29amD103 抗卵 白アルブ ミン I gGlモ ノク ロー ナル抗体 Fa bフラグメ ン トによるア レル ギー 性結膜炎 の抗原特異 的制御 ○ 松 岡 大航 1,星揮 瑞 1,八谷 春奈 1,今井 咲江 1,柏木 優香 1,椙山 糊太 1, 本多 由幸 1,水谷 暢明 1,吉野 伸 1(1神戸薬大 ) 【目的】これまでに我 々は、本研究室で作製 した卵 白アルブ ミン ( OVA)特異的 I g Gl モ ノクローナル抗体 ( 0卜1 0m Ab) よ り作製 した Fabフラグメン ト( 01 -1 0m AbFab) が、マ ウスア レル ギー性気管支晴息モデル にお ける二相性気道抵抗上昇 を抑制す ることを報告 してきた。 そ こで本研究では、マ ウスによるア レル ギー性結膜炎モ -1 0mAbFabを用いた結膜炎症状の抗原特異的制御 を試みた。【 方 デル を作製 し、01 法 】BALB/Cマ ウスに Al( OH)。 に吸着 させ た OVAを 1 4 日間隔 ( dayOお よび 1 4) で 2回腹腔 内投与す ることで免疫感作 し、その後 OVA ( 1 5t l g/eye) を day28、29、 30お よび 36に 4回繰 り返 し点眼す ることによ り抗原惹起 した。結膜炎症状 は、惹 起後 30分まで経時的に険の浮腫 、結膜 の浮腫 、結膜 の血管拡張お よび涙液 の程度 を肉眼的に観察す ることによ り判定 した。また、01 -1 0mAbFabによる効果 は、OVA ( 1 5l ュ g/eye)と 01 -1 0Fabs ( 45l ュ g/eye)を混和 させ た ものを 4 回点眼投与す るこ とによ り検討 した。 さらに、day 37 に病理標本 を作製 し結膜組織 中-の好酸球浸 -4 潤 に対す る効果 について も検討 した。【 結果 】本 ア レル ギー性結膜炎モデル の 1 回惹起 において、明 らかな結膜炎症状が観察 された。それ に対 して 、OVAと 01 -1 0 mAbFabs の混合溶液 を投与 した群では、 1回抗原惹起では明 らかな影響 は観察 さ れなかったが、2 -4回抗原惹起時には有意な抑制が認 め られた。 また、結膜組織 中-の好酸球浸潤 に対 して、OVA と Fabsの混合溶液 を投与 した群では、明 らかな 0Fabsは、OVAによるア レル ギー性結膜炎症状な らび 抑制 を示 した。 【 結論 】0卜1 に好酸球浸潤 を明 らかに抑制 した。 この ことよ り、病 因抗原 によ り誘導 され るア レル ギー性結膜炎 は同抗原 に対す る m AbFab フラグメン トによって抗原特異的に 制御 され る可能性 が示唆 された。
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