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平成25年度「ボランティアチャレンジプロジェクト」活動報告
埼玉県立南稜高等学校
1
実施主体等
南稜高校インターアクト部
2
活動日
火・水・金 行事によっては土日も活動
参加人数
部員7名
*ただし行事によっては校内にボランティアを募った
活動のねらい
・活動内容の決定から実施まで部員が主体的に行うことで生徒の企画力・発表力・チームワーク
等を養う。
・さまざまなボランティア活動を通して、自己と社会とのつながりを意識し、広い視野を持った
市民の育成を目指す。
3
実施内容
(1)エコキャップ回収(通年)
年度当初、インターアクト部におけるボランティア活動の方向性を話しあった結果、
「無理
なく継続できる活動」ということでエコキャップ回収を行うことになった。回収のシステム、
活動計画を部員が主体的に考え職員会議に提案、承認され実施の運びとなった。ペットボトルを
再利用した回収ケースを作成しポスターで啓発をはかった成果もあり、全校生徒・職員の協力で
相当数のエコキャップが集めることができた。
(2)募金活動
①東日本大震災支援募金(11月)
近隣のインターアクト部と合同で浦和駅前において東日本大震災被災地支援募金を行った。他校
の生徒と協力し、組織的に募金への協力を呼びかけることができた。
②共同募金会歳末助け合い募金(12月)
戸田市社会福祉協議会の依頼をうけイオン北戸田店にて歳末助け合い募金を行った。幼児の募金
協力者への御礼の品を手渡す際は膝を折り相手と目線をあわせて丁寧に対応していた。
(3)地域奉仕活動
①学校周辺の清掃活動(通年)
毎週金曜日、エコキャップ回収・洗浄作業と交互に実施。学校周辺から北戸田駅までの清掃活動
を行っている。登下校時にあらかじめ活動場所を下見して効率的に行うことができた。
②戸田市地域福祉祭り支援ボランティア(10月)
戸田競艇場で行われたイベントに参加した。1、2 年部員が学校行事の関係で参加できなかった
ため、校内にボランティアを呼びかけたところ3年生女子が参加してくれた。ぬいぐるみを着て会
場を練り歩きイベントに来場した子供たちの写真撮影に応じたり、障害者スポーツ体験ブースやエ
コクラフト体験担当として来場者の対応をした。多くの子供たちと触れ合うことができ、参加した
生徒たちも充実感を得ていた。
③戸田市まごころこども塾小学生学習支援(7月)
戸田市社会福祉協議会の依頼で学校のある美女木地区の地区センターで小学生の宿題の指導を
したり一緒に遊んだりした。部員だけでなく校内に参加を呼びかけたところ、保育士や幼稚園・小
学校教諭希望者が多数集まった。なかなかこどもと触れ合う機会がない参加者にとっては、子ども
たちと触れ合うまたとない機会となった。
④戸田市イベントボランティア(6月・3月)
6月は夏至の日周辺に行われる「キャンドルナイト」が戸田でも実施されるのに伴い、来場者誘
導・対応や会場整理にあたった。多くの来場者に対し臨機応変な対応が求められたが、部員で協力
しあって事なきを得た。3月は子供向けのご当地戦隊ショーイベントの裏方として地域ゆるキャラ
の着ぐるみを着てステージ出演をしたほか、来場者の記念撮影に応じたり握手会に参加したりした。
多くのボランティアの力でイベントを作り上げ、成功させる喜びを体験することができた。
(4)国際交流ボランティア
①韓国人日本語教師交流(8月)
日本語国際センターで研修している韓国人日本語教師の教材作成に協力した。日本の高校生の生
活ついてのインタビューなどに協力していた。韓国に関心が高い生徒が多いため、韓国人日本語教
師と双方向のコミュニケーションをとることができ達成感を得ていた。
②中国人日本語教師訪問サポート(2月)
日本語国際センターで研修中の中国人日本語教師の来校に伴い、歓迎会や校内案内等を行った。
中国から帰国した部員が通訳として関わったほか、日本語教師らの学校生活などについての質問に
答えていた。
③オーストラリア姉妹校来校時コーディネート・サポート(9月)
オーストラリアの姉妹校来校時に歓迎行事の計画・運営や接待を行った。夏休みから準備を重ね、
歓迎行事の司会・進行・校内案内等を英語で行った。来校者に対するプレゼントなども自分たちで
考え、留学生たちから好評を得ていた。訪問終了時、生徒たちのもてなしやホスピタリティーを姉
妹校校長が絶賛していた。
(5)東日本大震災被災地支援(8月・12月)
「被災地に学ぶ会」に参加し、8月には宮城県石巻市・12月には福島県南相馬市を訪問、現地
で側溝土砂の除去や竹林の伐採を行った。夜行バスに揺られての慣れない肉体労働は過酷であった
が、他校参加者や一般の参加者と協力して黙々と作業に打ち込んだ。マスコミで報道されない被災
地の現状を目の当たりにし、被災者の方々のお話を伺って自分たちのいる環境がいかに恵まれてい
るか、そして自分たちに何ができるのかを考えたようであった。
4
成果と課題
本年度は部員の主体性を生かした活動を目指し、まず活動内容の精選を
した。部長中心にミーティングを重ねるうちに部員から斬新なアイディア
が出てきたりして、部員数は少ないものの話し合いのイメージ、そして自
分たちこそが作り上げるという主体性は意識することができつつあるように思う。とりわけ、姉妹
校来校時には彼らが主体的に考え、周到な準備を重ね、おもてなしの精神を発揮し行事を成功に導
くことができた。この成功体験を忘れず、反省を活かし来年度の取組へとつなげていきたい。また
今年度の成果としてはインターアクト部がボランティアプラットフォームとして校内においてボ
ランティアへの意識や関心を高めることができたことである。これまではボランティア=インター
アクト部というイメージがあり、仮に校内にボランティアに関心がある生徒がいたとしても参加す
る機会がなかった。が、今回全校へ呼びかけをすることによって校内に潜在していた生徒に参加の
機会を提供することができた。ボランティアは活動を通じて世の中のさまざまなことに気づき、学
ぶことができる。参加者の口コミによる啓蒙活動を通じ、さらにより多くの生徒の参加を目指し、
今後もファシリテーターとして活動していきたい。