II DD RR 通通 信信

IDR通信
I D R 通 信
2014/4 月号
発行日:毎月 20 日
編集人:一般社団法人流通問題研究協会
専務理事 橋本 佳往
連絡先:TEL 03(3436)1686
VOL.43
平成 26 年度スタートにあたって
平成 26 年度新しい期がスタートしました。昭和 39
年に任意団体流通問題研究協会として設立以来、今
年度で 50 周年を迎えることになります(社団法人と
しては昭和 41 年に設立認可)
。この間、通商産業省
(現経済産業省)からの受託研究調査や IDR 懇談会
(現 IDR 研究交流会)など、流通問題に関する調査
研究活動を地味ながら着実に積み重ねてまいりまし
た。歴代の会長を始め理事そして会員の皆様のご支
援の賜物と改めて深く感謝申しあげます。
この 50 年間 IDR を取り巻く環境は大きく変化をし
てまいりましたが、私たちはその中にあって、常に
時代の流れを捉え問題提起をしてまいりました。31 年
間継続している「チャネル戦略研究交流会」
、通算 302
回を数える「IDR 研究交流会」に加えて、流通業におけ
る IT 化をテーマに「インターネットマーケティング基
礎講座」
「流通業の CIO 育成講座」
、そして地域マーケ
ティング人材育成講座を平成 25 年度から北海道庁、秋
田県庁様からの委託事業として新しく開始いたしまし
た。調査研究事業と人材育成事業を両輪に IDR の果た
すべき役割を果たしてまいります。今後とも引き続き、
会員の皆様からのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い
申し上げます。
(専務理事 橋本 佳往)
IDRからのご案内
『第 7 回ホビークッキングフェア 2014』開催迫る!
テ ー マ:ホビークッキングで手づくりパーティー
「集まる」
「作る」
「食べる」を楽しむ
会
期:平成 26 年 4 月 24 日(木)~26 日(土)
会
場:東京ビッグサイト 東 3 ホール内
共
催:一般社団法人流通問題研究協会
一般社団法人日本ホビー協会
後
援:農林水産省、観光庁、FOOD ACTION NIPPON
特別協力:日本食糧新聞社、日本スーパーマーケット協会
入 場 料:1 日券 1,000 円、3 日間通し券 1,500 円
『平成 26 年度定時総会』
日時:平成 26 年 5 月 26 日(月) 13:30~
会場:機械振興会館 6 階 6D-3 会議室
議案:(第 1 号議案)平成 25 年度事業報告並びに
収支報告承認の件
(報 告 事 項)平成 26 年度事業計画並びに
収支予算計画の件
ゴールデンウィーク明けに議案書並びに出欠案内を
ご送付いたします。今年度、総会記念講演は創立 50
周年記念事業として別途計画いたします。
玉生会長・今月の視点
≪問題とは・・・≫
円高が続いていた一昨年までは、輸出産業が苦戦して
いて、円高問題と言われていました。国としては問題で
すが、企業としては環境与件です。国は円高に対策を打
つ手段を持っていますが、企業は手立てを持っていませ
ん。つまり、何らかの解決手段がある困難は問題ですが、
まったく手段がない場合は、それは問題ではなく与件な
のです。
事業をする場合、与件を問題として悩むのは無駄なこ
とです。所与の環境の中で最善の方策を模索するのが経
営というものです。
ところが、最近の技術の進歩で、動かすことができな
いはずの与件が、自らの手で解決ができるようになり始
めてきました。その最たるモノがITです。地球の裏側
の人と顔を見ながら会話するということはできなかっ
たのが、今はインターネットによるテレビ電話でできる
ようになりました。発売したばかりの新製品を、どん
な人が買ったかを直ぐに把握することは、数年前まで
はできなかったのが最近は ID-POS できるようになっ
ています。
つまり、従前は与件だったことが問題へと変化して
きているのです。解決策が開発されてきたわけです
が、その解決策は新しい技術ですから、問題解決には
その技術を使えなければなりません。ID-POS をマイニ
ングする技術、産業用ロボットを操作するロボット言
語を操る技能が必要となっています。ITの関係で
は、使いこなす能力をリテラシーと言いますが、会社
としてのリテラシーは、早く身につけた方が、競争優
位に立てます。
新たな解決方法が出現したということは、企業に
とって問題が増えたということです。近代企業の経営
はますます広くなってきました。
(会長 玉生 弘昌)