千葉地区部会で発表された

平成 28 年 8 月 6 日
千葉地区加盟店工場会議
加盟店工場取組発表
千葉県市原市分目321
有限会社 ナカジマ自動車板金工業
代表取締役社長 中嶋 忠司
会議・寄合・イベント等への参加
Tネット(現在の DRP ネットワーク)に加盟した当時には、本部も含め加盟店工場で
よく会議を行いました。電話帳を利用して、保険代理店などへ、DM を送ったり、
していました。DRP ネットワークに加盟していても、5 年間ぐらいは、仕事がありません
でした。その中で本部・加盟店工場が一体となり、保険代理店・代協・企業団体・外資系
保険・ダイレクト系保険などに営業を行い、今に至っています。私は、その頃から DRP の考
え方・営業の仕方を学んだと思います。地道に営業していなければ仕事はいただけないの
が、その活動の中でよくわかりました。
この団体は、本部任せの団体ではなく、加盟店も含めて営業活動を当初から行ってきまし
た。
後から加盟された工場の中には、加盟してさえいれば仕事が入る・また、加盟しているだ
けで仕事が入るようになったと考える工場が多い現在、今一度初心に戻って、営業活動を
行い仕事に繋げていこうと思っています。
また、代協に限らず、会議・寄合・お声掛け頂いたイベント等への参加・懇親会等も必ず
出席しています。あくまで、懇親の為、仲間意識の共有化等を目的とし、入庫依頼等仕事
の話はしません。会う回数が増えていくことで、お互いの考え、いろいろな人の心がわか
ってきます。おのずとして、入庫に繋がっていくと考えています。
このようなお付き合いの中で、指定工場認定・プレゼン・他社乗り合い等において、代理
店の方々には、大変お力をいただきました。
まず、出向いて、行動して、関係する方たちと親しくなることです。冗談も言い合える関係
になることです。
指定工場制のいきさつ
前の代申は日新火災でした。市原には、東京海上日動の代理店の集まりで、市陽会が、
あります。代申が日新火災なのですが、お誘い頂き、市陽会に入会いたしました。
情報交換はもとより、ゴルフ・懇親会等が目的の会です。
そのご縁がありまして、代申(日新火災)へ、東京海上日動の乗り合い申請をしたところ、
同系列保険会社ですので、日新火災が撤退しますとのことで、東京海上日動が、代申とな
りました。
同時期に、三井住友海上火災・あいおいニッセイ同和・損保ジャパン・日本興亜火災より、
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指定工場としての乗り合いの依頼をいただきました。過去の統計・入庫状況を見まして、
市原は、三井住友海上火災のシェアが、他の損保より断然に多いので、その他損保はお断
りして、三井住友海上の、指定工場としての乗り合いを、東京海上日動火災に、申し入れ
をしました。当初、代申東京海上日動火災の返事は NO でした。しかしながら、その話を
東京海上日動の、数名の代理店の方々にしたところ、私の知らないところで、
ナカジマ自動車の為にはよいことなので、乗り合い(指定工場として)の承認を認めてほし
いと交渉してくれたのです。その結果 OK が出ました。これで、乗り合いが認められ、
三井住友海上火災の、指定工場としての検査も合格しました。
そのことを、また東京海上の代理店さんに話をすると、代申である東京海上日動の指定工
場でないのはまずいということとなり、東京海上日動火災の指定工場として申請・検査合
格と、とんとん拍子に進み、ほぼ同時に、東京海上日動火災・三井住友海上火災 2 社の指
定工場となりました。
しばらくして、三井住友海上火災より、当社工場アピールのプレゼンの依頼があり、千葉
支店で、行いました。簡単なレジュメ・保険会社では、指定の引き取りシートや修理保証
書がないため、DRPの様々なツールを当社で独自に加工作成して、引き取りシート・パ
ンフレット・修理保証書・保有代車のカラーコピー(DRP 登録引用)等を、参加人数分(多
め)用意して。DRP 同様に、修理箇所のワンオーナー永久保証書発行のアピールを行いま
した。
保有代車状況につては、IPAT 持参して、実際に DRP HP からの検索をして説明しまし
た。
指定工場もランク付けされるとのことなので、再使用可能部品(水切りモール・サイドバイザー等)
可能な限りの再使用・クレームが出来るだけない事・入庫誘導を可能な限り断らない・
接客態度・適正な見積もり等、様々要因はあるでしょうが、これらが揃って、まず、入庫
誘導連絡が、一番最初に入るようになる工場を常に心がけることだそうです。
保険会社の入庫誘導担当者は、どの保険会社もほとんどが女性です。プレゼンには、
飲み物・菓子(ケーキ)等用意して、和やかに行わせていただきました。また先程とは別
の東京海上日動火災の代理店様にその話をすると、東京海上日動でも是非、同様のプレゼ
ンをしてほしいとの要望があり、幕張の SC で、同様にプレゼンを行いました。
その他、SCや、営業所等にも、 私自身が作生した果物等を届けたりして、営業すると
ともに、入庫されたお客様にも、果物や、季節の野菜など、お配りして、リピーターにな
っていただく努力をしています。現在、平均すると、両社とも、月に 6~7 台の入庫誘導
があります。
材料の節約
バンバー等の軟化剤使用をやめて、ボディーと同様の硬化剤使用に変えました。
当社搬入の材料会社・ディーラー塗装担当等に確認しましたら、最近のバンバーは、PP
なので、かなり硬いため、一般の硬化剤で塗装しているところが大半だということなので、
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ボディーと同様の硬化剤で仕上げることにしました。
作るクリヤーは1種類余るクリヤーも1種類 指触乾燥も早いので、効率もよくなりまし
た。軟化剤は高額なので、コストダウンになっていると思います。
また、外せるパーツはできるだけ外しています、下地処理も台の上でできます。マスキン
グ等も楽にでき、作業員の好みの高さで塗装することができ、仕上がり、効率性もよくな
りました。3コートパールでも同様に外して作業・塗装しています。
必ず写真を撮っておきますので、保険会社にも脱着費用をきちんと請求できます。
但し、DRP の AJ 協定の保険会社では認めてもらえないケースが多々あります。
(三井ダイレクト・チューリッヒ・エース保険・朝日火災・関東自動車共済)等です。
損害が大きく AJ 立ち合いになって、損保・調査会社との直接協定時には,OK です。
また、SBI・AXA・日新火災などは、保険会社との損害確認協定なので OK です。
ガラス脱着の一部内製化
作業にリスクを伴うフロントガラスの脱着以外は、自社にて作業するようにしました。
フロントガラスでも、できるものは、自社で作業することもあります。
しかし、特殊なものもありますので、場合によっては、ガラス専門業者に依頼しています。
ガラス業界には、変わったしがらみ取り決めがあり、工具・材料をそろえることが困難で
したが、しかし DRP 賛助会の生駒商事にお願いしましたところ販売していただき、工具・
材料も全て、そろえることができました。
何事も慣れなので、回数を重ねることで早くできるようになってきました。
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