(様式2) 平成25年度「人権教育推進リーダー育成事業」研究報告書 土佐清水市立 学 校 名 氏 名 橋本 可奈 三崎小学校 担当学年・教科等 人権教育担当の有無 5 学年 無 F A X 番 号 電 話 番 号 0880-85-0351 0880-85-1577 1.研究課題のテーマ 「自尊感情を育む指導内容と指導方法について」 2.研究の経過 月 4 日 曜日 上旬 内 容 研究計画書の作成 学校 学校 教育センター 学校 学校 学校 教育センター 本館 8 水 21 火 デイサービス訪問・お年寄りとの交流 人権教育推進リーダー集合研修 22 4 26 水 火 水 人権教育目標・年間指導計画の見直し 第 1 回 Q-U アンケートの実施 第 1 回 Q-U アンケートの分析 7 25 26 木 金 人権教育実践スキルアップ講座Ⅰ期 8 21 22 水 木 人権教育推進リーダー宿泊研修 2 5 6 26 15 月 木 金 火 日 29 水 30 31 3 14 20 24 木 金 月 金 木 月 5 6 9 10 11 12 1 2 3 場所等 第1回自尊感情アンケートの実施 第1回自尊感情アンケートの分析 青少年センタ ー 学校 学校 第 2 回 Q-U アンケートの実施 ふれあい人権祭り 第 2 回 Q-U アンケートの分析 第2回自尊感情アン ケート実施 学校 学校 学校 第2回自尊感情アンケート分析 学校 自尊感情アンケート実施 研究授業・事前研 研究授業 人権教育推進リーダー集合研修 研究のまとめ 学校 学校 教育センター 学校 3.研究の内容等 (1)具体的な内容 ①児童同士の評価 図画工作科や国語科など児童が作品を作り上げる活 動のまとめに児童同士の評価活動をできるだけ取り入 れるよう心がけた。図画工作科の「絵手紙をかこう」 では、だれを評価するのかを決定し、その児童の作品 の良いところやがんばった所などを見つけ、小さな用 紙に書かせた。 (資料1)それを全体の場でも発表し、評価メモは作品と 資料1 いっしょに掲示した。この取り組みでは、評価の対象が特定されることで、 「この友だ ちにほめてもらった」という気持ちがより強く心に残ったようだ。また、周りの児童 もだれがだれの作品について発表するのか楽しみに聞き、温かい雰囲気の中で授業を 行うことができた。 ②地域のためにできること 総合的な学習の時間には、自分たちが学んだ地震からの身の守り方やその後の備え などについて、地域に知らせる取り組みを行った。地域には高齢者が多く、一人の犠 牲者も出さないために自分たちにできることはないだろうかということから始まり、 実際に地域に出て南海地震についてのアンケートをとる活動を行った。またそのアン ケート結果をもとに、地域の高齢者に知らせたい内容を決定し、リーフレットにまと めた。高齢者に分かりやすく見やすいリーフレットにすることを意識して取り組むこ とで、相手の立場に立って考えることの大切さに気づくとともに、地域のために力に なることができたという気持ちをもたせたい 「自己・他者肯定感テスト」結果 と考えた。 (2)研究の成果と課題 2学期初めと3学期に「自己・他者肯定感テスト」 と「自尊感情5領域テスト」を実施した。 A の児童については「自尊感情5領域テスト」に おける他の子どもたちにどう思われているかの自己 評価を示す「社会的領域」が大きくのびていた。こ のことから友だちが自分のことを受け入れてくれて いるということを感じることで、自己を肯定的にと らえることができるようになってきたと考えられる。 学級全体で見ると、 「自尊感情5領域テスト」の平 均値が1回目と2回目とでほとんど変化していない。 それは、個々にみると自尊感情が高まってきている 児童がいるが、それを学級全体の高まりへとどう広 げていくかが、今後の課題である。 A A 4.研究成果の還元 今年度の取り組みを、これからの実践でさらに深 めるとともに、校内研修等で学んだことを少しずつ 発信できるようにしたい。 〈参考資料〉 「自尊感情を高める」福岡県教育センター
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