平成25年 7月7日

流体工学演習問題(13)
(平成26年7月7日)
2とする.単位はSI単位を用いること.
注) 重力加速度g=9.807m/s
重力加速度
とす 単位
単位を用
と
B
【問題】
d= 1.0
A
5m
バルブ
10
ポンプ v= 1.0
タンクB
7m
2m
i= 0.5
ベンド
b= 0.3
P
タンクA
5m
2m
4m
C
図に示すような配管系において,タンクAからポンプを用いて10℃の水を送水する.直管部はすてべて内径750mmのコンクリート管(ks=0.6mm)で構成さ
れているものとして以下の設問に答えよ.
れているものとして以下の設問に答えよ
(1) 全揚程H=7.8mのポンプを使用するとき,配管内を流れる水の流量を求めよ.
流量Uを変化させ配管系の全圧力損失pallを推定し,全揚程Hと比較し流量Uを求める.
配管系(A点からB点まで)における位置エネルギー差を含む全圧力損失pallは,タンクAとタンクBの水面の高さの差h  5mを考慮すると,
2
 L
 U
pall      i   v  2 b   d 
 gh,
 D
 2
 10℃  1.307 10 6 m 2 /s, 10℃  999.7 kg/m 3 .
となる.ここで, i  0.5,  v  1.0,  b  0.3,  d  1.0, h  5m,
また,k s  0.6mm(コンクリート管), k s / D  0.0008 であり,流速U  4m/sを仮定すると,
ReD 
UD

 2295332. ≒ 2.295 106 .これらの値からムーディー線図(テキスト 5 - 7 図5.2)より,
1 ≒ 0.019, 直管部長さL1  5  2  4  2  13m.
よって,全圧力損失pallは,pall  76446. ≒ 76.45kPa , 全揚程はH  7.7974 ≒ 7.8m.
従って流量QはQ  UA  1.7671 ≒1.768m 3 /s.(2桁でOK)
流体工学演習問題(13)
(平成26年7月7日)
2とする.単位はSI単位を用いること.
注) 重力加速度g=9.807m/s
重力加速度
とす 単位
単位を用
と
【問題】
(2) 上記の場合,ポンプの理論動力はいくらか.また,ポンプ効率を0.5,
上記の場合,ポンプの理論動力はいくらか.また,ポンプ効率を0.5,モーター効率を0.7とした場合,ポンプの所要電力はいく
タ 効率を0.7とした場合,ポンプの所要電力はいく
らか.
理論動力Lthは,
Lth  gQH  Qpall  135092. ≒135.1kW.( 2桁でOK )
軸動力Pは,
P  Lth /  P  270185. ≒ 270.2kW.(2桁でOK )
モータの所要動力PM は,
PM  P /  M  385978. ≒ 386.0kW.(2桁でOK )
(3) C点におけるゲージ圧力を求めよ.
ここでは,点CとタンクBの水面上の点Bについてベルヌーイの式を適用する.
点
水 上 点
式を適用す
BC間での圧力損失をpBC (  ghBC,hBC:BC間の位置エネルギー以外の損失ヘッド)
U C 2
2
 pC  gzC 
U B 2
2
pC  g z B  zC   pBC 
 pB  gzB  pBC,U C  U  4m/s , U B=0, pB  (大気圧)
0
,
U C 2
2
 U
 L
pBC    BC   b   d 
,
D

 2
 b  0.3,  d  1.0, z B  zC  7m,  10℃  1.307 10 6 m 2 /s, 10℃  999.7kg/m 3 .
となる.ここで,
2
また,k s  0.6mm(コンクリート管), k s / D  0.0008 であり,流速U  4m/sより,
ReD 
UD

 2295332. ≒ 2.295 106 .これらの値からムーディー線図(テキスト 5 - 7 図5.2)より,
1 ≒ 0.019, 直管部長さLBC  2m.
よって,全圧力損失pBCは,pBC  76446. ≒ 76.45kPa ,
従って,pC  71432. ≒ 71.43kPa.(2桁でOK)