RSウイルス予防

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RSウイルス感染症
RSウイルス感染症とはどのような病気ですか?
RSウイルスの感染による呼吸器の感染症で、例年冬季に流行のピークがみら
れます。生後1歳までに約半数以上が、2歳までにほぼ 100%の児が少なくとも1
%の児が少なくとも1
度は感染するといわれています。症状は、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々
ですが、乳児期早期(生後数週間~数カ月間)に初感染した場合、重篤な症状を
引き起こすことがありますので、感染を避けるための注意が必要です。
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感染経路は?
RSウイルスに感染している人が咳やくしゃみをした際に飛び散るしぶきを浴
びて吸い込む飛まつ感染や、感染している人との直接の濃厚接触、ウイルスがつ
いている手指や物品(ドアノブ、手すり、おもちゃ等)による間接的な接触で感
染します。空気感染の報告はありません。
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RSウイルス感染症
RSウイルス感染症にかかったら?
RSウイルス感染症には特効薬はなく、治療は対症療法(症状を和らげる治療)
を行います。なお、感染予防のためのワクチンはありません。
感染予防のポイント
★ 患者さんとの接触をなるべ
く避けましょう。
★ 流行時期には、マスクの着用
が有効です。
★ 流水・石けんによる手洗い
や、アルコール製剤による手
指衛生を励行しましょう。