平成24年度

 リウマチ膠原病内科
所属診療統括部門
部門 1
診療統括部門長名
布井 清秀
管理師長名
神代 明美
事務長名
松永 真治
所属医師名
中野 輝明
入院延べ患者数
特筆すべき事項
─
新規入院患者数
─
科長名
外来延べ患者数
中野 輝明
4,761 人
1)当科対応臨床疾患群としては,関節リウマチ(RA)と RA 以外の自己免疫疾患に
大別される.RA の治療方針としては,基軸治療薬としては MTX を中心にして,
DMARD 抵抗性 RA や MTX 抵抗性 RA では,生物学的製剤(BioDMARD)単
独あるいは MTX や DMARD との併用療法を基本としている.当院で投与可能な
BioDMARD には,TNFα制御系(レミケード,エンブレル,ヒュミラ,シンポニー,
シムジア)と,IL6R 制御系(アクテムラ),T 細胞系(オレンシア)がある.
BioDMARD 不適応 RA の症例では,リセット治療である白血球除去療法も実施
可能である.他の自己免疫疾患症例に対しては,可能な限り早期診断後,直ちに
個々の症例に応じた治療が実践できるように工夫している.
2)展開医療の実践としては,臨床治験を実施中.現在進行している試験としては,
早期関節リウマチに対する MTX+TNF-αPEG 化製剤,MTX 抵抗性 RA に対す
る低分子化合物免疫制御剤,既存の BioDMARD 抵抗性 RA に対する MTX+IL6
制御系 BioDMARD などの臨床治験を展開中.
平成 24 年度の
実績
臨床実践の分野においては,リウマチ病態の下流域関連の BioDMARD(CIMZIA:6
名),低分子化合物製剤(Jak 阻害剤:7 名)などの継続臨床治験参加にて確実な臨床
的寛解の効果を上げている.また,今後は臨床研究の分野においては,バイオマーカー
基盤リウマチ学(Biomarker-based Rheumatology;BBR)を進化させて,よりテーラー
メイド治療に貢献できないかを検討中.
今後の展望
前年度同様に,実臨床実践分野において,膠原病・リウマチ領域における新薬関連臨
床治験参加の機会があれば,積極的に臨床展開医療を実施していく方針.
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