沖縄ソフトパワー発信事業に係る米国ワシントンDCでの行事について

沖縄ソフトパワー発信事業に係る米国ワシントンDCでの行事について
平成26年9月
沖縄県知事公室広報交流課
《沖縄ソフトパワー発信事業とは》
沖縄の文化、自然、歴史、平和を希求する心などを沖縄が持つソフトパワーとして、世
界へ発信し、人々の共感を得ることで沖縄に対する理解、認知度を高めることを目的と
した事業で、今年度は、9月上旬にワシントンD.C.において、日本広報文化センターで
の沖縄ウィーク、在米国日本国大使公邸でのキックオフレセプション、ザ・ジョンF・ケネ
ディセンターでの沖縄芸能等公演を実施しました。
《日本広報文化センターでの沖縄ウィーク》
日本広報文化センターにおいて、9月2日から12日ま
で、沖縄関連映画の上映、泡盛カクテルナイト、パネル展
を通して沖縄を紹介する沖縄ウィークを開催し、延べ500
人の方々に足を運んでいただきました。
9月2日と3日は「泡盛カクテルナイト」と称し、沖縄の泡盛
を使ったカクテルと沖縄の発酵食品「豆腐よう」を使用し
たカナッペ、島野菜のピクルスをゲストの皆さまに提供い
たしました。泡盛を初めて飲んだという方々も多数いらっ
しゃいましたが、非常に好評で、「ワシントンでも購入でき
るのか?」という質問もいただきました。両日とも満席
(130席)になるなど、大盛況でした。
また、9月5日には、日本大使館が実施してい
るエンバシー・アダプションプログラムを活用
し、現地の小学生を日本広報文化センターに
ご招待して、沖縄の創作エイサーや空手のレ
クチャーなどのワークショップを実施しました。
グローカル通信第68号
《在米国日本国大使公邸でのキックオフレセプション》
米国で沖縄の文化等を発信していくキックオフと位置
づけ、佐々江大使と高良沖縄県副知事の共催で大使
公邸において、レセプションを実施しました。
レセプションでは、沖縄から派遣した芸能団によるエ
イサーや琉球舞踊、空手を披露したほか、公邸シェフ
と沖縄から派遣したシェフのコラボレーションによる琉
球料理等をお出ししました。その他にも会場内では、
人間国宝作の沖縄の紅型や芭蕉布、工芸品などの展
示もあわせて行いました。
本レセプションには、ズムワルト国務省国
務次官補代理をはじめ、米国政府関係
者、美術館・博物館関係者、県人会の皆
様など約230人の方々に出席いただき、
沖縄の多彩な魅力を知っていただきまし
た。
また、キャロライン・ケネディ駐日米国大
使からは、今回の一連のイベントにより、
米国の人々の沖縄に対する理解がより深
まるでしょうとのお祝いのメッセージをい
ただきました。
レセプションの中では、2016年にワシ
ントンDCのテキスタイル博物館で開催を
検討している紅型展について、同博物館
が所属するジョージ・ワシントン大学のス
ティーブン・ナップ学長と佐々江大使に高
良副知事より紅型の型紙を贈呈し、沖縄
県及び同博物館が紅型展実施に向けて
準備を進めていることを発表し、開催への
気運を高めました。
《最後に》
今回の企画では、実施会場がいずれも
満席となるなど大盛況で、多くの米国の
方々に直接、沖縄の文化が持つ魅力を伝
えることができました。
事業の実施に当たって、多大な御協力
をいただきました在米国日本大使館の皆
様をはじめ、関係者の皆様に、深く感謝
申し上げます。
沖縄県は、今回の企画をキックオフとし
て、沖縄の魅力を世界に発信し、沖縄に
対する理解、認知度を高め、国際社会の
一員として、世界の人々と共によりよい未
来を創造してまいりたいと考えています。
グローカル通信第68号