タイムライン防災で命を守る、 経済被害を最小化する

企業防災セミナー
タイムライン防災で命を守る、
経済被害を最小化する
CeMI環境・防災研究所 副所長
松尾一郎
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
本日 伝えたいこと
1.首都圏にとって甚大な被害を及ぼす広域大水害は、必ず起こる。
2.経験のない、思いもよらない被害が都市圏を襲う。
3.被害の最小化に向けて、それぞれが何を準備しておくか。
機関・事業体・主体が役割を持って、
「用意周到」、「沈着機敏」、「臨機応変」
に行動する社会
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
1
「繰り返す課題」と「防災担当者の悩み」
防災担当者の悩み
気象現象や被害が大型化していることへの不安
大災害は、数十年おき。多くの担当者は、初めての経験。
分からない防災情報は、どんどん増える。
災害にリアリティを持つことが出来ない。
どう判断し、どのように伝えればいいの?
平成25年 台風第18号 京都・滋賀豪雨災害
平成25年 台風第26号 (伊豆)大島土砂災害
桂川(嵐山)
30年ぶりの水害
古都の浸水
初めての特別警報の発表
混乱した防災対応
地下鉄浸水
55年ぶりの大規模土砂災害
(S33年狩野川台風以来)
死者・不明者39人
由良川
伝わらなかった防災情報
意思決定者の不在
混乱した防災対応
筆者撮影
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
2
新たな都市圏大水害への備え
写真;プラハ地下鉄公団からの提供
浸水実績
2002年8月東ヨーロッパ水害 プラハ地下鉄全線浸水被害(復旧に6ヶ月)
© Ichiro Matsuo
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3
新たな都市圏大水害への備え
京都市桂川(嵐山)
地下鉄東西線
京阪京津線
京都市防災マップ・水災害編
山科区版(抜粋)
安祥寺川
①河川氾濫地点
①
安祥寺川のはん濫水
③線路を流下
地下鉄東西線
②線路への流入
④トンネルへ流入
2013年9月 台風第18号 京都地下鉄浸水被害(復旧には4日間)
写真提供;近畿地方整備局、京都市交通局
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
© Ichiro Matsuo
4
米国に学ぶ
∼ 失敗を確実に次へ活かす防災文化 ∼
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Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
5
ハリケーン(ストーム)サンディ NY近郊直撃
10月24日
10月27日
10月25日
10月26日
10月28日
10月29日
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6
サンディによる高潮浸水被害
ハリケーン・サンディによる高潮災害状況(沿岸部、都市地下空間)
ニューヨーク地下鉄の浸水被害(完全復旧には数年かかる)
Hurricane Sandy hit New Jersey and New York in 2012
Source: US Army Corps of Engineers and Metropolitan Transportation Authority
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7
サンディによる高潮災害
ニュージャージー州トムズリバー市オートリービーチ地区
2013年02月 筆者撮影
この地区は、高潮で全半壊約4,000棟。「タイムライン」に従
い、州政府は、自治体と数日前から避難対応の調整を進める。
結果 人的被害ゼロを実現。
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8
先を見越した防災対応(NJタイムライン)
タイムラインを構成する3つの要素
「何時」 ⇒ ハリケーンを対象に、上陸する時間から逆算した時間帯
「何を」 ⇒ 事前に行う防災行動内容 (予め調整し決める)
「誰が」 ⇒ 防災機関や組織または個人
「何時」
「何を」
「誰が」
推奨する意思決定時刻
H‐Hour(上陸逆算時刻)
準備と計画にかかる行動項目
調整・連携する機関
1
3
5
6
7
8
9
11
12
13
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17
18
19
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21
22
24
25
26
州内の全機関は、ハリケーン対応への準備に入る
非常事態宣言の調整準備に入る。
避難行動計画とその準備
全面一方通行による沿岸部からの避難の喚起にかかる意思決定
広域避難計画とその準備
避難場所確保行動の計画と準備
非常事態宣言と沿岸部への注意喚起
重要な防災対応機能の決定(基本機能と緊急機能の継続)
州と郡の広域避難に関わる避難所準備と開設
全面一方通行による沿岸部からの避難準備と交通網の管理
避難命令とその開始
州内および郡における避難所の開設
全面一方通行による沿岸部からの避難行動開始
その場で安全なところへ避難を促す州命令
全面一方通行の終了と動員解除
公共交通機関の運行停止の指示
警察および消防の安全な場所への退避
必要に応じたタスクフォースの運用開始にかかる州命令
危機管理局による応急開始
優先的に被害状況の調査とがれき処理の調査に入る
可能なところから公共交通のサービスを再開する
州および郡の避難所で可能なところから動員解除を開始する
すべての機関
州政府
州・自治体
州・自治体・交通運輸機関
州・自治体
州・自治体
州知事
州・自治体
州・自治体
州・自治体・交通運輸機関
州知事
州・自治体
州・自治体・交通運輸機関
州
州・自治体・交通運輸機関
州
警察・消防
州
州・自治体
関連機関
交通運輸機関
すべての機関
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防災機関の横断的な連携
上陸予想時間から逆算した早めの
防災行動 400項目
H120 +
H‐96∼H‐72
H-96∼H-72
H-96∼H-72
H‐96∼H‐72
H-96∼H-72
H‐72∼H‐48
H-72
H-48
H-48∼H-37
H‐36
H-36
H-36
H-12∼H-6
H-Hour∼H-6
H-Hour∼H-6
H‐Hour
H0+12
H0+12
H0+24
H0+24
H0+24∼H0+72
9
行政トップによるリスクコミュニケーション(非常事態宣言)
(クリスティNJ州知事;上陸2日前)
10月27日(金)午前 ∼毎日 午前(現地)・午後(州危機管理局)∼
1.州として非常事態を宣言
2.サンディが、直撃する。日曜日の午後4時までに高潮リスクエリアへの避難勧告
3.州、郡での避難場所の準備と用意。
4.州として市町村との連携行動をはかっている。 etc
出典;NJS OEM
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10
ニュージャージー州 Decision Support Tool
タイムライン(事前防災対応行動計画)の要件
ハリケーンおよびストームによる水害リスク(最大)
高潮モデル、河川はん濫シュミレーションによるリスク評価
専門機関と協働した広域避難計画を検討
防災対応に関わる地域のすべての組織参加による検討
タイムライン
Plan 策定
Do 運用・試行・
訓練
Action 改善
New Jersey State Hurricane
Decision Support Tool 2013
ふりかえり
Check 検証
防災は、すべての機関が「同じ楽譜(タイムライン)」を持ち、様々な楽器で
奏でれば、必ずや減災は実現できる。
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11
日本型タイムラインの導入へ
∼ 失敗出来ない 覚悟の取組 ∼
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日・米の台風等への防災対応の違い
H25年台風18号時の防災対応
(日本)
ハリケーンサンディ時のタイムライン
(米国)
H+3 市町村避難情報発表
H+2 官邸 情報連絡室
上陸0
H‐2 特別警報 発表
H‐24
H‐48
H‐0 消防団・警察等避難
H‐36 州知事 避難勧告 発令
H‐36 避難所開設
随時 台風情報・気象情報発表
H‐72 州知事 緊急事態宣言
H‐72
台風情報発表 気象台
H‐120 避難計画の準備
120時間前
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タイムライン元年
(筆者が関与している取組)
リーディングプロジェクト
<荒川下流域>
リーディングプロジェクト
<庄内川流域>
国土交通省タイムライン
※全省的な検討プロセス
自治体独自<高知県大豊町>
※土砂災害を対象
※中山間地域の孤立集落の取組
自治体独自<東京都大島町>
※土砂災害を対象
※島嶼部における取り組み
自治体独自<三重県紀宝町>
※河川はん濫・土砂災害を対象
※背後に山地をもつ沿岸地域における取り組み
15
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
14
タイムライン(事前防災行動計画)とは
タイムライン 3要素
① 「何時」 ⇒ 行動時刻
② 「何を」 ⇒ 防災行動内容
③ 「誰が」 ⇒ 地域の防災機関、組織・主体の役割
事前防災行動計画(タイムライン)のイメージ
防災機関・主体
防災行内容
行動時刻
「何時」
基準1
120時間前~随時
基準2
72~48時間前
準備
72~48時間前
72~36時間前
基準3
48~24時間前
36~24時間前
早期警戒
水防警報発表
基準4
基準水位超過
行動
36~6時間前
12~6時間前
6~0時間
緊急
6時間前
国交省
「誰が」
都道府県
JR
ライフライン
民鉄 地下鉄 通信
民間
電力
地下
医師 ボラン
街管
企業
会 ティア
理者
情報収集
調整
調整
調整
タイムラインの立上げ(基準に基づく)
意思決定
共有
共有
共有
共有
共有
共有 共有 共有 助言 助言 共有 助言 共有 共有 共有
様々な主体の横断的な連携
共有
共有
共有
共有
防災情報の収集・共有
情報収集
共有
共有
共有
共有
共有
共有 共有 共有 提供 提供 共有 提供 共有 共有 共有
共有
共有
共有
共有
共有
防災行動の企画立案・組織内役割の確認
計画立案
調整
調整
調整
共有
調整
共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有
共有
共有
共有
共有
共有
管内管理施設の巡視・点検
行動
行動
行動
行動
行動 行動
行動
行動
行動
住民等への定期的な防災情報の提供
行動
共有
行動
行動
行動
行動 行動 行動
台風の影響あり、気象・水象現象が注意状況
意思決定
共有
共有
共有
共有
共有
共有 共有 共有 助言 助言 共有 共有 共有 共有 共有
共有
共有
共有
共有
共有
想定現象別の避難計画の立案・調整
計画立案
調整
調整
調整
共有
調整
調整 調整 調整 助言 助言
要援護者等の自主避難にかかる事前調整
指揮調整
協働
共有
共有
共有
共有
住民・利用者への避難予告
指揮調整
共有
気象警報または、河川はん濫の可能性
意思決定
協働
共有
共有
共有
共有
水防団の出動判断
指揮調整
避難所の開設準備
指揮調整
共有
共有
共有
共有
共有
共有 共有
自主避難のよびかけ(要援護者避難の実施)
意思決定
共有
共有
共有
共有
共有
共有 共有 共有 共有
土砂情報、はん濫危険水位超過、の可能性
意思決定
共有
共有
共有
共有
共有
共有 共有 共有 協働 協働 共有 共有 共有 共有
避難情報の発表
意思決定
共有
共有
共有
共有
行動
共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有 共有
住民の避難およびその支援
指揮調整
共有
行動
行動
行動
行動
行動 行動 行動 助言 共有 共有 行動 行動
指揮調整
共有
共有
共有
行動
共有
行動 行動 行動 共有 共有 共有 行動 行動 行動 行動
行動
共有
共有
行動
行動
意思決定
共有
共有
共有
共有
共有
共有 共有 共有 助言 助言 共有 共有 共有 共有 共有
共有
共有
共有
共有
共有
指揮調整
共有
共有
共有
助言
行動
行動 行動 行動 助言 助言
助言 助言 行動 行動
行動
共有
共有
行動
行動
行動 行動 行動
行動 行動
台風最接近、河川はん濫
発生
垂直避難(緊急)の呼びかけ
(ゼロアワー)消防・警察
退避
指揮調整
調整
鉄道事業者
台風の発生、襲来の可能性
救助・避難誘導
基準5
住民防災組織
河川
都府
自主
地方
施設
危機管理 施設管 住民支 教育福 消防 広報調 防災 民生 消防 国道
県防
気象
管理 警察
G
理G 援G 祉G
G
整G (町内 委員 団 事務
災部
台
部局
会)
所
局
先を見越した防災行動
120~96時間前
TL立上げ
120~96時間前
「何を」
防災行動
レベル
120時間前
120時間前から
市・区・町・村
共有
助言
行動
行動 行動 行動
共有 共有
共有
共有
指揮
共有
共有
共有
共有 共有
共有 共有 共有 助言 助言 共有 共有 共有 共有
共有
共有
共有
共有
共有
共有
共有
協働 判断
行動
共有 共有
共有 共有
共有 共有 共有
共有
共有
共有
共有
共有
行動
行動
CeMI R&I
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Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
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三重県紀宝町
タイムライン試行・検証(NHK東海北陸スペシャルより)
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紀宝町タイムライン台風
16
試行運用・検証から見えたこと
8号、11号、17号、18号、19号
顔の見える関係は、自治体の意思決定に有用
● TL策定の円卓会議が、日頃会話しない組織間で顔の見える関係が構築できた。
● その結果 河川管理者や気象台の踏み込んだ情報は、意思決定の円滑化に。
先を見越した行動によって的確な対応が実現
● 早め早めの防災行動が安心と余裕に繋がった。
● 防災行動の「抜け・漏れ・落ち」が激減。
● 準備や手続きを前倒したことによって、住民避難が早期に迅速に出来た。
● 消防団等が安全な時間帯に活動できた。
住民に安心感と信頼感を与えた
● 定期的な情報発信が、「住民の安心」と「行政への信頼」に繋がっている。
● 役場・連携機関・自主防災など一丸となって災害に対応する一体感の醸成
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
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紀宝町タイムライン策定と連携協定
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タイムライン(TL)は、多くの課題を解消できる
1.先を見越した早めの行動、その結果 安心・安全
2.予め役割を決めて無駄な調整は最小限に
3.コミュニケーションツールとして顔の見える関係の醸成に
4.トップの意思決定を支援するツールとなる
5.「漏れ・抜け・落ち」の防止、行動チェックリストとして活用
6.運用後の「ふりかえり」が、教訓や課題の改善に繋がる
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Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
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先を見越した早めの防災行動がCSRの向上に
∼企業の早めの対応が国民の防災行動を促す∼
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Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
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台風第19号時におけるJRの事前の運行休止予告
事業体の事前防災行動が連携した減災社会を作る
台風関連情報とJRの対応時系列
日時
10月11日
台風の進路
気象情報
10月12日
午後
沖縄通過
午前
午後
気象情報第1号(6時00分)
気象情報第2号(16時33分)
近畿
地区
10月13日
午前
午後
8時半枕崎上陸、14時半宿毛市、
20時半岸和田市
気象情報第3号(6時00分)
気象情報第4号(8時58分)
気象情報第5号(11時18分)
気象情報第6号(14時35分)
気象情報第7号(16時22分)
気象情報第8号(20時38分)
気象情報第9号(20時49分)
気象情報第10号(23時39分)
10月14日
午前
気 象 情 報 第 11
号(02時47分)
警戒期間
(気象台発表)
暴風の警戒時間
大雨・洪水の警戒時間
※12日13時過翌日運転予告発表
JR防災対応
13日14時頃から運転の間引き、16時
頃から全列車運転休止
順次運休
運行停止
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
21
JR西日本の前日の運行休止発表についてどう思うか
居住者 551人
移動予定者(観光・出張・帰省客) 550人
台風の接近が予想さ
れる前日に運行休止
を発表したことは、良
かったと思う
7.8%
台風の接近が予想され
る前日に運行休止を発
表したことは、良かったと
思う
7.5%
13.6%
台風が接近(または上
陸)してから、運行休
止の判断をした方が良
かったと思う
19.8%
72.4%
78.9%
台風が接近(または上
陸)してから、運行休止
の判断をした方が良かっ
たと思う
運行休止はしない方が
良かったと思う
運行休止はしない方
が良かったと思う
CeMI環境・防災研究所 調査
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
22
あなたはJR西日本の発表を知り、10月13日の予定を変更しましたか?
時間を変更した
日を変更した
移動手段を変更した
予定を中止した
特に予定を変更しなかった
合計
移動予定者
居住者
24.8%
18.0%
30.7%
24.8%
31.6%
15.8%
16.1%
11.2%
21.3%
25.1%
29.5%
20.4%
14.9%
14.7%
15.1%
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
23
平日に大型台風の襲来が予想された場合に同様に運行休止した方がよいか?
居住者 551人
移動予定者(観光・出張・帰省客) 550人
運行を休止し
た方がよい
運行を休止した方
がよい
16.2%
24.1%
75.9%
83.8%
運行を休止し
ない方がよい
運行を休止しない方
がよい
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
24
タイムライン防災の目指すところ
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
25
TLを連携ツールとして地域全体が減災防災モード
タイムラインで繋がる地域防災の環
警察・
消防
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
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タイムライン普及の課題
1.前線性豪雨や土砂災害など猶予時間のない災害への適用研究
2.ガイドラインの整備
3.法制度面の後押し
4.避難者の声「99回外れても1回当たればいい。」
5.行政トップの 防災意識 が重要。
選挙の際は、「防災」「防災」と云うが。
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies
27
ご静聴ありがとうございました。
© Ichiro Matsuo
Research Institute for Disaster Mitigation and Environmental Studies