No.152 米国リート10-12月期の業績動向

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情報提供資料
2015年2月6日
No.152
米国リート10-12月期の業績動向
一株当たりFFO
*
総収入
銘柄名
セクター
エクイティ・レジデンシャル
集合住宅
0.86㌦ (+ 11.7%)
0.83㌦
+
4.0%
96.0% (+0.6%)
アバロンベイ・コミュニティーズ
集合住宅
1.76㌦ (+ 16.6%)
1.76㌦
+11.8%
96.0% (+0.3%)
ボストン・プロパティーズ
オフィス
1.26㌦ (- 2.3%)
1.25㌦
+
6.5%
91.7% (-1.7%)
SLグリーン・リアルティ
オフィス
1.45㌦ (+ 2.1%)
1.44㌦
+10.3%
94.7% (+1.2%)
サイモン・プロパティー・グループ
商業施設
2.47㌦ ( N/A )
(前年同期比)
**
市場予想
2.47㌦
前年同期比
N/A
**
入居率(前年同期比)
マンハッタン地区
97.1% (+1.0%)
* FFOとは:リートが賃料からどれだけの現金収入を得ているかを示す数値で、リートの収益力を示す指標。
** N/A:2014年5月に一部事業を分離譲渡したため、前年比較が不可。
集合住宅セクター
エクイティ・レジデンシャル ~全米最大の集合住宅リート ~
 2014年通年の1株FFOは前年比+11.2%と高水準の成長率を記録した。2015年の配当計画は+10.5%
の増配が発表された。
 『雇用の成長』『世帯形成数の増加(親元から独立する若年層の増加)』『持ち家比率の減少』という環境変化
が賃貸住宅市場の追い風となっている。経営陣から『賃貸住宅の需要は今後、長期にわたり過去の伸び率を上
回るペースになるであろう。』との強気のコメントがなされた。
アバロンベイ・コミュニティーズ ~全米第2位の集合住宅リート~
 経営陣から『2015年の賃貸住宅ビジネスは景気回復を背景に、2014年を上回る成長が期待できる』との報告
があり、1株$1.16から$1.25への増配が発表された。
 同社の顧客の平均年齢は33歳であるが、米国では23~25歳の人口層が最も多く、彼らは近い将来、同社の
顧客候補になってくる。同社は将来の収益拡大に備え、新規建設に積極投資を続けている。
オフィス・セクター
ボストン・プロパティーズ ~全米最大手のオフィス・リート~
 同社は金利の高い(高コストの)社債を早期繰上げ償還することで、財務体質強化に取り組んでいる。10-12月
期には$550百万規模の繰上げ償還を行なった結果、特別費用$0.06/株を計上した。この特別費用を除くと、
1株FFOは$1.32となり、市場予想($1.25)を大きく上回ることになる。
 経営陣から『2015年のオフィス市場は、供給可能スペースが2014年よりも減少することが予想され、極めて良好な
需給環境が期待される。』とのコメントがあった。
SLグリーン・リアルティ ~マンハッタン最大手のオフィス・リート~
 10-12月期に42件の契約を締結したが、賃料は平均+13.0%の値上げとなった。オフィス・スペースの需給タイト感
を反映し、契約期間は平均11.5年と長期化している。
 経営陣から『2014年の賃料は予想以上の伸びであった。オフィス・スペースの需要は堅調に拡大しており、2015年
の賃料も強い上昇が期待できる。』との強気の報告があり、1株$0.50から$0.60への増配が発表された。
商業施設セクター
サイモン・プロパティー・グループ ~全米最大の商業施設(ショッピング・モール、アウトレット)リート~
 2014年5月、同社は事業の効率化を目的に、小規模モール部門を分離独立させた。この部門の収益を除いた継
続事業ベースでは、1株FFOの成長率は前年同期比+12.3%と高い伸び率となった。経営陣から『10-12月期
の業績は極めて好調な結果であったが、これまでの積極投資の効果で2015年も収益の拡大が期待できる。』と
のコメントがあり、1株$1.30から$1.40への増配が発表された。
 同社では『入居率が過去最高の水準』『基本賃料が前年比+11.0%の高い伸び』『テナントの年間売上げが前
年比+6.4%の上昇(前年同期は+2.5 %)』と賃貸ビジネスの好調さが表れている。
当ページに記載している銘柄は、米国リートの代表銘柄であり、個別企業の推奨を目的とするものではありません。
(出所)ブルームバーグ、各決算発表データより大和投資信託作成
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