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統計学 II(商)統計学2(法)福田
●ホームページ(http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~kfukuda)
にメールアドレスや各回の資料が掲載されています。
●成績はレポート(1/8)と期末試験(1/22)で付けます。
●期末試験の持ち込みは電卓(四則演算のみ)のみです。
●授業内容は、高校までの復習が4割程度、大学基礎
レベルが6割程度です(試験問題も同様)。
●各スライドにある A は中学レベル、B は高校レベル、
C は大学基礎レベルを表しています。
●教科書はありません(ただし、資料作成の際、高校教科書
以外に「統計学入門」
(東京大学出版会)等を参照しています)
。
(続)統計学 II(商)統計学2(法)福田
●春学期の統計学 I(商)統計学1(法)では、レポー
トを提出して期末試験を受験した人の 92%は単位を
取っています。
●レポートで 30 点、期末試験で 70 点の評価です。
●レポートの提出日は 1/8 ですが、やむをえない理由
により 1/8 に欠席する場合は、事前に電子メールの
添付ファイルで提出してください。
●期末試験(1/22)は例題の中からしか出題しません。
●1/15 に試験対策をしますので、自信のない人は必ず
出席したり、質問したりしてください。
中学・高校で学んだこと
~新学習指導要領や教科書にあるキーワードの例~
●中学1年:ヒストグラム、相対度数、中央値、
最頻値、近似値、有効数字
●中学2年:確率の求め方、確率の利用
●中学3年:標本調査の意味、標本調査の利用
●高校1年:相関係数、独立な試行と確率、
条件付き確率
●高校2年:確率変数と確率分布、二項分布の分散、
母平均の推定、信頼区間
中学・高校で学んだこと(続)
~教科書「数学 B」にある数式の例~
●連続型確率変数 X のとり得る値の範囲が a  X  b
で、その確率密度関数を f (x) とすると、 X の平均
b
E (X ) は E ( X )   xf ( x)dx となる。
a
● X が 正 規 分 布 N (m, ) に 従 う と き 、 f (x) は
2

1
f ( x) 
e
2 
( x  m) 2
2 2
となる。
統計検定
●統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験
●2011 年から日本統計学会などが実施
●4級:中学校レベル、3級:高校レベル、
2級:大学基礎レベル、1級:大学専門レベル
●期末試験で8割以上の正答率を得た受講者は、概ね
「統計検定2級レベル」に達したことになる。
シラバス
[1] 授業計画と数学基礎
[2] 集合、場合の数、確率(高校「数学A」)
[3] 確率変数(高校「数学B」)
[4] 確率分布(高校「数学B」)
[5] 母集団と標本(高校数学「B」)
[6] 正規分布からの標本(高校数学「B」)
[7] 点推定と区間推定(高校数学「B」)
[8] 仮説検定 (1) (大学基礎レベル)
シラバス(続)
[9] 仮説検定 (2) (大学基礎レベル)
[10] 単回帰分析と検定(大学基礎レベル)
[11] 重回帰分析と検定(大学基礎レベル)
[12] レポート作成の仕方
[13] レポート提出
[14] 期末試験対策
[15] 期末試験
レジュメの各スライドの見方
●1頁ごとに次のように、番号とタイトルが付されて
いる。
[2-3b]A 代表値
・[2-3b]の 2 とは、15 回の授業のうちの 2 回目を表す。
・[2-3b]の 3 とは、2 回目の授業を構成する 4 項目のう
ち、3 項目目であることを表す。
・代表値とは、2 回目の授業の 3 項目目の名前(サブ
タイトル)を表す。
・[2-3b]の b とは、このサブタイトルの3番目の内容で
あることを表す(1番目は空欄、2番目は a)
。
・[2-3b]A の A とは内容が中学校レベルであることを
表す(B が高校、C が大学基礎レベル)
。
数学基礎(四捨五入:小学4年)
●たとえば、0.1234 に対して、小数第4位を四捨五入
して小数第3位で答えよ→0.123
●たとえば、0.12524 に対して、小数第3位を四捨五
入して小数第2位で答えよ→0.13
●たとえば、0.99995 に対して、小数第5位を四捨五
入して、小数第4位で答えよ→1.0000
数学基礎(有効数字:中学校1年)
●たとえば、123.10 は 1.23110 なので有効数字4桁
2
●たとえば、250 万は 2.5 10 なので有効数字2桁
6
数学基礎(1次方程式:中学校1年)
●問:x に関する1次方程式 ax  b  0 を解け。ただし、
a, b は実数の定数とする。
b
解: a  0 のとき x   ,
a
a  b  0 のとき x は任意の実数
a  0, b  0 のとき解はない。
数学基礎(直線と1次方程式:中学校1年)
●前の問は「直線 y  ax  b と直線 y  0 の交点を
求めよ」と同じ。
y
y  ax  b
x
0
b
x
a
数学基礎(2元連立1次方程式:中学校2年)
●問:以下の x, y に関する2元連立1次方程式を解け。
ただし、 a, b, c, d , e, f は実数の定数とする。
ax  by  e

cx  dy  f
●解: ad  bc  0 のとき、
de  bf
 ce  af
x
, y
ad  bc
ad  bc
ad  bc  0 のとき、
x, y は「任意の実数」のときと解なしの場
合があるが詳細は略。
数学基礎(微分:高校「数学Ⅱ」)
●関数 y  x において、 y を x で微分すると、
n
dy
 y  nx n1 ( n は自然数で x 0  1 )
dx
●たとえば、 y  3x  2 x  5 を x で微分すると、
3
y  9 x 2  4 x
2
数学基礎(指数と対数:高校「数学Ⅱ」)
m
n
1
●x  x , x  r
x
n
m
r
● x  y  r  log x y (ただし x  0, x  1, y  0 )
r
● log x MN  log x M  log x N , log x M  k log x M
k
● log e y  ln y ( e  2.72 は自然対数の底)
 ln yt ln yt  ln yt 1
●
は伸び率と見なせる。

t
t
たとえば、2011 年の日本の GDP は大震災もあり前年
の 482 兆円から 471 兆円へ大幅に減少したが伸び率は
 ln yt  ln(471)  ln(482)  0.023 でマイナス 2.3%。