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青 警 本 務第 7 5 4 号
青警本総推第 1 0 7 号
青警本生企第 7 3 5 号
青警本刑企第 5 9 9 号
青警本交企第 9 6 8 号
青警本備一第 2 5 3 号
平成26年3月3日
各
所
属
長
殿
青森県警察本部長
青森県警察における女性の視点を一層反映した警察運営推進プランの策定につ
いて
本県における女性警察官の採用の目標、目標達成のための具体的取組等については、
「青森県警察における女性警察官の採用・登用拡大計画(平成23年6月策定。以下
「旧計画」という。)」に定めているところであるが、この度、性別を問わない能力・
実績に応じた積極的な人材登用や女性職員が更に働きやすい職場づくりを推進すると
ともに、全職員の意識改革を徹底することにより、本県警察の組織力を質的に強化す
るため、旧計画を見直し、別添のとおり「青森県警察における女性の視点を一層反映
した警察運営推進プラン」(以下「プラン」という。)を策定した。
各所属長にあっては、所属職員に対し、プランの周知徹底を図るとともに、これに
基づく取組を強力に推進されたい。
な お 、「 青森 県 警 察にお ける 女性警察官の 採 用 ・登用拡大 計画の策 定 に つい て 」
(平成23年8月4日付け青警本務第521号ほか)及び「青森県警察男女共同参画推進
会議の設置について」(平成24年3月23日付け青警本務第152号ほか)は廃止する。
本件
警務課企画係
別添
青森県警察における
女性の視点を一層反映した警察運営推進プラン
平成26年3月
青森県警察本部
1
趣旨
このプランは、女性の視点を一層反映した警察運営を推進し、青森県警察の組織
力を質的に強化するため、女性警察官の採用目標を定めるとともに、能力・実績に
応じた積極的な人材登用、女性職員が更に働きやすい職場づくり等に向けた具体的
取組について定めるものである。
2
全職員の意識改革の徹底
女性の視点を一層反映した警察運営の推進に当たっては、職員一人一人の意識改
革を通じて、女性を含めて様々な職員が一層力を発揮できるような組織文化を醸成
することで、組織の活性化を図る必要がある。とりわけ、仕事と育児、介護との両
立のために夜間・休日の呼び出し等について一定の配慮が必要な職員が働きやすい
勤務環境が醸成されるように、幹部職員を始めとする全職員の意識改革を徹底する。
また、「女性の力を取り込むことが警察の組織力を質的に強化する。」という意識
の全職員の共有を図る。
3
女性警察官の採用目標
平成33年4月1日までに、警察官の条例定員に占める女性警察官の割合が10%以
上になることを目標とし、採用者の質に配意しつつ、別に定める計画に基づき、女
性警察官の採用・登用の拡大に努める。
4
(1)
能力・実績に応じた積極的な人材登用
女性警察官の積極的な配置
全部門において、既存の観念にとらわれない女性警察官の積極的な配置を推進
する。
(2)
任用科への計画的入校等
全部門への女性警察官の配置を促進するため、各部門で実施する任用科への計
画的入校を図るとともに、女性警察官のスキルを向上させるため、各種専科への
入校、研修への参加等に配意する。
(3)
女性職員の積極的登用
組織の中核たるポストに女性職員を積極登用し、その職員に活躍させる場を確
- 1 -
保すると同時に、他の女性職員のロールモデルとして、積極的に仕事に取り組む
意欲を喚起する。
(4)
女性警察官の募集活動の強化
採用ホームページ、採用募集パンフレット等に様々な部門で活躍する女性警察
官を積極的に取り上げるとともに、ツイッター等による情報発信活動を強化する。
また、就職ガイダンスや大学等で実施する採用説明会に女性の採用担当者を積極
的に派遣するなど、女性警察官の募集活動を更に強化する。
(5)
再採用制度の導入の推進
育児、介護等を理由に中途退職した女性警察官の再チャレンジを支援するとと
もに、意欲と能力のある優秀な人材の活用を図るため、中途退職者を再び警察官
として採用する「再採用制度」の導入を推進する。
5
(1)
女性職員が更に働きやすい職場づくり
育児休業制度等の周知
育児を経験していない女性職員の多くが育児休業制度について詳しく知らない
状況にあることから、女性職員へ育児休業制度の周知を図る。また、育児休業制
度への理解を高めるため及び男性が取得できる制度の周知のため、男性職員にも
組織的かつ積極的に制度の周知を図る。
(2)
妊娠中の職員に対する支援
妊娠中の職員の母体の保護のため、当該職員の配置ポストを配慮するほか、出
産に対する不安の解消等を図るため、出産・育児を経験した職員による支援を行
う。
(3)
任期付き再採用制度の導入の推進
育児休業を取得する警察官の業務を補うため、育児、介護等を理由に中途退職
した女性警察官等を任用の期間を定めて採用する「任期付き再採用制度」の導入
を推進する。
(4)
育児休業取得に伴う代替要員の配置
育児休業取得者及び当該職員の所属の負担軽減を図るため、育児休業者のポス
トに、育児休業代替臨時職員、任期付き再採用警察官等代替要員を配置する。
(5)
育児休業取得者に対する支援強化
- 2 -
ア
育児休業取得者の職場復帰支援
育児休業中の職員の組織への帰属意識を維持するとともに、休業中のブラン
クによる不安を解消するため、休業期間中に定期的な個別の連絡を行うほか、
休業期間中に改正された制度等についての教養を実施するなど、円滑な職場復
帰に向けた支援を行う。
イ
男性職員の育児参加等
男性職員が育児休業、育児短時間勤務、配偶者出産休暇、子ども関連の行事
に伴う年次休暇等の取得を申請した場合は、取得できるよう配慮するとともに、
これらの取得を必要とする男性職員が申請を躊躇することがないよう、男性職
員の育児参加に対する幹部職員の意識改革を推進する。
(6)
女性用施設等の整備
全警察署及び女性警察官が配置される予定の交番等について、女性用仮眠施設、
更衣室、トイレ、シャワー室等の計画的な整備を推進する。
(7)
女性警察官が使いやすい装備資機材の整備
女性警察官の体型・体格及び体力等に応じた耐刃防護衣その他装備資機材につ
いて、女性警察官の増加を見据え、必要数の整備に努める。また、女性警察官が
使用する装備資機材や被服等の細部について、女性警察官の意見を聴取するなど、
そのニーズにより応じたものとなるよう見直しを行い、改良を進める。
(8)
ヤンガー・エルダー制度の充実
新規採用の女性警察官の中には、職務遂行等に関し様々な悩みを抱えている者
がいると考えられることから、新規採用の女性警察官に対し、勤務経験豊富な警
察官が必要な助言又は指導を行う「ヤンガー・エルダー制度」の充実を図り、様
々な悩みに対する支援を行う。
(9)
女性職員の意識をくみ上げる施策の推進
女性職員が更に働きやすい職場づくりの推進に当たっては、女性職員からの意
見聴取の機会を継続して設けるなど女性職員の意識をよりくみ上げることが出来
るよう配意する。
(10)
各種ハラスメント防止対策の強化
女性職員の能力が十分に発揮されるよう、セクシャルハラスメントを始めとす
る各種ハラスメントの防止及び排除に向けた全職員の意識改革を徹底するととも
- 3 -
に、セクハラ・パワハラ等目安箱制度の効果的な運用を図るなど、その防止対策
を強化し、良好な勤務環境の構築を推進する。
(11)
現場執行力の強化
女性警察官の不安、要望等を踏まえた効果的な教養に配意し、実務能力及び勤
務意欲を高めて、現場執行力の強化を図る。
6
推進体制
「県民の期待と信頼に応える強い青森県警察推進委員会」及び「女性の視点を一
層反映した警察運営検討部会」は、本プランの積極的な取組を推進するとともに、
本プランの進捗状況を把握し、必要な措置を講じるものとする。
7
プランの見直し
このプランの推進状況は、毎年、検証を加えるとともに、3年を経過した場合に
おいて、所要の見直しを図ることとする。
- 4 -