競技規程 - 世界太極拳聯盟

GR01
2014/07/31 修正版
2014 年第三屆世界盃太極拳国際チャンピオンシップ
競技規程
一、主
旨:太極拳文化を広め、太極拳の技術を向上させることにより、
世界の太極拳愛好家の交流を図り、国際スポーツ交流と文
化交流を増進し、国民健康を推進することを目的とします。
二、企画基準:教育部体育署臺字第 1030012022 号書簡に従い実施します。
三、指導機関:中華民國教育部体育署、衛生福利部、外交部、交通部観光局
四、主催機関:世界太極拳連盟(ITCF)
五、共催機関:新北市政府体育処、日本美花中華武術連盟、
ドイツライン‧ユーボ太極拳連盟、台灣楊派易簡協會
六、開催日期:2014 年 10 月 25、26 日(土、日曜日)午前 8 時~午後 5 時。
七、開催会場:新北市板橋体育館(新北市板橋區中正路 8 號)
八、参加方法:
(一) 各地太極拳関係団体や同好会,年齡や性別問わず、参加可能です。
申し込みは協(分)會、クラブや学校などの団体形式で受け付けま
す。
(二) 大会は A 類個人組分齡戦賽(套路/器械 2 項):分齡組別の說明は第
九項を参考に;項目の說明は第十項を参考に。各組更に男、女に
分かれて表彰致します。B 類団体戦(套路/器械/気功 3 項)。C 類推
手示範戦。共 3 類 4 項競技。
コード
套路
器械
氣功
推手
(A) 個人戦
PF
PW
X
(B) 団体戦
GF
GW
GQ
X
(C) 推手示範戦
X
X
X
PP
(三) 大会審判は参加リーダー、コーチ、管理等の職に付いてはいけま
せん。
(四) A 類個人戦は一人につき2項目まで申し込み可能です(拳架/器械
各項目から一つずつ選択可能)。海外からの参加団体は2倍参加可
能ですが、競技時間の衝突にご注意ください。
(五) B 類団体戦の隊員は、6~12 人の男女ミックス形式で申し込みくだ
さい。海外団体の人数は 4~6 人までです。各チーム一項目ずつ参
加できます (拳架、器械、氣功各 1 項目)。海外からの参加団体は
2倍参加可能ですが、競技時間の衝突にご注意ください。
1
(六) C 類推手示範戦の隊員資格と競技規則は推手示範戦競技規則(GR02)
を参考にしてください。
(七) 各チーム参加申し込み時に、リーダー、コーチ、マネージャー等
の職を設置し、リーダーより大会と竞赛関係の連絡する。
(八) 競技規則 (推手示範戦を除く)は,体育運動総会編印の《國際太極
拳規則》(R01)に基づきます。気功は 2012 年《健身気功競技規則》
の判定規則に基づきます(R02)。
(九) A 類個人戦の年齢組別:
S 学生組(学籍による)(SA-小学、SB-中学、SC-高校、SD-大学)。
C 社會組(分齡):
E:20 才以下、F:21~25 才、G:26~30 才、H:31~35 才、I:36~40 才、J:41~45 才、
K:46~50 才、L:51~55 才、M:55~60 才、N: 61~65 才、P:66~70 才、Q:71~75 才、
R:76~80 才、T:81~85 才、U:86~90 才、V:90+才。以上各組更に男、女に分か
れて表彰します。年齡計算は申し込み締め切り日 103 年 8 月 31 日をめど
に計算する。
(十) 競技項目:
各家各式の套路、器械と氣功式,自由に申し込めます。もし項目、
年齢、性別の条件分別により,参加個人又は団体が6人超えた場
合、主催側は組別を増加します。C 類推手示範戦は、
【推手示範賽
競賽規則】(GR02)を参考に。
(十一) 竞赛時間限制:
(1)各家各式太極拳は二十四式太極拳時間の 4~5 分間以外,
その他は皆 5~6 分間。
(2)各項各式器械、氣功時間は 3~4 分間。
(十二) 表彰方法:
(1)A 類/個人分齡戦(拳架/器械)
,三位以内はメダルと賞状。
海外分齡組は上記の方法による表彰以外,他に海外組の
前三位はメダルと賞状により表彰されます。
(2)団体戦前三位はメダルと賞状により表彰されます。
(3)参戦人数4人以下の場合、奨励方法を調整します;例え
ば 4 から 3,3 から 2。その他は皆優勝と見なします。
(4)また、より多くの参加を期待したいので、最優秀チーム
を表彰します(参加人数の総合で評価します)。
(十三) 上告と仲裁:
(1)仲裁委員會
13.1.1 組織:主催側は竞赛前に審判員5〜7名で仲裁委員
2
会を組織し,その中の一名を主席に任命す
る。
13.1.2 職務:仲裁委員会の判定は合議制による。仲裁の決
議により、控訴判定を更正することが出来
る。
(2)上告順序
13.2.1 異議の提出:竞赛判決不服時には、該当チームのリ
ーダー又はコーチより 5 分以内に主任
裁判に異議を提出する。審判より討論
の結果、判決を下す。
13.2.2 上告の提出:異議判決に不服の場合、リーダー又は
コーチより30分内に、上告申請書と
費用(3,000 元)共に,仲裁委員會に提
出する。
13.2.3 作業:仲裁委員會は裁判長、主任裁判、執行裁判
者を招集し,議決する。
13.2.4 終決:仲裁委員會の議決は最終決議である。
13.2.5 返還:もし仲裁委員會が上告成立と認定した場合上
告費用は即返還します。
13.2.6 既成事實:
竞赛続行のため、
上告成立したとしても、
変更できない既成事実として成立す
る。
(一)各竞赛の時間、場所は、大会秩序冊內にて記録しているが,当日
の状況に合わせて変更する事項は、それを基準とする。(竞赛時
間の衝突は個人で調整する。)
(二)選手は竞赛 30 分前に檢錄を受けること。
(三)選手竞赛時には選手札を持参すること、さもなければ竞赛には出
場できない。
(四)もし選手の代打又は資格にミスがある場合、出場資格を取り消し
にする。
(五)
団体戦では音樂の放送は可能であるが(設備持参),合図は禁止である。
個人戦は音樂の放送を禁止する。
(六)推手の競技以外,選手は功夫裝又は唐裝,及び功夫(又は運動)鞋を着用する
こと。
(七)竞赛進行時に特殊事故が起きた場合,大会が竞赛停止した時間を
3
めどに、得点の評価をする。
十、申し込み方法:
(一) 時間節約とミスをさけるため、インターネットにて申し込みをし
て頂きたい。参加選手全員申し込み表と総表を記入してください。
個人戦(A 類)の選手は半身 jpg 格式の写真を付てください。リー
ダー、コーチ、マネージャー等も同じく。団体戦選手は不必要で
す。国内の選手は身分証をファイル名に.例:A123456789.Jpg。海
外選手及び職員は,氏名をファイル名としてください。すべての
隊員の写真を同じファイルに入れ(チーム名をファイル名に)、送
信ください。
(二) 申し込み書は世界太極拳連盟にてダウンロードしてください。
http://www.inteltaichi.com
(三) 連絡方法:世界太極拳連盟(P.O.Box:台北市郵政 126-46 信箱)。
申し込み電話:+886 932-227 818
E - m a i l:[email protected]
FAX:+(886)2-2690-9192
秘書長:林佑穗
(四) 申し込み日期:即日より 2014 年 8 月 31 日まで(締め切り日は郵便ス
タンプを基準とする)。
(五) 申し込み費用:一切銀行振込にて;振込領収書のコピーを申し込
み書に同封すること。
銀行情報:
Bank Name : HsinTien Branch,Taiwan Bank
SWIFT Code: BKTWTWTP075
Account Name: International Tai Chi Federation
Account Number: (004) 075-007-585459
申し込み費用
(1)分齡組:一般の方は各人項目 US$40 元,一項目増すごとに
US$30 増加。学生組(SA/SB/SC/SD)及び七十一才以上
(Q~V 組)各人項目 US$25 元,一項目増すごとに US$20
増加。
(2)団体組:各チーム(套路、器械及氣功)US$90 元/每一竞赛項目。
(3)個人別推手戦申し込み費用 US$50 元。
十一、抽選日期:2014 年 9 月 18 日(木曜日)午後 14:00 時,世界太極拳聯
連盟にて。竞赛の順序は 9 月 30 日前に,本連盟ウェブサ
イトに公布します。
十二、リーダー会議:2014 年 10 月 24 日午後 16:30~17:30 に竞赛会場にて
行います。
十三、審判会議:2014 年 10 月 25 日午前 08:00 時に竞赛会場にて行う。
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十四、登録時間:2014 年 10 月 25 日午前 07:30~08:30 まで。
十五、本規程での説明不足部分は,主催側は随時調整や修正をウェブサイ
トにて公布します。
十六、竞赛規則は添付ファイルを参考に:推手試合規則(GR02)、國際太極
拳規則(R01)、気功競技の規則と評価の方法と基準(R02)。
5
R02
気功競技の規則と評価の方法と基準
1、得点構成
試合は 10 点満点で,その中で動作規格は 5 点を占め,演示水準は 5 点を占める。
2、評価の標準
2(1)、動作規格
審判は下記のミスの分類を根拠に、ミスをする度に 0.1 点減点される;同じ
間違いが同じ動作の中で数回出現した場合,同じ動作で多種のミスを犯し
たり数人が同じ動作の中でミスを犯したり,最高で 0.4 点減点できる。減
点は 4 点を超えない(4 点を含む)。
(2.1.1)
(2.1.2)
(2.1.3)
(2.1.4)
(2.1.5)
動作類:動作が功法規格の標準に合わない,規則外の口型と發音。
平衡類:規範動作內に含まれない体の移動、ぶれ。
呼吸類:明らかな荒い呼吸又は息を止めること。
精神類:意志が集中しなく分神、走神をすること。
其の他類:動作を忘れる,動作や背景音樂が合わないこと。
2(2)、演示の水準
給分值は三つのレベルに区分され,一レベルごと 3 つのグレードに分かれ,
9つのグレードに分級される。評価の方法は、まずレベルを確定し、それ
からグレードに位置づけ,最後に相当するグレードの範囲の中で 0.05 を倍
数とする単位で点数をつける(小数点以降の第二番目数字は 0 又は 5 である)。
(2.2.1) 評価基準。
レベル Level
グレード Grade
スコア Score
1級
5.00~4.80
2級
4.75~4.50
3級
4.45~4.10
1級
4.00~3.80
2級
3.75~3.50
3級
3.45~3.10
1級
3.00~2.80
2級
2.75~2.50
3級
2.45~2.10
優れた
E x c e l l e n t
良い
G o o d
許容
Acceptable
1
(2.2.2) 測定のベースライン
ベースライン の説明
優れた
良い
許容
傑出した
一般的な
まあ
まあ
(a)働きの一貫性
(b)勁力の協調性と息継ぎの同時性
(c)意志の內斂,精神集中する,体と心の平和
(d)スタイルの掌握,演示と神韻が融合
(e)隊形の整然
(f)動作と音楽のハーモニー
3、主任審判と減点。
(3.1) 試合中選手のミスによるやり直しは1点減点。
(3. 2) 参戦チーム演示終了時間早めるか遅くなる 5 秒毎に扣 0.1 点減点,総減点は 0.5
点を超えない。
(3.3) 団体戦は選手が一名多かったり少なかったりで 0.5 点減点。
(3.4) 服装の不統一又は不適切な仕様の場合 0.1~0.3 点減点。
4、得点の計算
(4.1) 裁判得点:動作規格の得点と演示水準の得点の総和,其の他のミスの減点を
引いた点数が参加団体の裁判得点である。小数点以降の第二位数
まで計算。
(4.2) 得点:五名の審判が採点する場合,間の三つの点数の平均值が団体の得点で
ある,平均值は小数点以降の第二位数まで計算し,その後は四捨五入
しないで直接削除する。
(4.3) 最終得点:団体の得点点数から「主任裁判の減点」を差し引いた者が「最終得点」
。
(4.4) 最終得点が同じ団体は,下記の順番に順位を付ける。
a.無效分平均值が最終得点により近い者が前の順位とし,無效分の平均值は
割り切れる必要がある。
b.無效分平均值が高い者が前の順位とする。
c.低無效分が高い者が前の順位とする。
d.それでも勝負がつかない場合は,同じ順位とする。
2
GR02
2014/07/31 修正版
八門五步推手試合規則要點
本規則の設定は、試合の順調と公正のためと、主催者側の試合進行の方針となる。
八門五步推手規則は主に、太極拳の拳理と本質を発揮するためであり,蛮力と絡み合いを矯正し;
化勁と發勁で勝ち取ることを強調する。
1. 組み分けと資格
1.1 組み分け
1.1.1 社会人と無限量の二組に区分し、それを又男女に分別する。
1.1.2 組み分けの組:
(1) 社会人組は,年齢によって更に区分: (計算方法は競技規則を参考に)
(2.1) 社会人甲組(P1M/P1F),18~40 才
(2.2) 社会人乙組(P2M/P2F),41~50 才
(2.3) 社会人丙組(P3M/P3F),51+才
(2) 無限量級組は,年齢区分せず:男女に分別(P9M/P9F)の両組に分ける。
1.2 資格と条件
1.2.1 18 才以上。
1.2.2 60 才を超えた方は、書面にて申請書が必要;試合時の健康状態によって、大会
より許可を得る必要がある。
1.2.3 試合選手は試合前套路検定に合格するか,又は套路二段以上の段級証明が必要
である。
1.2.4 無限量級組は;着衣と脱靴で男性 90kg(含む),女性 75kg(含む)以上の方とする。
2. 動作の規定、評価と勝負の判定
2.1 動作の規定
2.1.1 試合中は八門(掤、捋、擠、按、採、挒、肘、靠)五步(進、退、顧、盼、定)等
發勁と走化を採用し,沾黏連隨を配合して;試合相手を重心失っため連続移
動させるか、両足同時に地面を離れるか、体が地面に触れたり、倒れる又は
場外に出させる。
2.1.2 禁止の動作:
(1) 拳、頭、膝、指で相手を指したり、掌で劈、砍、撲擊等;相手の体の各部
位を攻撃する。
(2) 衝擊、押し引き、足を抱える、蹴り又は相手の服を引いてレスリングや
道等の技を施す (勢いで投げ出した場合を除く)。
(3) 頭、のど、首と陰部等を攻撃する危險動作。
(4) 髪の毛を引っ張る、又は肘でみぞおちや脇を攻撃したり、両手でわきを差
したりする。
(5) 使用キャッチの関節技。
(6) 相手發力を触れていない。
(7). 足のフックやつまずきによって積極的に攻撃する
1
2.2 点数裁定
2.2.1 得点(許可動作をもってしての發勁や走化):
(1) 得点 1 点
(a) 相手を両足交互で二歩以上移動させる
(b) 相手を場外にさせる(線上を含む)。
(2) 得点 2 点
(a) 相手を両足同時に地面から離れさせ、一歩以上下がらせる。
(b) 相手のバランスを崩し、体を地面に触れさせるか倒れる (半倒/全倒)
(3) 得点の補充
(a) 連続する得点は点数の高い者をカウントする。
(b) 選手は裁判のジャッジメントに従い、場内では異議を提出してはならない
2.2.2 不得点:
(1) 双方同時に下がったり、倒れたり、場外になる(半倒か全倒を問わず)
(2) 双方纏抱、頂抗時間が 3 秒を超えた場合,後の連續技はカウントしない
2.3 犯規(ファウル)、警告や罰則
2.3.1 犯規:犯規は『侵人犯規』(1)と『技術犯規』(2)~(8)の二類に分かれる:
(1) 2.1.2 の禁止の動作の場合は『侵人犯規』とする。
(2) 主任裁判のコマンドまたは信号に従わない。
(3) 主任裁判が場外技術指導又は試合の妨害判した場合。
(4) 消極的行為:試合進行を滞らせる行為(入場を遅らせたり、対戦相手を
しない),執行裁判より積極的に一方を対戦させる,カウン
ト後、10 秒內に試合を続行する。
(5) 対戦相手を軽蔑する言行。
(6) 搭手と左右円かき(掤捋按)各一回,積極的先行を完成できない者;注意
しても改善しない者。
(7) 選手の服装脱落;試合進行を滞らせたり、休息時間を稼ぐこと。
(8) 發力でない時の暴嚇や吼叫などの動作。
2.3.2 アドバイスと警告:初めて犯規の事情が軽い者はアドバイス罰する,再びは
アドバイスの事情と認定警告罰する。
2.3.3 罰則:
(1) 警告一回,相手側 1 点獲得。
(2) 犯規一回につき,相手側 2 点獲得。
(3) 犯規三回以上の者,試合失格とする。
(4) 犯規事情の重大の者は;即試合中止とし,相手側勝利とする。
2.4 勝負の判定
2.4.1 試合制度:各試合三回積分制で,2分間の実践,間の休憩1分間。裁判がタイム
の間はカウントしない。
2.4.2 勝負判定の法則:
(1)
(2)
(3)
(4)
得点高い者が勝ち;
獲得点数が同点の場合,体重軽い方が勝ち;
それでも同じ場合,犯規少ない方が勝ち;
以上の方法でも判定でいない場合,同じ順位とする。
2
2.4.3 主任裁判が勝負を判定する:
(1) 試合終了時間前,先に 6 点獲得した方が勝ち;勝ち側が『技術優勢で勝
ち』とする。
(2) 犯規事情が重大の者、又は消極的行為の者は,裁定より勝負を決める,
『裁定勝ち』である。
(3) 選手けがのため,試合続行出来ない場合は;現場の医師の方より試合続
行不可能と判定した場合;裁定より勝負を決める,
『裁定勝ち』である。
(4) 試合が不可予測原因で中止になった場合、当時の状況で得点を判定する。
3. 試合行程と進行方式
3.1 試合行程
3.1.1 体重測定:選手は試合前に指定の地点に集合し,脫鞋して体重を量る,時間を
過ぎた場合棄権と見なす。体重オーバーした場合は,規定時間內に
測り直しても合わなければ,棄権と見なす。
3.1.2 檢
錄:選手は試合 30 分前に受付に検録する;体重測定の記録と資格検定の
関係資料を提出する。目測検査(服裝と安全)後,指定の場所で待機
する。
3.2 進行方式
3.2.1 入場と目測検査:檢錄で名前を呼ばれた選手は入場し,執行裁判の両側に立ち、
執行裁判は主裁判に向かって立つ。号令に合わせて主裁、執
行裁判に礼をする。そして双方面と向かい、礼をする。
3.2.2 位置に着くと搭手:
(1) 指示に合わせて試合準備位置に着く。前足中心点に近づき,重心を後足に。
(2) 搭手:右腳前に,右手を相互に乗せ;左手の掌を相手の右ひじの外側に
当てる。
3.2.3 開始:
(1) 計時裁判はベルで知らせる,執行裁判が開始の合図を出した後,計時裁
判は計時を開始する。
(2) 双方搭手の後、掤捋按を一回ずつしてから,相手を攻撃できる。
(3) 試合進行中,双方が接手状態を停止した時;執行裁判は最初から搭手和
劃圈を要請して良い。ただし、搭手地點は執行裁判より裁量して良い。
相手を場外にさせると得点決定,リターン中心点すべきである。
双方搭手の後、掤捋按を一回ずつしてから,相手を攻撃できる。試合
を進行無しリターン中心点,搭手の後、掤捋按を一回ずつしない。
3.2.4 試合中の号令:
(1) 場内執行裁判は号令と手の指揮によって試合を進行する。
(2) 計時裁判はベルをもって、試合終了を宣告する。
3.2.5 中間休憩:每会戦の間、1 分間の休憩があり,選手にマッサージと指導を与え
て良い。
3.2.6 タイムアウト:
(1) 試合中下記の状況が起きた場合,執行裁判よりタイムアウトをとり,計
時も中断となる。
3
(a)選手の衣服が乱れたり破損した場合;
(b)一方が明らかに守備の能力を失い,危険が発生しうる時;
(c)会場の床が平でなく試合に影響を起こした場合;
(d)選手がけがした時;
(2) 主任裁判 が執行裁 判の判 決に異 議があ る時 ,ホイ ッスルを もっ て
試合を中止でき,計時も中断となる。そして即、全ての裁判を招集し
て、会議で解決する。
3.2.7 棄權:
(1)試合中,コーチだけが執行裁判に棄権の要求ができる;
(2)選手が勝手に試合を中止した場合(非 3.2.6.の事情),棄權とみなす。
(3)棄權:即ち本大会の全ての競技の全成績を放棄する。又、順位に入らない。
3.2.8 試合結果公表と退場:
試合終了時,選手は会場の中心の執行裁判そばに集り、主任裁判より試
合結果の公表を聞く。裁判に礼をし,互いに礼をした後、退場できる。
4. 会場と試合服装
4.1 会場
4.1.1 試合会場の地面は平であること,会場面積は8m×8m,厚さ2~5cm のマットを敷
く;中央から半徑3m の円を書き、そこが試合の範囲である(図1)。
4.1.2 界線標示:会場界線は5cm の広さ,試合範囲内に含まれない。試合範囲の中
心点から40cm の十字がスタートの地点である。十字から1m 左右
に離れた地点が預備位置である。
4.1.3 審判席:地界線外の1m 離れた地点,わき側の中心の位置。
4.1.4 審判席順:右から順に記錄裁判、主任裁判、計時裁判、檢錄裁判;執行裁判
は試合会場内で執行をする。
圖1:試合会場
4
4.2 選手服装とその他の要求
4.2.1 試合に参加する選手は,長ズボン、ボタンなしの半袖の T シャツ (上着をズ
ボンに入れる)、運動鞋(又は功夫鞋)。指輪や腕時計、アクセサリー等禁止
である。選手は分別出来るようベルトをする。
4.2.2 其の他の要求: 爪を切りヤスリをかける。選手は柔らかいカチューシャやゴ
ムを使用して良いが,ピンは禁止である。
5. 審判と号令
5.1 審判の組成
主任裁判 1 名以外に、執行裁判、記錄裁判、計時裁判、檢錄裁判を設置する。
5.1.1 職責
(1) 主任裁判:執行裁判の判決と記分裁判の記載の審査;異議裁決を下す。
(2) 執行裁判:試合会場内の順序の管理。規定された手の仕草屋号令によっ
て指示試合開始、試合中止、試合停止,及び試合終了等の指
示をする;判決選手の得失点、犯規等の判決を下す。試合終
了時には,勝負の結果を発表する。
(3) 記錄裁判:執行裁判の判決に従って,試合の得点を記録する。
(4) 計時裁判:依執行裁判の指示に従い、ベルやその他の方式で試合開始(或
いは)試合停止を下す。扣除試合過程中の中止時間を差し引
いて,各試合の実際試合の時間と休憩時間のコントロールを
する。
(5) 檢錄裁判:選手の証明と資格の資料を検査する。預先檢查選手の服裝と
その他の条件を検査する。順番に名前を呼び,入場する。
5.1.2 服裝
裁判員は統一の服裝を着用,そして統一のバッヂを付ける。
5.2 裁判の号令と仕草
國際太極拳規則による:附錄 2
5