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これぞピアノ・デュオの真骨頂!
企画・監修の日下部吉彦が推薦する演奏家をご紹介するランチタイム・コンサート。
毎回、演奏家へのインタビューを交えた構成が人気の長寿企画です。
今回登場する二人のピアニストは関西を拠点に活躍する実力派。異なる演奏スタイル
の二人が刺激し合い高めあう演奏は、話題を呼んでいます。通常、向かい合わせに配置
することが多いピアノ2台を、横に並べる独特な演奏スタイルで活動しています。岡原
によると『お互いが近くに位置することにより、息遣い等で親密なアンサンブルが可能
になる。また、奥のピアノのフタを全開にすることにより、手前のピアノの音も客席に
飛びやすくなるのでは』という意図が込められており、その点にも是非ご注目ください。
プログラムはモーツァルトの名作と、編曲作品2曲。ミヨー「スカラムーシュ」はデ
ュオデビューコンサートから何度となく演奏している代名詞ともいえる作品。多彩なリ
ズムと名旋律が楽しめる『ウエスト・サイド・ストーリー』と共にこのデュオの魅力を
堪能して頂ける選曲です。
歌心に溢れ、聴衆を魅了する二人が織りなす演奏にどうぞご期待ください。
いずみホール
ランチタイム・コンサート vol.91
「ピアノ 2 台を、並べて弾いてみたいな!」
<日時> 2015 年 3 月 10 日(火)11:30
<出演> 岡原慎也(ピアノ)、岡田将(ピアノ)
日下部吉彦(企画・構成、お話)
<曲目> モーツァルト:2 台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
ミヨー:スカラムーシュ op.165b
バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より“シンフォニック・ダンス”
<料金> 全席均一=¥2,000
主催:いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕
◆ チケットに関するお問い合わせ・お申し込みは「いずみホールチケットセンター」
TEL(06)6944-1188
◆公演内容に関するお問い合わせは「いずみホール広報担当:森岡・北嶋」までお願い致します。
TEL(06)6944-1130
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<プロフィール>
岡原 慎也(ピアノ)Sinya Okahara
東京藝術大学在学中より演奏活動を始める。同大学卒業後、ベルリン芸術大
学、ミュンヘン音楽大学マスタークラスにおいて研鑽を積む。帰国後、各地
でのリサイタル、コンチェルト等で高評を博す一方、ヘルマン・プライ、テ
オ・アダムと共演する等、ドイツ歌曲や室内楽のパートナーとしても精力的
な活動を展開している。ディートリッヒ・ヘンシェルの初来日公演を自らプ
ロデュースし、その後 2 回の全国ツアーを成功させる。その活動は国内に
とどまらず、チェスキー・クロムロフ音楽祭などに招待され、ソリスト、歌
曲のパートナー、室内楽奏者としても幅広く活躍している。2006 年にはチ
ェコにおいて指揮者としてもデビューする。また D・ヘンシェル、H・ドイチュらと隔年で開催
する「ドイツ歌曲解釈のための夏季講習」を 5 回にわたり開催し、多くの若い音楽家達が巣立
っている。これまでに 20 枚以上の CD がリリースされている。現在、大阪音楽大学大学院ピア
ノ研究室主任教授。日本ドイツリート協会会長。
1993 年京都音楽賞、1996 年大阪文化祭賞本賞、2001 年音楽クリティッククラブ賞、2011 年に
は平成 23 年度(第 66 回)文化庁芸術祭優秀賞受賞。
岡田 将(ピアノ) Masaru Okada
桐朋学園高校在学中の 1992 年日本音楽コンクールで優勝。翌年同校を首席
卒業し、渡欧。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院、ベルリン国立芸術
大学にて研鑽を積む。リスト国際ピアノコンクールで日本人初の優勝をはじ
め、多くのコンクールで輝かしい成果を上げヨーロッパ各地で幅広く活躍し
成功を収める。
2007 年に帰国し、活動拠点を日本に置く。国内外の著名な指揮者、オーケ
ストラとの協演やリサイタル等ソリストとして活躍する。2004 年にはデビ
ューCD「岡田将プレイズ・リスト」をリリース、新聞紙上で推薦版として
取り上げられる。同年より 3 回にわたり、オールリストプログラムのリサイ
タルを開催し高く評価される。また室内楽にも意欲的に取り組み数多くのアーティストと共演を
重ねている。現在神戸女学院大学専任講師。2002 年出光音楽賞、2003 年日本ショパン協会賞、
2010 年坂井時忠音楽賞、2011 年兵庫県芸術奨励賞受賞。
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