電子デバイス II 課題 解答例 清水大雅 2014 年 10 月 23 日出題分 1.講義で説明した 単位時間当りの吸収、自然放出、誘導放出による遷移の割合 Rb12, Ra21, Rb21 から、アインシュタインの関係式を導け。 解答例 1.アインシュタインの関係式の導出について 熱平衡状態で吸収、自然放出、誘導放出による遷移の割合がつりあっているとする式 Rb12 = Ra21 + Rb21 に Rb12, Ra21, Rb21 の式に f1, f2 を代入して P(E21)について解く。ただし、熱平衡状態である から、Fc = Fv = Ei (エネルギーギャップ中央)である。 f1 1 1 、f より、 2 E1 Ei E 2 Ei exp( ) 1 exp( ) 1 k BT k BT A21 exp( P( E 21 ) P( E 21 ) 8n 3 3 3 h c E1 Ei ) k BT E Ei E Ei B12 exp( 2 ) B21 exp( 1 ) k BT k BT となる。 8n 3 2 1 E を代入し、E21 = E2 - E1 に注意して整理する。 21 E 21 h 3c 3 exp( ) 1 k BT 2 E 21 ( B12 exp( E 21 k BT ) B21 ) A21 exp( E 21 k BT ) A21 温度に関係する項と関係しない項に分けると、 8n 3 2 8n 3 2 E B A E 21 B12 A21 となり、 、 21 21 21 h 3c 3 h 3c 3 アインシュタインの関係式 8n 3 2 E 21 B21 h 3c 3 B12 B21 A21 が導かれる。 以上 1
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