市内地域公共交通検討調査委託仕様書 平成26年5月 武蔵村山市 都市整備部 都市計画課 市内地域公共交通検討調査委託仕様書 第1 委託件名 市内地域公共交通検討調査委託 第2 委託期間 契約締結の翌日から平成28年3月31日まで 第3 対象地域 武蔵村山市内 第4 委託の目的 市内循環バス及び乗合タクシーの運行について調査、検証を行い効果や課題を明確 にし、更なる改善を図るための見直し運行計画を策定することを目的とする。 第5 業務の内容 武蔵村山市(以下「甲」という。)は、次に掲げる項目を完成させるため、この業 務を受託した者(以下「乙」という。)に必要な指示を行い、乙はそれに対し、的確 なアドバイスを行いながら、業務を円滑に遂行するものとする。 1 市内循環バスのルート等再編後の運行の検証 ⑴ 市内循環バス利用者に対する意向調査 市内循環バス利用者を対象として利用状況やサービスに対する意向等に関す るアンケート調査を実施する。調査方法は利用者に対してアンケート調査票を手 渡し、郵送にて回収する方式とする。 ア 調 査 日 平日1日・休日1日の計2日 イ 調査時間 市内循環バスの運行時間(概ね午前6時から午後10時半) ウ 対象バス 10台 エ 配布票数 900票程度 ⑵ 市内循環バス利用者OD等調査 バス停ごとの乗車及び降車人員をカウントするとともに、全利用者に対するO D調査及び運賃支払方法調査を行う。 ア 調 査 日 平日1日・休日1日の計2日 イ 調査時間 市内循環バスの運行時間(概ね午前6時から午後10時半) 1 ⑶ 既存資料との比較検討 ⑴及び⑵の調査結果を踏まえて、既存資料(平成23年度調査結果)との比較 分析を行う。 ⑷ 解決すべき課題の検証 ⑶の調査結果を踏まえて、改善された内容と解決すべき課題について検討を行 う。 2 乗合タクシーの実証実験運行の検証 ⑴ 利用状況の整理 乗合タクシーの利用状況等(地区別登録者数、曜日別・時間別利用者数、目的 施設、利用者のOD等)を整理する。 ⑵ 市南西地域居住者意見交換会の実施 乗合タクシーを利用することができる市南西地域居住者に対して、意見交換会 を実施する。 ア 調査企画・準備 意見交換会の企画を行うとともに、参加者への説明資料 等(パワーポイント等)やチラシ原稿の作成等を行う。 イ 意 見 交 換 会 1グループ7~8人に分かれ、日常の交通行動の不備の 有無やその内容及び乗合タクシー導入前後における交通 行動の変化や運行システムに関する要望等を把握し取り まとめる。 ⑶ 課題の整理 ⑴及び⑵の調査結果を踏まえて、市南西地域の公共交通及び乗合タクシーの課 題を整理する。 3 市内循環バス及び乗合タクシーの改善方策の検討 1及び2の調査内容等を踏まえて、市内循環バス及び乗合タクシーについて、早 期に実現可能な改善方策について検討する。 4 市内循環バス及び乗合タクシーの見直し運行計画の策定 3の検討結果を踏まえて、市内循環バス及び乗合タクシーの平成28年度以降の 見直し運行計画を策定する。なお、運行計画の立案に当たっては、本業務において 収集・整理したデータ等に基づき、運行の需要等を評価するための客観的指数を設 定しながら、運行サービス水準の検討、費用対効果等の検討を行う。 2 5 運行開始に向けた諸準備の実施 市内循環バス及び乗合タクシーの新たな運行を開始するに当たり、必要な諸準備 を実施する。特に、運行開始について市民へ広く周知を図るために、広報活動を実 施するための広報物件を作成する。 ⑴ パンフレット、チラシ、市報等の原稿作成 ⑵ ホームページによるコンテンツの作成 第6 会議運営支援 計画策定に関する検討、審議及び決定等は、1に掲げる会議が行うものとし、乙 が行う運営支援については2から6に掲げるとおりとする。 1 会議の内容 名称 武蔵村山市地域公共交通会議 委員の数 会議の開催回数(予定) 平成26年度 平成27年度 5回程度 5回程度 18人 ※ 会議の開催回数については、審議の状況により、増える可能性があるが、当初 の委託金の中で対応することとする。 ※ 委員謝礼は甲の支払いとし、委託経費に含めない。 2 会議への出席 乙は、甲の補助として、甲の指示する全ての会議に出席する。 乙は、会議運営に必要な資料及び書式一式を委員に事前に配布できるよう提供 するものとする。提供期限は会議開催日の概ね10日前までとし、乙は、電子デ ータと必要部数を印刷した資料及び書式一式を提供する。 乙は、会議において説明又は意見を求められたときは、適宜対応する。 3 事務局への支援 乙は、業務に関し、提案及び助言、資料及び情報の提供等を行う。 4 会議録の作成 乙は、甲に出席を指示された会議の会議録を、武蔵村山市附属機関等の会議及 び会議録の公開に関する指針第10条に基づき作成し、会議開催後7日以内に、 甲に電子データで提出する。ただし、次回の会議が、前回の会議開催後7日以内 に開催される場合は、その2日前までに提出する。 5 その他 特に定めのない意見公募手続、ホームページの作成、その他の会議等において 3 も、乙は、甲の指示に従い、必要な支援を行う。 第7 業務の手順 1 計画素案の作成 乙は、庁内において検討した内容、これまでの調査結果、計画に関係する他の計 画等との整合性を検討し、市内循環バス及び乗合タクシーの見直し運行計画の素案 を作成する。 なお、これまでの施策、事業等の到達度を把握するための進捗調査については、 適宜行うものとする。 2 計画原案の作成 乙は、計画の素案について会議等において検討、審議及び決定を経た内容につい てその修正を行い、原案として作成し直す。 3 計画の作成 市内循環バス及び乗合タクシーの見直し運行計画の原案は、意見公募手続、地域 公共交通会議の審議等を経た後に計画として完成することとなるが、これらの段階 で原案に修正があったときは、乙は、甲の指示により、速やかにその修正を行い、 成果品としての計画を作成する。 第8 スケジュール(予定) 年月 市内循環バス 平成 26 年 10 月~11 月 乗合タクシー OD調査実施 アンケート調査実施 平成 27 年 1 月 既存資料との比較検討 3月 利用状況の整理 市南西地域住居者意見交換会 平成 26 年度報告書作成 4 月~5 月 改善方策の検討 6 月~9 月 見直し運行計画の策定 10 月~平成 28 年 2 月 運行開始に向けた諸準備 3月 平成 27 年度報告書作成 第9 成果品の内容及び納期限 乙が業務に係る成果品として納品するものは、次に掲げるとおりとする。 1 報告書 ⑴ 平成26年度報告書 4 A4版100頁程度、本文カラー印刷、5部 納期限 平成27年3月31日 ⑵ 平成27年度報告書 A4版200頁程度、本文カラー印刷、5部 納期限 平成28年3月31日 2 1の報告書をワード、エクセル、JPEG等で保存したものとPDFで保存した 電子データ一式 納期限 平成28年3月31日 第 10 留意事項 1 人員配置等 乙は、業務に当り、次の⑴~⑶の全ての要件を満たす職員を主任技術者とし、乙 の窓口として甲と直接調整を行う。乙は、契約後速やかに適正な主任技術者を選任 し、以下の要件に定める資格・経歴等を証明できる書類を添えて甲の承認を受けな ければならない。 ⑴ 直接雇用関係を有していること。 ⑵ 下記ア~エの資格のうちいずれか一つを有していること。 ア 技術士法による第二次試験のうち技術部門を建築部門(選択科目を「道路」 又は「都市及び地方計画」とするものに限る)とするものに合格し、同法によ る登録を受けている者。 イ 技術士法による第二次試験のうち技術部門を総合技術監理部門(選択科目を 「建設一般」 、 「道路」 、 「都市及び地方計画」とするものに限る)とするものに 合格し、同法による登録を受けている者。 ウ 上記ア・イと同等の能力と経験を有する者。(国土交通大臣(旧建設大臣) が同程度の知識及び技術を有する者と認定した者) エ RCMM「道路部門」又は「都市計画及び地方計画部門」の資格を有し、登 録を受けている者。 ⑶ 道路運送法や車両制限令等公共交通の諸制度に精通し、かつ、官公庁発注によ る本業務と同様の計画(案)作成業務の元請による契約履行実績(履行中のもの を除く)のうち主任技術者として従事した実績を2件以上有すること。 なお、これ以外にも甲の指示があった場合には、現場代理人は打ち合わせに出 5 席しなければならない。 計画(案)の作成に当たっては相当の作業量が見込まれることから、それに対 応できる人員を配置するものとする。 なお、甲は、乙の選任する職員に欠陥があるときには、担当する職員の変更を 要求できるものとし、乙はこれに応えるものとする。 2 個人情報の保護 本業務では、多くの個人情報を取り扱うため、乙はISO27001を取得して いること又はプライバシーマークの使用を許諾されていることを確認できる書類 を甲に提出し、承諾を得ることとする。 3 貸与資料等 甲は、業務に当たり必要な資料を乙に貸与する。 乙は、貸与を受ける資料の借用書を提出するとともに、貸与を受けた資料の所在 を明らかにし、汚損、亡失等のないように厳重に管理する。 4 計画書の提出等 乙は、業務の着手前に、各工程の細部設計を立案し、実施工程表を作成するとと もに、主任技術者届、代理人届及び着工届を提出し、甲の承認を受けるものとする。 乙は、業務が終了したときは、完了届を提出し、甲の承認を受けるものとする。 5 業務の連絡及び報告 甲及び乙は、業務についての連絡及び報告を必要に応じて書面により十分に行う ものとする。 6 成果品の管理及び帰属 業務の成果品は甲に帰属するものとし、乙は、甲の承認を受けずにこれを公表、 譲渡、貸与又は使用しないものとする。 7 修正 乙は、乙の過失による不良があったときは、完了届に対する甲の承認を受けた後 であっても、乙の責任において、甲の指示により速やかに修正を行う。この場合に おいて、これに要する費用は全て乙の負担とする。 8 秘密の保持 乙は、知り得た個人情報については、武蔵村山市個人情報保護条例(平成元年条 例第 30 号)第24条の規定を遵守するとともに、その他の業務に関して知り得た 6 情報についても、甲の承認を受けなければ利用することはできないものとする。 9 費用負担 この仕様書において乙の業務としたものに係る経費は、全て乙の負担とする。 10 環境により良い自動車の利用 本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は利用する場合は、都民の健康と安 全を確保する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)の規定に基づき、 次の事項を遵守すること。 ⑴ ディーゼル車規制に適合する自動車であること。 ⑵ 自動車から排出される特別措置法(平成 4 年法律第 70 号)の対策地域内で 登録可能な自動車利用に努めること。 なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質 減少装置装着証明書等の掲示又は写の提出を求められた場合には、速やかに掲示し、 又は提出すること。 11 疑義 業務の遂行に関し、この仕様書に記載のない事項又は疑義が生じたときは、甲、 乙の協議の上、解決するものとする。 7
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