●単純支持梁の解:部分的に解いて補間する方法 例題(4):モーメント荷重 [ ]の中は単位表記です ★反力の計算--------- ■ΣMa =+8kNm - VbkN×8m =0 Comment ←a点におけるモーメントの総和=0 (回転しない条件) モーメント荷重+8[kNm]はそのまま加算(モーメント荷重は既に回転効果なので、腕の長さは考えなくて良い) 反力+Vb[kN]によるモーメントは、a点と反力+Vb[kN]の腕の長さ8[m]、反時計回り(-) ←y方向の力の総和=0(y方向に移動しない条件) ■ΣPy =+Va[kN]+Vb[kN]=0 +Va[kN]+Vb[kN]はどちらも反力で上向き(+)に仮定されている Σpyは力の総和なので、この計算にはモーメント荷重は関係しない ※ΣMa =0の式よりVb=+1[kN]が求まるので、これをΣPy =0の式に代入してVa=-1[kN]が求まる ★荷重条件の変化点の確認 ■x=0 ■x=6 ■x=8 ★せん断力の計算--------- ■Q0L=0[kN] 対象は無し ■Q0R=-1[kN] 対象は反力Va=-1[kN]のみ ■Q6=… ■Q8L=-1[kN] 対象は反力Va=-1[kN]のみ ■Q8R=-1[kN]+1[kN]=0[kN] 対象は反力Va=-1[kN]と反力Vb=+1[kN] △Q0R〜Q8L:一定値(横ばい)のグラフ ★曲げモーメントの計算-------- ■M0=0[kNm] 対象は無し ■M6L =-1[kN]×6[m]=-6[kNm] 対象は反力Va=-1[kN]によるモーメントのみ x=6の点と反力Va=-1[kN]の腕の長さ6[m]、時計回り(-) ■M6R=-1[kN]×6[m]+8[kNm]=+2[kNm] 対象は反力Va=-1[kN]によるモーメントとモーメント荷重+8[kNm] x=6の点と反力Va=-1[kN]の腕の長さ6[m]、時計回り(-) モーメント荷重は腕の長さ関係なし…そのまま加算 ■M8 =-1[kN]×8[m]+8[kNm] =0[kNm] 対象は反力Va=-1[kN]によるモーメントとモーメント荷重+8[kNm] x=8の点と反力Va=-1[kN]の腕の長さ8[m]、時計回り(-) モーメント荷重は腕の長さ関係なし…そのまま加算 △M0〜M6L:直線のグラフ(直線の傾き-1:Q0R〜Q8Lの値) △M6L〜M6R:曲げモーメント図のグラフが段違いになる △M6R〜M8:直線のグラフ(直線の傾き-1:Q0R〜Q8Lの値) Comment ←反力Vaが作用する点 ←モーメント荷重+8[kNm]が作用する点 ←反力Vbが作用する点 Comment ←x=0の点で左側の対象外力の合計:反力Va(=集中荷重) が作用するのでこの荷重が作用する前後(L,R)で計算する ←x=6の点はモーメント荷重が作用しているが、せん断力 は力の計算でありモーメントは関係ないので、この点で せん断力の計算をする必要はない(無視する) ←x=8の点で左側の対象外力の合計:反力Vb(=集中荷重) が作用するのでこの荷重が作用する前後(L,R)で計算する ←荷重値0の区間でせん断力は一定値 Comment ←x=0の点で左側のモーメントの合計 ←x=6の点で左側のモーメントの合計:モーメント荷重 +8[kNm]が作用するのでこの荷重が作用する前後(L,R)で 計算する ←x=8の点で左側のモーメントの合計 ←荷重値0の区間で曲げモーメントは直線的に変化 ←荷重値0の区間で曲げモーメントは直線的に変化
© Copyright 2024 ExpyDoc