平成26年度スーパーL資金の金利負担軽減措置(一問一答)

平成26年度スーパーL資金の金利負担軽減措置(一問一答)
(問1)26年度のスーパーL資金に係る金利負担軽減措置を受けられる対象者は誰
ですか。
人・農地プラン(以下「プラン」という。)に地域の中心となる経営体として位
置付けられた認定農業者及び農地中間管理機構(以下「機構」という。)から農用
地等を借り受けた認定農業者です。
(問2)プランに地域の中心となる経営体として位置付けられたこと又は機構から
農用地等を借り受けたことの確認は、誰が、どのように行うのですか。
借入希望者である認定農業者から、その者が地域の中心となる経営体として位置
付けられているプランの写し又はその者が利用権の設定等を受ける者として明記さ
れた農用地利用配分計画の写し(機構から農用地等を借り受けたことが分かる書類
を含む。)を、融資機関である(株)日本政策金融公庫又は沖縄振興開発金融公庫
(以下「日本公庫等」という。)に提出していただき、日本公庫等から回付を受け
た利子助成団体である(公財)農林水産長期金融協会(以下「協会」という。)が
確認します。
(問3)プランの確定前(確定したプランの見直しが行われている場合は見直し後
のプランの確定前)であって、プランに地域の中心となる経営体として位置
付けられることが確実と見込まれる場合、金利負担軽減措置を受けることは
できますか。
プランについての集落・地域での話し合いが終了し、検討会での検討が開始され
ており、借入希望者が、地域の中心となる経営体として位置付けられることが確実
であることを、利子助成団体である協会及び融資機関である日本公庫等が、市町村
による書面での証明を受けられる場合、金利負担軽減措置を受けることができます。
なお、確定したプランに地域の中心となる経営体として位置付けられなかった場
合は、利子助成金の交付が停止されることとなります。
(問4)金利負担軽減措置の対象となる資金は何ですか。
日本公庫等が融資する農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)です。
(問5)金利負担軽減措置を申し込める(融資機関から貸付けの決定がなされる)
期間はいつまでですか。
金利負担軽減措置については、日本公庫等が26年度中に融資枠の範囲内で貸付決
定を行った資金が対象となります。
日本公庫等においては、融資の申し込みから貸付決定まで相応の日数がかかりま
すので、日数に余裕をもって申し込むことが必要です。
(問6)金利負担の軽減措置は、貸付期間中いつから、いつまで受けられるのです
か。
金利負担の軽減措置は、貸付後5年間受けられます。
つまり、貸付実行日(資金が交付された日)から貸付実行日の5年後の応当日の
前日までの期間の残高に対する金利が対象となります。
(問7)営農類型によって制限はあるのですか。
営農類型による制限はありません。
(問8)資金使途によって制限はあるのですか。
融資対象については、資金使途による制限はありません。
(問9)農地の取得を伴わないと金利負担軽減措置の対象とならないのですか。
規模拡大等に必要な場合であれば、農地の取得を伴わない施設、機械等の取得等
であっても金利負担軽減措置の対象となります。
(問10)金利負担軽減措置の貸付限度額はいくらですか。
個人3億円(特認6億円)・法人10億円(特認20億円まで)です。
また、貸付限度額の下限設定はありません。
(問11)金利負担を軽減するための手法を教えてください。
国から補助金を受けた協会からの利子助成により、貸付当初5年間の金利負担が
軽減されるものです。
なお、協会への利子助成の申請や利子助成金の受取等は、日本公庫等が資金借入
者の委任を受け代行します。
(問12)地方公共団体の負担は必要ですか。
全額国費で実施しますので、地方公共団体の負担はありません。
(問13)金利負担軽減措置は、国の補助金によって行われるということですが、来
年度以降の予算の状況によっては利子助成の内容に変更が生じるのですか。
金利負担軽減措置は、毎年度国の予算の範囲内で行われるものであり、来年度以
降の予算の状況によっては、その内容に変更が生じる可能性があります。
(問14)金利負担軽減措置は今後何年続くのですか。
必要な期間・必要な額(枠)を措置したいと考えておりますが、金利負担軽減措
置は毎年度の予算の範囲内で行われるものであり、継続年数を現時点で回答するこ
とは困難です。
(問15)26年度の金利負担軽減措置の融資枠はいくらですか。
1,000億円です。
(問16)補助事業関連融資は金利負担軽減措置の対象となるのですか。
国の補助金(交付金等を含む。)の交付決定を受けた事業の補助残部分に充てる
ために融通される資金(以下「補助残融資資金」という。)については、金利負担
軽減措置の対象とはなりません。
また、従来から金利負担軽減措置の対象であった融資残補助である経営体育成支
援事業(融資主体型補助)に係る融資については、引き続き対象となります。
(問17)農林水産省以外の他の省庁が所管する補助事業を利用する場合は、補助残
融資資金は金利負担軽減措置の対象となるのですか。
他省庁が所管する補助事業であっても、金利負担軽減措置の対象とはなりません。
(問18)円滑化貸付資金(無担保・無保証人貸付)は金利負担軽減措置の対象とな
るのですか。
スーパーL資金の貸付の際の担保徴求に関し、その者の経営能力、経営状況等を
積極的に評価して、一定額まで無担保・無保証人で融通する措置(円滑化融資制度)
に係る貸付については、金利負担軽減措置の対象となります。
(問19)何%まで金利負担が軽減されますか。
利子助成の上限は2%です。従って、利子助成前の日本公庫等の貸付金利が2%
を超える場合、2%を超えた部分は借入者の負担となります。
(問20)プランに地域の中心となる経営体として位置付けられない又は機構から農
用地等を借り受けないとスーパーL資金は借りられないのですか。
プランにおいて地域の中心となる経営体として位置付けられること及び機構から
農用地等を借り受けることは、金利負担軽減措置の対象の可否の条件であり、プラ
ンに地域の中心となる経営体として位置付けられていない場合や機構から農用地等
を借り受けない場合であっても、認定農業者であれば、金利負担の軽減が受けられ
ないだけで、スーパーL資金の借入資格は有していることとなります。