平成24年度豊山町職員環境保全行動指針(地球温暖化対策実行計画)実施状況 1 温室効果ガスの排出量 温室効果ガスの排出量は、電気使用量などの活動量に、国が定める「排出係数」を用い て算出することとされており、その「排出係数」は、年度により変化する。 環境省が策定した温室効果ガス総排出量算定方法ガイドラインは、①地方公共団体が講 じた対策の効果を把握するため、実行計画の期間中同じ「排出係数」を使用して算出した 排出量と②算定時点の排出係数を用いた排出量の双方を算出することを推奨している。し たがって、以下①と②とに分けて平成24年度の温室効果ガス排出量を示す。 ① 基準年度と同じ排出係数(*1)を用いた排出量 本町の実施する事務及び事業活動のうち、集客施設に係るもの以外の温室効果ガスの総 排出量(二酸化炭素換算値)は、平成24年度が約762tで、基準年度である平成16 年度の約793tと比較して約3.81%減少している。 *1 例、電力の二酸化炭素排出係数:0.384 単位:kg-CO2 (小数点以下四捨五入) 平成16年度(基準年度) 平成24年度 二酸化炭素(CO2) 791,662 761,416 メタン(CH4) 117 173 一酸化二窒素(N20) 488 531 792,267 762,120 計 -30,147 対16年度比 -3.81% ② 算定年度の排出係数(*2)を用いた排出量 平成24年度の排出量を同年度時点の排出係数を用いて算出すると約761tであり、 基準年度比で約4.01%減少している。 *2 例、電力の二酸化炭素排出係数:平成16年度0.384 平成24年度0.373 単位:kg-CO2 (小数点以下四捨五入) 平成16年度(基準年度) 平成24年度 二酸化炭素(CO2) 791,662 759,784 メタン(CH4) 117 20 一酸化二窒素(N20) 488 728 792,267 760,532 計 対16年度比 -31,736 -4.01% 2 施設別状況 温室効果ガスの主な排出要因である電気・都市ガスの状況を次の表に示す。電気はいず れの施設も基準年度比で減少している。都市ガスは、保育園、学校及び学校給食センター において増加している。保育園は平成22年9月に豊山保育園を増築していることが主な 理由と考えられる。学校は都市ガスを主にプールの温水シャワーに使用しているため、児 童・生徒数の増加等が影響していることが推測される。ただし、全体に占める使用量は 1.5%程度とわずかである。学校給食センターの都市ガスの増加は、調理食数増加に伴 うガス器具類の使用増が考えられる。なお、豊山町職員環境保全行動指針は、本町の実施 する事務及び事業活動のうち、集客施設に係るもの以外を対象としている。 庁舎・複合庁舎 保育園合計 学校合計 学校給食センター 合計 電気(kwh) 都市ガス(㎥) 平成24年度 対16年度比 平成24年度 対16年度比 448,065 -11.10% 35,485 -17.82% 122,320 -4.47% 26,551 14.19% 471,381 -3.30% 961 8.10% 138,674 -5.04% 2,341 10.27% 1,180,440 -8.92% 65,338 -5.91% 3 総括 排出量合計は、いずれの排出係数によっても、基準年度より減少している。豊山町職員 環境保全行動指針は、排出量を基準年度比で減少させることを目標としており、平成24 年度の結果は良好な結果といえる。今後も省エネルギーに取り組むことにより、日常事務 に伴う環境負荷の低減に努めていく。
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