新興・再興感染症対策(PDF:513KB)

参考資料
新興・再興感染症対策
~感染症の発生に備え、区民の安全と安心を確保する~
1.経緯
近年、海外において、鳥インフルエンザA(H7N9)、中東呼吸器症候群、エボラ出血熱など、生命を脅
かす恐れのある感染症が次々と発生している他、デング熱の国内発生が60年以上ぶりに確認されるな
ど、区民の健康を脅かす感染症の危機が身近なこととして懸念されています。
これらの新興・再興感染症は、発生の予測も難しく、常に監視し、情報収集し、発生の準備を行う必
要があります。感染症対応では、情報管理を徹底し、感染症発生時に、迅速かつ確実に感染拡大防止の
対応を行い、区民の安全と安心を確保していくことが重要です。
また、新たに策定した港区新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき、ひと度発生すれば、急速に
感染が拡大する新型インフルエンザ等対策を強化していく必要があります。
2.近年の新興・再興感染症の状況
感染症対策
基本項目
概要及び現状
かつて存在した感染症で公衆衛生上ほとんど問題とならな
かつては知られていなかった、この20年間に新しく認識され
くなったものが、近年、再び増加してきたもの、あるいは将
た感染症で、局所的に、あるいは国際的に公衆衛生上の問題
来的に再び問題となる可能性がある感染症。(デング熱、マ
となる感染症。(エボラ出血熱、ラッサ熱、エイズなど)
ラリアなど)
<新興感染症>
疾患名
病原体
デング熱患者報告数(全国)
主な流行地
1
2
情報提供・共有
3
区民相談
4
感染拡大防止
5
250
国
ギニア
リベリア
シオラレオネ
周辺国
合計
感染者数 死亡者数
2,775
1,781
8,157
3,496
9,780
2,943
35
15
20,747
8,235
249
243
220
160
(パンデミック時コールセン
ター設置)
感染予防、まん延防止
【行政対応・勧告・命令】
パンデミック時の体制確保
防護服・資機材の備蓄
予防対策
個人予防策、予防接種、普及啓発
住民接種の体制確保(新型インフルエ
ンザ)、普及啓発の強化
個人予防策についての啓発用
パンフレット
6
検査体制
平成26年度蚊のデングウイルス検査の緊急整備
蚊の発生動向把握
蚊のデングウイルス検査
7
医療体制整備・確保
159
150
104
100
50
H22
H23
H24
H25
H26
国内
H26
国外
①区医療整備計画策定、医療機
①医療提供、体制の整備
関との実地訓練等
②平成26年度ヒトのデングウイルス検査につい
②ヒトのデングウイルス検査実
て都が緊急的に実施
施体制確保
中東呼吸器症候群
平成26年11月3日現在(WHOのデータより作成) [単位:人]
2012年 2013年
報告数
9
2014年
合計
721
897
167
死亡数
325
鳥インフルエンザA(H7N9) 患者報告(WHO)
4 防護服備蓄状況
患者移送訓練イメージ
項目 (カッコ内は単位)
用途
防護服セット(セット)
新型インフルエンザ
エボラ出血熱
フェイスシールド(個)
アイソレーションガウン(着)
H26年9月4日公表 [単位:人]
140
105
H25
H26
H27~
150
500
1000
エボラ出血熱
0
150
300
エボラ出血熱
0
200
300
120
120
100
80
60
31
40
※フェイスシールド゙;血液、体液等の飛沫に対する顔面用防護具
※アイソレーションガウン;血液、体液等の飛沫に対する防護性を高めた耐水性の予防着
26
15
20
8
2
2
9月
10月
0
1月
鳥インフルエンザA(H5N1)患者の発生状況(WHO)
2003~2014年10月2日まで 16ヶ国668人 うち393人死亡
ICTを活用した情報発信
200
注目すべき感染症と発生状況
[単位:人]
①定例及び緊急時の情報提供(ホームページ・広
発信ツールの整備による迅速な
報)
情報提供・共有
②医療機関へのFAX・郵送による情報伝達
デングウイルスサーベイラン
ス
区民の不安を解消し、適切な感染症予防策を促
パンデミック時の体制確保
すための相談体制
【電話相談 来所相談】
※H26年11月2日現在 [単位:人]
0
これまでに確認されたエボラ出血熱の国別状況
①発生時の迅速な情報収集
②区独自のサーベイランスがなく、十
分な把握ができない
強化策
300
1969
ラッサ熱
ラッサウイルス
西アフリカ
1973
小児下痢症
ロタウイルス
アメリカ
1983
エイズ
ヒト免疫不全ウイルス
全世界
1977
エボラ出血熱
エボラウイルス
熱帯諸国
1982
出血性大腸炎
大腸菌O157
全世界
1997
鳥インフルエンザ
インフルエンザA(H5N1)
香港
2003 重症急性呼吸器症候群 SARSコロナウイルス
アジア
アラビア半島
2012
中東呼吸器症候群
コロナウイルス
(2015年1月4日現在) 課題
①サーベイランスによる発生状況等の把握、集
団発生時の連絡(電話・FAX)
②都定点サーベイランス(蚊は2か所)
③WHO・国・都からの情報収集(メール)
サーベラインス
情報収集
再興感染症とは
新興感染症とは
発見年
3 感染症対策の現状と今後の強化策
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
2013年4月1日WHOが、中国でヒトへの感染があったことを発表。
(2013年4月1日~12月17日 147人)
2014年9月4日まで309人
医療機関連携会議
ヒトのデングウイルス検査
防護服着脱等実地訓練