開発に関わる雨水貯留指針 平成26年4月 奈良県大和高田市 開発に関わる雨水貯留指針 大和高田市における、異常降雨時の浸水対策として、開発に関わる雨水流出 抑制施設の設置について、次の表のとおりとする。 開発面積 貯留方式 貯留量 530 ㎥/ha 1.0ha 以上 調整池 (市街化区域) 585 ㎥/ha (市街化調整区域) 0.3ha 以上 1.0ha 未満 浸透施設及び貯留施設 300 ㎥/ha 70 ㎥/ha 0.1ha 以上 0.3ha 未満 浸透施設及び貯留施設 (市街化区域) (戸建て分譲住宅) 100 ㎥/ha (それ以外) 浸透施設及び貯留施設 (市街化調整区域) 100 ㎥/ha 1) 1ha 以上の開発については、大和川流域調整池技術基準(案)による ものとし、0.3ha 以上1.0ha 未満の開発については、大和川流域小 規模開発雨水流出抑制対策設計指針(案)によるものとする。 2) 0.1ha 以上0.3ha 未満の開発については、原則として、別紙1 ~6の基準によって適応するものとし、雨水を側溝内に一時貯留し最終放 流桝に別紙計算式によるオリフィスを設置し自然流下とする。 ただし、側溝内貯留で計画貯留量を満足出来ない場合は、浸透式舗装及 びその他の浸透式施設(別紙7)で補うものとする。 3) 雨水の排水施設の構造は、開渠の道路側溝とし、流末部を有蓋構造と する場合はグレーチングとすること。 4)放流施設の構造については「大和川流域小規模開発雨水流出抑制対策設 計指針(案)」に加え、担当課の指導に基づくこと。 5) 開発計画に当たっては、別紙平面図及び標準断面図を参考にし、放流 先水路の断面を考慮し側溝断面を決定するものとする。 6) これらの開発行為に関する雨水対策については、大和高田市 環境建 設部 土木管理課 土木管理係と十分に事前協議すること。 1 (別紙1) 排水施設図 2 (別紙2) 1.貯留量V(側溝内貯留) V=L×W×H=180.0m×0.4m×0.32m=23.0m L:側溝延長 2.ha当たり貯留量 W=側溝有効幅 H:側溝有効深 Q 3 3 Q=V/A=23.0m /0.2ha=115.0m /ha 3 3 (別紙3) 4 (別紙4) 1.貯留量 V(側溝内貯留) V1=L・W・H=112.0m×0.4m×0.32m=14.33m V2=l・w・h=168.0m×0.18m×0.18m=5.44m V=V1+V2=19.77m 3 3 V1:自由勾配側溝貯留量 2.ha当たり貯留量 3 V2:U型側溝貯留量 Q 3 3 Q=V/A=19.77m /0.2ha=98.85m /ha 5 (別紙5) 6 (別紙6) 片側道路開発標準図 14.00 6.00 開発面積(流域面積) 0.2 ha 雨水貯留施設の検討 76.00 0.2×100=20.0 ㎥ 標準側溝断面 0.4×0.4=0.16 ㎡/m 有効貯留断面 0.4×0.32=0.128 ㎡/m 側溝必要延長 20.0÷0.128=156.3 m 24.00 7 (別紙6) 8 (別紙6) 9 (別紙7) 発行 大 和 高 田 市 土 木 管 理 課 奈良県大和高田市大中 100 番地1 電話 0745-22-1101 内線 676
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