株式会社トランスジェニックとの共同研究開発契約締結のお知らせ

プレスリリース
報道関係者
平成27年5月27日
各位
医化学創薬株式会社
株式会社トランスジェニックとの共同研究開発契約締結のお知らせ
医化学創薬株式会社(以下、当社)
(代表取締役:外村幹雄、札幌市北区北21条西12丁目)
と株式会社トランスジェニック(以下、トランスジェニック社)
(代表取締役社長:福永健司、
熊本県熊本市)は「抗体医薬シーズの開発」に関して共同研究開発契約を平成 27 年 5 月 27 日付
で締結いたしましたのでお知らせいたします。
記
このたびの共同研究開発は、当社が有する乳がん及び膵臓がんに対する抗体医薬シーズに関
して、トランスジェニック社及びトランスジェニック社のグループ会社と共同でリード抗体(臨
床試験に適う抗体)の開発を行い、製薬企業へのライセンスアウトを目指すものです。
乳がんは女性がん死亡数の第 5 位、膵臓がんは男女がん死亡数の第 4 位(国立研究法人がん
研究センター「がん情報サービス」2013 年)であり、いずれも外科的治療以外で副作用が少な
い効果的な治療法が確立されておらず、有効な抗体医薬の開発が待たれています。
当社は、がんなどの様々な疾患とタンパク質の糖鎖修飾の関係に注目し、抗体医薬品の標的
となる「疾患特異的エピトープ(抗原決定基)
」を当社の技術プラットフォーム GT-Platform™に
より探索・発見・合成し、当社独自の新規抗体医薬品開発システム QuaDRAD™により各疾患に
特異的エピトープの糖ペプチド構造を認識する抗体を創出して有望な抗体医薬品候補を開発し
て参りました。このたびの共同研究開発は、当社が創出した抗体医薬シーズを、当社技術とトラ
ンスジェニック社及びトランスジェニック社のグループ会社が有する創薬支援プラットフォー
ムの医薬開発試験・評価技術との融合によるシナジーで、高品質の抗体医薬開発の迅速化を図る
ことを目的としております。両社の技術融合を通じて、導出にむけてその付加価値を高めたファ
ーストインクラスのリード抗体を加速創製してまいります。
以上
◆ご参考
抗体医薬
抗体医薬とは、抗体を利用した医薬品で、がん細胞などの細胞表面のマーカー抗原を捉えて
攻撃することで治療するものです。高い治療効果と副作用の軽減が期待できます。
疾患特異的エピトープ
私たちの身体(臓器や組織、これらを構成する様々な細胞、および血液中)に存在するたん
ぱく質の構造と機能は動的な糖鎖修飾などの翻訳後修飾によって顕著に変化します。病気は
患者さんの患部に存在する細胞表面の糖タンパク質が健常者とは異なる特徴的な構造変化が
生じることで発症すると言われています。疾患特異的エピトープとは、そのような構造変化
した抗原分子のことであります。従って、新薬としての抗体医薬品の研究開発における最大
の課題は「疾患特異的エピトープの探索・発見」にあります。このように疾患特異的エピト
ープとして有望な糖タンパク質やその部分構造である糖ペプチドの構造解析や化学合成には、
糖鎖構造固有の大きな壁が存在していましたが、当社は GT-Platform™の開発により、疾患特
異的エピトープの探索・同定を実現させました。
GT-Platform™
当社が独自に開発した GT-Platform™は、
技術要素とした糖鎖網羅的解析技術、
糖鎖合成技術、
非特異的吸着抑制微粒子作製技術、マイクロアレイの作製技術などからなり、当社の受託サ
ービス、試薬・装置販売事業および創薬事業におけるコアテクノロジーとなっております。
QuaDRAD™
当社が開発した他に類を見ない効率的な抗体医薬品開発システムで、次のような抗体医薬創
出のプロセスからなります。
1.タンパク質の糖鎖修飾に注目した疾患特異的エピトープの探索・同定
2.疾患特異的エピトープの合成
3.合成エピトープを用い GT-Platform™を活用した方法でモノクローナル抗体を作製
4.取得抗体の疾患特的エピトープの糖ペプチド構造認識をマイクロアレイ法で評価
5.取得抗体の薬効薬理評価
乳がん
乳がんは、乳腺にできる悪性腫瘍で、乳管の細胞ががん化して発生します。日本における乳
がん死亡数は 13,000 人で女性のがん死亡全体の 9%です(2013 年)。また、罹患数では、女
性がん罹患数では全体の約 23%を占めます。乳がんの治療法では、手術(外科治療)
、放射線
治療、薬物療法(内分泌療法、化学療法、分子標的治療など)があり、がんの性質や患者の
状態により治療法が選択されています。
膵臓がん
膵臓がんは、がんの臓器別死因順位が第 4 位ですが、進行期になるまで無症状であること、
また、膵臓そのものが体の奥にあることから発見が困難ながんであり、最も悪性度の高い疾
患の一つです。膵臓がんの治療法は、手術(外科治療)
、放射線治療、薬物療法(内分泌療法、
化学療法、分子標的治療など)がありますが、進行度が早いこと、放射線感受性が低いこと
や有効な抗がん剤がないことから、有効な治療薬の開発が待たれています。
【医化学創薬株式会社について】
事業概要
糖鎖解析技術及び糖鎖合成技術を駆使し、糖鎖受託解析、糖鎖受託合成及
び試薬販売を行っている。また、独創的な創薬プラットホームである
QuaDRADTM で疾患特異的抗体を作製し、診断薬開発や抗体医薬品開発を目
指している。
本社所在地
札幌市北区北21条西12丁目コラボほっかいどう
代表者
外村幹雄
会社設立
平成22年11月
WEB サイト
http://www.soyaku.co.jp
【問い合わせ先】
医化学創薬株式会社
管理部
TEL: 011-736-1888
E-mail: [email protected]