多変量時空間 wavelet モデル 東北大学経済 松田安昌 p 変量の観測値からなる時空間データ y t1 si y t ( si ) , t 1, , T , i 1,, n, y p s t i を分析するモデルを提案する。ここで、 t は離散時間とし、 s1 , , s n は2次元空間 D R 上のイ 2 レギュラーな観測点であるとする。 p 個の独立な時空間系列の線形和 0 0 z t1 ( si ) y t1 si 1 2 0 0 z t2 ( si ) y t si 21 1 y p s z p ( s ) 1 p 1 p , p 1 i t i t によって p 変量間の相関をモデル化する。これを Coregionalizatio による多変量モデルとよぶ。 さらに z t ( si ), a 1, , p には独立に一変量時空間 wavelet モデル(Matsuda(2014))をあてはめる。 a これが本講演で提案する多変量時空間 wavelet モデルである。 本モデルを wavelet 変換することで高速な尤度計算法を与えパラメータ推定法を提案する。全 米約 7000 地点で観測された降水量の 1987 年から 1997 年までの月次データに適用し、6,7,8 月夏 期降水量を三変量時空間データとして多変量時空間分析への有効性を確かめる。 Matsuda, Y. (2014). Wavelet analysis of spatio-temporal data. Discussion Paper No. 19, Center for Data Science and Service Research. Tohoku University.
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