資料2-2 研究成果展開に向けた課題について1(防災科学技術研究所)

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National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention, Disaster Risk Information Project
研究成果展開に向けた課題について①
資料2-2
(第18回 H26.6.18)
地域防災対策支援研究プロジェクト
課題①:研究成果活用データベースの構築と公開等
「統合化地域防災実践支援Webサービスの構築」
研究成果の活用を継続的に地域展開していくための一提案
独立行政法人 防災科学技術研究所
事業代表者:臼田 裕一郎
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事業の概要
「統合化地域防災実践支援Webサービスの構築」
» 地域防災に携わる人(地方公共団体
の防災担当職員、地域の防災リーダ
ー等)が、
各種基礎データベース群
(ハザードマップ等)
防災研究者
防災研究成果
(防災対策実践手法)
» 自らの地域が設定され、自らの地域
の特性に合わせた情報が提供される
ユーザーページを活用し、
» 自らが抱える課題・ニーズに即した防
災研究成果(防災対策実践手法)にた
どり着き、
» 相互運用で統合化された各種データ
ベース群の災害リスク情報を使用し、
課題・ニーズ
地域の防
災担当者
地域の課題・ニーズに即した
防災対策実践手法を推奨表示
するユーザーページ
» 研究者等の専門家とコミュニケーショ
ンを取りながら、
» 継続的に地域防災を実践しうるWebサ
ービス
地域の防災担当者ごとにユーザーページを提供
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事業の実施体制・運営委員会
事業実施機関
地域防災
実施担当者
有識者
防災科学技術研究所 4名
理学・工学・社会科学 各1名
自治体防災担当・防災NPO 各1名
課題②担当者
運営委員会
各課題代表者 (計10名)
学協会
ネットワーク
学会連携・震災対応
プロジェクト 1名
学協会・研究者
当Webサービスを効果的かつ継続的に運用する
ことができるよう、技術的対応方法、コンテンツ収
集方法、組織的・社会的な体制について検討
防災研究機関
ネットワーク
防災研究フォーラム 1名
地域活動
支援者
地域活動支援NPO 1名
研究・研究者
ネットワーク
科学技術振興機構(JST) 1名
京都大学防災研究所
東京大学地震研究所
防災科学技術研究所
自然災害研究協議会
地震・火山噴火予知研究協議会
防災研究機関
・研究者
ReaD&
Researchmap
研究者
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全体スケジュール
H25
H26
H27
H28
H29
改良・高度化
全体設計
各サービス設計
1.
Webサービスとし
ての設計と実装
実装(DB/検索)
(各サービス)
(準備) 試験
本格実装
(定常運用試験)
評価検証
コンテンツ収集・整備手法検討
2.
コンテンツの収集・
整備
課題・ニーズに関する
アンケート調査・分析
手法高度化・マニュアル化
ヒアリング調査・分析
コンテンツ収集・整備
ネットワーク形成
3.
継続的運用方法
の検討と提案
(継続)
参加型イベント検討・準備
実証実験・高度化・継続実施
継続的運用方法検討(収集・運営・社会システム)
継続的運用方法検討(技術面)
最終提案
運営委員会
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今後の課題と提案
研究成果の活用を継続的に地域展開していくために
» 研究成果を活用するためのDB・Webサービスは本事業で実現
» 実際に防災活動を行う地域の防災担当者(自治体・地域の防災リーダ
ー)がこのDB・Webサービスを使用するようになるところまでの導入とフ
ォローアップが必要
•
しかし、運営者・研究者が、全ての地域の防災担当者(全国約1800の基礎
自治体×地域の防災リーダー数)に対応していくのは非現実的
解決策の検討・提案
» 運営者・研究者と地域の防災担当者の中間でサービスを行う組織を入
れた体制構築
•
地域に根付き、地域大学と連携でき、自治体・地域住民から信頼されてい
る組織
•
•
自らの事業として継続的にサービスが可能な組織
基礎自治体より広いブロック(都道府県・地域ブロック等)で水平展開可能
な組織
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