物理化学 II(4/9 実施分)
入学年
組
学籍番号
問題
x = A sin
氏 名
物理化学 II(4/16 実施分)
入学年
組
学籍番号
氏 名
問題 次のハミルトニアンの正準方程式を書け
(κ)
m
1
2
2
t が、 ddt2x = −ω 2 x の解であることを確かめよ。
1. H =
解答
実際に微分してみれば確認できる。
dx
dt
d2 x
dt2
dq
dt
dp
dt
(1)
殆どの人が出来ていました。中には微分方程式を直接的に解いている人
=
=
∂H
∂ p2
p
=
=
(運動量の定義)
∂p
∂p 2m
m
∂H
−
= 0 (力が掛かっていないから等速運動)
∂q
dq
dt
dp
dt
(2)
(3)
∂H
∂ p2
p
=
+0=
(運動量の定義)
(4)
∂p
∂p 2m
m
∂H
∂U
= −
=−
(加速度と力の関係 →Newton 方程式) (5)
∂q
∂q
=
>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>
もありましたが、題意は「確かめよ」なので、式に代入して成立してい
ることを確認すればよいのです。
(1)
2.
(2)
>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>=>
従って、題意は証明された。
p2
+ U (q)
2m
1.
下線部は x であるから、
d2 x
= −ω 2 x.
dt2
2. H =
解答
= Aω cos ω
= −Aω 2 sin ω,
p2
,
2m
出来た人、出来ない人が分かれました。思ったより後者が多かったです
が、問題点は殆どの場合、次の2つのいずれかです。
• 偏微分を分かっていない
• 方程式を求めること自体が目的であることを分かっていない(更に何
かせねばと考えたようですが、ここでは運動方程式を出す事が目的)
˙
なお今回ドット( )は時間微分で使っていて、それ以外の意味の微分
を混在させない方がよいでしょう。