慢性腎臓病(CKD)Q&A(PDF形式 163KB)

シーケーディー
慢性腎臓病(C K D )Q&A
Q
A
慢性腎臓病って何?
腎機能が慢性的に低下したり、尿たんぱく
が継続してでる状態。
CKD(Chronic Kidney Disease)とも
言われています。
①「たんぱく尿」などの尿の異常がある
② 腎臓の働き(糸球体ろ過量)が、正常
の 60%以下に低下している
上記いずれか、あるいは両方が3か月以上
続いている状態のことをいいます。
慢性に経過するさまざまな腎臓の病気を
まとめた呼び名で、軽症なものを含めると
成人の8人に1人の割合で慢性腎臓病に
なっているといわれています。
(CKD診療ガイド 2012 より引用)
Q
どうして慢性腎臓病がいけないの?
A
慢性腎臓病が進行すると…
◆末期の腎不全となって、人工透析や腎移植
が必要になります
◆動脈硬化が進行して、脳卒中や心筋梗塞
などの深刻な合併症を発症させること
もあります
Q
A
Q
自覚症状はあるの?
A
初期にはほとんど自覚症状がないのが
特徴です。
知らない間に病気が進行し、気づいた
時には、すでに末期の腎不全になってい
る危険性もあります。
Q
早期発見するにはどうしたらいいの?
A
定期的に健康診断を受けましょう。
「尿検査」で尿たんぱくの有無を調べ
たり、「血液検査」で老廃物の 1 つで
ある血液中のクレアチニンの濃度(血
清クレアチニン値)を調べたりするこ
とで、自覚症状の乏しい慢性腎臓病を
見つけることができます。
また、血清クレアチニン値、年齢、性
別から、腎臓の働きの指標である「糸
球体ろ過値」を計算することができま
す。
毎年、健康診断を受けて、
健康チェックをしましょう!
腎臓ってどんな働きをしているの?
腎臓は、1 日に 150~200ℓの血液をろ過
して、尿を作り、体の老廃物を排出する大切
な働きをしています。
他にも、ミネラルなどのバランスを調整し
たり、血液を作り出すホルモンを分泌したり
と色々な働きをします。
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高崎市保健所健康課 ☎027-381-6113