巨匠ピアニストによる待望のリサイタル。 今年 92 歳を

巨匠ピアニストによる待望のリサイタル。
今年 92 歳を迎える世界最高齢のピアニストの 1 人、メナヘム・プレスラーによるリ
サイタルが実現しました。アメリカの著名アンサンブル、ボザール・トリオで活躍し、
室内楽のエキスパートとして知られた彼の、ソロ・ピアニストとしての本格的な活躍は
70 歳代になってからでした。柔らかく瑞々しい感性を持ち、楽譜を読み込み作品の本質
を伝えようとする誠実な音楽は評判を呼んでいます。昨年末のベルリン・フィル・ジル
ベスター・コンサートで披露したモーツァルト:ピアノ協奏曲 第 23 番はスタンディ
ング・オベーションで迎えられました。一方でモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音
を昨年から開始。世界中で旺盛な活動を繰り広げています。
いずみホールには昨年の庄司紗矢香とのデュオで出演。アンコールで演奏したショパ
ン:マズルカ 第 13 番での客席との一体感は、今もなお忘れられない極上のひと時でし
た。得意のモーツァルト、シューベルト、ショパンでお贈りするプログラムは巨匠ピア
ニストの魅力が詰まった一夜となるでしょう。どうぞご期待下さい。
Music Stage シリーズ限定のクオカード・プレゼント(キャッシュ・バック)も好評
実施中。詳しくは公演ちらし、いずみホール・ホームページに情報を掲載しています。
Music Stage
メナヘム・プレスラー ピアノ・リサイタル
<日時> 2015 年 11 月 17 日(火)19:00
<出演> メナヘム・プレスラー(ピアノ)
<曲目> モーツァルト:ロンド イ短調 K.511
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第 18 番 ト長調 op.78,D894「幻想」
シューマン:主題と変奏 変ホ長調
ショパン:マズルカ 第 5 番 変ロ長調 op.7-1,第 7 番 ヘ短調 op.7-3
第 13 番 イ短調 op.17-4
バラード 第 3 番 変イ長調 op.47
<料金> 一般=¥5,000
学生=¥2,500
ユースシート対象公演
主催:いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕
◆ チケットに関するお問い合わせ・お申し込みは「いずみホールチケットセンター」
TEL(06)6944-1188
◆ 公演内容に関するお問い合わせは「いずみホール広報担当:森岡・北嶋」までお願い致します。
TEL(06)6944-1130
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<プロフィール>
メナヘム・プレスラー(ピアノ)Menahem Pressler
ドイツ、フランス国家から民間人に与えられる最高位の勲章を授与されたメ
ナヘム・プレスラーは、現代を代表するピアニストの一人である。ボザール・トリ
オの創立メンバーであり、その51年の全歴史を通じてピアニストを務め続けた。
70年を超えるキャリアを誇り、世界で最も誉れ高く著名な音楽家の一人である。
ソリストとしても室内楽の演奏家としても傑出した才能を持ち、世界中の主要舞
台で活躍。近年ではベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、コンセルトヘボウ管
弦楽団、パリ管弦楽団等へ次々と客演、欧米で話題の中心となっている。
1923年、ドイツのマクデブルク生まれ。ナチスから逃れて1939年に家族と
共に移住したイスラエルで音楽教育を受ける。1946年、サン・フランシスコのドビュッシー国際コンクールで
優勝し、本格的なキャリアをスタート。続いて名匠ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団でア
メリカデビュー、ニューヨーク、ワシントン、クリーヴランド、シカゴ、ピッツバーグ、ロンドン、パリの交響楽団と
共演。以来、北米ではニューヨーク、シカゴ、クリーヴランド、ボストン、ピッツバーグ、ダラス、サン・フランシス
コ、ヨーロッパでも、ロンドン、パリ、ベルリン、ウィーン、ジュネーヴ、ブリュッセル、オスロ、ヘルシンキ他、枚
挙に暇がない。
1955年、ダニエル・ギレ、バーナード・グリーンハウスと共にボザール・トリオを結成。長く広く賞賛を浴び
た世界屈指の室内アンサンブルであり、ピアノ三重奏曲の人気を大きく高めた功績を持つ。トリオは世界各
地で年間100以上のコンサートをこなし、レコーディングではピアノ室内楽の曲目をほぼ網羅している。200
8年8月21日、ボザール・トリオは1955年にデビューしたタングルウッドで最後の演奏を披露して解散。プレ
スラーは、ジュリアード、エマーソン、パシフィカ、アメリカン、グァルネリ、クリーヴランド四重奏団とも複数回に
渡って協演している。50を超えるボザール・トリオのレコーディングに加え、バッハからベン・ハイムに至る30
以上のソロ・アルバムをリリース、ピアノ室内楽のほぼ全曲をフィリップス・レーベルに録音している。
2000年10月にアメリカ芸術科学アカデミーの会員に選出、イギリスのレコード・オブ・ザ・イヤー賞、グラミ
ー賞ノミネート4回、1997年にボザール・トリオとしてミュージカル・アメリカ誌よりアンサンブル・オブ・ザ・イヤ
ー賞、ドイツ批評家賞など、受賞多数。ヴァン・クライバーン、エリザベート王妃、ナウンバーグといった国際的
なコンクールの審査員も務めた。2011年、ICMA 国際クラシック音楽賞の生涯功労賞および名誉あるウィグ
モア・メダルを受賞、2012年6月には、スペインのソフィア女王よりメニューイン賞を授与され、またグラモフォ
ン誌の殿堂入りを果たした。
プレスラーは音楽に人生を捧げており、ツアーもマスタークラスも行っていない時は、ディスティングイッシ
ュド・プロフェッサーの地位にあるインディアナ大学のスタジオにいる。室内楽の第一人者としての威信は非
常に高く、ピアノと音楽の知識は膨大にして、楽譜に書かれた音符から美しい音楽を紡ぎ出す聡明さを伴う。
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