徳島市障害者相談支援事業委託事業者募集に係る実施要項 1 事業名 「徳島市障害者相談支援事業」 2 目的 徳島市では、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第 123号)に基づき、障害者等(障害者及び障害児をいう。以下同じ。)やその家族からの福祉に 関する様々な相談に応じ、必要な情報の提供及び助言と権利擁護のために必要な援助を行い、障害 者等が自立した日常生活又は社会生活を営めるよう支援するため、地域生活支援事業に係る相談支 援事業を実施している。近年、増加傾向にある精神障害者への相談支援をはじめ、多様なニーズに 対応し、相談支援体制の更なる充実を図るため、新たに相談支援事業所を設置し、その運営を受託 する法人等を公募型プロポーザル方式により選定する。 3 業務の実施地域 徳島市内全域(基本はエリア担当制でケースによりその限りではない) 4 対象者 ⑴ 徳島市に居住する障害者等 ⑵ 障害児の保護者及び障害者等の介護を行う者 5 業務委託期間 平成28年10月1日から平成29年3月31日まで 6 委託料 4,455,000円(消費税及び地方消費税を含む) 7 応募者要件 企画提案書の提出者は次に掲げる資格要件を全て有することとする。ただし、公告日から契約締 結までの間に資格要件のいずれかに該当しないことが明らかになった場合は欠格とする。 ⑴ 徳島市内において以下の障害福祉事業の実績があり、平成28年4月1日時点で2年以上、徳島 市内で指定特定相談支援事業所を設置・運営しており、継続して運営ができる法人。 [障害福祉事業] ・障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービ ス事業、指定障害者支援施設、指定地域相談支援事業、指定計画相談支援事業、地域生活支援 事業 ・児童福祉法(昭和22年法律第164号)に基づく指定障害児通所支援事業、指定障害児入 所施設、指定障害児相談支援事業 ⑵ 徳島市内に精神障害者の支援を主としている指定特定相談支援事業所を有している法人。 ⑶ 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第2項各号の規定に該当しない者。 ⑷ 前年度及び現年度の都道府県税・市町村税・国税を滞納していない法人 ⑸ 公告日から契約締結までの間に徳島市から指名停止等の措置を受けていない法人 ⑹ 本市暴力団等排除措置要綱に基づく排除措置を受けていない法人 ⑺ 破産法(平成16年法律第75号)第18条第1項若しくは第19条第1項若しくは第2項 の規定に基づく破産の申立て、民事再生法(平成11年法律第225号)第21条の規定に基 づく再生手続開始の申立て又は会社更生法(平成14年法律第154号)第17条の規定に基 づく更生手続開始の申立てがなされていない法人。 8 業務内容 ⑴ 相談支援事業実施者(以下「事業実施者」という。)は、一般的相談支援事業として徳島市 障害者相談支援事業実施要綱に基づき、次の事業を行なうものとする。 ① 障害福祉サービスの利用援助 ア 障害者等の相談 イ 情報提供 ウ 利用申請の援助 ② 社会資源を活用するための支援 1 ア 福祉施設、作業所等の紹介 イ 福祉機器の利用助言 ウ 情報機器の使用指導 エ コミュニケーション支援(代筆、代読等) オ 外出の支援 カ 移動の支援 キ 住宅改修の助言 ク 就労・教育・医療関係機関の紹介 ケ ボランティア団体等の紹介 コ 住宅の紹介 サ 生活情報の提供(交通、ホテル、買物、映画、音楽等) ③ 社会生活力を高めるための支援 ア 自分の障害についての理解 イ 家族関係・人間関係 ウ 介助サービスと介助者 エ 身だしなみ オ 健康管理 カ 家事・家庭管理 キ 金銭管理 ク 安全管理 ケ 生活情報の活用 コ 交通・移動手段の利用 サ 趣味、余暇活動 シ 人生設計等 ス 社会貢献活動 ④ ピアカウンセリング 障害者自身がカウンセラーとなり、実際に社会生活上必要とされる心構えや生活能力の習 得に対する個別的援助・支援 ⑤ 権利擁護のために必要な援助 ⑥ 障害者差別解消法に関すること。 ⑦ 障害者見守りネットワークに関すること。 ⑧ 専門機関の紹介 障害者の要望に応じ、障害者相談支援センター、公共職業安定所、医療機関、保健所等専 門機関の紹介 ⑨ 徳島市障害者自立支援協議会に関すること ⑵ 相談支援機能強化事業として、徳島市における相談支援事業が適性かつ円滑に実施されるよう、 一般的な相談に加え、特に必要と認められる能力を有する専門的職員(社会福祉士、保健師、精神 保健福祉士等)を配置することにより、相談支援機能の強化(専門的な相談支援等を要する困難ケ ースへの対応等)を図る。 ⑶ 住宅入居等支援事業として、賃貸契約による一般住宅(公営住宅及び民間の賃貸住宅)への入居 を希望しているが、保証人がいない等の理由により入居が困難な障害者に対し、入居に必要な調整 等に係る支援を行うとともに、家主等への相談・助言を通じて障害者の地域生活を支援する。事業 内容は次のとおりとする。 ① 不動産業者に対する物件斡旋依頼及び家主等との入居契約手続を行う。 ② 夜間を含め、緊急に対応が必要となる場合における相談支援、関係機関との連絡・調整等の必 要な支援を行う。 ③ 利用者の生活上の課題に応じ、関係機関から必要な支援を受けることができるよう調整を行 う。 ⑷ 成年後見制度利用支援事業として、障害福祉サービスの利用等の観点から成年後見制度の利用が 有効と認められる知的障害者又は精神障害者に対し、成年後見制度の利用を支援することにより、 これらの障害者の権利擁護を図る。成年後見制度の利用対象者は次のとおりとする。 ① 障害福祉サービスを利用し又は利用しようとする身寄りのない重度の知的障害者又は精神障 害者。 2 ② 徳島市が知的障害者福祉法第28条又は精神保健及び精神保健福祉に関する法律第51条の 11の2に基づき、民法第7条(後見開始の審判)、第11条(保佐開始の審判)、第15条第 1項(補助開始の審判)等に規定する審判の請求を行うことが必要と認める者。 ③ 後見人等の報酬等必要となる経費の一部について、助成を受けなければ成年後見制度の利用が 困難であると認められる者。 9 業務体制 ⑴ 事業実施者 職員については、次のいずれかに該当する職員を原則2名配置する。なお、指定特定相談支援事 業・指定障害児相談支援事業との兼務は妨げない。 ① 相談支援専門員 ② 障害者地域生活支援について経験がある者又は相談支援従事者研修を終了した者。 ③ 社会福祉士、保健師、精神保健福祉士等で障害者の相談・援助業務の経験がある者。 ⑵ 業務体制の留意点 ① 本事業を実施する事業所は徳島市内に設置すること。 ② 労働基準法(昭和22年法律第49号)、労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)、 最低賃金法(昭和34年法律第137号)その他関係法令の規定を遵守すること。 ③ 徳島市の事前承諾なしに第三者へ業務の一部又は全部の委託、業務実施により生じる権利及び 義務を譲渡しないこと。 ④ 徳島市が業務の実施に必要な記録等の指示及び写しの提出を求めた場合は速やかに提示及び提 出すること。 ⑤ 業務執行状況等確認のため、徳島市から立ち入り調査の申出があった場合は速やかに応じるこ と。 業務実施に伴う損害の賠償等に対応可能な手段を講じていること。 ⑦ 緊急時や災害時の対応について、体制を整えていること。 ⑧ 本事業に係る経理については、他の事業に係る経理と明確に区分すること。 ⑶ ⑥ 事業の継続性について 事業内容の性質上、単年度契約で一定期間経過したのち、継続した事業委託が適正かどうか検討 を行なうこととする。 10 業務内容の報告及び記録 ⑴ 相談支援事業の実施にあたって、本事業の趣旨を踏まえ、職員の勤務時間を調整すること等によ り、夜間、休日等利用度の高いと考えられる時間帯に対応できる運営体制の確保に努めるものとす る。 ⑵ 相談支援事業の効果的な実施を図るため、徳島市障害者相談支援受付及び状況報告書を備えて、 継続的支援の実施を図るため、支援記録簿を保管するものとする。 ⑶ 事業実施者は、毎年度事業開始前までに、年間の事業計画及び予算を定め、実施主体に提出して 承認を得るものとする。 ⑷ 事業実施者は、実施主体に対し、相談内容、生活支援の状況等について、委託期間終了後速やか に事業実施状況報告書、相談支援事業決算書、障害者相談支援実績表、及び障害者相談支援実績表 付表を提出するものとする。この場合において、指定特定相談支援事業及び指定障害児相談支援事 業に係る相談支援実績を含むものとするが、指定一般相談支援事業に係る相談支援実績は除外する ものとする。なお、その記入については、福祉行政報告記入要領に準ずる。 ⑸ 事業実施者は、相談支援事業に係る経理と他の事業に係る経理とを明確に区分しなければならな い。 ⑹ 実施主体は、必要に応じて実施状況の調査を行うものとし、調査の結果、本事業の機能が十分果 たすことができないと認められる場合は、事業の委託を取り消すことができるものとする。 3 11 秘密の保持及び責務 ⑴ 事業実施者は本業務の履行にあたっては「徳島市個人情報保護条例」等の法令等を遵守するとと もに、善良な管理者として注意を払う義務を有し、業務を行う上で知り得たことについては、契約 期間中のみならず契約期間終了後においても、いかなる理由があっても、他人に漏えいしてはなら ない。 ⑵ 事業実施者はこの業務の履行に関する秘密の保持について、在職中の従事者のみならず、退職し た者に対してもその責任を負う。 ⑶ 相談支援事業を行なうに当たっては、障害者ケアマネジメントの手法を用いることを基本とし、 利用者のエンパワメントや権利擁護に充分留意するものとする。 ⑷ 相談支援事業に従事する者は、関係機関の担当者等と常日頃から情報交換するなど円滑な関係作 りを図るように努めるものとする。 ⑸ 相談支援事業に従事する者は、本事業の果たすべき役割の重要性に鑑み、各種研修会への参加や 他の職種との交流等あらゆる機会をとらえ、生活支援技術の向上を図るための自己研鑽に努めるも のとする。 12 企画提案の審査方法 公募型プロポーザル方式により企画提案の審査を厳正かつ公平に行なうため、徳島市障害福祉課 を事務局とし審査委員会を設置する。 評価・選定にあたっては、審査委員会において企画提案書の書面審査等を審査項目に基づき実施 するものとする。 4 【審査項目】 審査項目 配点(合計150点) ⑴配置予定従事者 1 業 務 遂 行 体 制 及 び 履 行 保 証 ⑵欠員時の体制確保 ⑶障害福祉事業の活動実績 85点 ⑷従事者の質向上の取り組み ⑸緊急時・苦情に対する体制 ⑹事業継続性の担保 ⑴相談支援事業の考え方 ⑵地域課題分析と解決に向けた取組み 2 事 業 実 効 性 ⑶関係機関との連携 55点 ⑷徳島市との連携 ⑸権利擁護・障害者虐待の理解と取組み ⑹事業費の積算内訳 3 業 務 管 理 ⑴業務管理体制の構築 10点 ⑵個人情報保護及び管理 5 13 質問等 企画提案に関する質問等の取り扱いは、以下のとおりとする。なお、受付期間終了後は、一切の 質問を受け付けない。 ⑴ 提出期限 平成28年7月13日(水)正午(必着) ⑵ 提出先 徳島市障害福祉課 ⑶ 提出書式 質問書(様式第6号) 障害者福祉係 ⑷ 提出方法 持参又はE-mail([email protected])若しくはFAX(631-5300) のいずれかにより行い、必ず電話で送信した旨を連絡すること。電話及び口頭による質問は受け付 けない。 ※質問の内容及び回答については、平成28年7月20日(水)に徳島市ホームページ (http://www.city.tokushima.tokushima.jp/)にて掲載する。 14 15 応募手続等 企画提案を行なおうとする者は、以下の関係書類を、原本1部・コピー10部、提出すること。 ⑴ 提出書類 ①参加意向申出書(様式第1号) ②誓約書(様式第2号) ③法人概要書(様式第3号) ④企画提案書(様式第4号) ⑤経費積算書(様式第5号) ⑥法人決算書(直近1年分) ⑦法人の履歴事項全部事項証明書又は登記簿謄本(写し可) ⑧指定相談支援事業所の指定通知の写し ⑨納税証明書 県税・市町村税については直近2年分の事業年度分のものとする ア 国税 (法人税及び消費税及び地方消費税) 「未納でない」ことの証明(その3の3)。消費税及び地方消費税については消費税課税業 者のみ必要。 イ 県税(法人県民税及び事業税) ウ 市町村税(法人市町村税及び固定資産税) ⑵ 提出期限 平成28年7月27日(水) 午後5時(必着) ⑶ 提出先 徳島市障害福祉課 障害者福祉係 ⑷ 提出方法 持参のみ ⑸ 提出書類の作成における注意点 ① 用紙サイズはA4縦で横書きとする ② 書類への穴あけは禁止 ③ 経費積算書については、委託契約期間について作成し、経費合計が委託料を超える場合は失格 とする。また、明細書、内訳等が記載されていること。 選定スケジュール 選定スケジュールは以下のとおり。 ①公募開始日 平成28年7月6日(水) ②質問締切日 平成28年7月13日(水)正午(必着) ③質問回答日 平成28年7月20日(水) ④提出書類等締切日 平成28年7月27日(水)午後5時(必着) ⑤選定審査 平成28年8月9日(火) ⑥事業者決定・通知 平成28年8月15日(月) ※選定結果は提案者全員に対して通知 ⑦契約締結日 平成28年8月下旬 ⑧業務開始 平成28年10月1日(土) 6 16 その他留意事項 ⑴ 申し込み受理後に辞退する場合は、辞退届(様式自由)を提出すること。 ⑵ 提案書等の提出書類が期限までに提出されなかった場合は、いかなる場合においても提出書類 を提出することはできない。 ⑶ 応募資格に該当しない場合は、審査委員会の選定を行なうことなく、その時点で失格とする。 ⑷ 提出された書類等の記載事項が虚偽であったことが判明した場合は、その時点で失格とする。 ⑸ 提出された提案書等は返却しない。 ⑹ 提案資料等の内容に関し、必要に応じヒアリングを実施することがある。 ⑺ 提出された書類は、必要に応じ複写(庁内及び審査委員会での使用に限る。)することがある。 ⑻ 提出された提案書等は、徳島市情報公開条例に基づく開示請求があった場合には対象文書とし て原則開示する。 ただし、事業を営むうえで、競争上又は事業運営上の地位その他正当な利益を害すると認めら れる情報は、同条例第7条第1項第3号の規定により客観的に判断した結果、非開示とすること がある。 ⑼ 契約者以外の企画提案の内容については、提案者の承諾なしに利用しない。 ⑽ 提出期限以降における提案書類等の差替え及び再提出は認めない。 ⑾ 選定結果に関わらず、応募に要した費用については、徳島市は一切負担しない。 ⑿ 応募者が1法人の場合であっても、審査結果により選定しない場合がある。 ⒀ 委託契約の締結に際しては、企画提案の詳細について別途協議・調整の上、企画提案の内容を 一部変更して契約することがある。 ⒁ 別途協議・調整が整った後に、契約の相手方となる事業者は、詳細な経費を積算した見積書を再 度提出するものとする。 ⒂ 企画提案書に関する審査結果についての異議申立て、審査の経緯や内容についての質問等は受け 付けない。 ⒃ 応募に必要な書類の様式及び要領等は徳島市ホームページ (http://www.city.tokushima.tokushima.jp/)に平成28年7月6日(水)から平成28年7月27日(水) まで掲載する。 17 本件に関する問い合わせ先 〒770-8571 徳島市幸町2丁目5番地 徳島市障害福祉課 障害者福祉係 担当: 宮脇・細谷・久米 電話 088-621-5177 FAX 088-621-5300 E-mail [email protected] 7
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