20 ok (豊中)H25月例報告様式.xlsx

平成25年度
事
業
実
績
報
告
書
申請者の概要
団体名
豊中商工会議所
代表者職・氏名 会頭
申
所在地
請
者
國貞 眞司
〒561-0884
大阪府豊中市岡町北1丁目1番2号
職・氏名 事務局長・中小企業相談所長
担
当
者
東 能久
電話番号(直通): 06-6845-8002
連絡先
①設立年月日
Fax:
06-6857-0474
E-mail:
[email protected]
昭和24年12月
②職員数
12名
(うち経営指導員数) (6名:平成26年3月)
③所管地域
豊中市
④管内事業所数
13,587(平成24年度 経済センサス基礎調査結果)
⑤管内小規模事業者数 9,446(平成24年度 経済センサス 市町村別小規模事業者数)
⑥会員数(組織率)
2,013(14.82%/平成26年3月末日現在)
※②、④、⑤、⑥につ
いては直近の数字を記
載のこと
□主な事業概要(定款記載事項等)
1、商工会議所としての意見を公表し、これを国会、行政庁等に具申し、又は建議すること。
2、行政庁等の諮問に応じて、答申する。
3、商工業に関する調査研究を行う。
4、商工業に関する情報及び資料の収集及び刊行を行うこと。
5、商品の品質及び数量、商工業者の事業の内容その他商工業に係る事項に関する証明、鑑定及び検査を行うこ
と。
6、輸出品の原産地証明を行うこと。
7、商工業に関する施設を設置し、維持し、及び運用すること。
8、商工業に関する講演会及び講習会を開催すること。
9、商工業に関する技術及び技能の普及及び検定を行うこと。
10、博覧会、見本市等を開催し、及びこれらの開催のあっ旋を行うこと。
11、商事取引に関する仲介及びあっ旋を行うこと。
12、商事取引の紛争に関するあっ旋、調停及び仲裁を行うこと。
13、商工業に関して、相談に応じ、及び指導を行うこと。
14、商工業に関して、商工業者の信用調査を行うこと。
15、商工業に関して、観光事業の改善発達を図ること。
16、社会一般の福祉の増進に資する事業を行うこと。
17、行政庁から委託を受けた事務を行うこと。
18、前各号に掲げるものの外、本商工会議所の目的を達成するために必要な事業を行うこと。
平成25年度小規模事業経営支援事業
事業実績報告書 事業の取組概要
豊中商工会議所
(1)事業の目標
「気づき」とチャレンジマインド醸成の機会創出に広域で取り組む一方、自ら意欲的に経営課題解決に
チャレンジする企業に重点を置いて支援し、一定の成果も見えてきたことから、本年度も引き続き以下の
とおり取り組む。 (1)自らを大胆に“変革”して新分野・新市場へ果敢に“挑戦”しようとする意欲的
な企業に対して成長戦略の立案を支援するとともに、計画・実施・検証・改善活動の実践に伴走しなが
ら、自律的にPDCAを運用できる経営力のコア構築、強化を目指す。 (2)専門家や専門支援機関の活
用および広域企業間連携を積極的にコーディネートすることで、経営戦略の精度向上と的確なPDCAサ
イクルによる成果の顕在化を目指す。 (3)セミナー、交流会、展示会等の開催、成功事例集の作成配布
等を通じて「気づき」とチャレンジマインド醸成の機会創出を図り、意欲と潜在力を有する企業の発掘を
広域で目指す。 (4)目的意識を共有できる企業群による研究会を広域で立上げ、PDCA実践における
具体的な情報共有の促進および、ハンズオン支援による課題解決と成果創出の加速度向上を図ると共に、
さらなる自律的PDCA運用および広域企業間連携の促進を目指す。
(2)事業を実施した具体的な内容、方法及び工夫した点
小規模事業者が個々に抱える課題に対し、経営指導員がそれぞれ有する能力(専門得意分野)に合わせ
て対応するとともに、地域活性化事業(おおさか地域創造ファンド活用支援、プロモーション支援事業、
ネットショップ支援事業等々)として取り組んだ各事業毎に、それぞれの担当経営指導員が相談者の課題
解決にあたった。 さらに、主な支援先企業を担当した経営指導員自らが取材し、機関誌の記事や支援事
例集として情報を発信するとともに、各種セミナーや勉強会を実施して相談ニーズの発掘に努めた。 ま
た、より専門性が求められる相談案件に対して、専門相談支援事業や中小企業・小規模事業者ビジネス創
造等支援事業の積極的な活用をコーディネートし、中小企業診断士や社会保険労務士、行政書士、ITコー
ディネーター等々の資格や知識を有する専門家等と綿密に連携して、相談者が気付いていない課題の抽出
から課題解決に向けた具体的な支援を行うよう努めた。
(3)事業を実施した効果、所管地域の活性化の状況
経営相談事業では、標準カルテ化に至った226社に対して、延293件の相談案件に対応し、なかでも
専門相談支援事業の活用や中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業との効率的な連携によるハン
ズオン支援により、政府による創業補助金4社、ものづくり補助金10社、小規模事業者活性化補助金2
社の採択事業者を輩出し、起業支援型地域雇用創造事業では13社の採択事業者を輩出した。 また、ク
ラウド型ファンド活用促進事業では4社(5件)の活用事業者を輩出し、農商工連携ビジネス支援農場
「良作くんファーム」では12社の活用事業者を輩出した。おおさか地域創造ファンド活用支援事業で
は、新規20件の応募を発掘、うち6件の採択事業者を輩出し、豊中まつり、とよなか産業フェア等におい
て、「ファンド採択事業者支援ブース」を確保して、認知度と売上向上及び販路拡大を図った。 また、
採択事業者が主体的に活動する起業家グループ「北摂アントレ」とも連携し、採択事業者のスキルアップ
を目的とした勉強交流会等の活動(月1回実施)を全面的にサポートした。 ネットショップ支援事業で
は、これまでのネットショップ関連セミナー受講者を中心に立ち上げた「ネットショップ研究会」へ支援
対象事業者を参加誘導し、ネットショップ運営における様々な課題に応じた最新情報を盛り込んだ研修
会・交流会を実施。 ネットショップ研究会に所属する事業者の中でも、特にITを駆使した経営に取り組
んでいる事業者を重点的に支援し、経済産業省「中小企業IT経営力大賞」認定企業として3社、「関西IT
百撰」認定企業として7社、優秀賞1社を輩出した。
(4)事業を実施した結果浮かび上がった課題
チャレンジマインド旺盛な小規模事業者の相談対応に偏る傾向があるものの、新たなチャレンジ事業者
も積極的に発掘して支援を行った。しかしながら、支援成果と相談者満足度の向上を目指して、より深く
実践的に支援する傾向が強くなり、その結果、報告資料作成業務などの事務作業量が増大して、支援成果
を生み出す重要なポイントとも言えるフォローアップ支援に割く時間が削られる傾向にある。 特に、お
おさか地域創造ファンドの豊能地域における拠点として、助成事業の申請手続きから進捗報告、対象経費
検査業務まで煩雑な事務処理作業が年々増加傾向にあり、広域移動にかかる時間負荷とともに事務負担の
増加が支援効率を低下させている。 また、地域活性化事業においても、課題把握、課題解決に向けた支
援、成果を生み出すフォローアップ支援から支援成果の掌握まで、一貫した支援スキームによる満足度向
上と具体的な支援成果創出を目指して、人材交流型およびハンズオン型による事業に重点を置いて積極的
に実施したことから、膨大な報告資料作成業務などに追われてしまった。 報告資料作成などの事務作業
に負荷がかかり過ぎて、相談事業者と膝を突き合わせて親身になって相談対応する本来業務がおろそかに
なり、支援成果の創出が阻害されることのないよう、報告書類様式や報告スキームの変更も含めて事務効
率の改善策を検討する必要がある。
(5)来年度への取り組み
経営相談支援事業においては、昨年度に引き続き、新事業に取り組むチャレンジマインドの醸成を図る
とともに、各専門家と連携して相談者が気付いていない課題の抽出に取り組み、新たに抽出された課題
の、より高度なレベルにおける解決支援に努める。 また、地域活性化事業では、北摂地域が有する高品
質な地域産品やサービスのブランド化と販路開拓の支援、また地元農業者との連携による新ビジネスの開
発を目指した農商工連携ビジネス支援、さらに事業資金とファン獲得に向けたクラウド・ファンディング
の活用支援やプロモーション支援、そしてWEBを効果的に活用した販路開拓支援、さらには、グローバ
ルマーケットを見据えた海外販路開拓や期待が高まる外国人観光客の取り込みを目指したインバウンド・
マーケティング支援など、新分野への事業展開に向けたチャレンジ支援を積極的に行う。
平成25年度小規模事業経営支援事業
事業実績報告書 事業調書
豊中商工会議所
Ⅰ
経営相談支援事業
支援のポイント・成果
地域金融機関等の支援機関や、中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業、豊能地域活性化推進
協議会、地域ジョブ・カードサポートセンター、とよなか起業・チャレンジセンター、起業支援型地域雇
用創造事業等の支援施策と連携して探索するとともに、地域活性化事業における各種講座の参加事業者
の中から支援対象事業者を積極的に発掘した。 特に地域活性化事業における北摂地域の商工会議所・
商工会と広域連携して実施した講座や研究会・交流勉強会等に意欲的に参加した事業者に対して、積極
的にアプローチを行い、相談者自身が気付いていない課題の抽出と把握に努め、連携できそうな異業種
企業とのマッチングも含めて実践的な課題解決に向けたサービス提案に取り組んだ。 課題の解決に
は、専門相談支援事業、中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業、豊能地域活性化協推進議会、
さらには地域ジョブ・カードサポートセンター、とよなか起業・チャレンジセンター、起業支援型地域雇
用創造事業等の支援施策を積極的に活用し、各支援事業で委嘱されている中小企業診断士やITコーディ
ネーター、販路開拓やプロモーション支援等々の専門家と密接に連携して、課題解決に向けた具体的な
支援を行ったことにより、より高度な専門性が要求される個別課題に対しても、より深く実践的な解決
支援を行うことができた。 具体的な支援成果としては、事業好調且つ成長途上にあり、将来性も有望
でありながら、過去の積極的な設備投資により債務超過状態にある事業者に対し、日本政策金融公庫と
連携して資本性ローンの適用を実現し、成長に応じた採用活動と人材育成を支援するためジョブ・カー
ド制度他雇用推進のための施策活用を支援、また新事業分野への進出にあたり、クラウドファンディン
グを活用した資金調達と優良顧客(ファン)の囲い込みを支援した。その結果、直近期末において対前
年度比約160%の売上を達成した。また、クラウドファンディング活用による新事業分野進出について
は、その先進性から数多くのメディアに取上げられるなど、各方面から注目を浴びた。
支援メニュー
指標
事業所カルテ・サービス提案
支援機関等へのつなぎ
金融支援(紹介型)
金融支援(経営指導型)
マル経融資等の返済条件緩和支援
資金繰り計画作成支援
記帳支援
労務支援
人材育成計画作成支援
マーケティング力向上支援
販路開拓支援
事業計画作成支援
創業支援
事業継続計画(BCP)作成支援
コスト削減計画作成支援
財務分析支援
5S支援
IT化支援
債権保全計画作成支援
結果報告
Ⅱ 専門相談支援事業
事業所
支援数
支援数
支援数
事業所
事業所
支援数
支援数
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
事業所
目標数値 実績数値
220
95
33
17
2
3
12
15
28
3
32
32
5
0
2
1
0
15
0
205
226
93
37
18
2
3
11
15
28
3
34
33
6
0
0
0
0
10
0
227
達成率
事業評価
102.7%
97.9%
112.1%
105.9%
100.0%
100.0%
91.7%
100.0%
100.0%
100.0%
106.3%
103.1%
120.0%
0.0%
0.0%
66.7%
110.7%
4
4
4
4
3
3
3
3
3
3
4
4
4
4
4
支援のポイント・成果
税務支援においては、政府から日商経由で受託した「消費税転嫁対策窓口相談等事業」において、消
費税転嫁対策を中心に税務に関わる専門的な支援をカバーしたことから本事業による支援は実施しな
かった。 創業/経営革新支援においては、事業計画の作成支援やブラッシュアップ、資金繰り計画に基
づく制度融資選定など、創業や経営革新に必要となる様々な相談ニーズに対応して課題解決につなげ
た。 また、IT・WEB活用、プロモーション、農商工連携に係る専門性の高い相談案件については、地
域活性化事業の講座・セミナーによる課題抽出過程および抽出後において、各事業者個別の事情に合わ
せて理解度を深め、最適化することを目的に専門家派遣を実施し、当該事業において明確になった課題
をリアルタイムかつピンポイントで解決できるよう支援した。
事業名
税務支援
創業・経営革新支援
販路開拓支援
IT活用支援
プロモーション支援
農商工連携ビジネス支援
新規/継続
継続
継続
継続
継続
継続
継続
指標
相談件数
相談件数
相談件数
相談件数
相談件数
相談件数
目標数値 実績数値
40
0
210
300
40
31
80
142
70
59
20
78
達成率
0.0%
142.9%
77.5%
177.5%
84.3%
390.0%
事業評価
-
4
5
4
4
4
平成25年度小規模事業経営支援事業
事業実績報告書
事業調書
豊中商工会議所
Ⅲ
地域活性化事業
支援のポイント・成果
地域金融支援ネットワーク推進事業においては、事業資金を必要な時に、必要な額だけ調達するためには、財務内容も
さることながら多様な資金調達の手段を知り、利用可能な地域金融機関との関係強化を事前に図っておくことが大切なこ
とから、大阪府の制度融資を中心とした公的融資の最新メニューと地域金融機関が持つ融資の特徴を知り、日頃接するこ
とのない金融機関とも面識を持つことで、事業者の今後の資金調達力の強化に繋げることをポイントとした。 平成25
年度大阪府制度融資チャレンジ応援資金【金融機関提案型】融資メニューを持つ地域金融機関5社と大阪府中小企業信用
保証協会、日本政策金融公庫にワンストップで相談できる内容にし、個別テーブル説明会方式を取り入れたことで、金融
機関と参加者との交流を活発に行うことができた。
Web販路活用支援事業においては、ネットショップを運営している事業者を対象として、売れるネットショップサイト
に育て上げるために重要な行動「課題の抽出」→「対策の検討」→「対策の実施」→「成果の検証」→「新たな課題の抽
出」→「対策の検討」・・・と、PDCAでスパイラルアップする事の重要性について理解を深めた。 また、ネットショップ
を運営していない事業者を対象としたホームページづくり講座を実施。HPを新規見込顧客開拓のためのツールとして活用
している点は、ネットショップサイトの運用と共通している部分であり、ネット通販部分を削除した内容にて同様に
PDCAスパイラルアップの重要性を説いた。 さらに見込み客の誘導に効果的なSNSの活用や、成果の検証に必要な分析
ツールの活用、バズマーケティングを採り入れたSEOや、掲載写真の撮影と画像加工編集など、ネットショップやHPに
共通して付随する各テーマ毎の講座を実施。新たな気付きの創出に繋がり、PDCAサイクルを自主的に取り組みを始めた
事業者は、売上・利益共に成果に表れ始めている。
農商工連携ビジネス支援事業においては、マーケットイン型商品開発のポイント、魅せる!売れる!愛される!商品企
画書の創り方をご理解いただき、商品開発へのチャレンジ意識向上および試作に向けた動きがみられた。 また、農家と
の連携で始まる商品開発を目指してアグリフードエキスポへの現地研修会を行い、農家との連携、農家の現場、農家の販
路開拓の現場についてご理解いただくことで農商工連携ビジネスへの取組みが加速した。
北摂地域物産販路開拓支援事業においては、おおさか地域創造ファンド豊能地域支援事業の採択事業から生まれた地域
特性の高い加工食品をはじめ、北摂地域の食品事業者が流通業はじめ新たな販路を構築していくための支援を実施した。
3月に実施した株式会社阪食(阪急オアシス運営会社)とのビジネス商談会他、流通業との商談に向けて、こういった流
通業との商談が初めての事業者向けに勉強会を実施し、流通業が求める条件や、商談会に臨むにあたっての準備事項、商
談のポイント等を学んでいただき、当日の商談会に臨んだ。即時成約はなかったものの、勉強会参加企業のうち4社が継
続商談できており、具体的な成果が表れる日も近いと期待している。 今回具体的な結果が出なかった事業者について
も、流通業との取引を見据える場合、何をすべきかを把握いただけたことで、今後の可能性が広がったと考えている。
クラウド活用による業務効率化&営業仕組化支援事業においては、主に小規模事業者を対象として、営業業務の仕組化
(見込客・再アプローチ客・新規客・休眠客・継続顧客に分類。分類された客毎のアプローチ方法とそのアプローチ管理を
仕組化し、売上予測の見える化を行い、営業目標との差異に応じた営業活動が行える仕組みを構築)し、クラウドにその
仕組みを落とし込み、営業に奔走している経営者の業務効率を上げ、経営者として経営戦略を練る時間を作っていただく
事を目標としていた。 しかしながら、営業の管理・業務の仕組みは大企業はノウハウとして持っているが、小規模事業
者にとってはそのノウハウを知る術が過去に無く、参加者のほぼ全員が営業管理が出来ていない事が判明。 そこで、当
事業の参加者には営業業務の仕組みそのものを習得できる内容に特化して、営業業務の仕組みに絞り実施。 参加事業者
の営業管理体制を整える事が出来たが、クラウドへの落とし込みまでには至る事が出来なかった。 基本的な考え方は
PDCAであるが、営業におけるPDCAを回し始めた参加事業者は、売上利益共に増加しつつある。
プロモーション支援事業においては、「売り込まなくても売れていく」「ないものねだりより、あるもの探し」をテー
マに、お客様を越えた自社および自社商品(サービス)の「ファン」を創っていくための各種支援を実施した。 ①自社
(代表個人を含む)、自社商品(サービス)の本当の強み・ウリを徹底的に考え抜き、ファン創り名刺として形にする
「ファン創り基礎講座」、②①を修了した受講企業(過年度含む)向けに、実際の販促ツール作成を行う講座(今年はチ
ラシ作り)、③ファン創りで成果をあげている事業者の事例を徹底解剖する勉強会・交流会、④新しい資金調達手法とし
て注目されているが、実質的にはファン創りの手法として非常に有用なクラウドファンディングに係る勉強会・交流会、
以上すべて「ファン創り」をキーワードとして展開した。 支援を受けて作成したチラシを活用して、前年度同月比
130%の集客を達成した居酒屋や、創業間もないにも関わらず、ファン創り名刺を活用して早々に損益分岐ラインに達し
たヨガスタジオなど成果も出ている。 また、クラウドファンディング活用においては、4社がクラウドファンディング
による投資受付をスタート。うち2社が年度内に資金調達を終えた。資金調達以上に「投資家=応援団=ファン」と繋が
ることの有用性が実証できつつあるこれらの事例をもとに、今後更なるクラウドファンディング活用を仕掛けていく。
インバウンド対策支援事業おいては、「観光マーケティング」「WEBプロモーション」「外国人留学生活用実践」の3
テーマによる2日間講座で事業を展開した。 各講座では、聞くだけでなく、外国人留学生を実際に採用している実践企
業を見学したり、インターネット・SNSを操作することで実践力を体得していただくことを支援のポイントとした。 参
加した個々の実践企業のレベルアップを行うことが出来た一方で、北摂・豊能といった大阪北部エリアの情報発信力の弱
さが課題として把握でき、今後の当エリア全体のインバウンド力向上に繋げていけるようなヒントも得られた。
北摂地域ものづくり中小企業連携促進事業においては、地域金融機関と北摂地域の商工会・商工会議所と連携して実施
したことにより、多様な事業者がセミナーに参加された。 大阪府から知財関連の施策およびMOBIO常設展示活用につい
て説明。 また、JAXAからシーズ・ニーズについて説明いただき、宇宙ビジネスへのチャレンジ意欲を醸成した。 ま
た、MOBIO常設展示に出展しいている事業所が活用方法について事例発表を行い、MOBIO常設展示への出展意欲を醸成
した。 さらに海外進出支援について説明を行い、関心を高めることができた。
人材採用・教育支援事業においては、就職合同説明会への出展事業所を中心に求職者への伝え方のポイント、人材採用
のコツ(会社紹介・仕事紹介・面談・面接方法・内定辞退防止法・コンプライアンス)、人材教育のコツ(新入社員研修
で教える大切なこと等)について説明し、人材の採用・育成の重要性について多くの参加事業所に再認識いただいた。
また、参加いただいた事業所の中には当初の目標を上回る新入社員の確保ができたところもあった。
おおさか地域創造ファンド活用支援事業においては、大きく分けて「採択事業者支援」と「応募予定者支援」を実施
してきた。 前者においては、ほぼ毎月、採択事業者を中心とした勉強会「北摂アントレ」を開催。 当勉強会における
交流を通じて、今年度は豊中市内で独自企画のイベントを開催するに至り、当ファンドで開発した製品等のPRや販売を行
うなど、採択事業者が力を合わせて自立的に活動を行い、地域活性化を図るという理想的な形が完成しつつある。ファン
ド運用が終了する28年度までに当会をより活性化させたい。 後者においては、キックオフセミナーや応募申請書作成ワ
ンポイント講座、事例発表会の開催を通じて、ファンドを知り、ポイントを把握し、採択事業者との交流の場(北部地域
採択事業者交流会)を設けることで、チャレンジマインドを醸成するとともに、採択事業者から応募予定者に対してアド
バイスができる体制を作るなど、積極的な取組を実施してきた。 結果、採択事業者については6件の継続計画案件全件
が継続決定、応募予定者については概ね20件程度が申請見込みであるなど、目標とした指標は達成できた。なお、当事
業については、大阪府商工会連合会による「商工会等事業力向上支援事業」においてプレゼンテーションを行い、審査委
員の方々から高い評価を得ることができたこともひとつの成果であると共に、大きな自信に繋がった。
グローバル展開支援事業においては、最終年度ということもあり、事業開始当初より重点的に勉強会を開いてきた東南
アジア3か国(ベトナム、タイ、インドネシア)について、進出前後に関連してくる国別の税務・労務について解説する
勉強会を実施し、慎重かつ周到な準備の大切さについて啓蒙した。 また、円安基調を背景とした海外マーケットの候補
として、米国を例に挙げ、米国市場の現状や特性、各州における重点施策等を紹介し、米国市場の有用性と安定性を知っ
ていただく勉強会を実施した。 その他、親日中華圏の台湾を足掛かりに中国市場を見据えていくステップが増えてきて
いるため、台湾の現状を解説する勉強会も実施した。 事業を開始した3年前と比べると、中堅企業製造業のアジア進出
は概ね落ち着いた感がある一方、小規模事業者の海外進出は未だハードルが高い。 現実的には昨今の円安基調を背景
に、日本にいながら「販路を海外に」というニーズが小規模事業者には潜在している。 この潜在ニーズを顕在化させ、
具体的なPDCAに落としていくための支援がより必要と考えているため、次年度はここに注力したい。
(1)単独事業
府施策
連携
事業名
地域金融支援
ネットワーク推進事業
支援対象企業
10
支援企業 支援実績率
10
100.0%
利用者満足
度(点)
82
目標の指標
目標値
実績
当事業を通じて当所や金融機関への
個別相談に至った支援対象企業の割
合
達成率 事業評価
30%
60% 200.0%
4
(2)広域事業(幹事事業のみ)
府施策
連携
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
事業名
支援対象企業
支援企業 支援実績率
利用者満足度(点)
農商工連携ビジネス支援事業
(育成型)
25
農商工連携ビジネス支援事業
(交流型)
5
6
120.0%
97
農商工連携ビジネス支援事業
(交流型)
5
13
260.0%
85
農商工連携ビジネス支援事業
(交流型)
5
6
120.0%
90
Web活用販路開拓支援事業
(交流型1)
Web活用販路開拓支援事業
(交流型2)
Web活用販路開拓支援事業
(交流型2)
Web活用販路開拓支援事業
(交流型2)
北摂地域物産販路開拓支援事
業
北摂地域物産販路開拓支援事
業
北摂地域物産販路開拓支援事
業
クラウド活用による業務効率
化
クラウド活用による業務効率
化
クラウド活用による業務効率
化
プロモーション支援事業
(交流型1)
プロモーション支援事業
(交流型2)
プロモーション支援事業
(交流型3)
プロモーション支援事業
(ハンズオン型)
インバウンド対策支援事業
(交流型)
北摂地域ものづくり中小
企業連携促進支援事業(育成型
北摂地域ものづくり中小
企業連携促進支援事業(育成型
人材採用・教育支援事業
(育成型1)
人材採用・教育支援事業
(育成型2)
人材採用・教育支援事業
(育成型3)
おおさか地域創造
ファンド活用支援事業
おおさか地域創造
ファンド活用支援事業
おおさか地域創造
ファンド活用支援事業
おおさか地域創造
ファンド活用支援事業
おおさか地域創造
ファンド活用支援事業
グローバル展開支援事業
(育成型)
グローバル展開支援事業
(交流型)
20
80.0%
60
目標の指標
目標値
実績
農商工連携ビジネスへのチャレンジ
意識が向上した支援対象企業の割合
達成率 事業評価
70%
80% 114.3%
農業ビジネスへチャレンジに向けア
クションを起こした支援対象企業の
割合
30%
56% 186.7%
3
4
4
4
FBページの運用ノウハウを吸収
し、実践された支援対象事業者の割
合
WEBサイトの見直しを図り問い合
わせ増の取組を実施した事業者の割
合
40
48
120.0%
88
15
14
93.3%
93
70%
43%
61.4%
3
15
11
73.3%
96
ECサイトの見直しを実践した事業者の割合
70%
73% 104.3%
4
45
44
97.8%
88
それぞれの課題解決策を得て、実際
にその対策に取り組んだ事業者の割
合
70%
70% 100.0%
4
参加企業の新たな販路構築
(スーパーを想定)
50%
30%
4
10
9
90.0%
80
10
20
200.0%
74
10
10
100.0%
90
30
11
36.7%
89
20
13
65.0%
87
5
5
100.0%
91
10
8
80.0%
70%
79% 112.9%
4
3
60.0%
4
2
売上創出(営業等)にかける時間を受
講前より創出できた受講者企業
50%
20%
40.0%
2
3
100
ファン創りツールやセミナーを実践
した支援対象企業の割合
50% 100% 200.0%
4
取材を受け、年度内に記事掲載もし
くは番組出演をした企業の割合
販促ツールのブラッシュアップ又は
新規ツールの発行を実施した企業の
割合
20%
65.0%
3
50% 100% 200.0%
4
40
40
100.0%
98
15
13
86.7%
98
10
10
100.0%
100
4
知識を習得し、インバウンド・地域
観光対策に活用しようとする企業の
割合
新製品や新事業の創出にチャレンジ
意欲が向上した支援対象企業の割合
MOBIO常設展示場への出展意欲・
チャレンジ意欲の向上した企業の割
合
20
26
130.0%
88
50
35
70.0%
78
50
18
36.0%
76
20
16
80.0%
75
20
23
115.0%
77
20
25
125.0%
72
50
40
80.0%
90
採択事業者翌年度継続率
7社
16
13
81.3%
84
26年度応募見込者件数
外国人高度専門人材活用意欲が向上
した支援対象企業の割合
8
8
100.0%
100
30
30
100.0%
96
10
10
100.0%
88
20
20
100.0%
82
13%
各セミナーの受講により、求める人
材に適合した採用・育成ノウハウの
重要性を再認識し、改善への取り組
み意欲が向上した企業の割合
具体的な取り組み(府支援施策活用
等)を始めた支援対象企業の割合
30%
50% 166.7%
4
30%
46% 153.3%
3
30%
61% 203.3%
3
3
70%
72% 102.9%
4
4
6社
85.7%
4
20社
20社 100.0%
4
50%
50% 100.0%
4
〇
20
20
87
30% 10% 33.3%
3
※府施策連携事業は、「府施策連携」欄に○をつけてください。各欄の記載は、個別調書の記載と合わせてください。
100.0%
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
地域金融支援ネットワーク推進事業
想定する実施期間
23 年度~ 25 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
中小企業等の事業活動を効果的に支援するためには、資金支援と経営支援の連携がより
必要となってきている。 そこで、地域の金融機関である信用金庫など、中小企業育成に
熱心な金融機関と連携し、中小企業を支援するための地域支援ネットワークを構築して、
頑張る中小企業を応援する地域レベルでの連携支援体制の強化を図る。経営サポート資金
や金融機関提案型などの大阪府制度融資、その他の公的融資の活用促進を図り、中小企業
等と地域金融機関とのマッチング促進に努めるとともに、地域金融機関と当所等の支援機
関とが有機的に連携した「金融支援と経営支援の一体化」により中小企業の資金調達力強
化に繋げていく。
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数等)
事
業
の
概
要
1.自社の優れた技術やサービス、また地域に存在する様々な資源を活用し、事業創出に
取り組み、事業に必要な資金のサポートを求めている事業者。
2.地域金融機関と取引をしているが、取引関係の強化を図って既存事業の継続・安定を
図ろうとしている事業意欲旺盛な中小企業。
事業資金を必要な時に、必要な額だけ調達するためには、財務内容もさることながら多様
な資金調達の手段を知り、利用可能な地域金融機関との関係強化を事前にはかっておくこ
とが大切なことから、大阪府の制度融資を中心とした公的融資の最新メニューと地域金融
機関が持つ融資の特徴を知り、日頃接することのない金融機関とも面識を持つことで、事
業者の今後の資金調達力の強化に繋げていただく講座とした。
■「地域金融機関と公的融資を上手に活用するための制度融資説明会&相談会」
【プログラム】1.平成25年度 大阪府制度融資とその特色について、2.平成25年
度チャレンジ応援資金【金融機関提案型】融資メニューについて、3.大阪府中小企業信
用保証協会の各種保証制度について、4.日本政策金融公庫・国民生活事業の融資制度に
ついて、5.個別相談会
【日時】9月5日(木)13:30~16:30
実施時期・具体 【会場】豊中商工会議所 大会議室
的な内容及び事 【参加機関】大阪府商工労働部中小企業支援室 金融課、摂津水都信用金庫、池田泉州銀
行、近畿大阪銀行、大阪市信用金庫、京都銀行、大阪府中小企業信用保証協会千里支店、
業手法
日本政策金融公庫十三支店
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
信用金庫との地域支援ネットワーク推進事業(金融支援課企画グループ 制度融資
①府施 グループ)との連携:地域支援ネットワークにより関係機関と連携して、事業者
策連携 の制度融資の活用、地域金融機関とのマッチング、金融の最新トピックスの提供
を行った。
②広域
連携
③市町
村連携
④相談 参加企業より個別相談を受付け、カルテ化企業数の割合は20%となった(目標
相乗
30%)。
計画に対する
実績(数値)
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
支援企業
数(計画)
10
支援企業
数(実績)
10
支援
実績率
100.0%
満足度
82.0
平成25年度大阪府制度融資チャレンジ応援資金【金融機関提案型】融資メニューを持つ
地域金融機関5社と大阪府中小企業信用保証協会、日本政策金融公庫にワンストップで相
談できる内容にしたことで、複数の金融機関との付き合い方に関心を寄せる中小企業を集
客することが出来た。とりわけ各金融機関と取引・接点の無かった企業においては、当事
業により融資制度についての理解と金融機関を知る良い機会にしていただくことができ
た。受講した支援企業からは、①融資の手段が多くあり今後の選択肢が増えた、②海外進
目標の達成度 出系の融資をしている金融機関が多いので役に立った、③個人保証(代表者)の必要性に
ついて現状を理解できた、④取引金融機関以外の金融商品を勉強する機会と相談する機会
(支援企業を を得られて有益であった、⑤経営計画の策定にチャレンジしていこうという気持ちが強く
どう変化させる なった、などの変化を得ることが出来た。またその知識習得を踏まえて金融機関との個別
ことができたか) 相談に臨んでいただくことが出来た。
指標
地域支援ネットワークを通じて当所や金融機関への個別相談等に至った支援対
象企業の割合
数値目標
30%
実績数値
60%
目標達成度
200.0%
支援対象企業の1社においては、受注拡大による資金手当てが必要な中で、当説明会&相
談会にて複数の金融機関と面識を持ち、その後の交渉と金融機関から求められた事業計画
成果の代表事例
書を作成することで、その中の1行から追加の融資を受けることに成功した。
目標値
その他目標値の (計画)
実績
目標値
(実績)
目標達成度
主要な地域金融機関に参加していただけたことと、個別テーブル説明会方式を取り入れた
課題及び次期 ことで、金融機関と参加者との交流もきちんと行うことができたので、企画と内容面は特
実 以降への取組み に問題点は無かった。参加者において、当初期待していた「自社の優れた技術やサービ
施 (実績が目標値に ス、また地域に存在する様々な資源を活用し、事業創出に取り組み、事業に必要な資金の
結 達していない場合
は、その理由や今 サポートを求めている事業者」の割合が少なかったので、今後はこのターゲット層と金融
果 後どのようにフォ 機関とのマッチングを図り、地域活性化に繋げていく仕組みづくりをしていきたい。
ローするのか)
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
想定する実施期間
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
農商工連携ビジネス支援事業
22 年度~ 25 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
農業への注目度が高まる中、農業と連携した新商品・新サービスの開発に対しての支援
ニーズが増加している。豊能地域では一大消費地と生産地の距離が近く、農業との連携に
取り組みやすい環境がある。しかし、農業という異分野との連携に関しては、まだまだ成
功事例が少なく、どのような形で連携できるのかを模索している段階である。そこで、農
家との連携促進と農業ビジネスの創出に向けた支援を推進し、商業・サービス業・工業と
農業とのコラボレーションによる地域活性化を目指す。
これまで豊能地域内で開催した地域資源・農商工連携関係セミナー等に参加した事業所約
330社、農商工連携ビジネス創業予定者。
(業種・事業所数等)
事
業
の
概
要
人材育成型では、①8/9「農産物活用商品開発チャレンジセミナー」~他社がマネする商
品を作れ!~として、6次産業化プランナー山根 清孝 氏が農産物を活用したマーケットイ
ン型商品開発のポイントについて解説。
人材交流型では、①10/10、17、24の3日間で「農産物活用商品開発チャレンジ塾」~
魅せる!売れる!愛される!商品企画書の創り方~として、6次産業化プランナー新古 祐
子 氏が商品の創り方・売り方提案について解説。②11/21、28の2日間で「農産物活用
商品開発チャレンジ塾」~農家との連携で始まる商品開発!~として、髙橋アグリビジネ
スクリニック 代表 髙橋 太一郎 氏が地域農産物を活かしたビジネスの進め方について解
説。③2/21「アグリフードEXPO2014現地視察会」として、髙橋アグリビジネスクリ
ニック 代表 髙橋 太一郎 氏をコーディネーターとして現地視察を行い、農家の販路開拓の
現場を知っていただいた。
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
実施時期・具体
的な内容及び事 ①府施
策連携
業手法
農産物活用商品開発チャレンジセミナーでは、豊能地域の商工会議所・商工会と連
携(主に参加事業者の発掘に協力いただき、各所の指導員の支援先への告知、各所
②広域 発行の機関誌への告知チラシの同封等を行った)、農産物活用商品開発チャレンジ
連携
塾・アグリフードEXPO2014現地視察会では、能勢町商工会と連携(主に参加事
業者の発掘に協力いただき、指導員の支援先等への告知、機関誌への告知チラシの
同封等を行った)
③市町
村連携
④相談
相乗
参加されている事業者の事業内容が多種にわたるため、課題解決に至までのプロセ
スは個々に異なり、より的確な提案を行うためには、個別に支援をする必要があっ
た。(カルテ化率40%:目標20%)
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
25
支援企業
数(実績)
20
支援
実績率
80.0%
満足度
60
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
5
支援企業
数(実績)
6
支援
実績率
120.0%
満足度
97
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
5
支援企業
数(実績)
13
支援
実績率
260.0%
満足度
85
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
5
支援企業
数(実績)
6
支援
実績率
120.0%
満足度
90
目標の達成度
(支援企業を
どう変化させる
ことができたか)
人材育成型で掲げていた指標である農商工連携ビジネスへのチャレンジ意識が向上した支
援対象企業の割合は、参加された20社のうち16社(8割以上)となり、受講後のアン
ケートより意識の改善が確認できた。人材交流型で掲げた指標である農業ビジネスへの
チャレンジに向けた取り組みアクションを起こした支援対象企業の割合は、25社のうち
14社(5割以上)となり、目標値(70%)をクリアすることができた。展示商談会にお
ける農家の紹介や、具体的な連携ニーズ案件に対する該当農家の紹介、さらには各事業者
が検討している農産物を活用した新商品開発の支援等を通して、次年度以降に新商品の開
発・販売をスタートさせるための基礎準備を整える支援ができた。
指標
数値目標
指標
農商工連携ビジネスへのチャレンジ意識が向上した支援対象企業の割合
70%
実績数値
80%
目標達成度
114.3%
農業ビジネスへのチャレンジに向けた取り組みアクションを起こした支援対象
企業の割合
数値目標
30%
実績数値
56%
目標達成度
186.7%
人材交流型にご参加いただいた受講生が銀寄栗を活用した新商品の開発を検討され、受講
成果の代表事例 後に個別支援を行い、パッケージも含めて試作品が完成した。次の栗のシーズンには新商
品の販売が見込まれる。
目標値
(計画)
目標値
(実績)
目標達成度
その他目標値の
実績
当該事業の最終年度にあたり、セミナー受講生に農業とコラボレーションした商品開
課題及び次期 発・販売等に向けた動きができる中小企業が増えてきており、より具体的な支援の必要性
実 以降への取組み が出てきた。これを受けて次年度以降、農産物を活用した商品開発および販路開拓支援を
施 (実績が目標値に 行っていき、具体的に農産物を活用した商品開発をテーマとして1社でも多く、新商品開
結 達していない場合
は、その理由や今 発に取り組める事業者の創出を目指す。
果 後どのようにフォ
ローするのか)
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
Web活用販路開拓支援事業
事業名
想定する実施期間
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数等)
25
年度~
29
年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
インターネットにおける情報収集源が、固定されたパソコンからモバイル(スマートフォンやタブ
レット)へと変化し始めている。優れた製品や技術・商品を製造、または、サービスを提供してい
る事業者にとっては、新規顧客の開拓(販路開拓)は、永遠のテーマであり、販路開拓にWebの活用
は欠かせない時代となっている。
Webの活用においては、SNSに代表されるFacebookを活用した効果的なプロモーションの手
法や、ブランディング化の方法、従来からあるHPの効果があがる活用方法や、売上げを伸ばす
ネットショップ運営のノウハウ等を習得し、効果的な新規顧客の開拓、売上げの向上を図る。
主に北摂地域に拠点を構える(業種を問わず)、WEBを活用して自社製品、自社独自サービス等の新
規顧客の開拓を検討している、または、既に取り組んでいるが効果が得られていない事業者。EC
サイトを運営しているが、売上げが伸びない等の課題を抱えている事業者。
【①Facebookページ作成&運用実践塾 [入門編]】
Facebookページ(企業ページ)に興味があるが構築方法が分からない初心者を対象。 ゼミナー
ル形式を取り入れ、1人1台のパソコン環境を用意し、Facebookページ(企業向けプロモーショ
ンページ)の現状確認や活用事例から活用方法を学び、3日間で実機(パソコン)にてFacebookペー
ジ(企業ページ)の作成実践を行った。ここで作成されたFacebookページは、受講後も実際に企業
用ページとして運用が可能とした。
定員を10社とし、2クールに分けて実施。(3日間×2回)
■夏開講コース 8/7,9,21 ■秋・冬コース 11/13,20,27
【①Facebookページ作成&運用実践塾 [中級活用編]】
Facebookページを立ち上げたが、想定している効果が得られていない(ファンが増えない、顧
客の開拓が出来ていない等)、運用方法が良く解らず、運用が出来ていないなどの事業者又は、
Web管理担当者を対象に、Facebook(企業)向けページの効果的な運用方法(個人プロフィール
ページと企業ページのリンク、企業ページのファンを増やす方法、ファンを作るためのユーザーの
心理などを理解する等)を習得し、顧客開拓に効果的な運用方法をレクチャーした。
定員を10社程度とし、2クールに分けて実施。(3日間×2回)
■夏開講コース 8/28, 9/4,10 ■秋・冬コース 12/5, 11, 18
【②ホームページづくり講座(塾)】
自社商品やサービスのPRにHPの活用は、不可欠。HPはデザインも大事ではあるが、最近では
デザイン力だけでは集客に効果は得られ難くなってきている。集客に効果のあがるHPとは、経営
者や従業員の顔が見え、安心感を演出する必要もあり、また、事業者の取り組み内容(こだわりの
商品やサービス)がサイト来訪者にわかりやすく伝わり、また、サイト来訪者にベネフィットを感
じるサイトにする必要がある。これらの内容を踏まえて3日間にわたるゼミナール形式により、サ
イト来訪者から問い合わが増えるHP構築と運用のノウハウを吸収。
定員15社。(塾3日間)+1日(合同フォローアップ研修)
■7/2, 9, 16, + 8/27(計4日間)
事
業
の
概
要
【③ネットショップ運用塾 ~売れる秘訣がココで見つかる!~】
WEBの活用には、ECサイトとしての活用も欠かせない。ECに向いた商材とは、ECにおける現
在のネット事情の理解、サイト構築と運用方法、顧客のリピーター化、SNSとの関係性とブラン
ド化等について、ゼミナール形式で6日間+1日(フォローアップ研修)でジックリと習得。
定員15社。(16日間)+ 1日(合同フォローアップ研修
■9/11,18, 10/4, 11, 23, 30, + 12/10(計7日間)
【④サイト解析勉強会】
実施時期・具体 HP,ECサイト等における来訪者の分析方法を習得する事で、サイト来訪者の動向を掴み、サイ
的な内容及び事 ト来訪者がどのような商品やサービスに興味を示しているのかを確認することが可能となり、次に
力を入れるべき商品やサービスが掲載されたコンテンツの強化を図る事が可能となる。勉強会で
業手法
は、Google Analyticsタグの埋め込み方法や、具体的な分析方法を習得。尚、このテーマは昨年
度のネットショップ塾の受講生から、多数の要望があったものである。(15社×1日)を2回実
施 ■8/6, + 11/6
【④検索対策勉強会】
過去、SEO対策として実施してきた内容も含まれる。小手先だけのSEO対策では通用しなく
なってきている昨今、ユーザーの口コミによる評価が検索対策の重要なテーマとなってきている。
SNSやブログを活用した総合的な検索対策が必要な時代となってきており、当勉強会では、近年
に見られるSNSを活用した総合的な検索対策の方法やバズマーケティングの基本を習得できる内
容とした。(15社×1日)■11/28
【④Web掲載用写真撮影勉強会】
自社でサイトを運営する場合、Webに掲載する画像は、顧客の心理にあたえる影響が大きく非
常に重要なテーマとなっている。 使用感(ベネフィット)を演出したWeb掲載用写真の撮影方法を
プロから教わる事で、HPやFB,ECサイトに顧客の心に訴えかける撮影方法を習得。サイト来訪者
に心理的に与える効果を考慮し、売上げに直結する写真撮影を実践で体験できる場とした。(15
社×1日)■1/18
【④Web掲載画像編集加工勉強会】
撮影した写真を編集・加工をする事で、更にベネフィット感を演出する事が可能。 食材など
は、色合いを強調させたり陰を付け加える等の加工をする事で、より美味しさを表現する事も可
能。この講座では、1人1台のパソコン環境にて、画像編集ソフト(PhotoShop)を使い加工・編
集を実際に操作体験を行い、加工・編集の基本を習得。
(15社×1日)■1/25
【④中小企業IT経営力大賞 応募勉強会】
WEBを活用した販路開拓の取り組みに対し、優れた仕組みを経営に取り組んでいる事業者を対
象に、中小企業IT経営力大賞(経済産業省が行う表彰制度)への応募に向けた勉強会を実施。元審
査員の経歴を持つITコーディネータを講師に起用。
(1日)×3回実施 ■6/12, 7/4, 7/24
<事業手法(府施策連携・広域連携・市町村連携・相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記
載>
豊中商工会議所が主管としてゼミの企画・調整・広報・運営・事後フォローを担当し、共催として
参画する団体は、参加者募集広報、当日運営、終了後の個別相談支援等を分担・連携して推進す
る。広域連携により、参加企業募集範囲が拡大することから企業の多様な交流が広がり、当事業の
活性化と企業間連携の可能性も高まるメリットが期待できる。( カルテ化率 36.6% : 目標20% )
①計画に対する 支援企業
支援企業
支援
40
48
120.0%
満足度
88
数(計画)
数(実績)
実績率
実績(数値)
②計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
15
支援企業
数(実績)
14
支援
実績率
93.3%
満足度
93
③計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
15
支援企業
数(実績)
11
支援
実績率
73.3%
満足度
96
④計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
45
支援企業
数(実績)
44
支援
実績率
97.8%
満足度
88
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
当事業は、Webを活用して販路を開拓する事にある。多くの大企業がファン(見込み顧客)の開拓
への取り組みとしてSNS(facebook)を活用している中で、企業の規模に関係なく取り組みが出来
る事を体験していただいた。Facebookページ作成 入門・活用では、受講者の約半数は継続的に
自社の情報発信に活用がされファンの拡大に効果を発揮している。 HP活用塾では、受講者の約
半数は受講後にHPの改善が行われ Webからの顧客開拓に多少の効果(問い合わせが増えた等)が現
れ始めている。 ネットショップ運用塾では、ページを作成してモノを売る(Plan→Do)結果は売
れないと嘆く受講者が多く、売れない理由の確認(サイト来訪者の動向のチェック)と改善が伴って
いないケースが多く見受けられた。当塾では、PDCAを繰り返す事の重要性を説いた。結果、
PDCAが遂行できている事業者は、成果が売上に反映し始めている。Chekのポイントとしてサイ
トの分析方法に、無料でHP来訪者の動向が分析できるツール「Google Analytics」を取り上げ解
析のポイントを説いた。解析ツールを導入されていない事業者は導入が進み、導入されている事業
者にとっては、豊富な機能の中なら、解析するあたり重要なポイントを習得し多くの参加者は、解
析の方法を得る事になり、次に取るべき対策が明確になった。
現在のネットにおける口コミ(SNS利用による)は、お客を引き寄せる効果として大きな影響を与
えている。検索対策では、従来のSEOに加えて最新のお客を引き寄せるポイントとしてバズマー
ケティングについて解説。FacebookやYouTube(動画)の活用が徐々に浸透し始めている。 ま
目標の達成度 た、HP(ネットショップ含む)は、実店舗と異なり、サイト来訪者は商品を手にとって確認する事
ができない。写真でしか商品を確認する事ができない。そのため、HPに掲載する商品写真は非常
(支援企業を に重要な要素である。写真撮影の講座+撮影画像の加工・編集の講座では、大手メーカーのWeb
どう変化させる デザイナーを講師に採用し、商品撮影と写真編集・加工のポイントを得た。
ことができたか)
経産省 中小企業IT経営力大賞では、3社が応募し、IT経営実践認定企業とし2社が認定された。
一昨年の認定事業者は、学校やITイベント等の講演依頼や地域のイベントの誘いがあるなど事業者
の露出度がアップ。
指標
数値目標
指標
数値目標
FBページの運用ノウハウを吸収し、取り組み実践された支援対象事業者の割合
70%
指標
数値目標
78.72%
目標達成度
112.5%
WEBサイトの見直しを図り、サイト来訪者から問い合わせが増える取り組みを実施した事業者の割合
70%
指標
数値目標
実績数値
実績数値
42.85%
目標達成度
61.2%
ECサイトの見直しを実践した事業者の割合
70%
実績数値
72.72%
目標達成度
103.9%
それぞれの課題解決策を得て、実際にその対策に取り組んだ事業者の割合
70%
実績数値
69.23%
目標達成度
98.9%
大阪で昔ながらの製法で納豆を製造しているメーカーは、数社しかない。その内の1社がネット
ショップ塾に参加。材料の品質、古来の製法(発酵)にも拘り味も格別。防腐剤などを使用していな
いため、賞味期限が短く一般のスーパー等の流通では販売が困難なため、製造されている地元でし
成果の代表事例 か購入する事が出来なかった。一般に流通している納豆と比較すると価格は高めであるが、納豆独
特の臭いや味が馴染めず食べられない人でも、この納豆は食べられるなどの口コミ評判が広がり始
めていた。ファン(顧客)からネット販売の切望があり、ネットショップサイトを立ち上げたられた
ところ、徐々にではあるがネットからの注文が入り始めている。
目標値(計
目標値
目標達成度
画)
(実績)
その他目標値の
実績
課題及び次期
実 以降への取組み
施 (実績が目標値に
結 達していない場合
は、その理由や今
果 後どのようにフォ
ローするのか)
スマートフォン対応、コミュニケーションツールとして定着している、FacebookやLINEの登
場など、インターネットの環境の変化・進化はとても早い。既にネットショップを運営している事
業者にとっては、ネット環境の変化に合わせた対策が求められる。
一方、これまでネット販売に取り組んでいなかった事業者も、新しい販路の1つにネット通販を
検討・開始される事業者も増えつつある。また、創業者では事業計画にネットショップによる販売
を盛り込んでいるケースも多々見受けられる。大手ネットモール「Yahoo!ショッピング」がeコ
マース革命として、店舗の維持費や販売ロイヤリティの無償化すると発表があり、次年度はネット
ショップを始められる者にとっては、ハードルが低くなっている。
ネットショップ運用塾では、既にネットショップ運営者を対象として、受講者のレベルの統一を
図るべく、課題解決(既存ネットショップの売上を伸ばす)をテーマとして実施したため、参加対象
がかなり絞り込まれた形となり、受講者が少なくなった。次年度は、ネットショップ入門者と、既
にネットショップを運営している事業者の2つに分け、それぞれのレベルに応じた講座を実施した
いと考えている。
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
北摂地域物産販路開拓支援事業
想定する実施期間
24 年度~ 26 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
北摂地域における「食関連企業」の新たな販路開拓を目的とする。また、おおさか地域創
造ファンドの採択事業として開発された商品の知名度向上と販路開拓も目的とする。地場
産業や名産品の乏しい当地域において、消費地と生産地がタッグを組み、共同で商品づく
りと商品選定を行い消費者とともに地域を応援する事業モデルを作ることで、地域に愛さ
れる商品開発、企業となっていくことを目指す。この業界における「北摂」のブランドを
大いに活かして多くの消費者に訴求するほか、個別店舗の活動だけではなしえない、大手
小売業とのマッチングについて北摂をあげて取り組む。
北摂地域の加工食品を主に消費者向けに製造販売する中小企業者。豊能・三島地域におけ
るおおさか地域創造ファンド採択事業者。
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数等)
事
業
の
概
要
平成25年5月に開催された「うまいもん市in万博2013」(当所共催)に出展した事業
者へのフォローとして、流通業等への販路拡大を目指したハンズオン支援を実施。また、
各食品事業者が持つ販路を共有し、北摂ブランドでコーナーを持つことを目指して、同月
より勉強会を月1回程度開催。平成25年12月に、豊中市内に本社を置くスーパーマー
ケット「阪急オアシス」の運営会社である株式会社阪食と交渉し、「阪食とのビジネス商
談会」を開催することとし、同商談会に向けた勉強会を26年3月13日に実施。3月2
5日に阪食バイヤー計5名を招聘し、商談会を実施した。以後ハンズオンにてフォロー
実施時期・具体 アップスタート。
的な内容及び事 <事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
業手法
①府施
策連携
②広域
連携
③市町
村連携
④相談
相乗
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
連携商工会議所・商工会は参加事業者の発掘と広報を担当。能勢、豊能、池田、
箕面各エリアから数社が当事業に参加した。
計画に対する
実績(数値)
当該事業に付随して出てくるプロモーションや、各種補助金申請等について相談
事業で支援
支援
支援企業
支援企業
120.0% 満足度
80
10
12
実績率
数(計画)
数(実績)
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
10
支援企業
数(実績)
20
支援
実績率
200.0%
満足度
74
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
10
支援企業
数(実績)
10
支援
実績率
100.0%
満足度
90
当初の予定手法を変更して、スーパーマーケット等流通業との商談できる事業者の育成
と、スーパーマーケット等への販路構築を目的に事業を推進してきた。早い時期よりハン
ズオン支援を開始した事業者については、スーパーマーケット(阪急オアシス)や能勢物
産センター等への採用が決まった事業者や、商品の特性から地域の植物園とのコラボイベ
ントを開催し、販路を広げた事業者も出てきた。これらの事例を踏まえ、「スーパー等流
目標の達成度 通業に採用されるために必要なことを学び、商談を経験する」事業者を増やすことが重要
と考え、勉強会、商談会を実施した。多くの事業者は小規模事業者であり、すぐに流通業
(支援企業を
に採用されるレベルにない。しかし参加された事業者の多くが、流通業が何をどう求めて
どう変化させる
いるか理解できた、としており、販売方法のひとつとして流通に流していくことを想定し
ことができたか)
ての自社商品開発ができるのではないかと考えるきっかけとなっているなど、中長期的に
見れば大きく前進したと言える。
指標
参加企業の新たな販路構築(スーパーを想定)
目標達成度
60.0%
数値目標
50%
実績数値
30%
豊中市内のイタリアンレストランが、昨年度おおさか地域創造ファンド豊能地域支援事業
成果の代表事例 の採択事業として開発した、能勢トマトを使ったケチャップやミートソースが、当シェフ
ブランド商品として、大手スーパーの棚に並んだ。
目標値
目標値
目標達成度
その他目標値の (計画)
(実績)
実績
今年度はスーパーに採用される事例が出てきたが、小規模事業者にとって流通業の要求に
課題及び次期 応えていくことはかなりハードルが高いこともわかった。ただ、スーパーマーケット等と
実 以降への取組み の商談の場を商工会議所が設けていくことで、普段相手にされないような規模の事業者
施 (実績が目標値に が、「聴く姿勢となっているバイヤー」と話をすることができ、その機会がスーパーに
達していない場合 とっても「隠れた逸品を発見する」機会となることもわかった。今後もスーパーマーケッ
結 は、その理由や今
果 後どのようにフォ トとの商談の場創りと、採用に向けた支援を行っていきたい。成果を出すのに時間を要す
ローするのか) るため、当事業は今年度で終了し、当所独自企画により、金融機関等と連携して支援を続
ける予定。
平成24年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
クラウド活用による業務効率化&営業仕組化支援事業
想定する実施期間
25 年度~ 25 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
限られた人数で会社の業務の全てを回していかなければいけない小規模事業者において
は、経営者自身がルーティンワークに追われ、肝心な売上を作るための活動や経営を俯瞰
して方向性を定めていく「経営者の仕事」に時間を割けないところが多い。そのため営業
やプロモーションが戦略的に行われず、場当たり的になってしまい、成果が上がらない。
そこで、クラウドを活用し、大きな投資なく業務効率化すると共に、それにより創出した
時間を、直接的に売上を生む経営戦略の構築や営業の仕組み作りに充て、経営者が経営者
としての仕事に集中できる環境を作り、経営力・営業力の強化と売上向上をはかる。
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数等)
従業員数が概ね10名以下の小規模事業者。特に、製造業、卸売業、小売業、サービス業
を対象とする。
業務のクラウド化で業務を効率化する方法を伝授するとともに、効率化で生まれた時間
をいかに営業力の強化・充実化を図るか。ITを目的とするのではなく業務効率化の手段と
しての位置付けを徹底して、結果的に売上増・利益増・顧客増につなげるために、最後は
「営業の仕組み化」を超少人数で月1回計3回の講座と、ハンズオン支援により、業務効
率化→営業の仕組み化→売上アップを「自ら構築・達成できる」ノウハウ・マインドを提
供する。具体的には下記を段階的に実施する。
①業務効率化(=営業力強化)のためのクラウド活用セミナー(7月11日)
クラウドとは? の解説と、タブレット活用の具体的事例を商業向け/工場等の現場向け
に分け、営業の効率化に使える多数のクラウドアプリを紹介。
■7/11 定員30名として実施。
事
業
の
概
要
②売上創りに邁進するためのクラウド活用塾(7月18日)
①より具体的な活用例を採り入れた実践塾として、前半に数あるクラウドアプリから
Evernoteに絞り、活用の基本ルールや簡単に記録する方法などを習得。後半は、
Evernoteをフル活用するテクニックや、情報発信をラクにする便利技を解説。また、外
出先で使い易くするアプリの使い方など、具体的な活用法を解説
■7/18 定員20名として実施
実施時期・具体
的な内容及び事
③営業はロジックだ!営業を仕組み化して確実に売上を見込むための「行動塾」を実施。
業手法
当初の計画では、営業業務のロジックをEvernote活用に落とし込む内容を想定してい
たが、営業のロジック(仕組)の構築そのものが課題であると判断。急遽、実施内容を営業
のロジック(仕組)構築に絞り、営業ロジックをマスターしていただく内容として実施。
■9/12,10/10,11/14)+12/19(フォローアップ研修) を追加して実施
綿密なフォローが行き届く範囲を想定して、定員を5社に限定。
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
①府施
策連携
広域連携:豊中商工会議所が主幹としてすべての企画調整広報運営事後フォロー
を担当し、共催として参画する各地商工会・商工会議所は、事前の広報・事業者
②広域
掘り起し、終了後の地元事業者のフォロー・個別相談支援を分担・連携して推
連携
進。箕面、池田、豊能、能勢という個人事業者率が高いエリアとの連携。より業
務効率化を求められる小規模事業者の発掘と支援を行った。
③市町
村連携
④相談
当事業参加事業者カルテ化率45%(目標50%)
相乗
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
30
支援企業
数(実績)
11
支援
実績率
36.7%
満足度
89.4
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
20
支援企業
数(実績)
13
支援
実績率
65.0%
満足度
87.2
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
5
支援企業
数(実績)
5
支援
実績率
100.0%
満足度
91.4
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
多忙な経営者の営業業務をクラウドを活用する事で効率化を目指して実施。小規模事業
者の経営者は、自らが営業活動に奔走されているケースが少なくない。そこで、営業業務
の仕組化を行い、クラウドツール(Evernote等の活用を想定)に落し込み効率良く営業管
理ができる仕組みを構築し、効率良く営業活動を行い、経営者として経営を俯瞰する時間
作りを目指して今年度の新しい事業として実施。 本事業を実施した結果、創業50年以
上の歴史を持つ企業でさえも、営業の仕組そのものが構築されておらず、現場の営業担当
者に任せた場当たり的な営業業務が取られていた。多くの事業者は、「昔はモノを作れば
目標の達成度 売れた」と言う、また、「購入して貰える顧客があったから営業のやり方については、特
に昔から変わっていない」とも言う。 これまで営業方法を学ぶ機会を得られなかったた
(支援企業を
め、旧来の営業方法を踏襲している事業者が殆どであった。 そこでクラウド化を考慮し
どう変化させる つつ、営業業務の根幹の部分に特化し顧客開拓・管理を目指した営業業務プロセス(=営
ことができたか) 業の仕組み化)を習得する内容に重点を置いた「行動塾」を実施。参加事業者には、営業
を強化する仕組の構築方法を習得させる事が出来たが、当事業で指標に掲げていたIT(ク
ラウド)に営業業務のロジック(仕組み)を落とし込み、効率良く営業管理ができるようにな
り、経営者としての仕事に集中できる環境を構築するまでには至る事は出来なかった。
指標
売上創出(営業等)にかける時間を受講前より創出できた受講者企業
数値目標
50%
実績数値
20%
目標達成度
40.0%
支援対象企業の1社においては、見込み客・再アプローチ客・新規客・休眠顧客・継続顧
客に分け、目標設定が行われ、また、全ての顧客の数値化が行われた。 また、目標設定
成果の代表事例 をした上で、営業活動のPDCAサイクルを実行中。売上にも成果が出ており、赤字であっ
た営業利益が黒字化している。 クラウド(Google Drive等)の活用も進みつつある。
目標値
その他目標値の (計画)
実績
課題及び次期
実 以降への取組み
施 (実績が目標値に
達していない場合
結 は、その理由や今
果 後どのようにフォ
ローするのか)
目標値
(実績)
目標達成度
クラウド活用による、業務効率化&営業仕組化をテーマとして参加者を募集・実施した
が、”クラウド活用”のキーワードが、敷居を高く感じさせる要因になっていたようであ
る。当事業は初の試みであったが、参加事業者の課題は、クラウド活用以前に「営業業
務」、「顧客管理プロセス」等の仕組みの構築そのものに課題がある事が浮き彫りとなっ
た。受講者は、小規模事業者や比較的規模の小さな事業者が殆どであり、営業業務に関す
るノウハウを学んだ事がなく(学ぶ機会がなく)、旧来の独自の営業方法や顧客の管理を
行っていた。4日間の塾では、クラウド活用への落とし込み部分を削除し、営業の仕組化
に集中して実施。営業の仕組化のニーズは高いようであるため、次期に実施する場合は、
営業ロジックの構築(仕組化)に特化して実施したいと考える。
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
プロモーション支援事業
事業名
想定する実施期間
事
業
の
概
要
22 年度~ 27 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
発信力の弱い小規模事業者にとって「いかにお金をかけずに効果の高い広報をするか」、
またその広報を通じて獲得した見込客の顧客化、新規顧客のリピーター化は、特に不況下
事業の目的
において大きな課題である。過去3年の成果が出つつあるファン創りツール作成支援につ
いて、継続的に支援を行うと共に、同じく重点的に行ってきたメディア活用について、メ
(現状や課題を ディアと直接出会える機会を提供し、メディアと地域企業とのコネクション創りを行う。
どのような状態
これにより北摂地域という地場産業や地域産品の乏しい地域において、「会社」や「経営
にしたいか)
者」を地域資源として、メディアと連携しながら地域力・発信力を高めていく原動力とし
たい。
主に北摂地域においてBtoC事業を実施する小売業、サービス業、飲食業などの中小企業
者のうち、発信力に課題を持つ中小企業者で、これまで広報ツール作成に未着手、メディ
ア露出のない事業者100社程度。およびプレスリリースセミナー等広報関連セミナーの過
支援する対象 去受講者100名をはじめ、22~24年度に当事業において支援した約400名程度の中か
ら、自社商品や経営者自身を、地域メディアを活用しながらブランディングしていきたい
(業種・事業所数等)
企業40社程度、および過去3年ファン創りツール作成支援を行った約40社のうち15社
程度、あらたにこれらの支援を希望する、過去の経営相談事業における販促支援カルテ化
企業約50社程度を想定する。
・8/23~10/25「ファン創り基礎講座」(全5回)自社の本当のウリ・お客・戦略を考
えていただくワークショップ型講座。共通のアウトプットとして「ファン創り名刺」を作
成。
・メディア交流会を変更し、10/18「資金調達でファン創り?!『個人の小口投資で事
業を応援!』セミナー」および3/20「ファン創りの極意勉強会&交流会」を実施。前者は
次年度に向けたクラウドファンディングによるファン創り手法の紹介と事業者同士の交流
を実施。後者はファン創りに成功して売上を伸ばしている事業者の取組を紹介し、自社で
できることはないかディスカッション形式で実施。
実施時期・具体 ・11/15~2/7「物語でお客を呼ぶ!ちらし作り講座」(全5回)ちらしを作ることも
的な内容及び事 さることながら、自社の販促戦略の中にどう生かすのかを考える研究会として実施。
業手法
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
①府施
策連携
②広域
連携
③市町
村連携
④相談
相乗
連携商工会議所・商工会には主に広報、参加者の発掘を依頼し、地域外からの
ニーズも非常に高いことがわかった。
計画に対する
実績(数値)
ファン創り基礎講座他人材交流型のうち各種講座タイプの参加者に関しては、
66%カルテ化している(目標50%)。
支援
支援企業
支援企業
80.0%
満足度
98
10
8
実績率
数(計画)
数(実績)
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
40
支援企業
数(実績)
40
支援
実績率
100.0%
満足度
90
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
15
支援企業
数(実績)
13
支援
実績率
86.7%
満足度
100
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
10
支援企業
数(実績)
10
支援
実績率
100.0%
満足度
100
今年度は「ファン創り」に主眼を置いて事業を展開してきた。その中で、単純にファン創
りと言っても、まず自社のウリ、しかもお客様から見た本当のウリを徹底的に自己分析し
て理解しておくのが前提となる。それが分かっているからこそ伝わるツールが必要となる
し、それを作ることができる。今回当事業に参加いただいた企業の多くがそれをご理解い
ただき、ファン創り基礎講座、ちらし作り講座、ファン創りの極意勉強会交流会の参加者
目標の達成度
については、学んだメソッドを活用してツールを作成し、配布実践し、実際にお客様との
事
コミュニケーションツールとして機能している。今年度どうしても伝えたかった「自己分
(支援企業を
業 どう変化させる 析の大切さ」と、それを踏まえて「実践する行動力」については身につけていただけたよ
の ことができたか) うに感じている。
実
学んだ内容・ノウハウ等を実行に移し、ファン創りツールやセミナーを実践し
績
指標
た支援対象企業の割合
/
目
数値目標
50%
実績数値
100%
200.0%
目標達成度
標
達
地域メディアからの取材を受け、年度内に記事掲載もしくは番組出演を果たし
指標
成
た企業の割合
度
数値目標
20%
実績数値
13%
目標達成度
62.5%
指標
現在取組み、活用している販促ツールのブラッシュアップもしくは新規販促
ツールの作成と発行を実施できた企業の割合
実績数値
100%
数値目標
50%
目標達成度
200.0%
25年6月にヨガスタジオを開業された事業者は、ファン創り基礎講座の受講を経てファ
ン創り名刺を作成。名刺を見たお客様の入会が数件あった。ファン創り講座およびちらし
成果の代表事例 作り講座受講したは、年末の忘年会シーズンおよび新年会のちらしを作成し、駅前配布と
ポスティングで、前年対比130%の来店数を達成した。
目標値
(計画)
目標値
(実績)
目標達成度
その他目標値の
実績
課題及び次期
実 以降への取組み
施 (実績が目標値に
達していない場合
結 は、その理由や今
果 後どのようにフォ
ローするのか)
人材交流型①、③については、実績が目標値に達しなかった。しかし申込数としては実績
に達しており、当日キャンセルによる不参加や、カウントできない事業者も入っているこ
とが大きな理由である。当該講座は定員丁度程度でないと進行が難しく、成果も出にくい
と考えている。次年度は当日キャンセルも踏まえて多めにエントリーを受けていかねばな
らないとも考えているが、それにより参加者がメリットを受け損ねないように注意してい
く必要がある。
なお、次年度は作成した(もしくは作成する)ツールを如何に戦略的に活用し、その戦
略の中で、「どんな役割を担わせるか」を意識してツール作成に取り組めるように支援を
行っていく。それにより、より成果の上がる取組としていきたい。
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
インバウンド対策支援事業
想定する実施期間
25 年度~ 27 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
2012年は日本における“LCC(格安航空会社)元年”と言われ、大阪においても関西国
際空港を拠点に今まで旅行をしなかった消費者の需要喚起と新市場の創出が生まれ出して
いる。また、2012年(1~12月)の訪日外国人旅行者数が、前年比34.6%増の
836万8000人で、2010年に次いで過去2番目になっている(日本政府観光局
(JNTO)発表)。日中関係悪化の影響で10月以降の訪日客数が大幅に減少したとは
言え、東日本大震災以前の水準にほぼ戻るとともに、台湾やタイ、マレーシア、インドネ
シア、ベトナム、インドからの訪日客数が過去最高を記録している状況がある。 LCCの
拠点空港である関西・国内の基幹空港である伊丹の両空港のほか、道路・鉄道網など交通
インフラが充実し、京阪神へのアクセスにも優れた豊中近郊はこの動きによる新需要を取
り込める潜在力を有しており、個性豊かな地域資源をこれまでの域内消費に留まらず、海
外や国内の他地域からの集客に繋げ、新たな収益源確保を創出していけるように支援して
いくことを当事業の目的とする。 具体的には、訪日外国人集客策について支援するイン
バウンド分野のほか、国内他地域から人を呼び込む策について支援する地域観光分野も扱
い、インバウンドに対して敷居が高いと感じている当該地域の事業者に対して地域観光で
手応えをつかみ、インバウンド実践へステップアップしていけるように、幅広くインバウ
ンド対策の取り組みを後押ししていきたい。
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数
等)
飲食、小売、宿泊、サービス業を中心に、医療、介護や温泉、交通、観光関連企業等など
も含めて、約50社程度を対象とする。
日本人気の高まりもさることながら、円高の是正・LCC(格安航空会社)就航による訪日旅
行の割安感を追い風に、大阪においては関西国際空港を拠点に国内・海外からの新たな人の動
きが生まれ、海外の日本愛好家、個人旅行者が主要観光地以外にも目を向け始めていることか
ら、豊能・北摂地域の事業者が海外や国内他地域から集客し新たな需要を創出していくための
ノウハウを提供した。
事
業
の
概
要
■「インバウンド対策観光マーケティング塾」
【プログラム】<1日目> 着地型観光の重要性について:(1)観光マーケットの今を知る
「じゃらん宿泊旅行調査2013」、(2)商品づくりの基本メゾットを伝授「人が動く」 着
地型観光のつくり方、(3)「非常に満足した!がリピートのカギ」着地での情報提供につい
て、<2日目> 地域消費を上げるインバウンド戦略:(1)インバウンドマーケットを知る
「訪日アジア人調査・ASEANインバウンド調査2013」、(2)「何から取り組む?」
「誰を狙う?」外国人観光客獲得への道、(3)受け入れ環境整備から見た地域消費を上げる
インバウンド戦略について
【日時】①11月11日(月)、②11月18日(月) 各日14:00~16:00
【会場】豊中商工会議所第1・2会議室
【講師】内田 亜由美氏(じゃらんリサーチセンター エリアプロデューサー)
■「インバウンドWEBプロモーション塾」
【プログラム】<1日目> 事例から学ぶ、インバウンド対策のWEB活用術:(1) ジャパ
ンガイド(japan-guide.com)でのプロモーション実践事例、(2)成功している海外向け
ウェブページのポイント紹介、(3)海外向けウェブ発信にまつわる環境・ツールの研究、
<2日目> インバウンドWEBプロモーションのPlan・Do・Check・Actio
n:(1)目的に沿った、身に丈にあったロードマップの敷き方、(2)作ったウェブサイト
実施時期・具体 やFacebookページの上手な運営方法、(3)インバウンド多言語サイト制作での落とし穴と
的な内容及び事 注意点
業手法
【日時】①12月2日(月)、②12月9日(月) 各日13:30~16:30
【講師】竹内 亮 氏(エクスポート・ジャパン(株) WEBプロモーション部リーダー)
■「インバウンド外国人留学生活用実践塾」
【プログラム】<1日目> 外国人留学生(東アジア、ASEAN)の声を聞いて学ぶ: ●外国
人観光客消費を引っ張っている韓国、中国、台湾、ベトナム、ASEAN(東南アジア地位)の
留学生との意見交換、 ●各国留学生に行ったアンケートのデータ分析、 ●各国留学生との交
流会・座談会、
<2日目> 外国人留学生を活用している実践企業の声を聞いて学ぶ:
●外国人留学生を採用して訪日観光客で売上を伸ばしている、大阪市内の飲食店、土産物販売
店を訪問する現地見学、 ●外国人留学生活用のコツとノウハウ
【日時】①3月13日(木)、②3月20日(木) 各日13:30~16:30
【会場】豊中商工会議所、大阪市内(現地研修)
【講師】宮地 成年 氏(外国人観光客研究所 所長/エースブリッジ 代表)
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
①府施
策連携
②広域
連携
企画立案運営等の主管業務は豊中が担当。広報・募集・運営補助・フォロー等の
業務は箕面・池田と分担。広域実施により参加企業の拡大と連携の可能性向上を
目指した。
③市町
村連携
④相談
参加企業より個別相談を受付け、カルテ化企業数の割合は7%となった。
相乗
計画に対する
実績(数値)
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
支援企業
数(計画)
20
支援企業
数(実績)
26
支援
実績率
130.0%
満足度
88.0
「観光マーケティング」「WEBプロモーション」「外国人留学生活用実践」の3テーマ
による2日間講座で事業を展開した。各講座では、聞くだけでなく、外国人留学生を実際
に採用している実践企業を見学したり、インターネット・SNSを操作することで実践力
を体得していただいた。受講企業からは、①データに基づく事実を得られたことがとても
目標の達成度 役に立つとともに、集客の戦略の為のデータとして重要な情報を得ることができた、②外
国人目線でWEBコンテンツを作ることが重要であると分かり、ホスティング場所も調べ
てみる、③外国人留学生に直接色々な事が聞けて思いもしなかったアイデアや改善点を見
(支援企業を
どう変化させる つけることが出来た、などインバウド対策の手応えと今後の実践に向けた意欲の向上を導
ことができたか) くことが出来た。
インバウンド・地域観光対策の知識・技術を習得し、自社のインバウンド・地
指標
域観光対策に活用しようとする企業の割合
数値目標
30%
実績数値
50%
目標達成度
166.7%
インバウンド外国人留学生活用支援では、支援対象企業の1社において、当社事業に外国
成果の代表事例 人のインターン制度を取り入れることを決められ、準備に入った。
目標値
その他目標値の (計画)
実績
目標値
(実績)
目標達成度
課題及び次期 インバウンド支援については、個々の実践企業のレベルアップを行うことは出来たが、一
方で北摂・豊能といった大阪北部エリアの情報発信力の弱さを感じた。今後は当エリア全
実 以降への取組み
体のインバウンド力向上に繋げていけるような内容を企画したい。
(実績が目標値に
施
達していない場合
結 は、その理由や今
果 後どのようにフォ
ローするのか)
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
北摂地域ものづくり中小企業連携促進事業
想定する実施期間
25 年度~ 27 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
北摂地域におけるものづくり中小企業の連携の促進により新たな研究開発プロジェクトの
創出や、ものづくりを支援する体制の活用などにより、新たな事業領域への拡大機会創出
を目的とする。ハイエンドなものづくりの推進に向けて北摂地域のものづくり事業所に対
して自社技術の発信力強化を提案し、知的財産の活用促進を啓発し、チャレンジ事業所の
発掘を行う。
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
北摂地域の中小企業者約49,000社。
(業種・事業所数等)
事
業
の
概
要
11/12「中小企業応援セミナー」では、大阪府商工労働部 中小企業支援室 ものづくり
支援課 技術支援グループ総括主査より、「知財と技術の活用でビジネスチャンスをツカ
ム!」をテーマとして、大阪府の施策説明を行った。宇宙航空研究開発機構 産学連携セ
ンター 成果活用促進グループ長 三保和之 氏より「JAXAへの技術提案とJAXAの知財活
用で、宇宙ビジネス参入チャンスをツカム!」をテーマとして、事例を交えながら技術等
のシーズやニーズの説明を行った。大阪産業振興機構 オープンイノベーション支援事業
初動対応コーディネーター 森村潔氏より「オープンイノベーションで新事業創出チャン
スをツカム!」をテーマとして、事例を交えながら技術等のニーズの説明を行った。
11/13「中小企業応援セミナー」では、大阪府商工労働部 中小企業支援室 ものづくり支
援課 製造業振興グループ 副主査より、「MOBIO常設展示活用で新規販路をツカム!」を
テーマとしてMOBIOの常設展示について施策説明を行った。㈱オーシン代表取締役藤田
剛氏、豊中計装㈱代表取締役小谷勝也氏の両名より、「MOBIOデビューでツカム!成功
事例発表」をテーマとして、自社でのMOBIO活用の取組みについて事例発表を行った。
実施時期・具体
的な内容及び事 ㈲GyoLightHouse 代表取締役社長 笠原曉 氏より「米国販路開拓支援サービスで、豊か
な米国市場をツカム!」をテーマとして海外進出を目指している中小企業向けの支援ツー
業手法
ルの説明を行った。
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
①府施 大阪府との連携においては、担当部署であるものづくり支援課と連携を密にと
策連携 り、セミナー情報の告知の協力・当日セミナーで施策説明および事例紹介を行っ
た。
②広域 北摂地域の商工会議所・商工会と連携。(主に集客部分に協力いただき、各所の
連携
指導員の支援先への告知、各所発行の会報にチラシの同封等を行った。)
③市町
村連携
ものづくり分野は対象範囲が広く、参加されている事業者の事業内容が多種にわたるた
④相談 め、課題解決に至までのプロセスは個々に異なり、より的確な提案を行うためには、個別
相乗
に支援をする必要があった。人材育成型支援で53社中、カルテ化は2社。(カルテ化率
3.8%)
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
50
支援企業
数(実績)
35
支援
実績率
70.0%
満足度
78
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
50
支援企業
数(実績)
18
支援
実績率
36.0%
満足度
76
人材育成型で掲げていた指標である「1日目の受講により、新たな技術マッチングによる
新製品や新事業の創出に向けたチャレンジ意欲が向上した支援対象企業の割合」は、参加
された方の4割以上(35社のうち16社)となり、受講後のアンケートにより意識の改善
が確認できた。「2日目のセミナー受講により、MOBIO常設展示場への出展意欲の醸
目標の達成度 成・チャレンジ意欲の向上した支援対象企業の割合」は、参加された方の6割以上(18社
のうち11社)となり、受講後のアンケートにより意識の改善が確認できた。
1日目の受講により、新たな技術マッチングによる新製品や新事業の創出に向
(支援企業を
指標
けたチャレンジ意欲が向上した支援対象企業の割合
どう変化させる
事
業
の
実
績 ことができたか)
/
目
標
達
成
数値目標
指標
数値目標
目標達成度
153.3%
30%
実績数値
46%
2日目のセミナー受講により、MOBIO常設展示場への出展意欲の醸成・チャ
レンジ意欲の向上した支援対象企業の割合
30%
実績数値
61%
目標達成度
203.3%
成
事例発表事業所の出展ブースにセミナー受講生が来訪され、事業の詳細や連携できる内容
度 成果の代表事例 についての相談があった。事例発表者がブースを出展することでセミナーと同時開催の産
産学ビジネスマッチングフェアとの相乗効果が確認できた。
その他目標値の
実績
課題及び次期
実 以降への取組み
施 (実績が目標値に
達していない場合
結 は、その理由や今
果 後どのようにフォ
ローするのか)
目標値
(計画)
目標値
(実績)
目標達成度
北摂地域の商工会議所・商工会・大阪府と連携して告知・集客を行ったが、参加者数は
各回とも50名の定員を上回り延べ122名を数えたものの、支援対象外となる金融機関や
支援機関からの参加が多く、目標とする支援企業数を達成する事が出来なかった。 その
要因としては、JAXAとの連携・MOBIOへの常設展示出展が中小企業にとって敷居が高
いものに感じられてしまったことと、告知・集客部分が十分にできていなかったことにあ
ると推測される。 次年度においては北摂地域の商工会議所・商工会との連携を今年度以
上に密に行い、申込み状況のフィードバック等を行って事前申し込みの増加を目指す。
またセミナーを受講していただけるように中小企業者自身に関連のあることとして認識し
てもらえるよう工夫した告知を行うなど、支援対象企業に届く告知手法の向上に向けた改
善に取り組む必要がある。
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
人材採用・教育支援事業
想定する実施期間
25 年度~ 27 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
昨今、豊中市をはじめ北摂地域全体で新規求人倍率は上昇傾向にあり、地域での求人ニー
ズは高まってきているが、職種別に有効求人倍率をみると偏りがあり、自社の魅力を十分
に発信できていない企業が多いことが見受けられる。地域金融機関がビジネスマッチング
フェアと合わせて行う就職合同企業説明会を、絶好の機会と捉えて参加する北摂地域の企
業も増えているが、ここでも求職者との面談もないまま終わるケースが見受けられる。
そこで、就職合同説明会出展企業に対してセミナーを実施し、求職者に自社の魅力を発信
して必要な人材の採用につながるノウハウを習得していただくことを目的とする。
また、求める人材に適合した採用・育成に関するノウハウが少ない、あるいは有していな
い中小企業も多いため、前述の就職合同説明会の前後でセミナーを実施し、採用および人
材育成に関するノウハウを習得していただき、求職者への魅力発信力の強化、人材育成力
の向上により、マッチングした人材の定着化を進める。
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数等)
事
業
の
概
要
池田公共職業安定所に求人を出す約3,000社のほか、過去3年をめどに豊中商工会議所で
労務系セミナー等に参加した企業約200社を対象とする。また、上記の就職合同説明会に
出展する北摂地域の企業(30社前後)を対象に、各種セミナーへの誘導を行い人材の採
用・定着について支援する。
人材育成型では、①9/20「伝え方でココまで変わる!就職合同説明会の活かし方」とし
て、
㈲カマオカ 代表取締役 鎌岡 徳幸 氏が求職者に自社の魅力を発信して必要な人材の採用
につながるノウハウについて解説。②10/16「人材採用ノウハウ活用セミナー」~中小
企業だからデキル人材採用術!~として、㈲カマオカ 代表取締役 鎌岡 徳幸 氏が人材採
用のコツ(会社紹介・仕事紹介・面談・面接方法・内定辞退防止・コンプライアンス)に
ついて解説。③1/23「人材教育ノウハウ活用セミナー」~中小企業だからデキル人材教
育・人材活用術!~として、㈲カマオカ 代表取締役 鎌岡 徳幸 氏が人材教育のコツ(新
入社員研修で教える大切なこと等)について解説。
実施時期・具体
的な内容及び事 <事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
①府施 大阪府との連携においては、担当部署である就業促進課と連携を密にとり、セミ
業手法
策連携 ナー情報の告知の協力・当日セミナーで施策説明を行った。
②広域 北摂地域の商工会議所・商工会と連携。(主に集客部分に協力いただき、各所の
連携
指導員の支援先への告知、各所発行の会報にチラシの同封等を行った。)
③市町
村連携
④相談
相乗
事
業
の
実
績
/
目
標
人材採用・人材教育は、参加されている事業者のによって、課題解決に至までの
プロセスが個々に異なり、より的確な提案を行うためには、個別に支援をする必
要があった。人材育成型支援で64社中、カルテ化は7社。(カルテ化率 11%)
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
20
支援企業
数(実績)
16
支援
実績率
80.0%
満足度
75
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
20
支援企業
数(実績)
23
支援
実績率
115.0%
満足度
77
計画に対する
実績(数値)
支援企業
数(計画)
20
支援企業
数(実績)
25
支援
実績率
125.0%
満足度
72
人材育成型で掲げていた指標である各セミナーの受講により、求める人材に適合した採
用・育成ノウハウの重要性を再認識し、改善への取り組み意欲が向上した企業の割合は、
参加された64社のうち46社(7割以上)となり、受講後のアンケートより意識の改善が
目標の達成度 確認できた。当所セミナーを受講されて摂津水都信用金庫主催の就職合同説明会へ出展さ
れた10社が新入社員の採用を検討されている。人材採用・人材教育は受講されてすぐに
反響がでるものではないが、次年度以降に活かしていただける基礎準備を整える支援がで
(支援企業を
どう変化させる きた。
ことができたか)
指標
数値目標
各セミナーの受講により、求める人材に適合した採用・育成ノウハウの重要性
を再認識し、改善への取り組み意欲が向上した企業の割合
70%
実績数値
72%
目標達成度
102.9%
標
9/20,10/26の二回のセミナーに参加した企業で、合同就職面接会において求職中の学
達
生が自社ブースに多く集まり、今年度当初の目標を上回る6名の新入社員を確保すること
成果の代表事例
成
ができた。
度
目標値
目標値
目標達成度
(計画)
(実績)
その他目標値の
実績
人材採用・人材教育は思っていた以上に参加事業者によって考え方や方法が違っており
課題及び次期 (例:新卒を採るか既卒を取るか第二新卒を採るか、無料媒体を使うか有料媒体を使う
実 以降への取組み か、ネットかアナログか)、基本的な部分はセミナーでカバーできるが詳細部分について
施 (実績が目標値に は各企業の採用ポリシーに沿った個別支援の必要性が感じられたため、次年度では、ハン
達していない場合
結 は、その理由や今
ズオン支援を行い、事業者のニーズに合った形で、より良い人材採用・人材教育の支援を
果 後どのようにフォ 行っていく。
ローするのか)
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
おおさか地域創造ファンド活用支援事業
想定する実施期間
20 年度~ 29 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
おおさか地域創造ファンド事業を活用して、地域資源を活用した新規事業へのチャレンジや、
果敢に創業を目指す事業者を支援する。ファンド運用期間の10年間で30~40件となる採択
事業の計画実現に向け、採択事業の実施主体である企業に対してハンズオンをベースに各種支援
を実施する。今年はこれまでの反省材料である落選者の再チャレンジ促進や新たなチャレンジ企業
発掘、創業予定者の応募・採択事業創出のための機会を積極的に設けると共に、過去採択
事業者との交流により、本人の意識向上やチャレンジ意欲を喚起することで、より優れた応募
事業の発掘・創出に繋げる。
また、ファンド採択事業者を中心として新しい産業を創出し地域を活性化しようとする
企業・人材をグループ化し、22年4月に立ち上げた「豊能創造産業ネットワーク」(平成24
年12月より「北摂アントレ」に名称変更)を当地域でのビジネスにおける地域創造と地
域活性化に資する団体としてブランディングしていく一方、ファンド解体後の新事業チャレンジャーの
支援機能(助成・ソフト支援等)を持つ団体となることを想定して準備を推進する。
おおさか地域創造ファンド豊能地域支援事業の現採択事業者27社(事業完了者含
む)、25年度採択事業者(6社)、26年度以降応募の見込まれる事業者(20社程
度)、他地域における、これらの活動に関心の高い事業者(5~10社程度)
【採択事業者等への支援】
【人材交流型①】
■採択事業者交流会
【内容】新たに採択が決まった事業者と過去採択事業者を対象に採択事業のプレゼンや交流
のための採択事業者交流会を実施する。新採択事業者のマインド喚起を目的とする。
【日時】7/22 於 豊中商工会議所
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数
等)
【人材交流型②】
■北摂アントレ(旧:豊能創造産業ネットワーク)【ファンド採択事業者を中心とした交流・勉強
会】
【内容】各事業者課題の相互解決と交流を目的に実施。セミナー・事例発表等による学習やイ
ベント・展示会への共同出展、地域メディアとの連携による情報発信などを行い新たなアイデアや
取引の創出と交流意欲を喚起させる場として機能した。
【日時】4/24,5/8,6/12,7/10,8/7,9/11,1/8,2/12,3/12
於 豊中商工会議所
【販路開拓型①】
■豊中まつりファンド事業者応援ブース
【内容】豊中まつり会場におおさか地域創造ファンド採択事業者専用テントを設置、試験
販売・モニタリング等の場として活用した。
【日時】8/3,4 於 豊島公園(豊中市)
事
業
の
概
要
【販路開拓型②】
■とよなか産業フェアファンド事業者応援ブース
【内容】とよなか産業フェア会場内におおさか地域創造ファンド採択事業者の製品・サービ
スを一堂に集めて豊中市民を中心にPRを行った。
【日時】11/16 於 千里文化センター「コラボ」(豊中市)
【ハンズオン型】
■採択事業者ハンズオン支援
【内容】本年度助成対象となっている採択事業者9社を対象に、採択事業の計画的な推進
を目的とした支援を実施した。また、進捗報告会や他地域との合同交流会、ファンド事業者
展示会、各種セミナーでの事例発表、地域イベントへのブース出展等のPRの場を提供・実施した。
【日時】各事業者1~2月に1回の頻度で随時実施。
実施時期・具体
的な内容及び事
【人材育成型】
業手法
■おおさか地域創造ファンド豊能地域支援事業キックオフセミナー
【内容】おおさか地域創造ファンドにチャレンジする企業の発掘を目的とした制度説明会
を実施した。また、「地域で企業が成長し続ける秘訣」と題した基調講演を実施。
【日時】3/8
【講師】梅原清宏氏(中小企業診断士)
岡隆宏氏(夢展望株式会社 代表取締役社長)
【独自提案型】
■応募申請書作成ワンポイント講座&公募説明会
【内容】おおさか地域創造ファンドに関心を持つ事業者に対し、応募申請書の作成方法や
採択による効果等についての説明会を行った。
【日時】3/8,19
【講師】梅原清宏氏(中小企業診断士)
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
当ファンド事業において大阪府商工労働部商工振興室経営支援課および(公財)
大阪産業振興機構と密接な連携取りながらの支援を実施したことはもちろん、大阪
策連携
府が実施する支援施策の積極活用を採択事業者に呼びかけた。
①府施
②広域
連携
豊能地域活性化推進協議会メンバーとしての活動の他、各市町域での事業者の発
掘、広報、採択事業者の訪問時フォローなどについて連携。また各地域で開催され
る催事等へのファンド採択事業者の出展支援等を実施。
③市町
村連携
助成期間中の事業者については定期訪問している関係から労務や融資、他の公募制
度などのニーズが見えやすく、事業の背景を掴みやすいというメリットがあった。
④相談 助成期間終了後の事業者も、期間中の支援を覚えており何かあった際にはじめに相
相乗
談をいただける、というメリットもある。計画通り、採択事業者のカルテ化率
100%を目指したが、結果62.5%であった。その理由は、ハンズオンの内容とカ
ルテ化の内容が被らないように配慮した為である。
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
計画に対する 支援企業
実績(数値)① 数(計画)
50
支援企業
数(実績)
40
支援
実績率
80.0%
満足度
90.0
計画に対する 支援企業
実績(数値)② 数(計画)
16
支援企業
数(実績)
13
支援
実績率
81.3%
満足度
84.0
計画に対する 支援企業
実績(数値)③ 数(計画)
8
支援企業
数(実績)
8
支援
実績率
100.0%
満足度
100.0
計画に対する 支援企業
実績(数値)④ 数(計画)
30
支援企業
数(実績)
30
支援
実績率
100.0%
満足度
96.0
計画に対する 支援企業
実績(数値)⑤ 数(計画)
10
支援企業
数(実績)
10
支援
実績率
100.0%
満足度
88.0
今年度は、昨年度にひきつづき、各社の持つ強みや経験、人脈をシェアしたり、採択事
業者間及び採択事業者と応募予定者との交流機会を創出し、それぞれの知的資産を融合す
ることを力点の一つとして展開してきた。 4月からほぼ毎月開催した採択事業者を中心
とした勉強会・交流会である「北摂アントレ」は、ファンド採択事業も含めビジネスのブ
ラッシュアップに向けた活発な意見交換を行っており、平成25年度には同会が主催と
なって服部緑地公園都市緑化植物園でのイベントを企画、800人近くの来場者を動員する
などの成果を上げた。そのほか、同会の正会員企業が大阪府ハートフル基金タイアップ企
目標の達成度 業の第1号、第2号、第3号の賛同企業となり、社会貢献の方向への意識も高まっているこ
とが明らかになった。 平成25年度助成対象企業10社のうち3社の助成期間が満了。
1社は年度途中で採択事業を廃止したものの、残る6社が次年度継続となり、継続率につ
(支援企業を
どう変化させる いての目標を達成した。 応募予定者については、採択事業者との交流や個別での相談、
ことができたか) 応募申請書作成ワンポイント講座等の受講者のうち20社について、応募への取組みを具
体的にはじめており、目標応募見込者数を達成した。
指標
数値目標
指標
採択事業者翌年度継続率
7
実績数値
6
目標達成度
85.7%
26年度応募見込者件数
数値目標
20
実績数値
20
目標達成度
100.0%
事業展開の一環として開催した食育イベントでは、モニターとして参加した業者からの引
き合いがや、料理教室のプロデュースへのオファーがあったほか、ランドセルカバーの開
成果の代表事例 発についてはアンケート実施後1ヶ月で30件以上の問い合わせ(うち20件が成約)な
ど、次年度以降の事業展開に繋がる成果を上げた。
目標値
その他目標値の (計画)
実績
課題及び次期
実 以降への取組み
施 (実績が目標値に
結 達していない場合
は、その理由や今
果 後どのようにフォ
ローするのか)
目標値
(実績)
目標達成度
平成26年度は、おおさか地域創造ファンドに採択された場合に3年間の助成を受ける
ことができる最後の年度である(※制度の変更等がない場合)。採択事業者の多くから、
助成金額よりも定期的にフォローを受けられる仕組みについて高評を頂いており、他の助
成金との差別化を図る意味でも、この点に力点を置いて推進して行きたい。また、平成
25年度は、(公財)大阪産業振興機構の主催で、MOBIOにて初の合同企画展が開催され
た。平成26年度も同様の取り組みが行われるのであれば、参加事業者にとってメリット
を感じていただけるよう、積極的な支援を行いたい。また、個別の支援においては、引き
続き確実な事業進捗を支援できるよう、大阪府、(公財)大阪産業振興機構および豊能地
域活性化推進協議会構成各団体と密に連携しながら支援に当たっていきたい。
平成25年度小規模事業経営支援事業
地域活性化事業実績報告書
豊中商工会議所
事業名
想定する実施期間
事業の目的
(現状や課題を
どのような状態
にしたいか)
支援する対象
(業種・事業所数等)
事
業
の
概
要
グローバル展開支援事業
23 年度~ 25 年度まで ※複数年段階的実施事業は別紙にて計画を提出すること
大手企業が生産・販売の拠点をアジアを中心とした海外へ大きくシフトを切り始めてい
たなか、東日本大震災以降の国内需要低迷や電力供給不安、従来の過度な円高基調等によ
り、その動きにますます拍車がかかり、中小企業においても「市場」としての海外は無視
できない状況となってきている。しかし多くの中小企業にとって「海外での販路開拓」の
情報と実践ノウハウは乏しく、今こそ積極的な支援を実施する必要がある。特に、アベノ
ミクスと呼ばれる金融緩和施行の期待から、現在円安回復が徐々に進んでいる上、尖閣問
題等のチャイナリスク回避の動きから、東南アジア等新興国市場への投資が進みつつある
ことや、市場として熟成し回復傾向にある欧米市場への回帰も見られる。これら新興国や
欧米市場の事情は中小零細企業に浸透しておらず、これら市場の可能性やリスクについて
普及を進めたい。また、大阪府他が実施する各種海外展開支援施策を活用し、実際に進出
候補地を訪問するなどの、現地を体感することのできる施策活用を促したい。2012年8
月に大阪府から発表された「大阪の成長戦略」において、「世界市場へ打って出る大阪産
業・大阪企業への支援」や、「外国人高度専門人材等の受入拡大」等が主要な成長目標の
一つとして掲げられている。これら目標を、大阪大学をはじめ複数の大学が所在し、多く
の留学生が居住しているという地域特性を生かしながら、各企業が主要拠点を豊能地域に
置きつつ、これらの留学生を活用するなどして、海外販路の可能性を認識し、少しでも早
い時期にそれを実践できる素地を作るとともに、近い将来、地域の中小企業が当たり前の
ように外貨獲得を行えることを目的とする。
製造業は勿論のこと、海外進出や海外でのFC展開等を検討している小売・飲食・サービ
ス業、日本にいながら海外を市場に日本製品を販売していこうとする個人事業主など約
100社程度を対象とする。
【人材育成型】
海外展開はもちろん、国内マーケットでも急速に進むグローバル化を背景に、外国人採用
ニーズが高まり、日本での就職を希望する外国人留学生も増えていることから、『外国人
留学生』にスポットを当て、採用の際に企業が留意すべきポイントや、実務能力を発揮
し、組織で中心的な役割を果たせる「中核的専門人材」への育成ノウハウ、トラブルに巻
き込まれないために注意すべきポイントなどを最新の事例を交えながら実践的に解説する
セミナーを開催した。
■「小さな会社のための外国人留学生採用セミナー」
<第一部>「小さな企業こそ活用すべき!外国人留学生の採用支援メニュー」
講師:一般社団法人大阪府専修学校各種学校連合会 留学生委員会 委員長 長谷川
惠一氏
<第二部>「実例から学ぶ!外国人留学生雇用における基礎知識」
講師:行政書士椋木法務事務所 代表 椋木 マキ氏
<第三部>「気をつけたい!不法就労の現状と予防対策」
講師:大阪府警察担当者
【日時】6月14日(金) 13:30~15:30
【会場】豊中商工会議所大会議室
【人材交流型】
1.知らなきゃ困る!東南アジア進出の税務勉強会
インドネシア・タイ・ベトナムへの進出を見据えた事業者を対象として特に注意すべき
「カネ」にスポットを当て、後まわしにされ易い税務の注意点について解説した。
■講師:(株)東京コンサルティングファーム シニアコンサルタント 黒岩洋一氏
■日時:12月17日(火)14:00~16:00
2.知らなきゃ困る!東南アジア進出の労務勉強会
インドネシア・タイ・ベトナムへの進出を見据えた事業者を対象として特に注意すべき
実施時期・具体
的な内容及び事 「ヒト」にスポットを当て、後まわしにされ易い労務の注意点について解説した。
■講師:(株)東京コンサルティングファーム シニアコンサルタント 北口実加氏
業手法
■日時:12月20日(金)14:00~16:00
3.米国の事情とニーズを知る勉強会
経済発展著しいアジアに目が向きがちであるが、堅実な成長を続ける米国市場も日本企
業にとって大きな市場である。その現状と市場のニーズを解説した。
■講師:(有)GyoLighthouse 代表取締役 笠原曉氏
■日時:1月9日(木)14:00~16:00
4.台湾を知る勉強会
親日のほか、人種・環境・政治・技術的要素などから、中華圏への足掛かりとして台湾
を海外進出の第一歩に選ぶ企業が増えている。その台湾の基礎知識他現状を解説した。
■講師:TJ mediawave corporation 代表取締役 秋山光輔氏
■日時:2月21日(金)15:00~17:00
<事業手法(①府施策連携・②広域連携・③市町村連携・④相談事業相乗効果)の具体的な連携・効果を記載>
「21.海外ビジネス展開希望企業の発掘・支援事業」特区・立地推進課 国際経済交
①府施 流促進グループとの連携:大阪ビジネスサポートデスクの活用事例等、府の海外展
策連携 開支援施策を講座で紹介し、これら施策の活用によるグローバル化促進を目指し
た。
企画立案運営等の主管業務は豊中が担当し、広報・募集・運営補助・フォロー等の
②広域
業務は箕面・池田と分担した。広域実施により参加企業の拡大と連携の可能性向上
連携
を目指した。
③市町
村連携
④相談
人材交流型参加企業のカルテ化企業数の割合は20%となった。
相乗
事
業
の
実
績
/
目
標
達
成
度
計画に対する
支援企業
実績(数値)
数(計画)
【人材育成型】
20
支援企業
数(実績)
20
支援
実績率
100.0%
満足度
82
計画に対する
支援企業
実績(数値)
数(計画)
【人材交流型】
20
支援企業
数(実績)
20
支援
実績率
100.0%
満足度
87
人材育成型受講企業からは、①留学生雇用と不法就労の関係がはっきりと理解できた、②
将来を見据えた会社の姿勢をまず確立した上で留学生採用したい、③現在の留学生の最新
情報を取得することが出来たとともに現状の問題点を確認することが出来た、④外国人留
学生採用においてビザ申請の実務面について詳しく理解することが出来た、⑤社内活性化
のためにも外国人採用は良いと思った、など外国人留学生をはじめとした外国人高度専門
人材の採用と活用について理解を深めていただき、今後の活用意欲の向上を導くことが出
目標の達成度 来た。人材交流型受講企業においては、まもなく進出もしくは既に進出している企業にお
いて(特に東南アジア)、現状に手落ちはないかの確認をしていただける内容であり、こ
(支援企業を れから検討する企業においては注意すべき点の見える化をすることができたので、具体的
どう変化させる に自社の事情に落とし込んでいただくことができた。米国、台湾の勉強会においては、実
ことができたか) 際の進出先として検討されている企業は数少ないが、当該国(地域)の事情やニーズを掴
んでいただくことができ、見聞を広げる材料としていただけた。
指標
数値目標
指標
外国人高度専門人材活用意欲が向上した支援対象企業の割合
50%
実績数値
50%
目標達成度
100.0%
グローバル化に係る具体的な取り組み(府支援施策活用等)を始めた支援対象企業の割合
実績数値
10%
目標達成度
30%
33.3%
数値目標
目立った事例はないものの、物理的な進出ではなく、ひとつの「販路」として海外を見据
える小規模事業者が少し増えてきている感覚がある。今年度は野菜販売事業者や日本の雑
成果の代表事例 貨販売事業者等、1~5名程度で運営している事業者の参加がかなりあった。これら事業
者が販路として海外を現実的に視野に入れられるように支援していく必要がある。
目標値
その他目標値の (計画)
実績
課題及び次期
実 以降への取組み
施 (実績が目標値に
結 達していない場合
は、その理由や今
果 後どのようにフォ
ローするのか)
目標値
(実績)
目標達成度
アジアを中心とした物理的な海外進出は、中堅企業および中小でも比較的規模の大きい
製造業については一段落している感がある。これは既に進出を終えていることや、外国為
替が円安基調にあることなどが理由と考えられる。また、海外展開に限らず、当所が経営
支援している多くは小規模事業者であり、物理的な海外進出が必要ないもしくはできない
ことが多い。そのため次年度からは、小規模事業者が日本にいながら海外に向けて販路を
開拓し販売していく「小さな海外取引」の実現に向けた支援を実施していく。また、経済
産業省と外務省による「海外展開一貫支援ファストパス制度」の紹介元支援機関として、
同制度参画の専門機関と連携しながら、個別課題に対する支援力を高めていく。