ノロウイルス勉強会 ノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスで、少量のウイルスで感 染します。潜伏期間は 24 時間~48 時間。人の腸内で増殖し、吐き気・ 嘔吐・腹痛・下痢・発熱(38℃前後)等の症状がでます。 平成27年11月20日発行 埼玉県立狭山緑陽高校 ▼どうやってうつるの?(感染経路) 気温がぐっと下がり、いよいよ冬本番。保健室にも体調を崩し来室する ノロウイルスは、ノロウイルスに汚染された食品の摂取や便・吐しゃ物に接触し 生徒が増えてきました。感染症が流行しやすい季節。元気に登校するため た手を介して感染する『接触感染』 。吐しゃ物などからの飛沫を吸入して感染する『飛 にも、予防対策に力を入れましょう! 沫感染』 。吐しゃ物や下痢便の処理が適切に行われなかったために残存したウイルス を含む小粒子が空気中に舞い上がり吸入して感染する『空気感染』により、感染し ます。 →下痢であればトイレで流せるため広がりにくいが、嘔吐の場合、適切に処理しないとウイ ≪かぜ・インフルエンザに負けない体づくり≫ ルスが床に残り乾燥し埃とともに空気中に舞い上がり広がってしまうのです! ▼どうやって感染を予防するの?(感染対策) ●手洗い・うがいをしよう● ・日ごろからの手洗い・うがいの実施 当たり前のことかもしれませんが、さ ・しっかり加熱した食品の摂取 まざまな感染症を予防する基本は手洗 ●マスクの着用● い・うがいです!外から帰った時、食事 の前、運動やトイレの後などが手洗い・ 「つけると息苦しい」と敬遠する人もい ますが、マスクをつけることで感染を広げ うがいのタイミングです。 ないだけでなく、鼻や喉の乾燥を防ぐこと ♥ ・高頻度接触部位の清掃・消毒(ドアノブや電気のスイッチなど) ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウム液で の消毒が有効です!! アルコール消毒はあまり効果がありません。 ができます。 (保健室のマスクは無料配布用 に置いてあるわけではありません。きちん と自分で用意しましょう!) ●体をあたためよう● 冷えることで体の抵抗力を落とし、感染症にかかり やすくなる原因となります。肌着を身に着ける(保温・ 発熱素材のものだと、より効果的) 、3つの首『首・手 首・足首』をあたためる(マフラー、手袋、厚手の靴 下などで調整) 、使い捨てカイロ、ブランケットの使用 など、寒さ対策をし、保温に努めましょう。 ~紅茶の効果~ 香りも楽しめ、気分をリラックスさせてくれる紅茶。お菓子と一緒に楽しんだ り、読書をしながら飲むという人もいるかもしれません。紅茶にはポリフェノー ルが含まれていて、その抗酸化作用により、生活習慣病の予防や老化の防止、さ らにはがんの予防効果などが期待されています。抗菌作用もあるため、これから の季節はインフルエンザの予防に、紅茶でうがいをすることもおすすめです。ま た、風邪のひき始めには、紅茶にすりおろしたショウガを入れて飲めば、 体が温まりますし、咳やのどの痛みも和らげてくれますよ♪
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