平成26年度事業計画及び平成26年度収支予算について 1 平成26年度

平成26年度事業計画及び平成26年度収支予算について
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平成26年度事業計画
平成25年度事業の実施状況については、本年2月末現在で、訪問看護事業は対前年
度比、訪問回数では99.1%、収入では98.6%とほぼ前年度並みの水準で推移し
ている。訪問看護師の不足から、一部の訪問看護ステーションでは利用者の需要に十分
応えられない状況にあったが、新年度を目前に各訪問看護ステーションともほぼ必要と
する職員を採用することができ、或いは採用の目処が立ったところである。また、居宅
介護支援事業は対前年度比、件数では92.3%、収入では94.1%と若干減少して
いる。休止中の2箇所の居宅介護支援事業所については、本年度末に指定更新時期を迎
えるが、依然として管理者となる職員の確保ができなかったことから、廃止やむない状
況となった。
また、本年度、関係市当局のご理解とご協力のもと、七尾、野々市、かほく高松の各
ステーションを移転し、職場環境の改善を図ったところである。
平成26年度においては、
・利用者に満足いただける質の高い訪問看護サービスが提供できるよう、引き続き事業
団が実施する研修会をはじめ、県内外で実施される各種研修等に訪問看護師を計画的
に参加させる。
・事業対象地域が広域なステーションのサテライトの設置や、利用者数が増加するステ
ーションの規模拡大、逆に減少するステーションの縮小や統合等、今後の在宅ケアの
動向や看護師確保の両面から適正なステーションの規模や配置について検討を進め
る。
・働きやすい職場環境を整備し看護師の定着を図る。
・一般社団法人に移行したメリットを生かし、さらに安定した経営体制づくりを進める。
以上を勘案し、次の施策を推進する。
(1) 訪問看護事業等の推進について
①質の高い訪問看護サービスを提供するためには安定した収益確保が必要であるこ
とから、平成25年度実績程度の事業実施を目指す。
②白山松任訪問看護ステーションの移転(5月中予定)による職場環境の整備・充
実を図る。
③平成25年度末をもって廃止(予定)の志賀居宅介護支援事業所については、今
後とも事業ニーズが見込まれることから、引き続き管理者となる職員確保等に努
め、再設置を目指す。
④地域包括ケアシステム実現に向けた介護事業所との連携
定期巡回・随時対応型訪問看護介護事業を実施する介護事業所と連携して訪問看
護を提供する。(津幡STとJAかほくとの連携)
(2) 職員研修について
①事業団企画研修(年1回)
②ブロック別研修等(能登、石川中央、加賀の3ブロック)
・テーマ別研修(年1回)
・管理者による事例検討、情報交換会(年3回)
③新規スタッフ研修
日本訪問看護振興財団「訪問看護 e ラーニング」の受講
④管理者研修(年1回)
⑤言語聴覚士派遣による研修
訪問看護先での言語・摂食障害に対するリハビリ研修
⑥皮膚・排せつケア認定看護師派遣による指導
認定看護師派遣による褥瘡、ストーマ等のケアに関する指導
⑦県内外における研修会、講演会等への積極参加
(3) 会員等からの委託事業の推進について
①要介護認定調査委託(市町)
②結核患者服薬確認業務委託(石川県)
(4) 退院連携促進事業について
各訪問看護ステーションと地域の公立病院との退院連携を促進するため、訪問看護
ステーションにおいて公立病院の看護師(病棟の退院指導者等)を受け入れし、訪問
看護について体験・研修を行う。
(5) 在宅看護実習生の受入について
後継者育成の観点から、石川県立看護大学、石川県立総合看護専門学校、石川県立
田鶴浜高等学校、七尾看護専門学校、金沢看護専門学校、金沢医科大学からの在宅看
護学実習生を受け入れる。
(6) 意見交換会の実施について
・テーマ 懸案事項
・構 成 石川県及び市町理事会員
(7) 本事業団及び訪問看護事業の普及促進について
・事業団ホームページの刷新
・事業団シンボルマークの積極的活用(名刺・名札・その他印刷物等)