【参考】 戸籍住民窓口及び入出力等業務の一部委託に係る業務分析委託仕様書 1 件名 戸籍住民窓口及び入出力等業務の一部委託に係る業務分析委託 2 履行期間、業務日時等 平成27年(2015年)5月1日から平成27年(2015年)6月30日まで。 なお、中野区(以下「甲」という。)の戸籍住民分野の窓口等で業務を履行する場合、受託者(以下 「乙」という。)は、甲の窓口等開庁時間内とする。ただし、特別な事情がある場合、甲と協議の上、 乙は甲の指示により業務を行うことができる。 3 履行場所 東京都中野区中野四丁目8番1号 4 中野区役所内 業務分析の内容 平成27年7月1日から平成28年3月31日まで「戸籍住民窓口及び入出力等業務の一部委託」を 行うにあたり、第5項の業務を把握するとともに区民サービスの安定的な提供と質の向上を図るため、 下記のとおり業務分析を行う。 (1)業務分析 ① 業務内容と業務行程の把握 ② ①を踏まえ、合理的かつ効率的な手順書の作成 ③ 甲が可否の判断を伴う公権力の行使にあたる業務は本業務の対象外となることを踏まえ、業務の 対象となる項目の例示、及び主たる業務の質疑応答集の作成 ④ 業務の実績等が簡潔かつ明瞭に把握できる日報、月報様式の提案 (2)業務分析報告書の作成 業務分析の結果として、業務分析報告書及び(1)を反映した業務マニュアルを作成し、甲に提 出する。 本契約に基づいて作成した業務分析報告書の著作権は、すべて甲に帰属するものとする。 5 業務内容と報告等 (1)業務項目(内容) 業務の主な項目は、次のとおりとし、端末の入出力は「かな入力」による。なお、甲が可否の判断を 伴う公権力の行使にあたる業務については、本業務の対象外である。 ① 住民票の写し・戸籍全部事項等証明書等(以下「証明書等」という。)の窓口受付業務 ア 証明書等の請求・申請(以下「請求等」という)の受付 ・住民票の写し、印鑑登録証明書、住民票記載事項証明書、現況届、不在籍・不在住証明書、住居 表示証明書等の受付 ・自動車臨時運行許可申請書の受付 ・畜犬登録、注射済証、その他行政証明書の受付 1 イ 証明書等の受付において、請求書等に記載された事項が、法令上、必要な内容を満たしているか どうか形式的な確認を行う。この場合において、形式的要件が不十分な場合、請求等の任に当たっ ている者(以下「請求者等」という)に対し、加筆、修正等を求めること。 ウ 請求者等が本人であるかどうか法令等に基づき確認すること。また、代理人等である場合、委任 状等の提出を求め、その者が代理権限等を有しているかどうか確認すること。 エ 請求等に際して必要な添付書類が添付されているかどうかの確認を行うこと。この場合、添付書 類が不足または不適当な時は、適宜追完、差し替え等を求めること。 オ アからエにおいて、形式的な確認ができない請求等を受けた場合、速やかに甲に引き渡すこと。 カ ドメスティック・バイオレンス及びストーカー行為等の被害者の保護のための住民基本台帳事務 における支援措置に関する請求等及び相談を受けた場合、速やかに甲に引き渡すこと。 ② 証明書等の出力(作成)業務 ア 証明書等の出力・作成 ・住民票の写し、印鑑登録証明書、住民票記載事項証明書、現況届、不在籍・不在住証明書、住居 表示証明書等の作成。 ・地域事務所を経由して申請がある戸籍謄本等の作成。 ・自動車臨時運行許可申請書等の手書きによる書類の作成。 ・畜犬登録、注射済証、その他行政証明書の作成。 イ 申請書等と各種証明書との合致 申請書と出力した証明書等を合致させ、所定のホルダーに入れ、甲(証明書等審査担当職員)に 照合を求めるための引き渡し。 ③住民基本台帳カード(以下「住基カード」という。)への証明書交付用アプリケーションの登録 甲が受付けた申請書に基づき、コンビニエンスストアで住民票の写しと印鑑登録証明書(印鑑登録を している者のみ)を交付できるようにするため、住基カードにアプリケーションを搭載する。 ④住民基本台帳法に基づく転出入等の届出の入力 甲が受付けた転入・転出・転居等に係る届出に基づき、住民情報を入力し、甲に引き渡すこと。 ⑤印鑑登録事務に係る入力業務 甲が受付けた印鑑登録申請書及び印鑑登録廃止申請書等に基づき、印鑑登録、印鑑登録廃止等の入力 をし、甲に引き渡すこと。 ⑥国民健康保険証・介護保険証等の入出力 転出入等に係る届出等に基づき、国民健康保険・介護保険の資格等の入力と、各保険証の出力を行い、 甲に引き渡すこと。 ⑦住民票の写し等各種証明等の証明書郵送請求の事務処理に係る業務 ア 金券等を含む郵便物の収受・分類 イ 証明書の請求の処理(公用請求を含む) ウ 郵送申請に係る電話問合せ対応 エ 各種申請書等の梱包・整理等附帯業務 ⑧証明書の電話予約受付 住民票の写し、印鑑登録証明書、特別区民税・都民税(住民税)証明書の電話予約を受け付ける。 2 ⑨電話による各種照会対応 ア 指定する電話(3回線)に対する受付を行うこと。 イ 証明書等に関する問い合わせについて案内を行うこと。ただし、請求等の交付・不 交付の判断に係る電話請求等については、速やかに甲に引き渡すこと。 ウ 甲へ引き渡した概要を記録すること。 ⑩閲覧用リストの受け渡し ア 甲による閲覧者の本人確認の後、閲覧用リストの受け渡し及び受け取り対応。 イ 閲覧リストの貸出時間の記載、リストの保管確認。 ⑪その他付随業務 この仕様書に定めのない付随業務について、乙は甲と協議のうえ業務を行う。業務の実施にあたり、 疑義を生じたときは、甲乙協議のうえ定めるものとする。 (2)日報及び月報 ①乙は、毎日の業務実施状況について、業務日報を甲に提出する。業務日報の内容は以下のアからウを 満たすものとする。 ア 甲が指定したエリアの端末及び業務履行席での届出入出力件数、証明書類等の作成件数を日ごと に集計し、甲に報告する。 イ 郵送に伴う交付件数について日ごとに集計し、甲に報告する。 ウ 電話照会等の件数を日ごとに集計する。なお、業務に伴う特筆事項は原則記録し、遅滞なく甲に 報告する。 ②乙は、毎月の業務実施状況について、月報を甲に提出し報告するとともに完了届を提出する。 (3)業務の実施体制 ①管理責任者の配置等 ア 乙は、業務従事者の中から業務管理責任者を選任すること。 イ 業務管理責任者については業務の履行を行う時は常駐すること。また、業務管理責任者が不在に なる場合は、その職務を代理するものを業務従事者から指定し甲に届け出ること。 ウ 業務管理責任者は次の業務を行うこと。 a 業務従事者を指導監督するとともに、委託業務の円滑な履行を管理し、甲との連絡調整に当 たること。 b 委託業務の履行状況を管理し、甲に定期的に報告すること。 c 業務従事者の指導・教育を行うこと。 ②名札の着用と身だしなみ 乙は、業務従事者及び業務管理責任者が本業務に従事している間、名札を着用させなければならな い。また、業務の遂行にあたり、甲の「みだしなみガイドライン」に準じる服装とするように努め るものとする。 なお、当該名札に係る費用については、乙の負担とする。 ③ 業務従事者名簿の提出 乙は、事前に業務従事者及び業務管理責任者の写真付名簿を甲に提出すること。なお、庁舎内駐輪場の 利用については「駐輪許可証交付申請書」を速やかに甲に提出すること。変更が生じた場合も同様とする。 3 (4)研修等 乙は、業務従事者及び業務管理責任者に対し、次の事項に留意して、乙の責任において本業務を遂行 するうえで必要な能力を習得させるよう配慮すること。 ①マナー、コミュニケーション、システム操作など本業務を適切に遂行できる能力を習得させること。 ②個人情報の適切な管理、守秘義務の遵守が徹底されるよう十分な研修を行うなど配慮すること。 ③平成27年(2015年)7月から乙が開始する業務を遂行できるよう十分な研修を行うなど配 慮すること。 8 支払方法 業務完了、検査合格の後、正当な請求のあった日から30日以内に一括して支払う。 9 情報安全対策、危機管理等 乙は、本業務の遂行にあたり、次の対策を実施する。 (1)中野区情報安全対策基本方針等の遵守 乙は、甲が定める「中野区情報安全対策基本方針」及び「中野区情報システム外部委託標準安全対 策」を遵守する。 (2)業務分析報告書への記載 乙は、業務分析報告書に(1)の遵守規定を盛り込むこと。 10 個人情報保護 (1)対策の徹底 乙が受託した業務の実施上知り得た個人情報・機密情報については、「中野区個人情報の保護に関 する条例」 及び 「中野区個人情報の保護に関する条例施行規則」 に基づき、 次のとおり、個人情報の適 正な管理及び保護を図るため、必要な措置を講じなければならない。これは、当契約終了後も同様と する。 ① 個人情報の漏えい、紛失、改ざん及び破損の防止 ② 委託事務以外への利用禁止の徹底 ③ 複写の禁止 (2)第三者への個人情報の提供の禁止等 乙は、本業務において保管している個人情報を、その収集目的を超えて、第三者に提供してはならな い。 (3)再委託の禁止 乙は、本業務を第三者に再委託してはならない。 11 契約解除 乙が、本仕様書に記載した条件を履行しない場合は、甲は、契約を解除することができる。 12 損害賠償 乙が、本仕様書に記載した条件に違反し、甲に対して損害を発生させた場合は、乙は甲に対してその 損害を賠償しなければならない。 13 ディーゼル車規制に適合する自動車の利用等 4 本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、①都民の健康と安全を確保する環 境に関する条例(平成12年東京都条例第215号)他、各県条例に規定するディーゼル車規制に適合 する自動車とすること、②自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の 削減等に関する特別措置法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努めるこ と。 なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少装置装着証明書等 の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示又は提出すること。 14 協議事項 本仕様書に定めのない事項又は本仕様書の事項に生じた疑義については、甲乙誠意をもって協議の うえ、決定するものとする。 5
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