川崎医科大学2014年度入学試験 解答速報 化学

 川崎医科大学 2014 年度入学試験 解答速報 化学
平成26年 1月25日 実施 1
(1) 図の電子配置は Mg なので,正しいのは ア=⑤ 塩化物中の塩素原子とのモル比が 1:2 .
(2) N の最高酸化数は +5 なので, イ=③ HNO3 .
0.90
× 2 × 6.0 × 1023 = ウ ×10 エ オ = 6 × 1022 個.
18
1
7
1
5
2) エタン
A[L] と反応する O2 は
A[L],アセチレン
A[L] と反応する O2 は
A[L] なので,合計
2
4
2
4
3A[L] となり, カ=③ 3 倍 .
(
)
1
1
1
0.90
3)
×
A×3+
A =
を解いて,A = キ=③ 0.56 [L].
22.4
2
2
18
(3) 1)
(4) CH4 の燃焼は 890[kJ] 発熱.C + 2H2 の燃焼は 394 + 286 × 2 = 966 [kJ] 発熱.発熱でエネルギーが減少す
ることを考慮して正しいエネルギー図は ク=⑥ .
(5) (a) 硫酸 2 × 10−3 [mol/L] の [H+ ] は 4 × 10−3 [mol/L] で,pH は 2.4 となり [誤],(b) pH 1 の [H+ ] は pH 3
の [H+ ] の 100 倍なので [正],(c) 塩酸と酢酸を混ぜるとその分,塩酸が薄まるので酸性度は弱くなる.よって
塩酸だけの方が [H+ ] は大きく pH は小さいので [誤] となり, ケ=⑥ .
(6) 酸化還元反応で合成するのは d MnO2 + 4HCl −−→ MnCl2 + Cl2 + 2H2 O なので, コ=② 塩素 .
(7) C7 H12 の分子式に合うのは サ=② 三重結合 1 つで枝分かれのある鎖式化合物 .
(8)
A
がクメンなので,
B
はクメンヒドロペルオキシドで,正しい構造は シ=④ .
(9) (a) 沸点が低いのは A,(b) 分子間力が強いのは B,(c) 温度 t で蒸気圧が高いのは A なので, ス=③ .
(10) 平衡定数の定義式に [H+ ] = 10−10 を代入すると,[CO3 2− ]/[HCO3 − ] = 1.4 =
5
. 42 % となり, セ
× 100 =
.
7+5
ソ
7
より,[HCO3 − ] の割合は
5
= 42 %.
(11) 単純タンパク質に含まれないのは, サ,シ=⑤ フッ素,⑥ リン .
(12) アミノ酸中で塩基性は ツ=⑤ アミノ 基,酸性は テ=⑦ カルボキシル 基,両者の間で ト=⑥ ペプチド 結
合を形成する.タンパク質はアミノ酸が ナ=⑥ 縮合重合 したもので,加熱で ニ=① 水素 結合などが切れ
て ヌ=④ 変性 する.
2
(1) 人名と業績の組み合わせが正しいのは ア=② アボガドロ+分子説 .
(2) 水素結合を生じないのは イ,ウ=② 水素,⑤ メタン の 2 つ.
(3) 誤っているのは エ,オ=④ 炭酸ナトリウムは水にほとんど溶けない,⑤ 硫酸バリウムは水によく溶ける の
2 つ.
2.88
3.68 − 2.88
:
を整理して,x : y = カ=⑨ : キ=⑤ (方輝銅鉱の化学式).
64
32
(4) Cux Sy において,x : y =
(5) 求める BaCl2 の質量を x[g] とおくと,
5bm
m
1000
x
1000
×
=
×
× 2 を解いて,x = ク=⑥
4a
a
100
b
250
[g].
(6) 熱化学方程式からわかるのは, ケ=② この反応は発熱反応である .
(7) 1) 求める NaOHaq を C1 [mol/L] とおいて,2 価 × 0.1[mol/L] ×
解き,C1 =
2.0
3.88
[L] = 1 価 × C1 [mol/L] ×
[L] を
1000
1000
コ=③ 0.103 [mol/L].
2) 求める KMnO4 aq を C2 [mol/L] とおいて,C2 [mol/L] ×
2.0
2.65
[L] : 0.1[mol/L] ×
[L] = 2 : 5 を解き,
1000
1000
C2 = サ=② 0.0302 [mol/L].
(8) 鉄とアルミニウムに共通する性質は シ=④ 濃硝酸に対して不動態をつくる .
(9) 条件に合うのは C4 H9 OH の第 1 級アルコールなので,CH3 (CH2 )3 OH,(CH3 )2 CHCH2 OH の ス=② 種.
(10) アセチルサリチル酸の構造は セ=② .
(11) 1) ボイルの法則により,4.0 × 105 [Pa] × 2.0[L] = PN2 × (2.0 + 8.0)[L] より, ソ=③ 0.8 × 105 [Pa].
2) 1) と同様に PAr = 1.6 × 105 [Pa] を求めて分圧の合計を求めると, タ=④ 2.4 × 105 [Pa].
(12) 1) 油脂の結合は チ=① エステル結合 .
2) 正しいのは ツ=② 4 種の脂肪酸を比較するとリノレン酸の融点が最も低い .
3) 必須脂肪酸は不飽和脂肪酸なので,それを多く含むのは テ=② 大豆油 .
4) 正しいのは ト=④ 水素を付加するとき,ニッケルなどの触媒を用いる .
(講評)問題数は昨年度よりさらに減少したが,問題文が長いものがあったりするので,しっかりと読んで要領よ
くテキパキとこなさないといけない.標準的な難易度の問題が多いので,合格には最低 75 % 以上,出来れば 8 割
取りたい.
メビオ
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