コスモズ通信 2014年12月号を発行しました

寒い日が続いております。皆様お変わりございませんか?
今年は例年に比べ雪が早めに降り始めたり、寒さが身に沁みる毎日です。
自宅で飼っているメダカはこの時期は冬眠に入るそうで、ピクリとも動きません
人間も冬眠出来たらいいのに・・・と毎朝布団の中で丸くなっています
さて、今号は年末年始の保険調剤について、平成 27 年 1 月
改定についてのご案内です!
1. (調剤)年末年始の保険調剤について
2. (医科・調剤)70 歳未満の高額療養費の負担区分の細分化について
1.(調剤)年末年始の保険調剤について
今回は毎年この時期にお問い合わせの多い加算についてまとめてみました。
【休日加算の算定条件】
(イ) 休日加算の対象となる休日とは、日曜日及び国民の祝日に関する法律(昭和 23 年法律第
178 号)第3条に規定する休日をいう。なお、1月2日、3日、12 月 29 日、30 日及
び 31 日は休日として取り扱う。
(ロ) 休日加算は次の患者について算定できるものとする。なお、①以外の理由により常態とし
て又は臨時に当該休日に開局している保険薬局の開局時間内に調剤を受けた患者について
は算定できない。
① 地域医療の確保の観点から、救急医療対策の一環として設けられている施設、又は輪番
制による休日当番保険薬局等、客観的に休日における救急医療の確保のために調剤を行
っていると認められる保険薬局で調剤を受けた患者
② 当該休日を開局しないこととしている保険薬局で、又は当該休日に調剤を行っている保
険薬局の開局時間以外の時間(深夜を除く。)に、急病等やむを得ない理由により調剤
を受けた患者
(平成 26 年3月 5 日,保医発第 0305 第 3 号)
【夜間・休日等加算の算定条件】
ア夜間・休日等加算は、午後7時(土曜日にあっては午後1時)から午前8時までの間(休日加
算の対象となる休日を除く。
)又は休日加算の対象となる休日であって、保険薬局が表示する開
局時間内の時間において調剤を行った場合に、処方せんの受付1回につき、調剤料の加算とし
て算定する。ただし、時間外加算等の要件を満たす場合には、夜間・休日等加算ではなく、時
間外加算等を算定する。
イ夜間・休日等加算を算定する保険薬局は開局時間を当該保険薬局の内側及び外側のわかりやす
い場所に表示するとともに、夜間・休日等加算の対象となる日及び受付時間帯を薬局内のわか
りやすい場所に掲示する。また、平日又は土曜日に夜間・休日等加算を算定する患者について
は、処方せんの受付時間を当該患者の薬剤服用歴の記録又は調剤録に記載する。
(平成 26 年3月 5 日,保医発第 0305 第 3 号)
【年末年始の加算についての Q&A】
Q 12 月 29 日から 1 月3日までの期間については、夜間・休日等加算の算定は可能ですか。
それとも、休日加算を算定するのでしょうか。
A 調剤報酬点数表では、12 月 29~31 日と 1 月 2,3 日は休日として取り扱うこととされて
います。したがって、その期間内に、輪番制による休日当番保険薬局として開局している場
合や、開局日ではないが急病などのやむを得ない理由により処方せんを応需した場合などは
休日加算を算定しますが、これらのケースに該当しない場合には、夜間・休日等加算を算定
できます。
(平成 26 年版 保険調剤 Q&A 調剤報酬点数のポイント)
※県によって解釈が異なる場合がございます。詳細は、各県薬剤師会様等にご確認
いただきますようお願い申し上げます。
70 歳未満の高額療養費の負担区分が細分化されます。
高額療養費の自己負担限度額区分について、負担能力に応じた負担を求める観点から
平成 27 年 1 月診療分より 70 歳未満の所得区分が 5 区分に細分化されます。
平成 26 年 12 月診療分まで
所得区分
自己負担限度額
多数該当
① 区分 A
150,000 円+
83,400
(総医療費-500,000 円)×1%
円
80,100 円+
44,400
(総医療費-267,000)×1%
円
35,400 円
24,600
(標準報酬月額 53 万円以上の方)
② 区分 B
(区分 A および区分 C 以外の方)
③ 区分 C(低所得者)
(被保険者が市区町村税の非課税者等)
円
平成 27 年 1 月診療分から
所得区分
自己負担限度額
多数該当
① 区分ア
252,600 円+
140,100
(標準報酬月額 83 万円以上の方)
(総医療費-842,000 円)×1%
円
② 区分イ
167,400 円+
93,000 円
(標準報酬月額 53 万~79 万円の方)
(総医療費-558,000 円)×1%
③ 区分ウ
80,100 円+
(標準報酬月額 28 万~50 万円の方)
(総医療費-267,000 円)×1%
④ 区分エ
57,600 円
44,400 円
35,400 円
24,600 円
44,400 円
(標準報酬月額 26 万円以下の方
⑤ 区分オ(低所得)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
以上のことに伴い、70 歳未満の患者様がお持ちの限度額適用認定証の区分表記も変更となり
ます。
平成 26 年 12 月まで
平成 27 年 1 月から
区分 A
区分ア
区分 B
区分イ
区分 C
区分ウ
区分エ
区分オ