ÿþ ÿf[˜gP 1 1

小山台小学校PTA広報紙
194 号
平成 26 年 9 月
品川区立小山台小学校
PTA広報委員会
TEL (03)3712-7587
小山台
み
の
案
草
■ PTAと地域社会の連携 会長 益子 鉄也
平素は小山台小学校PTAの活動にご理解と多大なるご支援をいただき、厚く御礼申し
上げます。さて、1学期は2度の雨天延期を乗り越えながら、子どもたちと教職員の方々
の熱い思いで無事に運動会が開催できました。当日は平日にもかかわらず多くの保護者、
地域のみなさまにご来場いただき本当にありがとうございました。
2学期に入り、今年は展覧会が予定されています。子どもたちの自由で壮大な発想を楽
しみにしています。是非、時間を作って観に来ていただきたいと思います。
最後に今年度は、11 月に 60 周年の記念式典と祝賀会が開催されます。小山台小学校の
60 年のあゆみに触れていただき、これまで築き上げて来ていただいた方々に感謝するこ
とと、これから自分達が歴史を築いていくことの大切さを子どもたち、保護者の方々、教職
員、そして地域の方々とみんなで感じることが出来る行事にしたいと思っております。
これからも笑顔と、思いやりの心を持つ子どもたちを育めるよう頑張りますので、是非、
今後もPTAや学校行事に積極的にご参加をいただき、ご協力をお願いいたします。
-1-
目次
【特集1】
柳校長先生インタビュー
「表現する子」を育む
【特集2】
先生・職員のみなさま ご紹介
「あの頃の自分」
P.2-3
P.4-5
前期 学校&PTA行事
P.6-7
ラジオ体操リポート
P.8
小山台
〇〇号
2014年度 新たな校長先生をお迎えしました
柳歓子校長先生 インタビュー 「表現する子」を育む
小山台小学校では2014年春、新たな校長先生をお迎え
しました。柳歓子校長先生は長く中学校で教鞭をとって
いらっしゃいました。小山台小学校に赴任され、小学生の
学校生活に、どのような感想と抱負を抱いていらっしゃる
のでしょうか。小山台小学校に赴任された現在の思いと、
今後の取り組みについて、お話をうかがいました。
柳歓子校長先生
目標に向かって足並みを揃える
目標に向かって足並みを揃える子供たち
揃える子供たち
Q. 赴任されてまず、小山台小学校にはどんな印象をお持ちになりましたか?
み
A. これは視察に来た方々も感心されることなのですが、子どもたちがみな、素直で、しっかりしていて、一
生懸命だと感じました。集団行動をしている時など、みんな秩序を守って整然としています。もちろん各クラ
スでの休み時間などは、自由に伸び伸びしていますが、ちゃんとパブリックなシーンをわきまえて行動でき
ます。みんなで何かを成し遂げるときには、目標に向かって足並みを揃えていける子供たちなのだと思い
ます。
の
案
Q, それは小山台小学校の特徴といえるので
すね?
草
A. はい。そう言えると思います。この学校で
は児童の指導においても、その場その場の個
別の対処ではなく、子供たちを将来的にどの
ような方向へ導いていくのか、という理念がま
ずあります。そして、その理念に導くための段
階的な指導法を考えて、教員の間で共有して
いきます。そうした長年の指導の積み重ねが、
子ども全体の行動に現れているのだと思いま
す。
小山台小学校に特徴的なことと言えば、まず
その教育目標があげられます。長い教員生活
の中でも、「表現する子」という教育目標が一
番に掲げられている学校を他に知りません。
多くの学校は「知・徳・体」つまり、確かな学力、
豊かな心、健やかな体、というようなことを目
標に掲げる場合が多いのです。また、「表現す
る子」という言葉が単に目標として掲げられて
いるだけでなく、しっかりと実践されてきていま
す。小山台小学校の学芸会は、関係者に高く
評価されています。4月の新入生歓迎会で、
早々に1学年1演目のプログラムを組むという
ことも、驚きでしたね。どこの学校でもできるこ
とではないと思います。
「表現する」ことの訓練は
主体的に生きる力に
実は「表現」というのは、私の専門領域なの
です。中学校文化連盟でもこうした研究を進め
てきました。表現するというのは文字通り自分
の考えを他者に伝えることですが、「表現す
る」事の訓練は、将来的に子供たちが自ら、主
体的に道を切り開いて行く力の獲得にもつな
がるものです。
◇ 小山台小学校の教育
小山台小学校の教育目標
小学校の教育目標 ◇
表現する子
表現する子
共に生きる子
行動する子
行動する子
保護者との歓談
2
小山台
〇〇号
★小学校時代はどんな子でしたか?★
Q あだ名は?
カンコちゃん(お友達からも先生からも。教師になってからも「カンコ先生」)
Q 将来の夢は?
学校の先生になる事(小学校1年の作文に、すでにそう書いていました)
Q どんな遊びをしてた?
ロウ石で地面にマルを描いて陣取りのようなこ
とを。あとは本を読むのが好きでした。
Q 一番の思い出は?
水泳大会で選手になった時お友達が「よく頑張ったね」と手紙をくれたことです。
Q 失敗は?
歩き方の問題なのか、何もないところでよく転ぶ子でした(笑)。
Q 好きな給食・苦手な給食は?
あげパンが好きでした。苦手なものは特になかったけれど、食べるのが遅くて、
一人残って食べさせられるのがつらかったかな。
み
の
目を開かされた英語教授法
相互に認め合う環境
相互に認め合う環境づくりを
環境づくりを
案
Q, 確かにそうですね。「表現する子」を育てる
ための実践とはどのようなことでしょう?
Q. 小山台小学校では英語教育にも力を入れて
いますが、どのようにご覧になっていますか。
A. 児童英語教育と第2言語習得の研究をなさっ
ているアレン玉井光江先生の授業は、論理的に
構築された素晴らしいプログラムです。私自身、中
学では英語を教えていましたので、「こんな教授法
があったのか」と目を開かされました。実際によく
授業を見学していますが、子供たちは1時間の授
業を終えると「疲れたー」といって出てきます。疲
れるほどに集中していて、でも楽しい、というのは
理想的な学びのあり方だと思います。
現在、小山台小学校で英語教育を受けた生徒た
ちの、中学校での英語の成績を追跡調査していま
すが、低学力と判断される生徒がいないのが現状
です。英語のストーリを丸ごと学ぶ小学校での授
業は、一見、中学から始まる英語教育への直接的
なつながりが見えにくいかもしれません。しかし、
アルファベットを習得しておくことと、分からない部
分があっても推測しながらくらいついていくという
経験は、中学英語の初歩で「つまづいてしまう」こ
とを回避できているのではないかと思います。英
語教育は小山台小学校の伝統として大切にして
いきたいと思っています。
A. 「表現する」力を身に付けるためにすること
は、まず「人の話を聞く」ことです。自分と違っ
た意見を持つ人の話に耳を傾けること、多様
な意見があることを知って、他者を認める態度
を身につけることが大切なのです。相手の意
見を尊重し、自分の意見も尊重される。「わ
かってもらえた」「受け止めてもらえた」という経
験はとても大切です。そうした、相互に認め合
う環境が土台にあってこそ、活発に表現ができ
るようになるのだと思います。
草
Q. 先生のご研究の領域と、小山台小学校で
の教育理念がぴったり合ったのですね。
A. そうですね。ありがたいことだと思います。
私が理想とする教育の実践を、受け入れてい
ただく土壌が、すでに小山台小学校の先生方
の中にあったわけです。「表現する」ことの大
切さを知ってくれているので、先生方全員がそ
の実践に積極的に取り組んでいけますし、実
践のクオリティーも高いです。
改めて、小山台小学校の良い所に、たくさん気づかせていただけたようなインタビューでした。
ありがとうございました。
3
み
の
草
案
み
の
草
案
み
の
草
案