IE の整数オーバーフローの脆弱性を検知するシグネチャをリリース

【Technical Report】
シグネチャリリース
2014 年 12 月 24 日
株式会社セキュアソフト
IE の整数オーバーフローの脆弱性を検知するシグネチャをリリース
本日、Internet Explorer の Integer Overflow 脆弱性や DDos 攻撃の不正コードを検知するシ
グネチャ等を含む、合計 4 件をリリースしました。
<シグネチャ名>
Microsoft Windows OLE Automation Array Remote Code Execution
<攻撃の説明>
この脆弱性は IE の VBScript エンジンが配列のサイズ変更を適切に処理できないため、任意のメモ
リ読み込み及び書き込みが可能になる脆弱性を悪用し、攻撃者は、Web ページにユーザのアクセスを誘
導し攻撃を試みます。攻撃に成功すると、任意のコードを実行する事ができます。
参考 URL: http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2014-6332
<シグネチャ名>
Linux/DDoS.Lightaidra
<攻撃の説明>
Linux/DDoS.Lightaidra は、IRC 通信をベースにした不正コードです。
不正行為を行うため、IRC コマンドを受信し、脆弱な機器をスキャンし、直接に攻撃を行い、更に分散サ
ービス攻撃系の不正行為を行い、botnet を確保します。
攻撃に成功すると、不正コードのダウンロードを試み、その不正コードを利用して分散サービス拒否の攻
撃などを行います。
SecureSoft Sniper IPS をご利用のお客様は、自動アップデート、手動アップデートにより最新シグネチ
ャを適用してご利用下さい。
以上