★入りたてほやほやのヤングアダルトの本をご紹介します!★ 2014Winter Vol.9 ① ③ ② ④ ⑤ ⑥ ① 『おやすみなさいダース・ヴェイダー』 ジェフリー・ブラウン/作 とみながあきこ/訳 辰巳出版 YE/フラ ★「心が温まる本」特集 「ダース・ヴェイダーとルーク<4 才>」「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」につづく、スターウォー ズのパロディ絵本第三弾。今回は実に様々なキャラクターが登場するので、マニア必見です! ②『西の善き魔女⑦ 銀の鳥プラチナの鳥 』 荻原規子/著 角川書店 YF/オキ こうほ 西の善き魔女、最新刊。女王候補アデイルは、竜退治に向かった騎士ユーシスのことを気にか せんにゅう けながらも、帝国の動きを探るため東方の国トルバートへ 潜 入 する。ユーシスとのその後を 描く特別短編「彼女のユニコーン、彼女の猫」を収録! ● ● ● ● Y A イ ベ ン ト 報 告 ● ● ● ● な かび ③ 『絵で見る乗り物の歴史 100』 マイク・レマンスキー/絵 クリス・オックスレード/文 S&S/監修 よねむら知子/訳 ポプラ社 YE/レマ ノーチラス号、コンコルド、ロールス・ロイスなど、この本では100種類にものぼる、人 類史上、有名かつ重要な乗り物が紹介されています。とても美しいデザインの絵本です。 ④『古事記ゆる神様 100 図鑑』 松尾たいこ/著 戸矢学/監修 講談社 Y172/マツ り や く まつ 「古事記」に登場する神様たちのキャラクター、家族構成、ご利益、祀られている神社などを紹介する けいさ い とともに、「古事記」の名場面を漫画でわかりやすく解説します。神様に会えるオススメ神社も掲載。 ⑤ 『みんなの太陽の塔』 タナカカツキ/著 平野暁臣/プロデュース 名久井直子/装幀 小学館クリエイティブ/発行 YE/タナ 去る 10/12(日) 、3連休の中日に、図書館の 5 階 おはなしのへやで「YAビブリオバトル 2014」が 行われました。 「ビブリオバトル」とは、一人 5 分で おすすめの本をプレゼンし、その中でみんなが一番読 みたい本を投票で決定する、という読書ゲームです。 この日はYA図書館隊の高校生、大学院生、図書館ス タッフ 2 名の合計 4 人が発表しました。そしてその 日のチャンプ本に選ばれた本は、圧倒的な票数を集め た『 「SPEED The zombies series3」金城一紀/著』 でした。 プレゼンの様子。スクリーンに映されたタイマーを見てドキドキハラハラ。 大阪の万博記念公園にすっくとそびえ立つ、あの有名な岡本太郎の作品「太陽の塔」。「太陽の塔が 「YAビブリオバトル 2014」 もし普通に人間と日常生活を送っていたら…?」という奇想天外な発想で描かれた、シュールなスト B O O K ・ L I S T ーリー。 ・「夢違」恩田陸 ・「オズの魔法使い」ライマン・フランク・ボウム/著 江國香織/訳 ・「世界を信じるためのメソッド」森達也 ・「SPEED The zombies series3」金城一紀(★チャンプ本) すが ひ ろ ふみ ⑥『京大芸人式日本史』 菅広文/著 幻冬舎 Y210/スカ お笑い芸人コンビ「ロザン」の菅が、相方の宇治原に助言をもらいつつ、分かりやすい日本史の本を 作りました。菅がタイムマシーンで各時代へ飛んで行き、直接歴史上の人物に色々インタビューする という形式。コントのようなゆるーい会話劇で、日本史のイメージが変わるかも? 徳島市立図書館 開館時間…午前 9 時~午後 9 時 休館日…毎月第1火曜日 住所:〒770-0834 徳島市元町 1 丁目 24 番地 アミコビル内 TEL:088-654-4421/FAX:088-654-4423 ホームページ:http://www.city.tokushima.tokushima.jp/toshokan 携帯ホームページ:https://www2.city.tokushima.lg.jp/opac/wopc/pc/mSrv メールアドレス:[email protected] 『サンタさんがクリスマスプレゼント』 ニコラス・アンドリコプロス/作・絵 かどやま ゆきえ/訳 新世研 こども室E/サン コーネリウス坊やの家にサンタクロースがやってきましたが、一番最後の家だったの で、プレゼントがありませんでした。でもコーネリウスは、「 『サンタクロース』が僕 へのクリスマスプレゼントだ。」と、とっても喜びました。今では、思い出よりも形あ るものだけが贈り物だと感じるようになっていますが、そうでは無いということを感 じさせてくれる絵本です。 (岡﨑希さん) 『神様のカルテ』 夏川草介 小学館 一般室F/ナツ 『おかあさんとあたし。①』ムラマツ エリコ/著 なかがわ みどり/著 くりはらいちと 栗原一止は信州にある病院で働く内科医ですが、夏目漱石が好き過ぎて変な口調にな ってしまい、変人とよばれています。 職場はいつも医師が不足していて、二日間徹夜の勤務も珍しくありません。大学医局 から、 「戻って来ないか」と誘われ悩む一止の背中を押したのは、ある一人の患者さん からの、思いがけない贈り物でした。この奇跡の物語は、心を温かくしてくれます。 ぜひ読んでみてください。 (H.T.) 大和書房 一般室YAコーナーYE/ムラ 一つ一つの絵が、小さい時のおかあさんとの何気ない会話です。ほとんどの人が体験 したことのある日常のこと。おかあさんを怒らせたことや、おかあさんと笑いあった こと。自分は覚えていなくても、いつか自分が親になったときに、 「自分もこういうこ とをしてたな」と思い出しそうなことばかり。そんな当たり前のことだからこそ、読 んでいると心がほっこり温まります。 (M.M.) 『100 万回生きたねこ』 佐野洋子/作・絵 講談社 こども室E/ヒヤ 『バムとケロのにちようび』 島田ゆか/作・絵 文溪堂 こども室E/ハム 絵本は読みますか?絵本と聞けば「小さな子の読みもの」だと思いがち…。だけど、 今読むと視点が変わるかもしれません。「バムとケロ」はシリーズになっていて、1 あたい 話が1日に 値 します。ケロは蛙で、そのケロのお世話をしているのが犬のバムです。 この作品は様々な工夫がされており、本編とは別に小さな隠れストーリーがあること も…。ただ読むだけじゃなくて、いろんなところに目を向けることで、読むのが楽し くなる絵本です。あなたも久しぶりに童心にかえってみませんか?(文月) (ネタばれあり)この主人公のねこは、文字通り 100 万回死んで、100 万回生まれ 変わります。しかしねこは、誰の猫になっても幸せにはなれませんでした。 ある時ねこは、野良猫に生まれ変わります。ねこは愛する白ねこと結婚し、たくさん の子猫を授かり、やがてその子たちも旅立ちます。ねこは、おばあさんになった白ね こと仲良く暮らしますが、その白ねこがある日突然死んでしまいます。ねこは 100 万回泣き、自分も永遠の死をむかえます。 何回生まれ変わっても幸せになれなったねこは、初めて幸せを感じた時に永遠の死を じょうてき (上 的) 迎えます。どこか深いところがある、心があたたまる絵本です。 けんじゃ 『賢者の贈り物』 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション4) オー・ヘンリー/著 和田誠/絵 理論社 一般室YAコーナーY933.7/ヘン 『真夜中のパン屋さん』 (※シリーズもので、現在4巻まで出ています。) のりこ この本はとても有名な本です。オー・ヘンリーの短編集で、私はこの中でも表題作 である「賢者の贈り物」をおすすめします。2人の男女が貧しいながらも、相手の ために自分を犠牲にして贈り物を送る話です。現代は豊かですし、「贈り物一つに …。 」と思うかもしれません。でも、贈り物は「物」ではなく「気持ち」に意味があ ると思わせてくれる作品です。もうすぐ来るクリスマス、あなたはどのような贈り 物を大切な相手に贈りますか?(島知里) 大沼紀子/著 ポプラ社 一般室YAコーナーYF/オオ いそうろう のぞみ 真夜中になるとオープンするパン屋。そこに 居 候 をしている希実を中心に、様々な 事件が起こります。現実的で少しだけ重たく切ない物語ですが、周りの人の温かさ、 優しさにとても心が温かくなります。パンが出てくるシーンでは、 「おいしそう」と 笑顔になったり、主人公の希実と一緒に事件について考えてみたり…。読んだこと (S.I.) がない人にはぜひ一度読んでみて欲しい本です。
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