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Gdfjkgjkff研f
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奥
山)
山 直
Gfdjkfukfieru
研究 お ぼえ書
奥
司
(
OS)の文献学的研究に取
T1
一六 二
東 京 大学 図 書館 所 蔵 (松 濤 目 録no,435)。a,d,書
1写
9。
05
T
3
同 (松 濤 目 録no.439)。a,d,書
18
写3
。8
同 (松 濤 目 録no.437)
書。
写 時 を 記 さ ず。
T
2 同 (松濤 目 録no,436)
書。
写 時 を 記 さ ず。
T4
こ れ ら は す べて 紙 葉 に 記 され て いる。 文 字 は、bjkfがdfkl
gfke
他。の写 本 は す べ てjkdfj
をk
用 い て い る。
以 下dg の 発達 過 程 の第 一段 階 と さ れ る第 一-十 二章 に つ い てそ
れ ら 十 二写 本 の相 互 関 係 を 考 察 し て み よ う。 そ の方 法 は次 の通 り で
あ る。 先 ず 諸 写 本 を校 合 し て異 読 を蒐 集 す る。 次 に 蒐 集 さ れ た 異 読
筆者は これまでfgrfitjk
を 分 類 し、 諸写 本 を いく つか の群 に 分 つ。写 本 の分 類 は 読 み の 一致
縁 的 に 親 し い 関係 に あ り、 γに対 し て αβを 一群 に と り ま とめ る こ
udure
所蔵o(fd.ffd.ufi
目
de
録
un
io
e,
r64)。βに γとは異 な る共 通 の異 読 が 繰 り 返 し 現 わ れ る な ら ば、 αβは 血
不 一致 の度 合 を 目安 に し て行 な う。 例 え ば 写 本αβγの 中、 も し α
り組ん できた。本稿 では特に GSの梵文写本 の系譜 に問題を限定し
fiedoir
GS の見在写本中、これまでに依用 し得 たも のは次 の十 二であ る。
て考察 した い。
A
A.g.1書
7写
9。
9
関 係 を 解 明 す る。 そ れ は、 特 定 の写 本 に つ い て他 のす べ て の写 本 に
jkrfui
所,
蔵f(
uf
jd
ku
ee
rr
u目
u
i録fu.34)。と が で き る わ け で あ る。 そ の 上 で、 こ の様 に 分 た れ た 写 本 群 の内 部
書写時 を記さず。
か と な る。 即 ち 異読 は 本 文 が書 写 され る 度 に増 加 す る。 そ こ で、 血
せ ず、 βに は 固 有 の異 読 が 存す る とす れ ば、 αをβの 祖 先 と見 な す
縁 関係 に あ る こと が 明 ら か な写 本 αβの 中、 αには 固 有 の異 読 が存
一致 し な いそ の写 本 に のみ 固有 の読 み を 吟 味 す る こと に よ って明 ら
duirui大学 図書館 所蔵 (fiur目
e録jfkuf.901)
書。
写 時を記さず。
B Ofiudu
C
1
目録no,539)。a,d書.写1。836
以 上 に 述 べた 方 法 を 用 いて解 明 し得 た 十 二写 本 の相 互 関係 を 予 め
リ ストno,31書
)写
。時を記 さず。
こと が で き る。 他 方、 αβ双 方 に固 有 の異 読 が存 す る と す れ ば、 α
fuieru r旧
i蔵
g、
k現在 fufdjui所
e蔵
r (rfeiuoidffdβjはk共 通 の祖 先 か ら 二 支脈 に分 岐 した 姉 妹 であ る。
C
2 同 (fdjf
目録add,1365)。a,書
d写
.。
1866
K 京都 大学図 書館所蔵 (未公刊 の京都大学 図書館所蔵梵文写本
L
る。 即 ち (
I)L
T2
T3
P(
2II
C
A)
2 CT
14 Pで
B
1あ る
K。T
(I
1)は 更 に
P
1 パ リ国民図書館所蔵 (fukr目
f録
jn
ko
d,
f134)。a,d,1図
8示
1す
9る と 次 頁 の通 り で あ る。 以 下 に そ の経 過 を 解 説 し て ゆ こう。
書写。
読 み の 一致 不 一致 の度 合 に よ って、 諸 写 本 は先 ず 二 群 に 大 別 さ れ
P2同 (fgjf目
k録
lnos.49-書
5写
0時
)を
。記さず。
-669-
(
1)
L T2、(2)T3
に 細分 さ れる。
P
B2
に細
C分
2さ れ
T4
る、
。(
(3
I)
I
は)
側A
C1
T
1への継 続 的 変 化 が認 めら れ る。
PK
1T
、1
(5)
T2
Cに
2見 ら れ、 そ のあ り 方 は 次 の 二種 で あ る。(a)
を 考 察 し て おく 必 要 が あ ろう。 こ の現 象
最 後 に、 互 いに系 統 線 の異 な る 写 本 問 で 読 み が混 じり 合 う 現 象、
は (I)のL
即 ち 混 合iwedijkd
(1)の他 のす べ て の写 本 と異 な る 異 読 が あ り、 そ れが (II
の)
写本す
(1)
L T
は2
夫 々固 有 の異 読 を 多 数 有 す る。 従 って L T
は2
姉妹関係 に
あ る と見 なす こと が で き る。(2)T3 は
P、
2 読C
み2の T
一致
4不 一致 の度
Cは
2更 に
T恥
4 とC2 とTに
4細 分
べ て或 い は 一部 と 一致 す る。(b
本)文 の傍 ら に同 一筆 写者 に よ って異
C
と2に 分
Tれ
4 る。P2
さ れ る。C2 は
T夫
4々固 有 の異 読 を 多 数 有 す る。 従 ってC2 はT
姉4妹 関
合 に よ ってT3
とP2
山)
C2
で はT(
4II)
Kに T
一致
1す る 例 が 一で あ
C
に1一致 す る例 が 八、 (II
の)
す べて の写 本 に 一致 す る
P1 にK一致
Tす
1る例 が 二、P1
C1
に 一
P
致1す る例 が 一で あ る。 次 に(b
の)
例 はT2
に四、 B
C2
に はT(
4II
の)
系 統 の写 本 と の混 合 が予 想 さ れ、 B
明 し て ゆ きた い。
一六三
(東 北 大学 大 学 院)
にお け る引 用 を この 系譜 に組 み 込 み、GS の経典 発 達史 の全 貌 を 解
後 は、 本 論 で は依 用 し得 な か った梵 文 写 本 ・蔵漢 両 訳 ・註 釈 研 究 書
以 上 の考 察 に 基づ い て、 上 に 掲 げ る 系譜 を 描 く こと が でき た。 今
れ ら 混 合 の例 は僅 少 であ り、 系 譜 を 左 右 す る 程 で は な い。
た 窺に は特 に (II
の)
系 統 の写 本 と の混 合 が 考 え ら れ る。 し か し、 そ
に は 特 に (II
と)
り わけ A G の系 統 の 写 本 と の混 合 が 予 想 さ れ る。 ま
こ の様 に、 L
致 す る。
べ て に 一致 す る 例 が 一で あ る。 B の 一例 は B以 外 の写本 す べ て に 一
本 に 一致 す る例 が 二、 Lに 一致 す る 例 が 一、(1)のT2
以外 の写 本 す
に 一存 す る。 そ の場 合、T2
に 書 き 込 まれ た 異 読 が (II
の)
す べ て の写
例 が 五、 A
る。 B で は A
例 が 五、 A
のす べ て の写本 に 一致 す る。T2
で は (II
の)
す べ て の写 本 に 一致 す る
一、Bに 十 四存 す る。 混 合 に よ って 生 じ た読 みは、 L
或 いは 一部 と 一致 す る。(aの
)例 は L に 五、t2
に 八、c2
に 三、 T
4に
が2
書 き 込 まれ てお り、 そ れ が (1)或 い は (II
内)
の他 の写 本 す べ て
係 に あ る。(3
B)は B固 有 の異 読 を 多 数 有 す る 一方、(1
L)L
T2T
(2
2(
)2
T)
3読 P
C
2暇 に 対 し ても 共 通 の異 読 を 併 せ も って い る。 そ の場 合、 B は(2
と)
よ り よ く 一致 す る。 従 って B は(2
と)
同 一系 統 線 か ら 派 生 的 に 分 岐 し
た と 考 え ら れ る。(4)A は
C、
1読P
み1の 一致 不 一致 の度 合 に よ ってA
Greioikrtio研 究 お ぼ え書 (奥
-670-
C
1とP1
と に 分 れ る。C1 は 夫 々固 有 の異 読 を多 数 有 す る。 従 って A
C
1は 姉妹 関 係 に あ る。(5
K)とT1
は 他 の写 本 に 対 し てき わ だ った 一致
(1)
(2)
(3)
5(4)
f
L
T3 T2
T4 C2 P2
B
C1 A
P1
K
〔I〕
〔II〕
を示す。その場合、 臓には固有 の異読が多 数存す る。かく てKから
原到