LDの気づきと対応の流れ

学校におけるLDの気づきと対応の流れ
①担任による申し出
②保護者からの申し出
日常的な保護者との信頼関係
の構築が大きなポイント
【実態把握の基準と留意事項】
実態把握の基準と留意事項】
①特異な学力の状態をつかむ
①特異な学力の状態をつかむ
校内委員会(気づきの委員会)
・「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、
対象:配慮指導ニーズをもつ全ての子
「計算する」、
「推論する」の 6 領域のどこ
役割:校内での理解と対応
かに、顕著に現れる学力の遅れが認められ
〔全校的協力体制の中での担任
を中心とした指導〕
「個別の指導計画」の作成
るかどうか。
※小学校 2、3 年生では 1 学年以上の遅れ。
4 年生以上または中学生の場合、2 学年
以上の遅れ。
◎標準的な学力検査結果
標準的な学力検査結果から確認。また、
標準的な学力検査結果から確認。また、
より専門的な判断にもとづ
学業成績、テスト、日頃の授業の様子、
いた支援の必要性が認めら
提出作品、ノートの記述、保護者からの
れる場合、保護者の同意によ
れる場合、保護者の同意によ
情報等により確認。
る 学校からの申し出
②知的発達の状態の把握(できる範囲で)
・知的な遅れがないことの確認。
◎現在および過去の記録から、国語、算数
(数学)、理科、社会、生活(小 1~2 年)、
外国語(中学生)の教科の評価の観点で、
学年相当の普通程度の能力を示すものが
【専門委員会(専門家チーム)による判断】
1 つ以上あることの確認(最低条件)。
対象:LDの疑いのある子
③その他に把握すること(情緒、行動面など)
役割:LDかどうかの判断
・他の障害や環境が直接の原因ではないこと
具体的支援に関するアドバイス
の確認。
支援過程で生じるさまざまな問題
◎概ね 1 学期間は、行動観察、就学時の資料
や教育効果等についての質問への
の検討、保護者との相談などで「幅広く
回答
基礎的な資料を収集」するとともに、
本人の学習の進捗状況にも十分に注意を
払う(小 1 の場合、1 学期間では不十分な
こともあり、1 年程度かける場合も多い)。
生育歴についてもできるだけ情報を収集。