋筋肉腫低リスク B 群患者に対する VAC2.2/VA 療法の有効性および安全性の評価
第Ⅱ相臨床試験
研究グループ:
主 任 研 究 者: 京都府立医科大学 小児科
副 主 任 研 究 者: 埼玉県立小児医療センター 血液腫瘍科
国立病院機構 名古屋医療センター 臨床研究センター
統計解析責任者: (財)先端医療振興財団 臨床研究情報センター
研 究 事 務 局:
支援機構・助成:
登 録 開 始 日:
登 録 終 了 日:
追 跡 終 了 日:
細井
花田
堀部
松原
日本横紋筋肉腫研究グループ(JRSG)
(財)先端医療振興財団 臨床研究情報センター 研究事業
2004 年 5 月
2012 年 4 月(予定)
最終症例登録 3 年後まで
■ 研究概要
画像診断などにより横紋筋肉腫の疑いのある症例
シェーマ
初回手術または治療前再切除
主な適格規準
① 施設病理診断により IRS-Ⅴリスク分類で低リスク B 群と判定
された患者
② 年齢 18 歳以下の患者
③ 初回手術日から 42 日以内に治療開始可能な患者
インフォームド・コンセント
J
登録(UHA データセンター)
登録確認票
登録情報
J
R
S
G
R
S
施
G
病
設
理
診
【0~2 週】化学療法:VAC2.2 療法
※VAC の投与量は
年齢により減量
事
の患者は中止
務
局
断
低リスク B 群以外
診断結果
【3~11 週】化学療法:VAC2.2 療法±放射線療法(適応例の
委
員
会
【12 週目】手術の適否の評価(適の場合手術実施)
【12~23 週】化学療法:VAC2.2 療法±放射線療法(適応例のみ)
【24 週目】手術の適否の評価(適の場合手術実施)
【24~47 週】化学療法:VA 療法±放射線療法(膣原発適応例のみ)
【48 週目】手術の適否の評価(適の場合手術実施)
最終症例登録 3 年後まで追跡
創
良二
敬三
義弘
研究デザイン
無対照臨床試験
研究目的
米国のIntergroup Rhabdomyosarcoma Study Group(IRSG)リスク分類のIRS-Vリスク分類1)に
基づく横紋筋肉腫低リスクB群の患者に対して、ビンクリスチン、アクチノマイシンD、
シクロホスファミド〔2.2 g / m2〕の 3 剤を用いた 24 週間の強化VAC療法 + 24 週のVA療
法(以下VAC2.2 /VA療法)の有効性と安全性を評価する。
対象症例
(1) 施設病理診断により組織病理学的に横紋筋肉腫の確定診断がついている患者のうち、
IRS- V リスク分類における低リスク B 群に該当する患者
(2) 登録時に年齢 18 歳以下である患者
(3) 初回手術日から 42 日以内に治療開始可能な患者
(4) 悪性腫瘍としては初発の患者
(5) 登録前 7 日以内において一般状態 ECOG Performance Status(PS)が 0、1、2 または 3
の患者
(6) 登録前 7 日以内において主要臓器(骨髄、心、肝、腎など)の機能が保持されている
患者
白血球数
2000 / μL 以上
血小板数
10 万/ μL 以上
ヘモグロビン
7.5 g / μL 以上
血清クレアチニン
5 歳未満
0.8 mg/dL 以下
5 歳以上 10 歳未満
1.2 mg/dL 以下
10 歳以上 18 歳以下
1.5 mg/dL 以下
重篤な心疾患がないこと。
※以下は胆道原発以外の患者のみ
AST(GOT)及び ALT(GPT)
施設基準値上限の 2.5 倍以下
総ビリルビン
施設基準値上限の 2.5 倍以下
エンドポイント
Primary endpoint : 無増悪生存期間
Secondary endpoint: 全生存期間、治療成功期間、有害事象発生頻度
化学療法の腫瘍縮小効果(眼窩 Group Ⅲの症例のみ)
目標症例数および研究期間
目標症例数: 41 例
登録期間 : 8 年間(2004 年 5 月~2012 年 4 月)
追跡期間 : 最終症例登録 3 年後まで(2015 年 4 月)
中間解析
20 症例の治療が終了した時点で、統計解析責任者は中間解析を行い、結果を効果・安全性
評価委員会に提出する。