Windows マシンのデータを継続的に保護する Z-BYS 基本操作マニュアル Rev1.1 Prepared by: ネクスト・イット株式会社 技術本部 ネクスト・イット株式会社 TEL: 03-5783-0702 FAX: 03-5783-0734 e-mail: [email protected] 本ドキュメントに関する著作権は、ネクスト・イット株式会社へ独占的に帰属します。 ネクスト・イット株式会社が事前に承諾している場合を除き、本ドキュメント又はその一部を複製することを禁止 します。本ドキュメント及びその記述内容は予告なしに変更されることがあります。 Copyright ©2002-2009 by Next IT Inc. NextIT、Z-BYS は、ネクスト・イット株式会社の登録商標です。 FalconStor、IPStor は、米国およびその他の国における米国 FalconStor Software,Inc の登録商標です。 Microsoft は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の登録商標です。 Windows は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の登録商標です。 その他のすべてのブランド、製品名、会社名、商標名、商標、およびサービスマークは、それぞれの所有者に帰属 します。 ネクスト・イット株式会社 TEL: 03-5783-0702 FAX: 03-5783-0734 e-mail: [email protected] 目次 1. Windows マシンのデータを継続的に保護する Z-BYS ............................... 1 1.1. Z-BYS の 概 要 ........................................................................................ 1 Z-BYS とは?.............................................................................................................................1 Z-BYS によるデータ保護の利点................................................................................................1 Z-BYS を使ったドライブ保護の構成イメージ ..........................................................................3 1.2. 基 本 操 作 マ ニ ュ ア ル で 扱 う 範 囲 ................................................................. 5 Z-BYS の日常的なオペレーション ............................................................................................5 CDP クライアントの日常的なオペレーション..........................................................................5 1.3. 2. Z-BYS と い う 名 称 に つ い て ...................................................................... 5 Z-BYS の日常的なオペレーション......................................................... 6 2.1. Z-BYS の 起 動 と 停 止 ............................................................................... 6 Z-BYS を起動する .....................................................................................................................6 Z-BYS のモジュールが起動されたことを確認する ...................................................................6 Z-BYS を停止させる..................................................................................................................7 Z-BYS を再起動(リブート)させる.........................................................................................7 2.2. Z-BYS コ ン ソ ー ル の 起 動 と ロ グ イ ン .......................................................... 8 Z-BYS コンソールを起動する ...................................................................................................8 Z-BYS をコンソールに追加する................................................................................................9 Z-BYS にログインする ............................................................................................................10 2.3. Z-BYS コ ン ソ ー ル 画 面 の 説 明 ................................................................. 11 コンソール画面の構成 .............................................................................................................11 コンフィグ画面で Z-BYS の管理対象を確認する....................................................................12 メニューバーを操作する .........................................................................................................15 2.4. 3. Z-BYS の ロ グ ( X-ray) を 採 取 す る ........................................................ 16 CDP クライアントの基本操作 ............................................................ 17 3.1. CDP ク ラ イ ア ン ト の 起 動 と 終 了 ............................................................. 17 3.2. DiskSafe の 起 動 と 操 作 画 面 の 説 明 .......................................................... 17 DiskSafe の起動 ......................................................................................................................17 DiskSafe の操作画面 ...............................................................................................................18 3.3. 同 期 モ ー ド や ス ケ ジ ュ ー ル を 変 更 す る ...................................................... 20 i 保護されたドライブのプロパティ ...........................................................................................20 ドライブの同期モードを変更する ...........................................................................................21 スケジュールを変更する .........................................................................................................22 3.4. ス ナ ッ プ シ ョ ッ ト を 利 用 す る .................................................................. 24 マニュアルでスナップショットを取る ....................................................................................24 スナップショットをマウントしてファイルを復元する...........................................................25 スナップショットをアンマウントする ....................................................................................26 3.5. CDP ク ラ イ ア ン ト の ロ グ ( X-ray) を 採 取 す る ......................................... 27 DiskSafe の X−ray を採取する ................................................................................................27 SDM の X−ray を採取する ......................................................................................................28 ii 1. Windows マシンのデータを継続的に保護する Z-BYS 1.1. Z-BYS の概要 Z-BYS とは? Z-BYS は、Red Hat Enterprise Linux 5 update 1 または CentOS5.1 ベースのサー バにインストールされるソフトウェアです。 Z−BYS をインストールしたサーバは、継続データ保護&ストレージ仮想化の機能を 持つ iSCSI 接続のストレージとして使用できます。 Z-BYS によるデータ保護の利点 バックアップやリカバリの手間を大幅に削減します ローカルドライブに保存されている Windows システムやデータは、常時または周期 的にミラードライブとオンラインで同期され、ローカルドライブの完全なバックアップ となります。これにより、システム管理者は煩雑なテープドライブのバックアップ業務 から解放されます。 万が一、ローカルドライブが破損したとしても、ミラードライブからシステムやデー タを次のような簡単な手順で復旧できますので、ダウンタイムを大幅に削減できます。 スナップショットで直ぐにファイルが戻せます Z-BYS にはスナップショット領域を作成することができます。スナップショットは、 それを取得した時の完全なミラードライブのイメージです。 スナップショットは DiskSafe ソフトウェアからマウント/アンマウントすることが 出来ます。マウントされたスナップショットは、通常のローカルドライブと同じように Windows のエクスプローラからアクセスできますので、コピー&ペーストで誤って削 除してしまったファイルを直ぐに元のドライブに戻せます。 データドライブを簡単リストアできます データドライブが故障したときの復旧も簡単です。新しいディスクドライブを認識さ 1 せた後は、DiskSafe のリストアウィザードを使って、Z-BYS のミラードライブをリス トアするだけ。それで、データドライブの復旧は完了です。 最新のシステムドライブの状態に復旧ができます システムドライブのフルバックアップをするにはシステム停止が必要なため、最新の 状態に戻せない問題があります。Z-BYS ではオンラインでシステムドライブ全体をミ ラードライブと同期しますのでが、常に最新のシステム状態をバックアップすることが 可能となります。 製品には Windows PE ベースのリカバリ CD-ROM が付属しています。これを使え ば、OS やドライバー、アプリケーションの再インストールをせずに、ウィザードに従 うだけで簡単にシステムドライブが復旧できます。 2 Z-BYS を使ったドライブ保護の構成イメージ Z-BYS システムは下図のように Z-BYS(CDP サーバともいいます)と DiskSafe ソ フトウェアがインストールされた CDP クライアントで構成され、逐次データが更新さ れる Windows マシンのローカルドライブ(ディスクまたはパーティション)を継続的 に保護します。 3 同期(通常時の動作) CDP クライアントのドライブとミラードライブをブロックレベルで同じにする ことをいいます。同期するタイミングは常時もしくはスケジュールを設定して周期 的に行うことができます。また、このときに、スナップショットと呼ばれる指定し た時点のドライブイメージの作成が可能です。 復元(ドライブ障害からの回復) CDP クライアントのディスクドライブが破損したときは、ユーザはミラードラ イブの内容を新しいディスクドライブにリストアして、システム(OS)やデータ を完全に復元できます。 ロールバック(過去の状態のドライブを復元) スナップショットと復元を組み合わせて、過去のドライブ状態を復元すること をロールバックといいます。システムやデータのソフトウェア的な破損やウィル ス感染の際に、確実に動作していた時点まで戻して、システム復旧にかかる時間 を短縮することができます。 スナップショット(変更差分) Z-BYS 内にはミラードライブの他に、スナップショット領域が作成されます。 これは、取得した時点のドライブのイメージと変更前のデータが保存するための 領域です。 Z-BYS は、ミラードライブとスナップショット領域に保存されたデータとを重 ね合わせて、仮想的なスナップショット・ドライブを作成することができます。 4 1.2. 基本操作マニュアルで扱う範囲 この基本操作マニュアルでは、Z-BYS システムを運用するなかで、日常的に必要と されるオペレーションを説明します。 Z-BYS の構築やリカバリ、およびハードウェアの操作については、別のマニュアル が用意されていますので、そちらをご覧下さい。 Z-BYS の日常的なオペレーション Z-BYS の起動と終了 Z-BYS コンソールの起動とログイン Z-BYS コンソール画面の説明 Z-BYS ログ(X-Ray)の採取 CDP クライアントの日常的なオペレーション CDP クライアントの起動と終了 DiskSafe の起動と操作画面の説明 同期モードやスケジュールの変更 スナップショットの利用 CDP クライアント・ログ(X-Ray)の採取 1.3. Z-BYS という名称について Z-BYS とは、米ファルコンストアの「FalconStor CDP/NSS」のテクノロジーをベ ースにしたネクスト・イットの製品名です。Z-BYS は Zero-Administration Backup Your Storage の略で、バックアップにおける管理者の手間を限りなくゼロにするとい う思いで付けられた名前です。 5 2. Z-BYS の日常的なオペレーション 2.1. Z-BYS の起動と停止 Z-BYS を起動する Z-BYS は、次の手順で起動します。 ① Z-BYS の電源を投入します。 ② コンソール画面にログインプロンプトが出たことを確認します。 Z-BYS のモジュールが起動されたことを確認する ipstor status コマンドは Z-BYS が正常に起動しているかを確認するコマンドです。 コンソールに root でログインし、このコマンドを実行します。IPStor で始まるモジュ ールのステータスが全て[RUNNING]になっていれば、Z-BYS は正常に起動していま す。 #ipstor status 6 Z-BYS を停止させる Z-BYS の停止には、次の 2 つの方法があります。 ① root ユーザでログインして shutdown コマンドを実行する。 #shutdown –h now Z-BYS・コンソールから halt を実行する。 [Z-BYS]→<右クリック>→[System Maintenance] → [Halt] Z-BYS の電源が自動で切断されます。 ② Z-BYS を再起動(リブート)させる Z-BYS を再起動するには、次の 2 つの方法があります。 ① root ユーザでログインして reboot コマンドを実行する。 #reboot Z-BYS コンソールから Reboot コマンドを実行する。 [Z-BYS]→<右クリック>→[System Maintenance] → [Reboot] Z-BYS が正しく起動したかどうかは、 「Z-BYS を起動する」 「Z-BYS のモジュ ② ールが起動されたことを確認する」の項を参照して確認します。 <Note> Z-BYS の停止や再起動は、Z-BYS システム内の他の Z-BYS やクライアン トに影響を与えません。 Z-BYS がシステムに復帰すると、CDP クライアントのデータ保護や Z-BYS 間のレプリケーションは自動で再開されます。 7 2.2. Z-BYS コンソールの起動とログイン Z-BYS コンソール(以下単にコンソールと称す)は、GUI(グラフィカル・ユーザ・ インターフェイス)です。ここでは、Window マシンをコンソールとして利用すること を想定した操作を説明します。 Z-BYS コンソールを起動する ① コンソール画面の起動には次の 2 つの方法があります。 Java ベースのコンソールを起動する。 Web ブラウザの URL 入力欄に、Z-BYS の IP アドレスを入力する。 IPStor コンソール・プログラムを起動する。 [スタート]→[プログラム]→[Falconstor]→[IPstor] → [IPStor Console] デスクトップ上のアイコンをクリックする。 ② 下図のようなコンソール画面が表示されます。 8 Z-BYS をコンソールに追加する 次の場合に、管理対象の Z-BYS をコンソールに追加する操作が必要です。 その Window マシンで、初めてコンソールを実行する。 CDP サーバを追加した。 CDP サーバの IP アドレスを変更した。 ① IPStor User Login ウィンドウを表示させます。 [IPStor Server アイコン]→<右クリック>→[Add] ② ③ IPStor User Login にログイン情報を入力し[OK]を押します。 IPStor Server [CDP サーバ IP アドレス] User Name [ root ] Password [ root パスワード ] ログインが成功すると、IPStor Server アイコンの下に、Z-BYS のアイコンが 追加されます。 9 Z-BYS にログインする ① Z-BYS のアイコンをダブルクリックすると、IPStor User Login ウィンドウが 表示されます。 ② ③ IPStor User Login にログイン情報を入力し[OK]を押します。 User Name [ root ] Password [ root パスワ-ド ] ログインが成功すると、Z-BYS の下に管理対象(リソース、レプリケーショ ン、クライアント、レポート)が表示されます。 10 2.3. Z-BYS コンソール画面の説明 コンソール画面の構成 コンソール画面は、メニューバーと左右 2 つの画面に分割されています。 メニュ−バー コンフィグ画面 ① ステータス画面 コンフィグ画面 ツリー構造となっておりアイコンをクリックすることで操作します。 アイコンをクリックするとそのアイコンに関連する情報がステータス画面 に表示されます。 アイコンをダブルクリックすると、ツリー構造の展開または折畳みがされま す。 アイコンを右クリックすると、メニューが表示されコンフィグレーションを 行うウィンドウやウィザードが起動されます。 ② ステータス画面 コンフィグ画面でクリックされたアイコンに連動したステータス情報が表 示されます。複数のステータスが有る場合は、タブをクリックして切り替えま す。 ③ メニューバー Z-BYS のコンフィグ保存やパッチの追加はメニューバーから操作します。 11 コンフィグ画面で Z-BYS の管理対象を確認する Z-BYS の構築が完了すると、ユーザは特に操作する項目はありません。 ここでは Z-BYS が管理している対象を簡単に説明します。 ① 物理リソース(Physical Resources) 物理リソースは Z-BYS に接続されている実 SCSI デバイスです。 [物理アダプタ] -SCSI アダプタ -Falcon アダプタ [物理デバイス] -FC デバイス -SCSI デバイス +-EV206SV 物理ディスク -ブロックデバイス -ストライプデバイス [ストレージプール] ステータス画面 -ストレージプール名 +-所属する物理デバイス ※上記は例です(実際のマシンと表記は異なることがあります)。 12 ② 論理リソース 論理リソースは Z-BYS から定義済みの物理リソースです。 CDP クライアントの DiskSafe エージェントは、ローカルディスクのミラ ーリング先として、この論理リソースを作成します。 [SAN リソース] -論理リソース [リソースグループ] -スナップショット・グループ +-所属する論理リソース ③ レプリケーション(Replication) Z-BYS の論理リソースは、他の Z-BYS へ複製することができます。論理リ ソースの送り元をソース Z-BYS、送り先をターゲット Z-BYS といいます(こ の機能はオプションです)。 [ソース側の論理リソース] [ターゲット側の論理リソース] -ターゲット CDP サーバ +-複製対象の論理リソース 上図の場合は、ソース Z-BYS(zbys60pri)の論理リソースをターゲット Z-BYS (zbys60sec)に複製しています。 13 ④ SAN クライアント(SAN Clients) サーバが管理するリソースを Windows マシンのドライブの保護領域として 利用あるいはスナップショットをマウントするには、マッピング(紐付け)が 必要です。マッピングは CDP クライアントの DiskSafe エージェントが行い ます。 [SAN クライアント] -リソース接続プロトコル +-iSCSI ターゲット +-論理リソース +-マウントしたスナップショット 14 メニューバーを操作する ① コンフィグレーションの保存 [File]→ [Save Configuration]で、最新の Z-BYS のコンフィグレーションフ ァイルを Z-BYS コンソールマシンのローカルディスクに保存できます。 コンフィグレーションは、Z-BYS のコンフィグレーションを変更したとき には必ず保存して下さい。 ② パッチの追加 [Tools]→ [Add Patch]で、Z-BYS にパッチ(修正プログラム)を追加しま す。パッチの追加は保守サポート先からの指示で行って下さい。 15 2.4. Z-BYS のログ(X-ray)を採取する Z-BYS で何らかの不具合が生じたときは、X-ray コマンドを実行します。 X-ray が作成するファイルには、コンフィグやログといった原因追及に必要となる全 ての情報が含まれています。X-ray ファイルを保守依頼先に送付して下さい。 ① X-RAY コマンドを実行します。 [Z-BYS]→<右クリック>→[X-ray] ② X-ray オプションを選択し、Z-BYS コンソールのローカルディスクに X-ray を保存します。 全てチェックを付けます 通常、変更は不要です 保存先を指定します。 16 3. CDP クライアントの基本操作 3.1. CDP クライアントの起動と終了 DiskSafe をインストールしても、CDP クライアントの起動や終了の方法は何も変わ りません。インストール前と同じ方法で行ってください。 3.2. DiskSafe の起動と操作画面の説明 DiskSafe の起動 DiskSafe を起動には、次の3つの方法があります。 [スタート]→[プログラム]→[Falconstor]→[DiskSafe] デスクトップ上のアイコンをクリックする。 「コンピュータの管理」画面からも操作できます。 17 DiskSafe の操作画面 DiskSafe の操作 画面は、メニューバーと左のツリー画面、右側のステータス&操作するパネル画面に 分かれます。 メニュ−バー ステータス&操作画面 ツリー画面 ① 保護されたストレージ(Protected Storage) 左のツリー: ドライブ(ディスクまたはパーティション)を保護する設定をします。 Disks ドライブ単位 Groups グループ単位のスナップショット※ 右のパネル: 保護の解除、同期のコントロール、リストアの操作、ステータスの確認がで きます。 Primary 保護対象ディスクまたはパーティション Capacity 物理容量 Mode 同期モード(継続 or 周期)と差分 Current Activity 現在のアクティビティ(動作) Status ミラーディスクのステータス Mirror ミラー先ディスク(Z-BYS の管理ディスク) 18 ② スナップショット(snapshots) 左のツリー: スナップショットを操作するドライブ(ディスクまたはパーティション)を 選択します。 Disks ドライブ単位での操作 Groups グループ単位でのスナップショットの確認※ 右のパネル: スナップショットのステータスやマウント/アンマウントの実行ができま す。 Snapshot スナップショットの世代 Date スナップショットが取られた日付 Time スナップショットが取られた時刻 Initiator スナップショットの起動者(DiskSafe) Group 参加しているスナップショット・グループ※ Comment DiskSafe がスナップショットを開始した時間 Mounted 「Yes」でスナップショットのマウント成功を表示 。 19 3.3. 同期モードやスケジュールを変更する 保護されたドライブのプロパティ CDP クライアントで保護設定がされたローカルドライブは Z-BYS が管理するミラー ドライブと継続または周期的に同期されます。ドライブの同期モードやスナップショッ トのスケジュールは、保護されたドライブのプロパティから変更します。ドライブがス ナップショット・グループに参加している場合は、そのグループのプロパティから変更 します。 ① DiskSafe の左画面で、[Protected Storage]→[Disk(または Groups)]を選 択します。 ② 右画面で同期モードやスケジュールを変更したいディスクまたはスナップシ ョットを選択して右クリックします。メニューが表示されるので、[プロパテ ィ]をクリックします。 ドライブのプロパティ・ウィンドウが開きます。【Mode】タブをクリックします。 20 ドライブの同期モードを変更する 保護対象のドライブをミラードライブと同期するモードは 2 つあります。 継続モード :常に保護ドライブとミラードライブを同期させます。 周期モード :指定したタイミングでドライブを同期させます。 ① モードの切り替えは、ドライブのプロパティ・ウィンドウにあるラジオ・ボタ ンで、 「Continues Mode(継続モード)」か「Periodic Mode(周期モード)の いずれかを選択します。 ② 続いて、スケジュールの設定を行います。スケジュールは同期モードが継続か 周期のどちらであるかによって、挙動が異なります。 継続モード :スナップショットを取る場合は、その周期を指定します。 周期モード :同期させる周期を指定します。 同期の何回目毎にスナップショットを取るかを指定します。 継続モード 周期モード 同期 n 回目毎にスナップショットを取る 21 スケジュールを変更する ① ドライブのプロパティで【Mode】タブをクリックします。スケジュールを変 更するには、[Change]というボタンを押して下さい。 ② 下図のウィンドウが開きますので、スケジュールを設定します。 スケジュールを開始する日時を 指定します 周期を指定します [Advanced]を押すと除外日時が 指定できます スケジュールを終了する日時を 指定します 周期 単位 Hourly(時間) Daily(日) Weekly(週) Monthly(月) 間隔 [HH] Hour(時) [MM] Minute (分) Every [DD] Day(日) Every [WW] Week(週) Day <1 31> <日/月/火/水/木/金/土> 曜日 (例:毎月 10、20、30 日) 毎月第<1/2/3/4/最終> <日/月/火/水/木/金/土> 曜日 ドライブには 1 つの周期が設定できます。毎月 10 日および 1:00 と 13:00 といった 複数の周期の設定はできません。 22 除外日時の設定(Advanced Hourly Schedule Options) [Schedule Detail]にある[Advanced]をクリックすると、スケジュールを除外す る日時が指定できます。 除外する時間 指定します 除外する日 指定します 除外する月 除外する曜日 休日の定義 休日の定義 除外日時の設定で、[Exclude Holiday]項目の Define Holidays にチェックを 入れると休日が定義できます。 23 3.4. スナップショットを利用する マニュアルでスナップショットを取る マニュアルでドライブ(または、スナップショット・グループ)のスナップショット を取ることができます。 ① DiskSafe の左画面で、[Protected Storage]→[Disk(または Groups)]を選 択します。 ② 右画面で同期モードやスケジュールを変更したいディスクまたはスナップシ ョットを選択して右クリックします。メニューが表示されるので、 [Advanced] →[Take Snapshot]をクリックします。 ③ スナップショットが取られます。 24 スナップショットをマウントしてファイルを復元する スナップショットは読み込み専用のドライブとしてマウントできます。ファイルを復 元するには、マウントされたドライブのファイルをローカルドライブにコピー&ペース トします。 ① DiskSafe の左画面で、 [Snapshots]→[Disks]→[ディスク(またはパーティ ション)を選択します。 ② 右画面にスナップショットの一覧が表示されるので、マウントしたいスナップ ショットを選択します。 ③ <右クリック>→[Mount Snapshot]をクリック ④ マウント後は通常のドライブとしてアクセスできます。 25 スナップショットをアンマウントする マウントしたスナップショットが不要になったらアンマウントをします。 ① DiskSafe の左画面で、 [Snapshots]→[Disks]→[ディスク(またはパーティ ション)を選択します。 ② 右画面にスナップショットの一覧が表示されます。[Mounted]の欄が「Yes」 と表示されているのが、マウントされたスナップショットです。 ③ <右クリック>→[Dismount ]をクリックすると、スナップショットがアン マウントされます。 ④ もし、下図のようなウィンドウが表示されたら、スナップショットが使用中の 可能性があります。スナップショットにアクセスしているエクスプローラやア プリケーションを終了させて[Retry]をクリックします。[Dismount]はス ナップショットを強制的にアンマウントしますので、アプリケーションでエラ ーになることがあります。 26 3.5. CDP クライアントのログ(X-ray)を採取する CDP クライアントで何らかの不具合が生じたときは次のログが必要です。 OS のイベント・ビュア(システムとアプリケーション) X−ray(DiskSafe と SDM の2つが必要です) msinfo32.exe で収集したシステム情報 DiskSafe の X−ray を採取する X-ray が作成するファイルには、コンフィグやログといった原因追及に必要となる全 ての情報が含まれています。 ① DiskSafe の左画面で、 [DiskSafe]→<右クリック>→[Take X-ray]をクリック します。 ② オプションの設定と保存先を指定して、[保存]をクリックします。 オプションに全てチェックを付 けた場合は、msinfo32 と Windows のイベントの採取も同時に行わ れます。 27 SDM の X−ray を採取する SDM(SAN Disk Manager)は、ミラーディスクやスナップショットを管理します。 DiskSafe の X-ray と合わせて採取が必要となります。 ① SDM を起動します。 SDM の起動には、次の3つの方法があります。 [スタート]→[プログラム]→[Falconstor]→[SAN Disk Manager] デスクトップ上のアイコンをクリックする。 「コンピュータの管理」画面からも操作できます。 ② SDM の左画面で、 [SAN Disk Manager]→<右クリック>→[Take X-ray]をク リックします。 28 ③ 保存先を指定して、[保存]をクリックします。 29
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